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「冬の遊び」 〜雪だるまさんと遊ぼう〜

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Academic year: 2021

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小学部○年―○組「生活単元学習」学習指導案

日 時 平成 17年2月4日(金)10:55∼11:40 場 所 ○年○組教室 授業者名 T1 ○○○○ T2 ○○○○ T3 ○○○○

1 単元名 「冬の遊び」 ∼雪だるまさんと遊ぼう∼

2 単元について

○児童観

本学級の児童は○年男児○名・○年男児○名女児○名の計4名である。学習内容が分かり,興味・関心

が持てると気持ちを集中させて積極的に活動している。しかし,興味・関心の度合いによっては椅子に座

り続けるのが難しい児童や気持ちの高低が激しい児童,感触遊びが苦手な児童もおり,多様である。新し

いことには抵抗感があり,すぐには興味・関心が持てず,遊び方を理解して一定時間遊べるようになるに

は繰り返しの学習が必要である。

そこで本学級では,好きな活動の中に,少しずつ新しいことや苦手なことを取り入れ,経験を増やして

きた。また,授業に「こいのぼりさん」

(音楽),

「鹿さん」(生活単元学習)などのキャラクターを登場さ

せ,感触遊びやリズム遊び,体を動かす遊びなどをキャラクターと一緒に繰り返し活動してきた。また,

台車を使ってバスに見立てて遊んだり,ビニールプールに水の入ったビニール袋を敷き詰めて海に見立て

たり,紙吹雪を雪に見立てたりして楽しんできた。

○教材観

本単元は,遊びを通して冬の自然や生活に関連する経験を広げるものである。本授業では,手遊び歌を

楽しみながら手袋の経験をしたり,紙を雪に見立てたりビニールで作ったボールを雪ボールに見立てて遊

んだりする。

手袋は,身近な防寒具の一つであるが,本学級の児童はその経験が少なく,はめ方にも慣れていない。

そこで,手袋を手遊び歌の道具とすることで,自然に手袋をはめる経験が増え,はめ方も身に付くと考え

た。また,雪遊びは冬の遊びの代表的なものである。本授業ではシュレッダーでカットした紙を雪に見立

てたり,ビニールで作ったボールを雪ボールに見立てたりして室内で雪の見立て遊びをする。このことに

より天候に左右されることなく季節感のある遊びを繰り返し楽しむことができる。さらに,感触遊びや雪

ボールづくり,かくれんぼ,雪だるまくんにご飯をあげるなど様々な活動を設定することができると考え

た。

○指導観

指導に当たっては,学習の動機を高め,集中して取り組んだり,自分から積極的に活動したりできるよ

うに配慮していきたい。そのために,手遊びをする時は,手袋を普通の手袋や指のない手袋を用意し,個

に応じた課題を設定する。また,雪遊びでは一緒に遊ぶキャラクターとして「雪だるまくん」を登場させ

る。「雪だるまくん」に雪ボールを投げたり自分でくっつけに行ったりするなど,課題は個に応じて設定し

ていく。さらに,雪ボールを自分で作ったり,雪ボールを「雪だるまくん」の口に入れたり,シュレッダ

ーでカットした紙の感触を味わったりする場面も設定していきたい。

「雪だるまくん」

には逃げるなどの動

きをつけて,児童の興味・関心を引きつけていくようにしたい。授業の終わりは,「雪だるまくん」と歌を

歌ってから児童の好きな絵本を読み,気持ちを落ち着かせて終わるようにしたい。

3 単元のねらい

・ 冬の自然や生活を経験する。

・ 雪だるまと一緒に冬の遊びを楽しむ。

・ 絵本や遊びなどを主体的に選択していき楽しい気持ちを表現する。

4 指導計画(13時間)

第1次 冬の自然や生活を体験しよう 4 時間

第2次 雪だるまと冬の遊びを楽しもう 9 時間(本時9/13)

(2)

