ENAAGEC2010-P4
平成 22 年度
低炭素社会に向けた地下利用方策 に関する調査研究報告書
平成23年3月
財団法人 エンジニアリング振興協会 地 下 開 発 利 用 研 究 セ ン タ ー
この事業は、競輪の補助金を受けて実施したものです。
http://ringring-keirin.jp
序
本 報 告 書 は 、 財 団 法 人 J K A よ り 機 械 工 業 振 興 資 金 の 補 助 を 受 け 、 財 団 法 人 エ ン ジ ニ ア リ ン グ 振 興 協 会 地 下 開 発 利 用 研 究 セ ン タ ー( 研 究 企 画 委 員 会 )の 平 成 2 2 年 度 事 業 と し て 、 調 査 研 究 を 行 っ た 成 果 を 取 り ま と め た も の で あ り ま す 。
2 0 1 0 年 の 世 界 経 済 は 、 ゆ る や か な 回 復 基 調 に あ る も の の 、 米 国 で の 不 確 実 性 の 高 ま り や 欧 州 の 一 部 で の 信 用 不 安 を 受 け て 、 低 迷 が 長 引 く 結 果 と な り ま し た 。 我 が 国 に お い て も 、 歴 史 的 な 円 高 水 準 が 継 続 し て お り 、 日 中 の G D P が 逆 転 し 、 日 本 が 世 界 第 3 位 に な る な ど 、 厳 し い 状 況 が 続 い て い ま す 。
そ の 中 に あ っ て も 、 中 国 、 イ ン ド 、 ブ ラ ジ ル と い っ た 新 興 国 に お い て 力 強 い 成 長 が 見 ら れ 、 成 長 市 場 へ の 投 資 機 会 の 増 加 な ど 明 る い 兆 し も 見 え て い ま す 。
ま た 、 エ ネ ル ギ ー ・ 環 境 分 野 へ の 世 界 的 な 関 心 の 高 ま り か ら 、 環 境 配 慮 型 製 品 の 需 要 の 拡 大 や イ ン フ ラ 関 連 投 資 の 活 発 化 が 大 き な 話 題 と な る な ど 、 こ の 分 野 で の ビ ジ ネ ス チ ャ ン ス が 拡 大 し て い る こ と も 事 実 で す 。
こ の よ う に 、 世 界 環 境 が 変 化 す る 中 で 、 エ ン ジ ニ ア リ ン グ 業 界 は 社 会 に 対 す る 役 割 と 使 命 を 認 識 し 、 自 ら 進 む べ き 方 向 を 示 す 必 要 が あ り ま す 。 そ の た め に は 技 術 競 争 力 の 強 化 が ま す ま す 重 要 と な っ て い ま す 。
当 地 下 開 発 利 用 研 究 セ ン タ ー で は 、 創 設 以 来 、 研 究 企 画 委 員 会 を 設 置 し 、 今 日 的 な 社 会 的 諸 問 題 の 解 決 、 将 来 の 望 ま し い 社 会 シ ス テ ム の 構 築 等 に 資 す る こ と を 目 的 と し て 、 公 共 的 か つ 先 導 的 ・ 共 通 基 盤 的 な 課 題 等 に つ い て 幅 広 く 産 ・ 学 ・ 官 の 英 知 を 結 集 し て 新 技 術 ・ 各 種 シ ス テ ム に 関 す る 調 査 研 究 を 実 施 し て き ま し た 。
平 成 2 2 年 度 は 、 こ れ ま で の 成 果 の 蓄 積 等 を 踏 ま え な が ら 、「低 炭 素 社 会 に 向 け た 地 下 利 用 方 策 に 関 す る 調 査 研 究」 に 取 り 組 み ま し た 。 調 査 研 究 の 実 施 に あ た っ て は 、 地 下 開 発 利 用 研 究 セ ン タ ー の 研 究 企 画 委 員 会 の 下 で 、「 地 下 利 用 推 進 部 会 」の「 地 下 特 性 を 活 用 し た 地 下 施 設 の 技 術 基 準 等 に 関 す る 調 査 研 究 専 門 部 会 」、「 都 市 再 生 の た め の 地 下 利 用 に 関 す る 調 査 研 究 専 門 部 会 」、「 地 下 水 ・ 再 生 水 を 活 用 し た 地 下 利 用 に 関 す る 調 査 研 究 専 門 部 会 」、
「 大 深 度 地 下 道 路 の 適 用 性 に 関 す る 調 査 研 究 専 門 部 会 」 が 中 心 と な っ て 調 査 研 究 を 行 い 、 そ の 結 果 を 報 告 書 と し て 取 り ま と め ま し た 。
こ れ ら の 成 果 が わ が 国 エ ン ジ ニ ア リ ン グ 業 界 の 競 争 力 強 化 の た め に 多 少 と も 示 唆 、 指 針 を 与 え る こ と が で き れ ば 望 外 の 喜 び で あ り ま す 。
最 後 に 本 調 査 研 究 に ご 協 力 い た だ い た 関 係 各 位 に 対 し 心 か ら 謝 意 を 表 し ま す 。
平 成 2 3 年 3 月
財 団 法 人 エ ン ジ ニ ア リ ン グ 振 興 協 会 会 長 増 田 信 行
平 成 2 2 年 度
地 下 利 用 推 進 部 会 幹 事 会 名 簿
幹 事 長 八 田 敏 行 清 水 建 設 ㈱ 技 術 研 究 所 上 席 マ ネ ー ジ ャ ー ( 第 一 部 会 部 会 長 )
副 幹 事 長 平 野 孝 行 西 松 建 設 ㈱ 土 木 設 計 部 部 長 ( 第 三 部 会 部 会 長 )
幹 事 吉 永 剛 東 京 電 力 ㈱ 電 力 流 通 本 部 設 備 渉 外 ・調 整 グループ 副 長 ( 第 一 部 会 副 部 会 長 )
幹 事 田 中 幸 三 大 成 建 設 ㈱ 土 木 営 業 本 部 プ ロ ジ ェ ク ト 推 進 営 業 部 部 長
( 第 二 部 会 部 会 長 )
幹 事 峯 敏 雄 電 源 開 発 ㈱ 水 力 エ ン ジ ニ ア リ ン グ 部 上 席 課 長
( 第 二 部 会 副 部 会 長 )
幹 事 藤 川 富 夫 大 成 基 礎 設 計 ㈱ 技 術 研 究 所 所 長 ( 第 三 部 会 副 部 会 長 )
幹 事 高 村 圭 一 鉄 建 建 設 ㈱ エ ン ジ ニ ア リ ン グ 本 部 副 本 部 長 ( 第 四 部 会 部 会 長 )
幹 事 谷 利 信 明 鹿 島 建 設 ㈱ 土 木 管 理 本 部 土 木 技 術 部 部 長 ( 第 四 部 会 副 部 会 長 )
事 務 局 奥 村 忠 彦 (財)エンジニアリング振 興 協 会 地 下 開 発 利 用 研 究 センター 研 究 理 事 事 務 局 三 井 田 英 明 (財)エンジニアリング振 興 協 会 地 下 開 発 利 用 研 究 センター 研 究 主 幹
事 務 局 青 柳 教 之 (財)エンジニアリング振 興 協 会 地 下 開 発 利 用 研 究 センター 研 究 主 幹 事 務 局 佐 藤 一 浩 (財)エンジニアリング振 興 協 会 地 下 開 発 利 用 研 究 センター 研 究 主 幹 事 務 局 吉 澤 一 雄 (財)エンジニアリング振 興 協 会 地 下 開 発 利 用 研 究 センター 研 究 主 幹 事 務 局 和 田 弘 (財)エンジニアリング振 興 協 会 地 下 開 発 利 用 研 究 センター 研 究 主 幹 事 務 局 浅 沼 博 信 (財)エンジニアリング振 興 協 会 地 下 開 発 利 用 研 究 センター 主 任 研 究 員
前 事 務 局 太 神 敏 行 (財)エンジニアリング振 興 協 会 地 下 開 発 利 用 研 究 センター 研 究 主 幹 前 事 務 局 東 谷 謙 (財)エンジニアリング振 興 協 会 地 下 開 発 利 用 研 究 センター 主 任 研 究 員 前 事 務 局 加 藤 猛 士 (財)エンジニアリング振 興 協 会 地 下 開 発 利 用 研 究 センター 主 任 研 究 員
低炭素社会に向けた地下利用方策 に関する調査研究報告書
目 次
序
平 成 22 年 度 地 下 利 用 推 進 部 会 ・幹 事 会 名 簿
地 下 利 用 推 進 部 会 の 活 動 と 成 果···ⅰ
第 Ⅰ 部 地 下 特 性 を 活 用 し た 地 下 施 設 の 技 術 基 準 等 に 関 す る 調 査
平 成 22年 度 地 下 特 性 を 活 用 し た 地 下 施 設 の 技 術 基 準 等 に 関 す る 調 査 専 門 部 会
( 第 一 部 会 ) 委 員 名 簿
第 Ⅰ 部 地 下 特 性 を 活 用 し た 地 下 施 設 の 技 術 基 準 等 に 関 す る 調 査 目 次
第 1 章 調 査 経 緯 ··· Ⅰ - 1 1.1 調 査 方 針 ··· Ⅰ - 1 1.2 調 査 内 容 ··· Ⅰ - 1 1.3 調 査 状 況 ··· Ⅰ - 2 1.4 視 察 調 査 ··· Ⅰ - 4 第 2 章 調 査 成 果 ··· Ⅰ - 7 2.1 都 市 部 地 下 施 設 に か か わ る 法 令 ・ 技 術 基 準 に 関 す る 調 査 ··· Ⅰ - 7 2.2 地 下 貯 蔵 施 設 に か か わ る 法 令 ・ 技 術 基 準 等 に 関 す る 調 査 ··· Ⅰ - 52 第 3 章 調 査 の ま と め と 今 後 の 課 題 ··· Ⅰ - 63 3.1 調 査 の ま と め ··· Ⅰ - 63 3.2 今 後 の 課 題 ··· Ⅰ - 66 第 Ⅱ 部 都 市 再 生 の た め の 地 下 利 用 に 関 す る 調 査
