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高校生の生活と貧血に関する実態調査

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Academic year: 2021

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(1)Title. 高校生の生活と貧血に関する実態調査. Author(s). 三島, 利紀; 小澤, 治夫; 佐藤, 毅; 樽谷, 将志; 西山, 幸代. Citation. 釧路論集 : 北海道教育大学釧路校研究紀要, 第38号: 139-144. Issue Date. 2006-11. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/1388. Rights. 本文ファイルはNIIから提供されたものである。. Hokkaido University of Education.

(2) 釧路論集一北海道教育大学釧路校研究紀要一第38号(平成18年) KushiroRonshu,−JournalofHokkaidoUniversityofEducationat Kushiro−No.38(2006):139−144.. 高校生の生活と貧血に関する実態調査 島 利 紀1・小 津 治 夫2・佐 藤 毅3 樽 谷 将 志3・西 山 幸 代4 1釧路工業高等専門学校 2北海道教育大学釧路校 3北海道教育大学大学院 4京都府立山城高等学校. A study on the relation betweenlife−Style and anemia of high school students ToshikiMISHIMAl,Haruo OzAWA2,TakeshiSATO3. MasashiTARUYA4,Sachiyo NISHIYAMA4 1Kushiro NationalCollege ofTechnology 2Hokkaido University ofEducation,kushiro campus 3Hokkaido University ofEducation 4Kyoto Yamashiro HighSchool. 要 旨. 高校生の生活と貧血の実態がいかなるものかを明らかにする事を目的として本調査を行った。 調査対象は、北海道内のK校に通う602名(男子510名、女子92名)、関西圏のY校に通う338名(男子207名、 女子131名)である。調査は、K校が食事・睡眠・運動など生活や健康についてのアンケートと血色素量の測 定、Y校は血色素量の測定のみで、単純集計した。K校においては、生活・健康アンケートと血色素量の関 係をみることとし、Y高校に関しては、K校との血色素量比較をすることとした。 結果、1.K校の22.0%、女子19.6%、Y校男子55.1%、女子45.0%に基準血色素量を下回る者が見られた。 2.両校とも女子より男子に多かった。3.K校において、手の冷たい学生が貧血傾向を示した。4.K校の寮・ 下宿・アパートに生活する学生に貧血傾向が見られた。5.K校において、睡眠不足・運動不足傾向の学生が 多く、そうした生活習慣が貧血に影響している傾向が見られた。 一般的に女子に多いといわれる貧血であるが、運動・食事等が充実していた男性に多くなってきたことは、 大きな問題であり、睡眠・食事・運動といった生活習慣の見直しが男女間わず求められることが示唆された。. でいる4)。. 1.調査目的. こうした現象と関連した身体要因として低体温や貧血が. 近年、小学校から大学生に至るまで、幅広い年代におい て、生活の崩れとそれに関連すると思われる体調不良の和 歌K者の増加が指摘されており、我々の過去の調査からは、 北海道内高校生の生活習慣において、睡眠不足や休養不足、 さらに運動不足等の問題が明らかになっている1)。 小学校から中・高校にいたるに従って朝食の欠食増加、 就寝・起床時間は遅延し睡眠時間は短縮傾向にあり、特に 高校生の生活や健康が懸念され、青少年の体力低下2・3)とあ. 考えられている。 そこで本研究では、そうした高校生の生活・健康・体力 の現状が、血色素量と関係しているか否かについて明らか にすることを目的として、本州および北海道の2っの高校の 生徒を対象に調査を行った。. 2.研究方法 調査対象は、北海道内のK校に通う602名(男子510名、. いまって、学習意欲・学力の低下や登校意欲の低下も生ん. −139−.

