• 検索結果がありません。

歴 史 研 究 室

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "歴 史 研 究 室"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

唐招提寺所蔵音義断簡について

歴 史 研 究 室

唐招提寺には,多数の写経,聖教,版経,印仏等の断簡が米{友に納入されて近年まで保存さ れてきたのこれらの経巻,聖教などは,同寺の技楼にあったもので,明治

4 3

年に鼓楼の製体修 理に際して,一括して米依に詰めて宝蔵の天井裂に納められていたものである。このように俵 づめになったのは,すでに,妓楼にあったときから何らかの理由で経巻類が断簡になってしま っていたためで あろうのこの依に収納された経巻,製経類は,昭和15年頃一応調査され,平安 時代の版経や印仏等が発見され,その一部が紹介されているの当研究所では,なおこれらの経 巻,聖数類の中に新史料の発見が予想されたので,昭和46年に調査を行ったn調査の結果, (1:< 

に納入してあったものは奈良時代から室111了時代に書写・作成された経巻類の断簡で‑あり,内容 は写経,版経,聖教,文書,典籍,印仏等の種類にわたっていることが判明した。同調査は,

これらの写経類を,時代別,種類別に分類,整理することを主体として行い, 一点ごとの詳細 な検討は行っていなし、n しかし,その中にも,すでに奈良国立文化財研究所年報1972・1973の 二回にわたって報告したように,奈良時代の古本令私記とも称すべき令の注釈告のほか,法務 経音義二種,大般若経音義などの新史料の発見があったの今回は,音義のうち比較的逃存状況 の良いものを1点えらんで紹介することとした

同音殺は,写真A,B, Cの三断的Iからなり, A. B. Cの!順序に接合するの Aは端を欠損 し,

C

は奥が欠損している。上縁は欠損はあるもののほぼ本来の紙端を残しているのに対して,

下縁は欠損しているの木~その-紙長を完存するのはB55.1cmをはかるの古写:年代は書風か らみてほぼ平安前

J W

のものと思われ,前回報告した法華経音義二種および大般若経音義断簡と ほぼ同時代のものと考えられるの紙背も,前記音義類と同じく聖教であるの本文中に巻数のJI

Iゴ J宝i折。~j

i f :

を示す第三,第四などの記i伎があるn また他のl祈間,jD に第五と記したものがあるが,この断的Dと, A,B, C  の三紙とは異筆であるの本音義断簡は,前回報告の音義 と同じく,和訓を詳細に記していることが注目されるn 和訓は,称母去呂%とか美等幸1],乎治のように万葉仮名 の甲乙の分類に一致しているものと,可弊留のように混 同してし、るものとがあり,これも,前回報告分の音義と 共通するnさらに字留和志のように,奈良時代には字流

i

J

析と表記されていた言葉で音の表記が変化しているも のがみられるのこれらの和訓の現象からみて,この音義 の製作年代は平安初頭のものと思われるの

本音義と前回報告した音義との関係, 他の断簡との闘

‑34‑

(2)

係については,未検討であるが,本断簡も

1 m

回報告したものと同じく現在

i

失書となっているも のであり,断簡とはいうものの,和訓史料として上代国語学研究の上で

f i ‑

重なものかと思われ るので,とりあえず写真をかかげてその概要を紹介することとしたのこれら音義断聞のより詳 細 な 接 合 関 係 , 内 容 の 検 討 に つ い て は 後 日 の 課 題 と し て お き た し 、 。 ( 鬼 頭 市 明 〉

ff義i祈陥,j

千~.j;覧│所間B

音 義 断 的C

‑35一

参照

関連したドキュメント

) ︑高等研

モノーは一八六七年一 0 月から翌年の六月までの二学期を︑ ドイツで過ごした︒ ドイツに留学することは︑

(5)地区特性を代表する修景事例 事例① 建物名:藤丸邸 用途:専用住宅 構造:木造2階建 屋根形状:複合 出入口:

山階鳥類研究所 研究員 山崎 剛史 立教大学 教授 上田 恵介 東京大学総合研究博物館 助教 松原 始 動物研究部脊椎動物研究グループ 研究主幹 篠原

・主要なVOCは

人類研究部人類史研究グループ グループ長 篠田 謙一 人類研究部人類史研究グループ 研究主幹 海部 陽介 人類研究部人類史研究グループ 研究員

日時:2014 年 11 月 7 日 17:30~18:15 場所:厚生労働省共用第 2 会議室 参加者:子ども議員 1 名、実行委員 4

人類研究部長 篠田 謙一 人類研究部人類史研究グループ グループ長 海部 陽介 人類研究部人類史研究グループ 研究主幹 河野