平 成 22年 度 都 市 再 生 の た め の 地 下 利 用 に 関 す る 調 査 専 門 部 会
( 第 二 部 会 ) 委 員 名 簿
第 Ⅱ 部 都 市 再 生 の た め の 地 下 利 用 に 関 す る 調 査 目 次
第 1 章 調 査 経 緯 ··· Ⅱ - 1 1.1 調 査 方 針 ··· Ⅱ - 1 1.2 調 査 内 容 ··· Ⅱ - 1 1.3 調 査 状 況 ··· Ⅱ - 5 第 2 章 調 査 成 果 ··· Ⅱ - 11
2.1 集 約 型 都 市 開 発 の 地 下 空 間 利 用 調 査 ··· Ⅱ - 11 2.2 集 約 型 都 市 化 に 必 要 な 地 下 空 間 活 用 機 能 の 検 討 ··· Ⅱ - 36 2.3 未 利 用 エ ネ ル ギ ー の 活 用 に お け る 地 下 空 間 利 用 ··· Ⅱ - 73
第 3 章 調 査 の ま と め と 今 後 の 課 題 ··· Ⅱ - 93 3.1 調 査 の ま と め ··· Ⅱ - 93 3.2 今 後 の 課 題 ··· Ⅱ - 96 第 Ⅲ 部 地 下 水 ・ 再 生 水 を 活 用 し た 地 下 利 用 に 関 す る 調 査
平 成 22年 度 地 下 水 ・ 再 生 水 を 活 用 し た 地 下 利 用 に 関 す る 調 査 専 門 部 会
( 第 三 部 会 ) 委 員 名 簿
第 Ⅲ 部 地 下 水 ・ 再 生 水 を 活 用 し た 地 下 利 用 に 関 す る 調 査 目 次
第 1 章 調 査 経 緯 ··· Ⅲ - 1 1.1 調 査 方 針 ··· Ⅲ - 1 1.2 調 査 内 容 ··· Ⅲ - 1 1.3 調 査 状 況 ··· Ⅲ - 1 第 2 章 調 査 結 果 ··· Ⅲ - 5 2.1 地 下 水 を 用 い た 地 中 熱 利 用 の 動 向 ··· Ⅲ - 5 2.2 地 下 空 間 利 用 と 水 循 環/地 下 水 環 境 の 相 互 影 響 ··· Ⅲ - 32 第 3 章 調 査 の ま と め と 今 後 の 課 題··· Ⅲ - 49
3.1 調 査 の ま と め ··· Ⅲ - 49 3.2 今 後 の 課 題 ··· Ⅲ - 49 付 属 資 料 ··· Ⅲ - 51 第 Ⅳ 部 大 深 度 地 下 道 路 の 適 用 性 に 関 す る 調 査
平 成 22年 度 大 深 度 地 下 道 路 の 適 用 性 に 関 す る 調 査 専 門 部 会
( 第 四 部 会 ) 委 員 名 簿
第 Ⅳ 部 大 深 度 地 下 道 路 の 適 用 性 に 関 す る 調 査 目 次
第 1 章 調 査 経 緯 ··· Ⅳ - 1 1.1 調 査 方 針 ··· Ⅳ - 1 1.2 調 査 内 容 ··· Ⅳ - 1 1-3 調 査 状 況 ··· Ⅳ - 1 1.4 視 察 調 査 ··· Ⅳ - 2 第 2 章 調 査 成 果 ··· Ⅳ - 5 2.1 交 通 状 況 の 現 況 ··· Ⅳ - 5 2.2 道 路 整 備 計 画 の 現 状 ··· Ⅳ - 41 2.3 鉄 道 整 備 計 画 の 現 状 ··· Ⅳ - 65 2.4 そ の 他 関 連 施 策 の 現 状 ··· Ⅳ - 88 第 3 章 調 査 の ま と め と 今 後 の 課 題 ··· Ⅳ -115
3.1 調 査 の ま と め ··· Ⅳ -115 3.2 今 後 の 課 題 ··· Ⅳ -115
地下利用推進部会の活動と成果
1. 部会活動の基本目的
今後の世界と我が国の産業のありようを考えた場合、地球環境の保全と人間社会の持続 性を確保しつつ経済成長を同時に確保するサステナブル社会の実現、我が国の国際貢献も 含めた新しい産業社会の実現が求められている。
都市部における有効な地下利用促進による低炭素社会実現への貢献は大きく、着実に進 められつつあるが、技術面での課題や経済性の制約により十分とは言えない現状である。
地下利用推進のための課題を検討し、推進のための具体的な方策やニーズに結びついた 提案には大きな期待が寄せられている。
地下利用推進部会は、財団法人エンジニアリング振興協会地下開発利用研究センターの 事業の一環として、以下のことを目的として活動を行なっている。
①新しい地下利用の形態やニーズを探索する。
②参加企業の技術ポンテシャルの向上を図る。
③調査研究活動のより一層の活性化を図る。
④地下開発利用の積極的な普及を図る。
⑤地下利用に関する技術開発テーマ、政策テーマの発掘と提案に努める。
2.部会の構成と調査研究内容
1) 幹事会
部会の企画・運営と各専門部会間の計画・実施・進捗状況等の情報交換および専門部会 共通の事項にかかわる連絡・調整等を実施する。また、将来の調査方向の提案を行う。
2) 地下特性を活用した地下施設の技術基準等に関する調査
<地下特性を活用した地下施設の技術基準等に関する調査研究専門部会
(第一部会)担当>
恒温恒湿、騒音がないなどの地下特性を活用した地下施設を建設する場合に適用する技 術基準等に関して調査し、わが国に適した技術基準等の提案をし、地下施設の活用を増大 させることを目的に調査研究を行う。
3) 都市再生のための地下利用に関する調査
<都市再生のための地下利用に関する調査研究専門部会(第二部会)担当>
集約型都市へ再生する場合に、地下の優位性を活用して地下施設(商店街・地下駐車場・
地下通路・物流施設等)を建設する方策、防災・環境影響等について検討し、モデル地区を 設定して具体的に検討し、地下利用について提言する調査研究を行う。
4) 地下水・再生水を活用した地下利用に関する調査
<地下水・再生水を活用した地下利用に関する調査研究専門部会(第三部会)担当>
地下水、雨水、再生水などを有効に活用して、防災のみならず、生活・業務などに活用
して低炭素社会を実現する方策について調査し、具体的な提言をまとめる調査研究を行う。
5) 大深度地下道路の適用性に関する調査
<大深度地下道路の適用性に関する調査研究専門部会(第四部会)担当>
道路の地下化の適用性について、その事業性、構築技術、防災対策(洪水・トンネル火災・
地震等)を含む維持管理手法等の観点について調査研究を行い、提言を行う。
3.成果概要
3.1 地下特性を活用した地下施設の技術基準等に関する調査
<地下特性を活用した地下施設の技術基準等に関する調査研究専門部会
(第一部会)担当>
平成 22 年度は、地下施設全般の技術基準の制定状況を把握するため、各調査委員が知 見や経験のある地下施設について、関係する技術基準の調査を実施した。その結果、原油 や LPG 等の貯蔵施設については技術基準制定時の記録が残っていること、地下通路や地 下街等の都市部地下施設については地下施設毎に様々な技術基準があることが判明した。
そこで、都市部に整備される代表的な地下施設について関連する法令・技術基準等を調査 するとともに、地下貯蔵施設にかかわる法令・技術基準等について制改定経緯を含め詳細 に調査することとした。
1) 都市部地下施設に係る法令・技術基準等に関する調査
今回の調査研究では、都市部に整備される 10 の地下施設を対象に、安全・防災・避難 に関する法令・技術基準等における記載を抽出・整理した。その結果、都市部に整備され る地下施設については、おおむね施設の定義が明確で、安全・防災・避難等に関する技術 基準が定められているが、一部の地下施設に対しては、技術基準が整備されておらず、法 令上の定義が明確でないものもあることが判明した。今後、地下空間施設の整備を推進す るためには、立体道路制度や立体公園制度等の既存制度を活用して一体的に整備すべき複 合施設のアイデアを具体化し、その整備に必要となる法令や技術基準の制・改定を検討す ることが有効と思われる。
2) 地下貯蔵施設にかかわる法令・技術基準等に関する調査
今回の調査研究では、国内の燃料備蓄基地に係る法令・技術基準に関する調査を行った。
本年度、石油地下備蓄基地にかかわる法整備の経緯、対象施設にかかわる技術基準を整理 し、地下石油貯蔵施設特有の事項を抽出した。
3.2 都市再生のための地下利用に関する調査
<都市再生のための地下利用に関する調査研究専門部会(第二部会)担当>
平成21年新国家成長戦略が閣議決定され、国家の都市計画ビジョンが「事業実施のた めの市街地形成」政策から「企画して、つくり、運営する市街地形成」へ大きく舵を切ら
れた。すなわちクルマ社会を軸にして推し進められた「遠・高・狭」の拡散した街から、
公共交通を主軸とした集約型都市形成への政策変更である。
当部会では集約型都市化はどのような形態を目的形としているのか、を模索しながら集 約型都市における地下空間の優位性・利便性を調査した。そのためデータ整理と集約型都
市化に必要な地下空間のあり方と若干のずれが生じた。