(3) 三島 利紀 他. 女子92名)、関西圏のY校に通う338名(男子207名、女子131 名)である。なお、K校の血色素量との対応アンケートデー タは331名(男子276名、女子35名)であった。 調査は、K校が食事・睡眠・運動など生活や健康につ てのアンケートと血色素量の測定、Y校は血色素量の測定 のみで,単純集計およびクロス集計(血色素量と各項目)を した。K校においては,生活・健康アンケートと血色素量の 関係をみることとし、Y校に関しては,K校との血色素量比 較をすることとした。. 表1.K校の血色素量度数. 表2.Y校の血色素度数 血色素白 女子 男子 合計. 血色素臼 女子 男子 合計. 3−3.5. 8−8.5. 6.5−7. 2. 2. 2. 7−7.5. 2. 2. 2. 2. 7.5−8. 5. 8. 8. 8−8.5. 9−9.5 9.5−10 10−10.5 10.5−11. 5. 2. 7. 2. 4. 6. 11−11.5 11.5−12. 9. 12−12.5 12.5−13. 調査時期は2005年8月∼11月であった。 今回の測定に用いた血色素量測定器アストリム(ASTRIM):. 13−13.5 13.5−14. シスメックス社(写真1)は、近赤外線センサーによって、. 14−14.5 14.5−15. 手の中指の血管を流れる血液動態から測定値を導き出す非. 15−15.5 15.5−16 16−16.5. 観血的方法である。採血することなく実施できるため、学 校等で学生の生活管理をする上では、簡単で実用性が高い。 測定時間は1人、約1分程度で計測できる。 今回の測定では、1日4クラス、4日間で計602人のデー. 15 14 9 7 4 3. 9 18 11 14 25 44 59 33 47 62 71 67 74 94 98 65 68 57 58 55 55. 16.5−17 総計. 3. 92 510 602 平均値 12.5 14.4 標準偏 1.5 1.2. タを取ることができ、体育の授業中で計測した。学生たち. 3. 8.5−9. 5. 9−9.5. 6. 9.5−10. 5 9. 16 28 29 25. 4 20. 6 6 7 9 25 43 36 33 31 24. 15 19 24 29. 32 12. 7. 7. 6. 6. 総計 131 207 338 平均イ直 11.2 13.3. 標準偏. 1.9. Ⅷ弧幻刀㌔顎W刀か1。0 図1.K校の血色素量度数分布. 近赤外線センサーによる計測器 アストリム. 3.結 果 血色素量の度数分布は、K校が表1、Y校が表2のとお りであった。貧血傾向の基準を男子13.6g/dl未満、女子. 11.3g/dl未満とした場合、これを下回った生徒の割合は、 K校が男子22.0%、女子19.6%となり、Y校が男子55.1%、 女子45.0%であった。(図1、2) Y校の生活アンケート結果は得られていないため、今回. ㌔㍉㌔賦㌔㌔ 図2.Y校の血色素量度数分布. −140−. 9 6. 13 17 20 9 15 7 8. 減価. はK校について、血色素量と各項目のクロス集計を行った。. 3. 10.5−11. 11−11.5 11.5−12 12−12.5 12.5−13 13−13.5 13.5−14 14−14.5 14.5−15 15−15.5 15.5−16 16−16.5. 3 5. 10−10.5. は、授業での運動が適度で、抹消血管を拡張させ、アンケー トに答えている時間が安静状態をつくり、比較的良い条件 で計測できた。. 5. 2. 1.5.

