中国株
MARKET PICK UP
<先週の概況> 先週の中国株式市場は大幅に下落しました。 上海総合指数が週間で 1.4%安の続落となっ たほか、ハンセン指数は 4.1%安と反落しまし た。 先週の上海総合指数は、中国本土の人民元 建て株式(A 株)の MSCI 新興国株指数への 組み入れが見送られたにも関わらず大きく上 昇したものの、主要経済指標が市場予想に届 かなかったことなどを受けて週初に大きく下 げていたことから続落となりました。 前週終値 6月13日 6月14日 6月15日 6月16日 6月17日 週間騰落幅 週間騰落率 上海総合指数(ポイント) 2833.1 2842.2 2887.2 2872.8 2885.1 騰落幅 -94.1 9.1 45.0 -14.4 12.3 香港ハンセン指数(ポイント) 20513.0 20387.5 20467.5 20038.4 20170.0 騰落幅 -529.6 -125.5 80.0 -429.1 131.6 ハンセン中国企業株指数(ポイント) 8619.9 8583.1 8609.6 8409.8 8485.9 騰落幅 -212.0 -36.8 26.5 -199.8 76.1 2927.2 21042.6 8832.0 -346.1 -3.9% -42.1 -1.4% -872.7 -4.1% (出所)Bloombergよりマネックス証券作成 上海総合指数と香港ハンセン指数の推移 1,900 2,300 2,700 3,100 3,500 3,900 4,300 4,700 5,100 18,000 19,000 20,000 21,000 22,000 23,000 24,000 25,000 26,000 27,000 28,000 29,000 2014/01 2014/07 2015/01 2015/07 2016/01 (ポイント) (ポイント) 香港ハンセン指数 上海総合指数(右軸) 香港ハンセン指数と予想PERの推移 11 12 13 14 22,000 24,000 26,000 28,000 (倍) (ポイント) 香港ハンセン指数 予想PER(右軸) 上海総合指数と予想PERの推移 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 2,700 3,100 3,500 3,900 4,300 4,700 5,100 (倍) (ポイント) 上海総合指数 予想PER(右軸)指数
予想PER(倍)
PBR(倍)
予想配当利回り
上海総合指数 13.2 1.6 2.2% 香港ハンセン指数 11.0 1.0 3.9% ハンセン中国企業株指数 7.1 0.8 4.1% (出所)Bloombergのデータをもとにマネックス証券作成(2016年6月17日時点)先週の中国株式市場
-上海株 続落 冴えない経済統計などが重石に-中国株式市場バリュエーション
(出所)Bloombergのデータをもとにマネックス証券作成 香港ハンセン指数業種2016年初来リターン 0.5 -2.4 -6.3 -13.9 -15.0 -10.0 -5.0 0.0 5.0 公益事業株指数 商工業株指数 不動産株指数 金融株指数 (%) (出所)Bloombergのデータをもとにマネックス証券作成 香港ハンセン指数業種別週間リターン -3.8 -3.9 -4.5 -4.9 -6.0 -5.0 -4.0 -3.0 -2.0 -1.0 0.0 金融株指数 不動産株指数 商工業株指数 公益事業株指数 (%)
<上昇> ハンセン指数構成銘柄のうち先週に上昇した銘柄はありませんでした。また、ハンセン指数構成銘 柄以外では、広東省政府系国有企業の資本参加を見込んだ買いでドンジャンエンバイロ (東江環保・ 00895)が週間で 6%上昇しました。さらに、仏化粧品のロクシタンインター (L’Occita ne・00973)は販売の主力が日本であるため円高による業績の上振れ期待から週間で小幅な上げ となりました。 ティッカー 銘柄名 週間騰落率(%) 0494 利豊 [リー&ファン] -9.7 3988 中国銀行 [バンク・オブ・チャイナ] -9.2 0006 電能実業[パワー・アセッツHldg] -8.3 0857 中国石油天然気 [ペトロチャイナ] -8.1 0762 中国聯通 [チャイナ・ユニコム] -8.0 1109 華潤置地 [チャイナ・リソーシズランド] -7.5 0027 銀河娯楽 [ギャラクシー・エンターテイメント・グループ] -7.2 0386 中国石油化工 [シノペック] -6.8 2319 中国蒙牛乳業 [チャイナ・メンニウ・デイリー] -6.6 0883 中国海洋石油 [CNOOC] -5.7 (出所)Bloombergよりマネックス証券作成 値下がり率ランキング(6/13-6/17)
業種別リターン
香港ハンセン指数採用銘柄 週間騰落率ランキング
(出所)Bloombergよりマネックス証券作成 中国 鉱工業生産(前年比) 5 10 15 20 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 (%) (出所)Bloombergよりマネックス証券作成 固定資産投資の推移 (前年比、2010年~) -60 -10 40 90 140 190 240 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 (%) (%) 固定資産投資 固定資産投資: 不動産 固定資産投資: 製造業 固定資産投資: 建設業(右軸) 固定資産投資: 鉄道(右軸) <下落> 輸出の悪化などが業績の悪化に繋がるとの見方から商社のリーアンドフン (利豊・00494)が 7 日続落となり週間で 10%近く下落しました。また、外資系銀行が持ち株を売却したことを受けて、 バンクオブチャイナ(中国銀行・03988)も軟調に推移しました。さらに、原油価格の下落を受け てシノック(中国海洋石油・00883)が週間で 6%近く上げたほか、シノペック (中国石油化工・ 00386)も 7%下落するなど、エネルギー株が軒並み売られました。