また集約型都市への移行の上位方針は、交通形態・人口流動・歩道者流動・投資環境・
企業誘致環境などの状況・状態を計画的に運営することを街づくりの基盤に取り上げてい るため、面的な検討・整理が不可避であり、地下空間利用に特化することは、今後の課題 である。
調査成果内容は、
1) 都 心 で 行わ れ て い る 再 開 発 事 業に つ い て ① 交 通 結 節 点と 再 構 築 ビ ル と の 接 合手 法 ② 再 構築ビルに伴う駅周辺(民地利用・民民接合・官地利用・官民接合)の再生動向③交通結
節点を中心とした地下空間利用計画④再構築ビルの地下空間利用状況を調査した。
2) 集約型都市化に必要と思われる地下空間利用を、過去のエンジニアリング振興協会の報 告 書 、 土 木学 会 地 下 空 間 シ ン ポ ジウ ム 論 文 ・ 報 告 集 よ り① 交 通 結 節 点 と し て の必 要 な 道 路・交通機能のあり方②集約型都市に必要な付帯サービス機能③既存ストックとの連結お よび既存ストック再利用について分類別に抽出・整理したうえで、①品川駅・東京駅・新 宿駅・横浜駅についての現状と課題を整理し、集約型都市に必要なテーマを記述、②安全 安心のための防災機能・人が自由に移動するための機能の2テーマから集約型都市に導入 すべき機能を調査、③クルマ社会からの脱却をテーマに駐車場のあり方、駐輪場のあり方、
荷捌き・物流のあり方を整理し、既存ストックとの連結によるネットワークの必要性と地 下空間の脱駐車場後の利用を調査した。
3) 未利用エネルギーの活用における地下空間利用を、①未利用エネルギー、再生エネルギ ーの開発状況と課題②エネルギーの面的共同利用の2テーマから調査し、①今後利用可能 なエネルギー源の整理②エネルギー源の共同利用のあり方と課題を調査した。
以上の機能別調査を基に、次年度の集約型モデル地区に展開していきたい。
3.3 地下水・再生水を活用した地下利用に関する調査
<地下水・再生水を活用した地下利用に関する調査研究専門部会(第三部会)
担当>
都市域では揚水規制の実施後急速に地下水位が回復・上昇し構造物の浮き上がり現象等 の問題が発生してきている。一方で、低炭素社会に向けて地下水の打ち水利用等ヒートア イランド対策への活用なども試みられつつある。このような状況下にあって、地下水や再 生水を新たな水資源として捉え、多様な利活用を検討することは将来の低炭素・省エネル ギー社会の実現に向けて意義があると考えられる。
地下水を利用する利点については、①水質が良好なこと、②恒温性があり主に低温であ ること、③慣行水利権などの制限がないこと、④取水費用が低廉であること、⑤平野部で は比較的手軽に利用可能であることがあげられる。
このような背景から、本調査研究においては、地下水および再生水などを有効活用して 低炭素・省エネルギー社会を実現する方策について具体的な提言をまとめることを目的と している。そのために、地下水および再生水などを主に熱資源という観点から有効活用し て低炭素・省エネルギー社会を実現する方策と、今後都市域での地下水・再生水利用等の ための地下利用が増えることによる様々な水循環系・地下水環境に及ぼす影響とについて、
提言に向けた基盤資料とすべく、事例収集・調査を実施する事とした。
前者については、近年のヒートポンプ技術の向上などにより、多方面において地中熱利 用などの未利用エネルギー活用が進展してきている。しかし、これらの場合、費用対効果 の見通しと生態系を含めた地中に与える影響が問題である。そこで、国内外の事例調査を 中心に地中熱、特に地下水を利用した地中熱利用の現状を明らかにし、地下水及び地下地 盤を未利用熱資源として活用する可能性を模索した。
また、後者については、地下水位や地下水量の変化と、地下水温や地下水質の変化の二 つの課題が想定される。ところが、地下水温や地下水質の変化については、既往調査事例 が比較的少数にとどまることもあって、影響そのものの具体的な発現形態について未だ十 分な理解が進んでいない段階にある。そのため、今後の新たな地下空間利用を含めた地下 利用に当たっては、水循環系・地下水環境に及ぼす影響に関して最新の知見に基づいた検 討を進めていく必要があると考え、過去の類似事例に関する情報からそれらの影響を把握 する試みを行った。
3.4 大深度地下道路の適用性に関する調査
<大深度地下道路の適用性に関する調査研究専門部会(第四部会)担当>
首都圏における幹線道路(自動車専用道路)は、東京オリンピックを契機に整備・構築 されたものであり、多くの路線での予想を上回る交通量、車両の大型化の下で、40年を超 える時間が経過し、その更新についても検討されるべき時期にきている。
また、急激な都市化の中で、計画された交通ネットワークの未整備、新たな路線の整備
(ミッシングリンクの解消)等の問題も顕在化してきている。このような問題点を解決す るための交通ネットワークの再整備は、自動車交通の円滑化(渋滞緩和)、走行距離の短 縮(速達性)等の観点から、CO2の削減に寄与できるものと考えられる。
加えて、低炭素社会に向けた都市部幹線道路の更新・整備では、用地取得に関して困難 を有する地上道路に対して、地下道路の活用に期待がよせられている。
上記のような背景の下、大深度地下利用を含む地下道路の事業性、構築技術、防災対策
(洪水、トンネル火災、地震等)を含む維持管理方法等につき調査研究、提言を行うもの であるが、平成 22 年度においては、地下道路の適用性についての調査研究を行うために 必要となる基本データを作成した。平成 22 年度の成果である基本データの概要は、以下 に示す通りである。
1) 交通状況の現況
道路交通センサス(平成 17年度実施)等に基づいて、首都圏の道路における交通渋滞 状況を把握するとともに、首都圏道路および東京特別区内道路の現況を調査し、渋滞・混 雑状況などの首都圏道路の課題をまとめた。
2) 道路整備計画の現況および今後の展望
国土計画に関する政策、首都圏における道路整備計画、民間団体による道路計画の提言 を調査し、今後の道路整備計画の展望について考察した。
3) 鉄道整備計画の現況および道路計画における鉄道計画のかかわり
運輸政策審議会答申第 18 号に基づく東京圏における鉄道ネットワークの整備計画概要
とその実施状況、地方自治体および民間団体の鉄道整備計画にかかわる提言、交通結節点 整備計画の概要とその実施状況を調査し、道路計画における鉄道計画のかかわりについて 考察した。
4) 交通関連施策の概要および地下利用との関係
モーダルシフト、パークアンドライド、コンパクトシティ、道路空間のオープン化とい った交通関連施策の概要、実施例、課題を調査し、地下利用との関連性について考察した。
4.幹事会活動経過
回 開催日 主要議事事項
第 1回 H.22.6.11 ・各専門部会の今年度の計画について
・幹事会の進め方について
第 2回 H.22.8.2 ・各専門部会の活動方針・調査方法等について
・平成 23年度の新テーマについて
第 3回 H.22.10.4 ・各専門部会の進捗状況報告
第 4回 H.22.12.6 ・各専門部会の進捗状況報告
・各部会の報告書作成スケジュールの確認
第 5回 H.23.1.27 ・各専門部会の進捗状況報告
・報告書の様式の確認、統一
・各部会の報告書作成スケジュールの確認
第 6回 H.23.3.3 ・最終調査研究報告書の読み合わせ
・平成 23年度のテーマ確認とスケジュールについて
第Ⅰ部 地下特性を活用した地下施設の
技術基準等に関する調査
平 成 2 2 年 度
地 下 特 性 を 活 用 し た 地 下 施 設 の 技 術 基 準 等 に 関 す る 調 査 専 門 部 会
( 第 一 部 会 ) 委 員 名 簿
部 会 長 八 田 敏 行 清 水 建 設 ㈱ 技 術 研 究 所 上 席 マ ネ ー ジ ャ ー
副 部 会 長 吉 永 剛 東 京 電 力 ㈱ 電 力 流 通 本 部 設 備 渉 外 ・ 調 整 グループ 副 長 委 員 木 村 育 正 ㈱ 技 研 製 作 所 工 法 事 業 部 工 法 推 進 課 リ ー ダ ー 課 長 委 員 領 家 邦 泰 大 成 建 設 ㈱ 土 木 本 部 土 木 技 術 部 ト ン ネ ル 技 術 室 参 与 委 員 加 藤 雅 史 千 代 田 化 工 建 設 ㈱ ガ ス ・貯 蔵 シ ス テ ム プ ロ ジ ェ ク ト 部
プ ロ ジ ェ ク ト マ ネ ー ジ ャ ー
委 員 常 見 徹 千 代 田 化 工 建 設 ㈱ ガ ス ・ 貯 蔵 シ ス テ ム プ ロ ジ ェ ク ト 部 委 員 高 倉 望 東 急 建 設 ㈱ 土 木 総 本 部 土 木 技 術 部
地 盤 ・ 基 礎 グ ル ー プ 課 長
委 員 廣 岡 知 日 鉱 探 開 ㈱ 開 発 事 業 部 開 発 部 技 師 長 委 員 中 森 純 一 郎 三 井 住 友 建 設 ㈱ 技 術 研 究 開 発 本 部
技 術 企 画 部 技 術 管 理 ・ 知 財 グ ル ー プ 長 事 務 局 三 井 田 英 明 (財)エ ン ジ ニ ア リ ン グ 振 興 協 会
地 下 開 発 利 用 研 究 セ ン タ ー 技 術 開 発 第 一 部 研 究 主 幹
