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専 攻 教科・領域教育 コ ー ス 言語系(国語 氏 名 中 田 晋 太 郎
和歌の歴史は、一三
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年を超えるとても 長いものである。和歌は、日本文学の中心の ーっとして存在し続け、時代ごとにその形式 や性質、役割を変化させながら、発展してき た。このため、和歌文学の研究は、この長い 歴史の問、多種多様な内容@方法にわたって 繰り返されてきた。しかし、現在の学校教科 書における和歌の掲載ね兄をみると、中世や 古代のものに比べて、‑近世のものの扱いは非 常に小さいといえる。そのため、 「和歌集と いえばどんなものが思い浮かぶかjという質 問をした場合、大多数の人から『万葉剣『古 今和歌集~ W,新古今和歌集』などの和歌集が あがり、近世の和歌集をあげる人はとても少 ないと考えられる。このことに関連して、2
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年、本学修了の) 1 1
村量子氏の修士論文 では『近世文学教材の研究と再構築l
では、「新課程用教科書における古典耕オの実態 調 査
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において、近世作品が、中世以前の作 品よりも教材数が少ないことをあげている。さらに、 「近世文学作品を扱った大学古文入 試問題の実態調査jでは、近世の作品は新出 典としての出題頻度が高いのに、教科書には 近世の和歌や歌文の採録が少ないために、生 徒の苦手欝哉を生んで、し、るのではないかと 指摘している。このように、近世の和歌は、
試験で使用されることが多いわりに、教科書 への採録は少なく、見たり聞いたりすること
指導教員 赤 松 万 里
に慣れていないために生徒の苦手意識が強 くなっているという、悪循環となっている。
そこで、本研究では、まず、近世に詠まれ た多種多様な和歌について、作者を時代や思 想、に基づき前期、中期、後期に分類し、その 和歌に歌意、語釈、鑑賞を独自に付して、オ リジナノレのデータベースとする。そして、主 要人物の瞭命、主張等の考察、採録したそれ ぞれの和歌の分析を行うことで、時代ごとに 見られる特長や、歌風の違い、時代の好尚や 背景などを明確にする。さらにそこから、上 代・中世と近代に挟まれ、あまり注目されて いない近世の和歌がどのように変遷してい ったかを捉え、近世矛口歌の文化論を構築する ことをねらいとする。
以下に論文の構成を掲げるo
序 章 研 究 の 目 的 と 方 法 第 一 節 研 究 の 目 的 第 二 節 研 究 の 方 法
第 一 章 デ ー タ ベ ー ス の 作 成
第一節採録する歌人及明日歌の選択 第二節近断口歌個人家集データベ}ス
第二章近世前期における和歌文化
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第一節来同1[幽斎と近世の始まり 第一項近世の定義
第二項幽斎と古今伝授 第三項幽斎の歌風
第二節木下長嘱子と下河辺長流 第一項木下長晴子の思想
第二項下河辺長流と『材実累塵集』
第三節戸田茂睡の古今非難
第一項 r 寛文五年文詞』と『梨本集』
第二項茂睡の実作和歌
第三章近世中期における和歌文化 第一節賀茂真淵と万葉調
第一項万葉復古への道のり
第二項歌論と「ますらをぶり J の和歌 第二節田安宗武と「国歌八論論争 J
第一項荷田在満の『国歌八論』
第二項宗武と真淵の反論 第三項論争の展開と史的意義 第三節江戸派の隆盛と女流歌人
第一項万葉調を継いだ門人 第二項江戸派の隆盛 第三項県門の女流歌人
第四章近世後期における和歌文化 第一節小沢塵庵の「ただこと歌
j第一項京都の歌壇の状況
第二項 「ただこと歌!という主張 第三項平安地下四天王の和歌 第二節本居宣長の歌論
第一項宣長という人
第二項 「もののあはれ
jと「たをやめ ぶり
j第三節香川景樹の真淵批判
第一項 「調べの説 J と古語排斥 第二項桂園派の隆盛
第四節近世から近代へ 第一項!日派と御聴庁 第二項近代短歌の確立へ
結章まとめと今後の課題 第一節近断日歌の文化論 第二節今後の課題
資料@参考文献
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