6 月 13 日 固定資産投資(前年比) 5 月 +9.6% 市場予想 +10.5%、前回 +10.5%
5 月の固定資産投資額は前年比 9.6%増と市場予想に届かず、前月から低下しました。内訳をみる と、鉄道の固定資産投資が大幅に上昇した一方、建設業や製造業、不動産の固定資産投資が軒並み低 下しました。6 月 13 日 鉱工業生産(前年比) 5 月 +6.0% 市場予想 +6.0%、前回 +6.0%
5 月の鉱工業生産は 6.0%増と市場予想と一致し、前月から横ばいとなりました。先週の主な経済指標
6 月 15 日 マネーサプライ M2
(前年比)
5 月 +11.8% 市場予想 +12.5%、前回 +12.8%
5 月のマネーサプライ M2 は前年比 11.8%増と市場予想に届かず、前月から伸びが低下しています。 一方、5 月の中国新規人民元建て融資は 9855 億元と前月から大きく増加し市場予想を上回ってい ます。 今週は重要な経済指標発表はありません。 先週の上海総合指数は続落となりました。中国本土の人民元建て株式(A 株)の MSCI 新興国株 指数への組み入れが見送られたにも関わらず 15 日に 1.6%高と大きく上昇した上海総合指数です が、大幅な元安や主要経済指標が市場予想に届かなかったことを受けて週初に 3.2%安と大きく下げ ていたことから週間では 1.4%の下落となっています。 先週のハンセン指数は大幅反落となりました。心理的な節目の 2 万ポイントの近辺では下げ渋っ たハンセン指数ですが、英国の EU 離脱への警戒感が強まるなか、米国株安と原油価格の下落や中国 の冴えない経済指標などが相場の重石となり週間では 4.1%安となっています。 (出所)Bloombergよりマネックス証券作成 中国 マネーサプライ(M2)前年比の推移(2010年~) 8 10 12 14 16 18 20 22 24 26 28 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 (%)今週の主な経済指標
マーケットビュー
-上海株 上値が重い展開か 23 日の英国の国民投票や「インターネット+」の関連銘柄に注目-フィナンシャル・インテリジェンス部 林 宇川(Tony Lin)
今週の上海総合指数は 23 日に英国のEU離脱を問う国民投票を前に積極的な買いが手控えられ 上値が重い展開となりそうです。また、中国国家統計局が 18 日に発表した5月の新築住宅価格で前 月比上昇した都市が前月から減少したことも上値が抑えられそうです。ハンセン指数は最新の英国の 世論調査で EU 残留派が離脱派をやや上回ったことや、先週の大幅下落の反動で買いが先行となりそ うですが、その後は国民投票を控えて様子見ムードが強まりそうです。こうしたなか、中国インター ネット会議が 21 日から 23 日までに開催される予定で、国家戦略の「インターネット+」*の関連 銘柄が物色される可能性がありそうです。 (*「インターネット+」とは、国務院の李克強総理が政府活動報告の中で「モバイルインターネット、クラウド、ビッ クデータ、IoT などと近代製造業とを結合させ、EC 事業と工業インターネット、インターネット金融の健康的な成長を促 進し、インターネット関連企業の国際市場への参入を支援するもの」という行動計画である。)ご留意いただきたい事項 マネックス証券(以下当社)は、本レポートの内容につきその正確性や完全性について意見を表明し、また保証す るものではございません。記載した情報、予想および判断は有価証券の購入、売却、デリバティブ取引、その他の 取引を推奨し、勧誘するものではございません。当社が有価証券の価格の上昇又は下落について断定的判断を 提供することはありません。 本レポートに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予測であり、当社の意見や予測をあらわす ものではありません。また、提供する情報等は作成時現在のものであり、今後予告なしに変更又は削除されるこ とがございます。 当画面でご案内している内容は、当社でお取扱している商品・サービス等に関連する場合がありますが、投資判 断の参考となる情報の提供を目的としており、投資勧誘を目的として作成したものではございません。 当社は本レポートの内容に依拠してお客様が取った行動の結果に対し責任を負うものではございません。投資に かかる最終決定は、お客様ご自身の判断と責任でなさるようお願いいたします。 本レポートの内容に関する一切の権利は当社にありますので、当社の事前の書面による了解なしに転用・複製・ 配布することはできません。 当社でお取引いただく際は、所定の手数料や諸経費等をご負担いただく場合があります。お取引いただく各商品 等には価格の変動・金利の変動・為替の変動等により、投資元本を割り込み、損失が生じるおそれがあります。ま た、発行者の経営・財務状況の変化及びそれらに関する外部評価の変化等により、投資元本を割り込み、損失が 生じるおそれがあります。信用取引、先物・オプション取引、外国為替証拠金取引をご利用いただく場合は、所定 の保証金・証拠金をあらかじめいただく場合がございます。これらの取引には差し入れた保証金・証拠金(当初元 本)を上回る損失が生じるおそれがあります。 なお、各商品毎の手数料等およびリスクなどの重要事項については、「リスク・手数料などの重要事項に関する説 明」をよくお読みいただき、銘柄の選択、投資の最終決定は、ご自身のご判断で行ってください。 マネックス証券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第165号 加入協会:日本証券業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会