第Ⅰ部 地下特性を活用した地下施設の 技術基準等に関する調査
目 次
第 1 章 調 査 経 緯··· Ⅰ - 1 1.1 調 査 方 針 ··· Ⅰ - 1 1.2 調 査 内 容 ··· Ⅰ - 1 1.2.1 都 市 部 地 下 施 設 に か か わ る 法 令 ・ 技 術 基 準 等 に 関 す る 調 査 ··· Ⅰ - 1 1.2.2 地 下 貯 蔵 施 設 に か か わ る 法 令 ・ 技 術 基 準 等 に 関 す る 調 査 ··· Ⅰ - 1 1.3 調 査 状 況 ··· Ⅰ - 2
1.3.1 調 査 体 制 ··· Ⅰ - 2 1.3.2 会 議 記 録 ··· Ⅰ - 3 1.4 視 察 調 査 ··· Ⅰ - 4
1.4.1 会 議 記 録 ··· Ⅰ - 4
第 2 章 調 査 成 果 ··· Ⅰ - 7 2.1 都 市 部 地 下 施 設 に か か わ る 法 令 ・ 技 術 基 準 等 に 関 す る 調 査 ··· Ⅰ - 7
2.1.1 地 下 施 設 に か か わ る 法 令 と 技 術 基 準 の 関 連 性 ··· Ⅰ - 8 2.1.2 調 査 対 象 と す る 地 下 施 設 の 抽 出 ··· Ⅰ -14 2.1.3 地 下 施 設 に か か わ る 法 令 ・ 技 術 基 準 等 の 調 査 ··· Ⅰ -16 2.2 地 下 貯 蔵 施 設 に か か わ る 法 令 ・ 技 術 基 準 等 に 関 す る 調 査 ··· Ⅰ -52 2.2.1 地 下 貯 蔵 施 設 に か か わ る 法 令 と 技 術 基 準 の 位 置 づ け ··· Ⅰ -52 2.2.2 調 査 対 象 と す る 地 下 貯 蔵 施 設 ··· Ⅰ -54 2.2.3 地 下 貯 蔵 施 設 に か か わ る 法 令 ・ 技 術 基 準 等 4 の 収 集 ・ 整 理 ··· Ⅰ -57
第 3 章 調 査 の ま と め と 今 後 の 課 題 ···Ⅰ -63 3.1 調 査 の ま と め ··· Ⅰ -63
3.1.1 都 市 部 地 下 施 設 に か か わ る 法 令 ・ 技 術 基 準 等 に 関 す る 調 査 の ま と め ··· Ⅰ -63 3.1.2 地 下 貯 蔵 施 設 に か か わ る 法 令 ・ 技 術 基 準 等 に 関 す る 調 査 の ま と め ··· Ⅰ -65 3.2 今 後 の 課 題 ··· Ⅰ -66
3.2.1 都 市 部 地 下 施 設 に か か わ る 法 令 ・ 技 術 基 準 等 に 関 す る 今 後 の 課 題 ···· Ⅰ -66 3.2.2 地 下 貯 蔵 施 設 に か か わ る 法 令 ・ 技 術 基 準 等 に 関 す る 今 後 の 課 題 ··· Ⅰ -67
第1章 調査経緯
1.1 調 査 方 針
低 炭 素 社 会 を 目 指 し て 地 下 施 設 の 利 活 用 が 多 く の 主 体 に よ り 検 討 さ れ て い る が 、 そ れ を 実 現 す る た め の 技 術 基 準 の 整 備 は 十 分 で は な い 。 平 成22年 度 は 、 地 下 施 設 を 建 設 ・ 運 用 す る 場 合 に 適 用 さ れ る 法 令 ・ 技 術 基 準 等 を 整 理 し 、 地 下 特 性 を 活 用 し た 地 下 利 用 を 実 現 す る た め の 方 策 に つ い て 検 討 す る こ と と し た 。
1.2 調 査 内 容
平 成 22 年 度 は 、 地 下 施 設 全 般 の 技 術 基 準 の 制 定 状 況 を 把 握 す る た め 、 各 調 査 委 員 が 知 見 や 経 験 の あ る 地 下 施 設 に つ い て 、 関 係 す る 技 術 基 準 の 調 査 を 実 施 し た 。 そ の 結 果 、 原 油 や LPG 等 の 貯 蔵 施 設 に つ い て は 技 術 基 準 制 定 時 の 記 録 が 残 っ て い る こ と 、 地 下 通 路 や 地 下 街 等 の 都 市 部 地 下 施 設 に つ い て は 地 下 施 設 毎 に 様 々 な 技 術 基 準 が あ る こ と が 判 明 し た 。 そ こ で 、 都 市 部 に 整 備 さ れ る 代 表 的 な 地 下 施 設 に つ い て 関 連 す る 法 令 ・ 技 術 基 準 等 を 調 査 す る と と も に 、 地 下 貯 蔵 施 設 に か か わ る 法 令 ・ 技 術 基 準 等 に つ い て 制 改 定 経 緯 を 含 め 詳 細 に 調 査 す る こ と と し た 。
1.2.1 都 市 部 地 下 施 設 に か か わ る 法 令 ・ 技 術 基 準 等 に 関 す る 調 査
今 回 の 調 査 研 究 で は 、 都 市 部 に 整 備 さ れ る 10 の 地 下 施 設 を 対 象 に 、 安 全 ・ 防 災 ・ 避 難 に 関 す る 法 令 ・ 技 術 基 準 等 に お け る 記 載 を 抽 出 ・ 整 理 し た 。 そ の 結 果 、 都 市 部 に 整 備 さ れ る 地 下 施 設 に つ い て は 、 概 ね 施 設 の 定 義 が 明 確 で 、 安 全 ・ 防 災 ・ 避 難 等 に 関 す る 技 術 基 準 が 定 め ら れ て い る が 、 一 部 の 地 下 施 設 に 対 し て は 、 技 術 基 準 が 整 備 さ れ て お ら ず 、 法 令 上 の 定 義 が 明 確 で な い も の も あ る こ と が 判 明 し た 。 今 後 、 地 下 空 間 施 設 の 整 備 を 推 進 す る た め に は 、 立 体 道 路 制 度 や 立 体 公 園 制 度 等 の 既 存 制 度 を 活 用 し て 一 体 的 に 整 備 す べ き 複 合 施 設 の ア イ デ ア を 具 体 化 し 、 そ の 整 備 に 必 要 と な る 法 令 や 技 術 基 準 の 制 ・ 改 定 を 検 討 す る こ と が 有 効 と 思 わ れ る 。
1.2.2 地 下 貯 蔵 施 設 に か か わ る 法 令 ・ 技 術 基 準 等 に 関 す る 調 査
今 回 の 調 査 研 究 で は 、 国 内 の 燃 料 備 蓄 基 地 に か か わ る 法 令 ・ 技 術 基 準 に 関 す る 調 査 を 行 っ た 。 本 年 度 、 石 油 地 下 備 蓄 基 地 に か か わ る 法 整 備 の 経 緯 、 対 象 施 設 に 関 わ る 技 術 基 準 を 整 理 し 、 地 下 石 油 貯 蔵 施 設 特 有 の 事 項 を 抽 出 し た 。
1.3 調 査 状 況
1.3.1 調 査 体 制
平 成 22年 度 の 調 査 体 制 は 、表 1.3.1の と お り で あ る 。
表 1.3.1 地 下 特 性 を 活 用 し た 地 下 施 設 の 技 術 基 準 等 に 関 す る 調 査 研 究 専 門 部 会
担 当 内 容 メ ン バ ー 氏 名 所 属
GL 吉 永 剛 東 京 電 力 ㈱
都 市 部 施 設 施 設
( 第 1WG) 木 村 育 正
領 家 邦 泰 高 倉 望 中 森 純 一 郎
㈱ 技 研 製 作 所 大 成 建 設 ㈱ 東 急 建 設 ㈱ 三 井 住 友 建 設 ㈱
GL 廣 岡 知 日 鉱 探 開 ㈱
貯 蔵 施 設
( 第 2WG) 八 田 敏 行
加 藤 雅 史 常 見 徹
清 水 建 設 ㈱
千 代 田 化 工 建 設 ㈱ 千 代 田 化 工 建 設 ㈱ GL:グ ル ー プ リ ー ダ ー
1.3.2 会 議 記 録
当 専 門 部 会 の 全 体 会 議 開 催 記 録 ・ 主 要 議 事 を表 1.3.2に 示 す 。
表 1.3.2 地 下 特 性 を 活 用 し た 地 下 施 設 の 技 術 基 準 等 に 関 す る 調 査 研 究 専 門 部 会 全 体 会 議 記 録
回 開 催 日 主 要 議 事
第 1 回 H.22.6.8 ・ 本 年 の 調 査 研 究 の 進 め 方 に つ い て の 議 論 。
・ 今 回 の 意 見 を 取 り ま と め て 、 次 回 の 部 会 に て 活 動 方 針 と 進 め 方 を 議 論 す る こ と と し た 。
第 2 回 H.22.7.5 ・ 部 会 の 進 め 方 に つ い て の 意 見 交 換 。
・ 検 討 対 象 を 都 市 部 施 設 と 貯 蔵 施 設 に 分 け 、2 つ の WGに 分 か れ て 活 動 し て い く こ と が 決 定 さ れ た 。
第 3 回 H.22.8.30 ・第 1WG は 調 査 対 象 を 絞 っ た 上 で 、各 自 分 担 し て 調 査 を 進 め る 。
・第 2WGは LPG 備 蓄 お よ び 原 油 備 蓄 に 関 す る 事 例 を 基 に 、基 準 類 を 調 査 す る 。
第 4 回 H.22.11.4 ・ 第 1WG は 、 調 査 対 象 と し た 各 地 下 施 設 の 安 全 ・ 防 災 に か か わ る 関 係 法 令 ・ 技 術 基 準 等 に つ い て 、 さ ら に 調 査 を 深 掘 り す る 。