5 本時のねらい

・ 指人形の活動を楽しみながら,手袋を体験する。

・ 雪ボールを雪だるまの口に入れたり投げたりくっつけたり,雪ボールを作るなど楽しく遊ぶ。

児童名

児童の様子

個々のねらい

A

○年

絵本を読んでもらう事や教員に体を回転してもらうのが大 好きで,やってほしい時は教員のそばにきて手を引いたり する。「おねがい」のサインは教員が促すと,両手を合わせ て「はい」と言う。 好き嫌いがはっきりしており,全身で意思表示をする。芝 生や泥を握ってパラパラ落としていくことなど好む。友だ ちに関わってもらい,とてもうれしそうにすることもある。 帽子や首かざりなどが苦手。 ・楽しい気持ちを「あ∼」という声や飛び跳ねる体 の動きで表現する。 ・おねがいの気持ちを「はい」や両手の動きで伝え る。 ・絵本や雪の感触遊びに,集中して取り組む。 ・指なし手袋に慣れる。

B

○年

気持ちが高まると,意欲的に活動に参加している。返事や やりたい気持ちを「はい」「やる」などでタイムリーに表現 できつつある。歌やボールが大好きで気持ちが高まりやす いが,切り替えることが難しい場もある。ボールを力強く 投げるようになっているが,ねらって投げるのは難しい。 友だちの名前を呼んだり手をつないで活動したり,友だち を意識し始めているようである。手袋の経験は少ない。 ・楽しい気持ちや,やりたい気持ちを,声や手の振 り,体の躍動で表現する。 ・雪だるまを意識しながらボールを投げたり,入れ たりする。 ・指なし手袋に慣れる。

C

○年

気持ちが高まると活動に積極的に参加するが,関心が持て ない活動だと,表情や態度ではっきり示す。自分が注目さ れる場面があると意欲的になる。ストーリー性のある話が 分かるようになり,自分の気持ちや疑問に思う事などを言 うことができる。好きな友だちと関わり,遊ぼうとする姿 が見られる。友だちの世話をするのが好き。手袋を持って きており,つけようとするが指と手袋の指が対応できない。 ・自分の役割や活動の流れを理解し,意欲的に活動 をする。 ・楽しい気持ちを言葉や素早い動きで表現する。 ・集中して活動に取組み,自ら遊びを展開する。 ・指と手袋の指を一本ずつ対応させていく。

D

○年

活動への意欲がとても強く,やりたい気持ちが前面に出て, 友だちの活動や教員の話を待つことが難しい。自分の興味 の持てる事にはかなり集中できる。しかし集中が切れると 教室を飛び出したり,キーボードで遊ぼうとする。友だち や教員のお手伝いをする事が大好きで「ありがとう」と言 って積極的にしようとする。手袋の経験は少ない。 ・好きなボール遊びをするために自分で雪ボールを 作ろうとする。 ・雪だるまとの遊びや雪ボールづくりなど,集中し て取り組む。 ・楽しい気持ちや見てほしい気持ちを,言葉で表現 する。 ・手袋をはめることに慣れる。

6 準備物

シュレッダーでカットした紙と発泡スチロールの雪,雪だるま(下記参照),指なし手袋(見本と2人分),手袋と指人形(2 人分),雪ボールセット(両面テープ付き,両面テープ無し),バロンテープなどで作られた雪ボール,雪ボール作りセット (シュレッダーでカットした紙,金だらい,傘袋,はさみなど),“ゆき♪”CD,絵本「ぶたさんちのゆきのひ」「ねずみ くんと雪だるま」,

7 会場図 雪だるま 雪ボール

ドア

台車 ←こぶ結び ← シ ュ レ ッ ダ ー で カ ットした紙 ← こ ぶ と こ ぶ の 間 を 切る。はさみで切る と こ ろ は 赤 く 塗 っ

家 ・ 作業 場

傘袋(細長ビニール袋)

(3)