・ 第 2WG は 原 油 備 蓄 の 関 係 法 令 ・ 技 術 基 準 等 に つ い て 、 引 き 続 き 調 査 す る 。
第 5 回 H.23.1.19 ・ 一 次 原 稿 の 読 み 合 わ せ を 実 施 。
・ 加 筆 修 正 に つ い て 議 論 。
第 6 回 H.23.2.8 ・ 最 終 原 稿 の 読 み 合 わ せ を 実 施 。
1.4 視 察 調 査
地 下 特 性 を 活 用 し た 新 た な 地 下 利 活 用 方 法 の 可 能 性 を 探 る た め の 情 報 を 収 集 す る こ と を 目 的 と し て 、 立 体 都 市 公 園 制 度 を 活 用 し て 整 備 さ れ た ア メ リ カ 山 公 園 に 対 し て 視 察 調 査 を 行 っ た 。 本 公 園 は 平 成21年 に 一 部 開 園 し て お り 、 公 園 自 体 は 地 上 部 で あ る が 、 公 園 下 部 の 駅 舎 は 地 下 を 利 用 し て い る 。
1.4.1 ア メ リ カ 山 公 園 ( 横 浜 市 )
視 察 を 行 っ た ア メ リ カ 山 公 園 の 概 要 は 、 下 記 の と お り で あ る 。
① 所 在 地 : 横 浜 市 中 区 山 手 町 97番 地 1
② 公 園 種 別 : 風 致 公 園
③ 公 園 面 積 : 全 体 5,520m2( 園 地 部 分 4,630m2、 駅 舎 敷 地 部 分 890m2)
④ 建 築 面 積 :1,154m2
⑤ 延 べ 床 面 積 :3,954m2( う ち 便 益 施 設 3 階 887m2、 4 階 837m2、 計 1,724m2)
⑥ 開 園 時 間 : 午 前 6 時 ~ 午 後 11時
ア メ リ カ 山 公 園 は 、 横 浜 市 を 代 表 す る 観 光 地 で あ る 「 港 の 見 え る 丘 公 園 」 や 「 外 国 人 墓 地 」、「 山 手 西 洋 館 」 な ど の あ る 山 手 地 区 と 、 独 自 の ブ ラ ン ド を 多 く 展 開 す る 商 店 街 の あ る 元 町 地 区 と を 結 ぶ 場 所 に 位 置 し て い る 。し か し 、こ の 両 地 区 の 間 に は 、約 18mの 高 低 差 が あ る た め 、 歩 行 者 動 線 計 画 上 の 課 題 と な っ て い た 。
そ こ で 、平 成16年 の 都 市 公 園 法 の 改 正 に よ り 創 出 さ れ た 立 体 都 市 公 園 制 度 を 活 用 し て 、 み な と み ら い 線 「 元 町 ・ 中 華 街 駅 」 駅 舎 部 の 上 部 空 間 と 、 隣 接 す る 公 園 用 地 を 公 園 と し て 一 体 的 に 整 備 し 、 都 心 部 の 緑 地 と オ ー プ ン ス ペ ー ス を 確 保 す る と と も に 、 エ ス カ レ ー タ ー と エ レ ベ ー タ ー に よ る バ リ ア フ リ ー 化 や 飲 食 店 や 物 販 店 な ど の 便 益 施 設 の 設 置 な ど 、 両 地 区 を 結 ぶ 歩 行 者 動 線 の 確 保 と 利 便 性 の 向 上 、 元 町 ・ 山 手 地 区 の 活 性 化 を 図 る こ と を 目 的 と し て 整 備 が 行 わ れ た 。
本 公 園 は 全 国 初 か つ 現 時 点 で 唯 一 の 立 体 都 市 公 園 で あ る 。公 園 と し て 整 備 さ れ た 建 物 部 分 は 建 築 基 準 法 お よ び 消 防 法 に よ る 確 認 が 行 わ れ て い る 。
本 事 例 の よ う に 、立 体 公 園 制 度 の 活 用 に よ り 公 園 地 下 空 間 を 利 用 す る こ と が 可 能 と な る 。
図 1.4.1-1 ア メ リ カ 山 公 園 ( 左 : 園 地 部 分 、 右 : 建 物 部 分 )
図 1.4.1-2 ア メ リ カ 山 公 園 ( 上 : 全 体 写 真 、 下 : 断 面 イ メ ー ジ ) 資 料 提 供 : 横 浜 市 環 境 創 造 局 公 園 緑 地 整 備 課
第2章 調査成果
2.1 都 市 部 地 下 施 設 に か か わ る 法 令 ・ 技 術 基 準 等 に 関 す る 調 査
( 財 ) エ ン ジ ニ ア リ ン グ 振 興 協 会 の 「 平 成 20 年 度 エ コ ・ ヒ ュ ー マ ン ・ エ ン ジ ニ ア リ ン グ に 関 す る 調 査 報 告 書 第 5 分 冊 < 地 下 空 間 関 連 分 野 > 」 に よ る と 、 地 下 空 間 利 用 施 設 は 、 生 活 基 盤 施 設 、 交 通 ・ 商 業 関 連 施 設 、 エ ネ ル ギ ー 関 連 施 設 、 治 水 関 連 施 設 、 そ の 他 の 施 設 に 大 別 す る こ と が で き る 。(図 2.1-1 参 照 )
生 活 基 盤 施 設 と は 、 上 水 道 、 下 水 道 、 変 電 所 等 の 都 市 生 活 を 支 え る 施 設 で あ り 、 主 と し て 都 市 部 に 整 備 さ れ る 。 交 通 ・ 商 業 関 連 施 設 と は 、 地 下 街 、 地 下 道 、 駐 車 場 等 の 都 市 生 活 の 利 便 性 を 向 上 さ せ る 施 設 で あ り 、 主 と し て 都 市 部 に 整 備 さ れ る 。 エ ネ ル ギ ー 関 連 施 設 と は 、発 電 所 、LPG 貯 蔵 施 設 、放 射 性 廃 棄 物 処 分 場 等 の 都 市 部 で 大 量 に 消 費 さ れ る エ ネ ル ギ ー を 製 造 ・ 貯 蔵 す る 施 設 で あ り 、 主 と し て 都 市 部 以 外 に 整 備 さ れ る 。 治 水 関 連 施 設 と は 、 調 整 池 、 放 水 路 等 の 集 中 豪 雨 や 台 風 に よ る 水 害 か ら 住 民 を 守 る 施 設 で あ り 、 主 と し て 都 市 部 に 整 備 さ れ る 。 そ の 他 の 施 設 に は 、 図 書 館 、 オ フ ィ ス 、 精 密 部 品 製 造 工 場 、 実 験 施 設 等 が あ り 、 都 市 部 に も 都 市 部 以 外 に も 整 備 さ れ る 。
本 節 で は 、 低 炭 素 型 都 市 の 実 現 に 向 け 、 都 市 部 に 整 備 さ れ る 地 下 施 設 に か か わ る 法 令 ・ 技 術 基 準 等 に つ い て 調 査 を 行 う 。 な お 、 本 調 査 に お い て 、 法 令 と は 、 法 律 、 条 例 、 政 令 、 省 庁 府 令 、行 政 規 則 等 、技 術 基 準 等 と は 、技 術 基 準( 省 令 で 定 め る も の を 含 む )、技 術 基 準 の 解 釈 例 、 通 達 、 指 針 、 要 綱 、 要 領 等 を 指 す も の と す る 。
施設区分 地下空間利用施設名 施設区分 地下空間利用施設名
上水道 治水関連施設 調整池・放水路
浄水場 図書館
下水道 美術館
リサイクルセンター 観光施設
下水処理場 大学施設
変電所 スポーツ施設
熱供給施設 コンサートホール
スタジオ 病院
共同溝 埋葬施設
地中送電線 オフィス
地下街 住居
歩行者専用地下道 倉庫
駐車場・駐輪場 シェルター
地下鉄 灌漑用水路
道路トンネル 化学肥料・火薬製造
鉄道トンネル 精密部品製造工場
発電所 実験施設
地熱発電所 粒子加速器
原子力発電所 軍事用火薬庫
LPG貯蔵施設 軍事用貯油槽
LNG貯蔵施設 貯蔵所(食糧)
廃棄物輸送パイプライン 石油備蓄
CO2貯蔵
圧縮空気エネルギー貯蔵 原子燃料サイクル施設 製油所
放射性廃棄物処分場 エネルギー関連施設
生活基盤施設
交通・商業関連施設
その他の施設
図 2.1-1 地 下 空 間 利 用 施 設 の 分 類
( 出 典 :( 財 )エ ン ジ ニ ア リ ン グ 振 興 協 会 平 成 20年 度 エ コ ・ヒ ュ ー マ ン ・ エ ン ジ ニ ア リ ン グ に 関 す る 調 査 報 告 書 第 5 分 冊 < 地 下 空 間 関 連 分 野 > )
2.1.1 地 下 施 設 に か か わ る 法 令 と 技 術 基 準 等 の 関 連 性
地 下 開 発 に 関 連 す る 現 行 法 令 と し て は 、 基 本 法 令 と し て 、 民 法 に よ る 土 地 所 有 権 、 地 上 権 、 区 分 地 上 権 の 規 定 の ほ か に 、 公 共 用 地 の 取 得 に 伴 う 補 償 基 準 、 公 物 地 下 の 占 用 許 可 の 法 令 が あ る 。 こ れ ら の 基 本 法 令 に 加 え て 、 地 下 構 造 物 の 建 設 事 業 の 施 行 、 地 下 構 造 物 の 安 全 確 保 及 び 土 地 規 制 の 三 つ の 分 野 に お い て 、 諸 法 令 が 整 備 さ れ て い る 。 地 下 開 発 の 関 連 体 系 を図 2.1.1-1に 示 す 。
事業施行に関する法令 安全に関する法令 土地の規制に関する法令
・建築基準法
・鉄道事業法
・鉄道営業法
・軌道法
・道路法
・駐車場法
・自動車ターミナル法
・共同溝の整備等に関する特別措 置法
・電線共同溝の整備等に関する特 別措置法
・高齢者、障害者等の移動等の円 滑化の促進に関する法律
・電気事業法
・電気通信事業法
・ガス事業法
・熱供給事業法
・石油パイプライン事業法
・水道法
・下水道法
・河川法
(工事中の安全確保)
・建築基準法
・道路交通法
・道路法
・労働安全衛生法
(災害時の安全確保)
・消防法
・石油コンビナート等災害防止法
・大規模地震対策特別措置法
・水防法
・河川法
・道路法
・海岸法
・港湾法
・都市計画法
・景観法
・大深度地下の公共的使用に関す る特別措置法
・農地法
・公共水面埋立法
・森林法
・自然環境保全法
・自然公園法
・文化財保護法
・砂防法
・地すべり等防止法
・急傾斜地の崩壊による災害の防 止に関する法律
基本法令
民法(土地所有権、地上権、区分地上権の設定)
国土交通省の公共用地の取得に伴う損失補償基準 道路法、都市公園法等(公共地下の占用許可)
図 2.1.1-1 地 下 開 発 の 関 連 法 令
地 下 施 設 に か か わ る 技 術 基 準 は 、 法 令 と 何 ら か の 関 係 が あ る も の と 想 定 さ れ る 。 以 下 、 法 令 と 技 術 基 準 等 の 関 連 性 に つ い て 、 4 事 例 の 調 査 結 果 を 示 す 。
1)道 路 技 術 基 準
2)ガ ス 工 作 物 技 術 基 準 3)熱 供 給 施 設 の 技 術 基 準
4)電 気 工 作 物 に 関 す る 技 術 基 準
1)道 路 技 術 基 準
図 2.1.1-2に 示 す と お り 、 道 路 に 係 る 技 術 基 準 は 道 路 法 、 道 路 交 通 法 、 道 路 構 造 令 等 の 法 令 に 基 づ き 制 定 さ れ て い る 。
図 2.1.1-2 道 路 技 術 基 準 の 体 系
( 出 典 :http://www.mlit.go.jp/road/sign/kijyun/taikei01.html)
な お 、 道 路 技 術 基 準 は 、 ① 通 達 、 ② 要 綱 ・ 指 針 等 の 2 種 類 に 分 け ら れ て い る 。 ① 通 達 : 道 路 ト ン ネ ル 技 術 基 準
道 路 ト ン ネ ル 非 常 用 施 設 設 置 基 準
ト ン ネ ル 等 に お け る 自 動 車 の 火 災 事 故 防 止 対 策 立 体 横 断 施 設 技 術 基 準
駐 車 場 設 計 施 工 指 針 等
② 要 綱 ・ 指 針 等 : 道 路 ト ン ネ ル 技 術 基 準 ( 構 造 編 )・ 同 解 説 道 路 ト ン ネ ル 技 術 基 準 ( 換 気 編 )・ 同 解 説 道 路 ト ン ネ ル 安 全 施 工 技 術 指 針
立 体 横 断 施 設 技 術 基 準 ・ 同 解 説 駐 車 場 設 計 施 工 指 針 ・ 同 解 説 等
2)ガ ス 工 作 物 技 術 基 準
ガ ス 事 業 法 で は 、ガ ス 事 業 者 に 対 し ガ ス 工 作 物 を 省 令 で 定 め る 技 術 基 準 に 適 合 す る よ う 維 持 す る こ と を 義 務 付 け て お り( 法 第 28条 )、こ の 技 術 基 準 を「 ガ ス 工 作 物 の 技 術 上 の 基 準 を 定 め る 省 令 」 で 定 め て い る 。
こ の 技 術 基 準 に つ い て は 、自 主 保 安 の 推 進 を 図 る と と も に 、技 術 的 知 見 の 進 歩 へ の 迅 速 な 対 応 及 び JIS 規 格 ・ 国 際 規 格 等 の 活 用 促 進 の た め 、 平 成 12 年 に 、 そ れ ま で の 詳 細 仕 様 を 規 定 す る も の か ら 、ガ ス 工 作 物 に 求 め ら れ る 安 全 確 保 の た め に 必 要 な 性 能 を 示 す 性 能 規 定 に 改 正 し 、ガ ス 事 業 者 は 技 術 基 準 に 適 合 す る 仕 様 等 を 自 己 責 任 で 選 択 す る こ と が で き る こ と と な っ て い る 。
「 ガ ス 工 作 物 技 術 基 準 の 解 釈 例 」は 、ガ ス 事 業 者 が 、技 術 基 準 に 適 合 す る と 考 え ら れ る 複 数 の 技 術 的 仕 様 の 中 か ら 、実 際 に 採 用 す る 仕 様 を 選 択 す る 際 の 目 安 と し て 、技 術 基 準 に 規 定 さ れ た 性 能 を 満 た す 一 例 を 示 し て い る も の で あ る 。た だ し 、本 解 釈 例 に 含 ま れ な い 技 術 的 仕 様 で あ っ て も 、技 術 基 準 に 照 ら し て 十 分 な 保 安 水 準 の 確 保 が 達 成 で き る 技 術 的 根 拠 が あ れ ば 、 技 術 基 準 に 適 合 す る も の と 判 断 さ れ る 。
図 2.1.1-3に 示 す と お り 、ガ ス 工 作 物 技 術 基 準 は ガ ス 事 業 法 に 基 づ き 制 定 さ れ て い る 。
図 2.1.1-3 ガ ス 工 作 物 技 術 基 準 の 位 置 づ け
( 出 典 :http://www.nisa.meti.go.jp/sangyo/citygas/detail/kijun.html)
3)熱 供 給 施 設 の 技 術 基 準
「 熱 供 給 事 業 」と は 、 一 般 的 に は「 地 域 冷 暖 房 」と 呼 ば れ る も の で 、一 定 地 域 内 の 建 物 群 に 対 し て 蒸 気・温 水・冷 水 等 の 熱 媒 を 熱 源 プ ラ ン ト( た だ し 熱 源 設 備 の 加 熱 能 力 21 ギ ガ ジ ュ ー ル /時 以 上 ) か ら 導 管 を 通 じ て 供 給 す る 事 業 の こ と を い う 。 熱 供 給 事 業 に 対 し て は 、「 熱 供 給 事 業 法 」( 昭 和 47年 法 律 第 88 号 )に よ り 、一 般 の 需 要 に 応 じ て 熱 供 給 を 行 う 事 業 を 公 益 事 業 と 位 置 づ け て お り 、熱 供 給 施 設 に 関 す る 保 安 規 制 を 規 定 し て い る 。 図 2.1.1-4 に 示 す と お り 、熱 供 給 施 設 に つ い て は 、熱 供 給 事 業 法 に 基 づ き 保 安 細 則 が 制 定 さ れ て い る 。
図 2.1.1-4 熱 供 給 事 業 法 の 体 系
( 出 典 :http://www.enecho.meti.go.jp/policy/dhc/hpver1/page6.html)
な お 、図 2.1.1-5の と お り 、 熱 供 給 事 業 は 、 事 業 の 許 認 可 に 関 す る 「 熱 供 給 事 業 法 」 の ほ か に 、都 市 計 画 法 、道 路 法 、建 築 基 準 法 等 の 関 連 法 令 を 踏 ま え て 進 め ら れ る 。す な わ ち 、 道 路 管 理 者 に 道 路 法 に 基 づ く 道 路 占 用 の 事 前 相 談 を 行 う と と も に 、 地 方 自 治 体 に 都 市 計 画 法 に 基 づ く 都 市 施 設 と し て 位 置 づ け る た め の 事 前 相 談 を 行 い 、 都 市 計 画 決 定 後 、 経 済 産 業 省 に 熱 供 給 事 業 の 許 可 申 請 を 行 う こ と と な る 。図 2.1.1-6 に 熱 供 給 事 業 の フ ロ ー 例 を 示 す 。
図 2.1.1-5 熱 供 給 施 設 に 関 す る 主 な 関 連 法 律
( 出 典 :http://www.enecho.meti.go.jp/policy/dhc/hpver1/page4.html)
図 2.1.1-6 熱 供 給 事 業 の 推 進 フ ロ ー ( 例 )
( 出 典 :http://www.enecho.meti.go.jp/policy/dhc/hpver1/page4.html)
( 参 考 ) 東 京 ス カ イ ツ リ ー 地 区 熱 供 給 事 業 許 可 の 経 緯 と 予 定
2006年 9月 20 日 ㈱ 東 武 エ ネ ル ギ ー マ ネ ジ メ ン ト 設 立 2008年 4月 25 日 東 京 都 地 域 冷 暖 房 計 画 区 域 指 定 決 定 告 示
「 押 上 ・ 業 平 橋 地 域 冷 暖 房 計 画 区 域 」
2008年 11 月 11 日 国 土 交 通 省 「 住 宅 ・ 建 築 物 省CO2推 進 モ デ ル 事 業 」 採 択 決 定 2009年 1月 15 日 墨 田 区 都 市 計 画 決 定 告 示 「 押 上 ・ 業 平 橋 地 区 地 域 冷 暖 房 施 設 」 2009年 2月 17 日 経 済 産 業 大 臣 よ り 「 東 京 ス カ イ ツ リ ー 地 区 」 熱 供 給 事 業 許 可 2009年 5月 11 日 墨 田 区 長 よ り 道 路 占 用 許 可