8 本時の展開

学習内容と指導上の支援(・)評価の観点(○) 学習活動 A 児 B 児 C 児 D 児 留意点 1 はじまりのあいさつをす る。(10:55) 天井から降る雪(発泡ス チロールの粉)を見る “ゆき♪”を歌う ・雪を見たり歌を聞いたりして,前に出たくなる気持ちや声 が出てくるのを,受け止めて,話しかけていく(T2)。 ・「ゆき」という言葉が児童からでれば,教員が繰り返し返し ていく(T1) ・歌い始めるタイミングが分かるように「せーのっ」と言う (T1)。 ・声に出して歌おうとしていたら,しっかりほめるようにし, 歌のスピードをゆっくりにする(T1)。 ・雪を見ると立ち上がると予想されるので,歌い終わりには 「座れるかね∼」と話しかけ,気持ちを座ることにむけてい く(T3)。 ・授業の始まりを意識できるように,単 元を通して,授業のはじめに天井からシ ュレッダーと発泡スチロールの雪を降ら せ歌を歌う活動を取り入れる。 2 手袋を体験する “おはなしゆびさん♪”を 歌う ・教員が楽しそうに児童の目の前で手袋を動かし,注意をひ きつける(T1)。 ・とても嫌がるようなら,手袋の指の部分ははめない。 ○指なし手袋をはめることができたか。 ・教員が楽しそうに児童の目の前で手袋を動かし,注意をひ きつける(T1)。 ・歌を歌いながら児童の気持ちを高めつつ,1本ずつ指をは めていく(T2)。 ○指なし手袋をつけ,何本か指にはめることができたか。 ・入った指を確認しながら,人形を指先につけていく。 ・教員が,みんなに見せること(片手のみ)を提案し,自信 を持たせる(T1)。 ・両方の手に装着したいか最初に気持ちを確認し,両手に手 袋をつけたら人形をつけていく(T1)。 ○手袋の指に,指を正しく入れることができたか。 ・入った指を確認しながら,人形を指先につけていく(T3)。 ・片方の手袋を自分でつけた後,両方の手をつけたい気持ち があれば,教員が装着していく(T3)。 ○片方の手袋を,正しく装着できたか。 ・指なし手袋(指の部分に人形つき),手 袋(指先にマジックテープ,人形)の二 つを,教員が歌い進めながらつけていく。 3 雪だるまと遊ぶ (11:10) 雪だるま登場 雪だるまと一緒に踊ろう 雪だるま(鬼)と かくれんぼ 雪ボールの準備をする 雪ボールで遊ぶ 雪ボールを作る 雪だるまにさよならをする ・歌に合わせて動きたい気持ちを,満たすことができるよう に,友だちとの間に教員が入っていく(T2)。 ○跳躍するような動きで,楽しい気持ちを表現していたか。 ・隠れようとしない場合は,教員が誘い,一緒に隠れるよう にする(T2)。 ・雪ボールの口の場所や教員が持っている籠に,児童が噛み 終わった雪ボールを入れていくように促す(T2)。 ・バロンテープやクッション材などで様々な感触のボールを 用意しておく。 ○教員の促しで,雪ボールを口や籠に入れられたか。 ・シュレッダーの紙(雪)を触ったりパラパラしたりして感 触を楽しむ(T2)。 ・教員が手をひき,イスから立ち上がるきっかけをあたえる (T2)。 ○歌の一部を歌うなど笑顔で楽しんでいたか ・隠れる場所が思い付かない場合は,教員が,どこに隠れる か提案していく(T2)。 ・活動への気持ちを高めるため「雪ボ∼ル♪」とテンポよく 言い,促す(T2)。 ○楽しい気持ちややりたい気持ちを,声や手の振り,体の躍 動で表現したか。 ・雪だるまが児童の前に動き,児童が雪だるまを意識しなが ら投げられるようにする(T1)。 ・雪だるまが児童の前で口に入れるよう促し,児童が口に入 れることに興味が持てるようにする(T1)。 ○雪だるまを意識しながら,ボールを投げたり入れたりでき たか。 ・教員とともに,専用のはさみで切り離していく(T1)。 ・雪だるまが,児童を活動に誘っていく(T1)。 ○楽しい気持ちを言葉や跳躍するような体の動きで表現した か。 ・教員の促しで,「もーいいかい?」の声に「まーだだよ!」 「もーいいよ」を大きな声で返していく。 ○楽しい気持ちなどを言葉や素早い動きで表現したか。 ・活動に意欲が持てるように,雪だるまの気持ちを伝えたり, 前時までの活動の様子を伝えたりする(T1)。 ・雪だるまが児童に話しかけ,活動を促していく(T1)。 ・児童が傘袋にシュレッダーの紙を入れやすいように,児童 の高さに,口を広げた状態で固定する。 ・雪ボールを作るときの袋のこぶ結びを,何度もしないよう に注意していく。 ○集中して活動に取り組み,自ら遊びを展開していくことが できたか。 ・「∼くんはこれがしたいんよ」と,友だちも楽しみたいこと を伝え,児童も楽しめるように,教員が関わっていく(T3)。 ・教員と一緒に隠れるようにし「まーだだよ!」「もーいいよ」 を一緒に言う(T3)。 ・活動の見通しを持たせ期待感がもてるように「ゆきあげる よ」「準備しよう」など声かけをしていく(T3)。 ・教員が,落ちている雪ボールを伝えていく(T3)。 ・連なった雪ボールを,はさみで切り離していく(T3)。 ・雪ボールがなくなったら自分で雪ボールを作るように促し ていく(T3)。 ○雪だるまにあげるために自分で雪ボールを作ろうとした か。 ○教室の中で,活動に集中し楽しむことができたか。 ・雪だるま(T1)が遊びをリードしてい く。児童の様子をみながら距離を調整し, 話しかけるなど注意をひきつける。 ・雪だるま(両面テープを貼り,雪だま がくっつくようにしてある。ボールが入 る穴が開いている。ボールが入る網がつ いている。)を登場させ活動の動機を高め る。 ・雪ボールの置き場所を固定しておき, 見通せるようにしておく。しっかりにぎ り持つことができるように取ってつきの かごに入れる。 ・バロンテープやクッション材など素材 を変えた雪ボールを用意しておく。 ・雪ボールを作るコーナーの4角を使用 し,個々の児童が作業に集中できるよう にする。 4 絵本をみる (11:30) 「ぶたさんちのゆきのひ」 「ねずみくんと雪だるま」 の2冊から1冊を選ぶ 片づけをする ・本人の気持ちを確認するために「これでいい?」と聞くよ うにする(T1)。 ○「はい」を言ったりうなずいたり気持ちを伝えられたか。 ・絵本を本棚に返すように教員が本を手渡す(T2)。 ・本人の気持ちを確認するために「読む?」と絵本を見せな がら聞く(T1)。 ○「よむ」「はい」など,本に関連する言葉を言い気持ちを伝 えることができたか。 ・かごを,棚に返すように言い,置き場所で教員が呼ぶ(T2)。 ・児童だけの仕事であることを伝え気持ちを高めつつ,言葉 のはじめのきっかけを与えていく(T1)。 ○絵本を友だちに見えるように持ち,選ぶように話すことが できたか。 ・かごを,棚に返すように促す(T1)。 ・本を選ぶことができるように2つの本を具体的に示して, 「どっちがいい?」と聞く(T1)。 ○題名を言ったり指さしたり見たい本を伝えることができた か。 ・大かごを,棚上に返すよう促し,置き場所を知らせる(T3)。 ・前時までに2つの絵本を何度も読んで おき,絵本を主体的に選択できるように しておく。 ・自分が持ってきた物を片づける。 5 終わりのあいさつをする 絵本を他児に紹介し,自分も見る 絵本を選び,見る 絵本を選び,見る 当番児童が号令をかけ,礼をする 天井から降る発泡スチロールの粉を見たり“ゆき♪”を歌ったりして,授業のはじまりを意識する 指なし手袋を装着し,“おはなしゆびさん♪”を歌う 片方は自分で手袋を装着し指に人形をつけ,“おはなしゆびさん♪”を歌う 雪ボールを取りに行く 「おーい雪だるまくん」で呼び,雪だるまと“ゆき♪”を歌い踊る 雪ボールを,雪だるまに入れたり 籠に入れたりする 雪ボール作りのコーナーで雪を触る 雪だるまくんとかくれんぼをする 雪ボールを,雪だるまに投げたり 口に入れたりする 雪ボールを雪だるまの口やかごに入れたり,体にくっつけたりする 傘袋に雪を入れ雪ボールを作る 雪ボールを作る 連なった雪ボールを切り離す

参照

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