2009年 10 月 8日 経 済 産 業 大 臣 よ り 供 給 規 程 ( 熱 料 熱 ) 認 可 2009年 10 月 26 日 サ ブ プ ラ ン ト か ら の 供 給 開 始
2010年 9月 24 日 経 済 産 業 大 臣 よ り 施 設 変 更 許 可
2011年 春 ( 予 定 ) メ イ ン プ ラ ン ト へ 大 型 熱 源 機 器 を 搬 入 2012年 1月 ( 予 定 ) メ イ ン プ ラ ン ト か ら の 供 給 開 始
4)電 気 工 作 物 に 関 す る 技 術 基 準
電 気 工 作 物 に 関 す る 技 術 基 準 は 次 の 5 種 類 が あ る 。こ の ほ か 電 気 工 作 物 に 関 す る も の で は な い が 、発 電 用 核 燃 料 物 質 に 関 す る 技 術 基 準 が あ る 。当 初 溶 接 に 関 す る 技 術 基 準 も 別 に 規 定 さ れ て い た が 、 現 在 で は 火 力 と 原 子 力 の 基 準 に 含 ま れ て い る 。
・ 電 気 設 備 に 関 す る 技 術 基 準 を 定 め る 省 令
・ 発 電 用 水 力 設 備 に 関 す る 技 術 基 準 を 定 め る 省 令 ・ 発 電 用 火 力 設 備 に 関 す る 技 術 基 準 を 定 め る 省 令 ・ 発 電 用 風 力 設 備 に 関 す る 技 術 基 準 を 定 め る 省 令 ・ 発 電 用 原 子 力 設 備 に 関 す る 技 術 基 準 を 定 め る 省 令
こ れ ら 5 つ の 電 気 工 作 物 に お い て 規 制 で き る 事 項 が 、電 気 事 業 法 第 39条 と 第 56条 の 第 2 項 に 規 定 さ れ て い る 。一 般 用 電 気 工 作 物 に 対 す る も の は 第 56条 で 、第 39条 の ① と
② に 該 当 す る 事 項 だ け 規 定 で き る と し て い る 。
法 第 39条 第 2 項 ( 事 業 用 電 気 工 作 物 に 対 し て )
① 人 体 に 危 害 を 及 ぼ し 、 又 は 物 件 に 損 傷 を 与 え な い よ う に す る こ と 。
② 他 の 電 気 的 設 備 そ の 他 の 物 件 の 機 能 に 電 気 的 又 は 磁 気 的 な 障 害 を 与 え な い よ う に す る こ と 。
③ 事 業 用 電 気 工 作 物 の 損 壊 に よ り 一 般 電 気 事 業 者 の 電 気 の 供 給 に 著 し い 支 障 を 及 ぼ さ な い よ う に す る こ と 。
④ 事 業 用 電 気 工 作 物 が 一 般 電 気 事 業 の 用 に 供 さ れ る 場 合 に あ っ て は 、 そ の 事 業 用 電 気 工 作 物 の 損 壊 に よ り 一 般 電 気 事 業 に 係 る 電 気 の 供 給 に 著 し い 支 障 を 生 じ な い よ う に す る こ と 。
そ し て 、 電 気 設 備 に 関 す る 技 術 基 準 を 定 め る 省 令 第 4 条 に お い て 、「 電 気 設 備 は 、 感 電 、火 災 そ の 他 人 体 に 危 害 を 及 ぼ し 、又 は 物 件 に 損 傷 を 与 え る お そ れ が な い よ う に 施 設 し な け れ ば な ら な い 。」 と 規 定 さ れ て い る 。
こ の よ う に 、 電 気 工 作 物 に 関 す る 技 術 基 準 は 、 電 気 事 業 法 に 基 づ き 制 定 さ れ て い る 。
以 上 の 事 例 か ら 分 か る よ う に 、各 施 設 に 関 す る 技 術 基 準 は 、関 連 性 の 高 い 法 令 に 基 づ い て 制 定 さ れ て い る と 考 え ら れ る 。
2.1.2 調 査 対 象 と す る 地 下 施 設 の 抽 出
本 調 査 で は 、 都 市 部 地 下 施 設 に 係 る 法 令 ・ 技 術 基 準 等 を 調 査 す る こ と と し た が 、 全 て の 地 下 施 設 に つ い て 調 査 す る に は 多 大 な 労 力 を 要 し 、逆 に 全 て の 地 下 施 設 を 調 査 し な く て も 、 法 令 ・ 技 術 基 準 等 の 制 定 状 況 の 概 略 を 把 握 す る こ と は で き る と 考 え ら れ る 。 そ こ で 本 款 で は 、 調 査 対 象 の 絞 り 込 み を 行 う こ と と す る 。
都 市 計 画 法 第 11条 に お い て 、 都 市 施 設 と し て 以 下 の も の が 挙 げ ら れ て い る 。
① 道 路 、 都 市 高 速 鉄 道 、 駐 車 場 、 自 動 車 タ ー ミ ナ ル そ の 他 の 交 通 施 設
② 公 園 、 緑 地 、 広 場 、 墓 園 そ の 他 の 公 共 空 地
③ 水 道 、電 気 供 給 施 設 、ガ ス 供 給 施 設 、下 水 道 、汚 物 処 理 場 、ご み 焼 却 場 そ の 他 の 供 給 施 設 又 は 処 理 施 設
④ 河 川 、 運 河 そ の 他 の 水 路
⑤ 学 校 、 図 書 館 、 研 究 施 設 そ の 他 の 教 育 文 化 施 設
⑥ 病 院 、 保 育 所 そ の 他 の 医 療 施 設 又 は 社 会 福 祉 施 設
⑦ 市 場 、 と 畜 場 又 は 火 葬 場
⑧ 一 団 地 の 住 宅 施 設( 一 団 地 に お け る 五 十 戸 異 常 の 集 団 住 宅 及 び こ れ ら に 附 帯 す る 通 路 そ の 他 の 施 設 を い う 。)
⑨ 一 団 地 の 官 公 庁 施 設( 一 団 地 の 国 家 機 関 又 は 地 方 公 共 団 体 の 建 築 物 及 び こ れ ら に 附 帯 す る 通 路 そ の 他 の 施 設 を い う 。)
⑩ 流 通 業 務 団 地
⑪ そ の 他 政 令 で 定 め る 施 設
こ れ ら 都 市 施 設 の う ち 、 地 下 を 利 用 す る 施 設 と し て は 、 以 下 の よ う な も の が あ る 。
① 道 路 、 都 市 高 速 鉄 道 、 駐 車 場 、 自 動 車 タ ー ミ ナ ル そ の 他 の 交 通 施 設
道 路 ト ン ネ ル 、 立 体 横 断 施 設 、 鉄 道 ト ン ネ ル 、 地 下 駅 、 駐 車 場 、 駐 輪 場 、 自 動 車 タ ー ミ ナ ル 等
② 公 園 、 緑 地 、 広 場 、 墓 園 そ の 他 の 公 共 空 地 埋 葬 施 設 等
③ 水 道 、電 気 供 給 施 設 、ガ ス 供 給 施 設 、下 水 道 、汚 物 処 理 場 、ご み 焼 却 場 そ の 他 の 供 給 施 設 又 は 処 理 施 設
上 水 道 、 浄 水 場 、 下 水 道 、 リ サ イ ク ル セ ン タ ー 、 下 水 処 理 場 、 変 電 所 、 熱 供 給 施 設 、 共 同 溝 、 地 中 送 電 線 等
④ 河 川 、 運 河 そ の 他 の 水 路
地 下 河 川 、 放 水 路 、 灌 漑 用 水 路 等
⑤ 学 校 、 図 書 館 、 研 究 施 設 そ の 他 の 教 育 文 化 施 設
図 書 館 、 美 術 館 、 大 学 施 設 、 ス ポ ー ツ 施 設 、 コ ン サ ー ト ホ ー ル 、 実 験 施 設 等
⑥ 病 院 、 保 育 所 そ の 他 の 医 療 施 設 又 は 社 会 福 祉 施 設 病 院 、 保 育 所 等
⑦ 市 場 、 と 畜 場 又 は 火 葬 場 特 に な し
⑧ 一 団 地 の 住 宅 施 設( 一 団 地 に お け る 五 十 戸 以 上 の 集 団 住 宅 及 び こ れ ら に 附 帯 す る 通 路 そ の 他 の 施 設 を い う 。)
地 下 建 築 物 、 地 下 街 、 歩 行 者 専 用 地 下 道 等
⑨ 一 団 地 の 官 公 庁 施 設( 一 団 地 の 国 家 機 関 又 は 地 方 公 共 団 体 の 建 築 物 及 び こ れ ら に 附 帯 す る 通 路 そ の 他 の 施 設 を い う 。)
地 下 建 築 物 、 地 下 街 、 歩 行 者 専 用 地 下 道 等
⑩ 流 通 業 務 団 地 倉 庫 等
⑪ そ の 他 政 令 で 定 め る 施 設
電 気 通 信 事 業 の 用 に 供 す る 施 設 等
そ こ で 、 本 調 査 で は 、 上 記 の 地 下 都 市 施 設 の う ち 、 代 表 的 な 下 記 の 施 設 を 対 象 に 調 査 を 実 施 す る こ と と す る 。
1) 立 体 横 断 施 設 2) 地 下 駅 3) 地 下 駐 車 場 4) 共 同 溝 5) 地 中 送 電 線 6) ガ ス 導 管 7) 熱 供 給 用 導 管 8) 地 下 河 川 9) 地 下 建 築 物 10) 地 下 街
2.1.3 地 下 施 設 に か か わ る 法 令 ・ 技 術 基 準 等 の 調 査
本 款 で は 、 前 款 で 抽 出 し た 地 下 施 設 を 対 象 に 、 関 連 す る 法 令 、 技 術 基 準 等 を 調 査 す る 。 都 市 部 地 下 施 設 に か か わ る 法 令・技 術 基 準 等 と 一 口 に い っ て も 、道 路 占 用 の 条 件 、耐 震 ・ 増 改 築 に 関 す る 構 造 条 件 、 通 路 の 幅 員 ・ 高 さ 、 避 難 階 段 の 間 隔 ・ 幅 員 、 防 災 設 備 、 防 火 ・ 防 煙 区 画 な ど 、 非 常 に 幅 が 広 く 、 全 て を 調 査 ・ 整 理 す る に は 多 大 な 労 力 を 要 す る 。 一 方 、 現 実 に 地 下 施 設 を 整 備 す る 際 に は 、 構 造 的 な 基 準 は も ち ろ ん 、 安 全 上 の 基 準 を 整 理 す る こ と は 有 効 と 考 え ら れ る 。
そ こ で 、 本 調 査 で は 、 地 下 施 設 の 「 安 全 」「 防 災 」「 避 難 」 に 関 す る 法 令 ・ 技 術 基 準 等 上 の 記 載 を 抽 出 ・ 整 理 す る こ と と す る 。
な お 、 今 回 は 、 法 律 、 政 令 、 省 庁 府 令 を 中 心 に 調 査 を 行 っ て お り 、 特 に 各 地 方 公 共 団 体 が 制 定 す る 条 例 、 各 行 政 官 庁 が 発 出 す る 通 達 、 各 種 団 体 が 策 定 す る 指 針 、 手 引 き 等 に つ い て は 、 十 分 な 調 査 を 行 っ て い な い 。
【 調 査 事 項 】 (1)施 設 の 定 義
(2)関 係 法 令 ・ 技 術 基 準 等
(3)地 下 施 設 の 「 安 全 」「 防 災 」「 避 難 」 に 関 す る 記 載 事 項 (4)ま と め
1) 立 体 横 断 施 設 (1)施 設 の 定 義
「 立 体 横 断 施 設 」と は 、車 道 又 は 鉄 道 も し く は 軌 道 法 に よ る 新 設 軌 道( 以 下「 鉄 道 」 と い う )の 路 面 を 横 断 す る 歩 行 者 あ る い は 自 転 車 利 用 者( 以 下「 横 断 者 」と い う )を 、 単 独 に 車 道 又 は 鉄 道 か ら 立 体 的 に 分 離 す る こ と に よ り 、横 断 者 の 安 全 を 確 保 す る こ と を 目 的 と す る 施 設 を い う 。
立 体 横 断 施 設 は 、そ の 設 置 の 形 式 に よ り 2 種 類 に 分 類 さ れ る 。「 地 下 横 断 歩 道 」は 、 横 断 者 を 道 路 又 は 鉄 道 の 面 よ り 下 方 に 分 離 し た も の( 立 体 横 断 施 設 技 術 基 準・同 解 説 よ り )。
(2)関 係 法 令 ・ 技 術 基 準 等
(a)道 路 法 ( 昭 和 27年 6月 10 日 法 律 第 180号 ) 最 終 改 正 : 平 成 22年 3月 31日 法 律 第 20号
(b)道 路 法 施 行 令 ( 昭 和 27 年 12 月 4 日 政 令 第 479 号 ) 最 終 改 正 : 平 成 22 年 3 月 31日 政 令 第 78 号
(c)道 路 構 造 令( 昭 和 45年 10 月 29 日 政 令 第 320号 )最 終 改 正:平 成 15年 7月 24 日 政 令 第 321 号
(d)移 動 等 円 滑 化 の た め に 必 要 な 道 路 の 構 造 に 関 す る 基 準 を 定 め る 省 令 ( 平 成 18年 12月 19 日 国 土 交 通 省 令 第 116 号 )
(e)立 体 横 断 施 設 技 術 基 準 ・ 同 解 説
(3)地 下 施 設 の 「 安 全 」「 防 災 」「 避 難 」 に 関 す る 記 載 事 項 (a)道 路 法
【 道 路 の 立 体 的 区 域 の 決 定 等 】 第 四 十 七 条 の 六
・ 適 正 か つ 合 理 的 な 土 地 利 用 の 促 進 を 図 る た め 必 要 が あ る と 認 め る と き
【 道 路 保 全 立 体 区 域 】 第 四 十 七 条 の 十
【 道 路 保 全 立 体 区 域 内 の 制 限 】 第 四 十 八 条
・道 路 の 構 造 に 損 害 を 及 ぼ し 、又 は 交 通 に 危 険 を 及 ぼ す お そ れ が あ る と 認 め ら れ る 場 合
(b)道 路 法 施 行 令
【 電 線 の 占 用 の 場 所 に 関 す る 基 準 】 第 十 一 条 の 二
【 水 管 又 は ガ ス 管 の 占 用 の 場 所 に 関 す る 基 準 】 第 十 一 条 の 三
【 下 水 道 管 の 占 用 の 場 所 に 関 す る 基 準 】 第 十 一 条 の 四
【 石 油 管 の 占 用 の 場 所 に 関 す る 基 準 】 第 十 一 条 の 五
【 構 造 に 関 す る 基 準 】 第 十 二 条
・道 路 及 び 地 下 に あ る 他 の 占 用 物 件 の 構 造 に 支 障 を 及 ぼ さ な い も の で あ る こ と
・ 連 結 さ れ る 道 路 の 見 通 し に 支 障 を 及 ぼ さ な い も の で あ る こ と
・ 施 設 と 連 結 す る 道 路 の 安 全 か つ 円 滑 な 交 通 に 支 障 を 及 ぼ さ な い
【 工 事 実 施 の 方 法 に 関 す る 基 準 】 第 十 三 条
・ 占 用 物 件 の 保 持 に 支 障 を 及 ぼ さ な い た め に 必 要 な 措 置 を 講 ず る こ と
【 工 事 の 時 期 に 関 す る 基 準 】 第 十 四 条
(c)道 路 構 造 令
【 自 転 車 歩 行 者 道 】 第 十 条 の 二
・ 地 下 横 断 歩 道 の 幅 員 の 規 定 が 示 さ れ て い る 。
【 立 体 交 差 】 第 二 十 八 条
・車 線 の 数 が 四 以 上 で あ る 普 通 道 路 が 相 互 に 交 差 す る 場 合 、小 型 道 路 が 相 互 に 交 差 す る 場 合 お よ び 普 通 道 路 と 小 型 道 路 が 交 差 す る 場 合 に お い て は 、当 該 交 差 の 方 式 は 、 立 体 交 差 と す る も の と す る 。
【 ト ン ネ ル 】 第 三 十 四 条
・必 要 が あ る 場 合 に お い て は 、当 該 道 路 の 計 画 交 通 量 及 び ト ン ネ ル の 長 さ に 応 じ 、適 当 な 換 気 施 設 を 設 け る 、設 計 速 度 等 を 勘 案 し て 適 当 な 証 明 施 設 を 設 け る 、通 報 施 設 、警 報 施 設 、消 化 施 設 そ の 他 の 非 常 用 施 設 を 設 け る も の と す る 。
(d)移 動 等 円 滑 化 の た め に 必 要 な 道 路 の 構 造 に 関 す る 基 準 を 定 め る 省 令
【 立 体 横 断 施 設 】 第 十 一 条
・道 路 に は 、高 齢 者 、障 害 者 等 の 円 滑 な 移 動 に 適 し た 構 造 を 有 す る 立 体 横 断 施 設 を 設 け る も の と す る 。
・ 移 動 等 円 滑 化 さ れ た 立 体 横 断 施 設 に は 、 エ レ ベ ー タ ー を 設 け る も の と す る 。
・昇 降 の 高 さ が 低 い 場 合 そ の 他 の 特 別 な 理 由 に よ り や む を 得 な い 場 合 に お い て は 、 エ レ ベ ー タ ー に 代 え て 、 傾 斜 路 を 設 け る こ と が で き る 。
・交 通 の 状 況 に よ り 必 要 が あ る 場 合 に お い て は 、エ ス カ レ ー タ ー を 設 け る も の と す る 。
【 エ レ ベ ー タ ー 】 第 十 二 条
・ エ レ ベ ー タ ー の 構 造 が 規 定 さ れ て い る 。
【 傾 斜 路 】 第 十 三 条
・ 傾 斜 路 の 構 造 が 規 定 さ れ て い る 。
【 エ ス カ レ ー タ ー 】 第 十 四 条
・ エ ス カ レ ー タ ー の 構 造 が 規 定 さ れ て い る 。
【 通 路 】 第 十 五 条
・ 通 路 の 構 造 が 規 定 さ れ て い る 。
【 階 段 】 第 十 六 条
・ 階 段 の 構 造 を 規 定 し て い る 。
【 照 明 施 設 】 第 三 十 六 条
・ 立 体 横 断 施 設 に は 、 照 明 施 設 を 連 続 し て 設 け る も の と す る 。
(e)立 体 横 断 施 設 技 術 基 準 ・ 同 解 説
Ⅰ 設 置 基 準 編 1 . 総 則