(4) 高校生の生活と貧血に関する実態調査. 血色素量と「住居形態」では、寮・下宿・アパートで生 活している学生に貧血傾向が見られた。. 表3.K校の血色素量度数(生活アンケート対応). 表5.血色素量と住居形態の度数 女. 男 子. 子 合計. 血色素日 自宅 寮 下宿. 合計 総計. 自宅 寮 下宿 アハ○−ト. 8−8.5 9−9.5 10.5−11 11−11.5 11.5−12 12−12.5 12.5−13 13−13.5 13.5−14 14−14.5 14.5−15 15−15.5 15.5−16 16−16.5. 2. 3 4. 3 3 2 4. 5. 4 4 10 13. 8. 25 19 35. 9. 14 23 10 4 31 4 1 15 11 2. 4. 18 14 35 149 105. 総計. 平均値 12.7 12.8. 12.8 14.6 14.3 14.3. 42 52 28 33 33 4 276 311 14.4. 血色素量と「健康状態」では、自覚症状として、悪いと 答えている学生が少なく、貧血傾向は見られなかった。. 表6.血色素量と健康状態の度数. 図3.K高専の血色素量度数分布(生活アンケート対応分). 血色素量と「手の温もり」との関連をみると、男女とも. に暖かい生徒に比べ、冷たいほうが低値を示した(表4)。. 表4.血色素量と手の温もりの度数. 女. 男 子 合計. 子 合計. \. ヽ. 8−8.5 9−9.5 10.5−11. 2. 2. 3 3 5 5. 11−11.5 11.5−12. 3. 12−12.5. 3. 12.5−13. 4 2. 6. 13−13.5. 5. 6. 13.5−14. 2. 14−14.5. 4. 14.5−15. 2. 15−15.5 15.5−16 16−16.5 総計. 8 16. 6 9 5 3 2 35 27 111 138 5. 3. 4 8. 2. 13 25 31 9 10 19 25 13 21 35 38 17 14 37 42 18 25 52 55 12 28 29 18 10 31 31 20 33 33 276 311. 血色素量と[睡眠量]では、不十分・やや不十分と答え た学生が多く、貧血傾向が見られた(表7)。. 平均値 13.7 12.7 12.2 12.8 14.8 14.5 14.5 14.4. −141−.

(5) 三島 利紀 他 表7.血色素量と睡眠量の度数 女 子. 4.考 察. 男 子. 合言 総計. 本調査では、比較的貧血傾向は見られたものの、高血色 素量域にも分散していた。また、「手の温もり」評価では冷 たい学生が多かった。これらから推測すると、自律神経系 の働きが上手くいかず、血管拡張に支障をきたしている可. 血色素量 十分芸や十芋芸不不十分十分や十不不十分で 8−8.5 9−9.5. 1 1. 10.5−11 1ト11.5. 1 2. 12−12.5. 2. 1. 3 4. 2. 1. 11.5−12. 1 2 1 1 1 1 5 1. 能性が考えられる。また、K校は、過去の生活実態調査で. 5. 9 9 4 25 2 4 8 5 25 13.5−14 1 1 1 3 7 9 16 3 35 38 14−14.5 2 2 1 2 8 17 9 1 37 42 14.5−15 1 1 1 2 13 27 7 3 55 15−15.5 2 8 15 2 1 29 15.5−16 5 9 13 3 1 31 31 16−16.5 3 1112 7 33 総計 4 14 9 8 29 74125 42 6 276 311 平均値 12.3112.8113.1112.8 12.8 14.1114.7114.4114.4114.8 14.4 12.5−13. 1 2 1 2. 13−13.5. 5 1. 3. は喫煙率が低くないことが報告されている。喫煙は抹消血 管を収縮させることがあり、そうしたことも本測定に影響 したことが否定できない。この測定器では計測がしにくい. と思われ、血管が収縮していない条件での測定が不可欠で ある。 K校とY校の貧血傾向は、K校で男子22.0%、女子19.6%、 Y校で男子55.1%、女子45.0%であって、Y校の方がK校. を大きく上回った。共通点は、どちらの学校も女子に比べ て男子の方がその割合が高かった。単純に比較すれば、Y 校に比べ、K校の方が良好な状態といえるが、残念なこと. 血色素量と「朝食」では、食べない・食べない方が多い 学生が少なく、貧血傾向は見られなかった。. に、Y校の生活アンケートのデータがないため、どのよう 表8,血色素量と朝食の度数 女子 男子 食べる 食べる 食べない 食べなし 小計 食べる 食べる. 血色素量 8−8.5 9−9.5. 1. 10.5−11 1ト11.5. 1. なことが影響しているか検証することができなかった。今 後、調査を実施して、比較検討を行う必要がある。 首都圏高校生の血液検査による貧血の割合では(小沢、 食べない 食べな 小計 合計 1997.)、42%が貧血傾向にあり、Y校も同様に高かった。. また、血清鉄、貯蔵鉄というフェリチンも不足がちで、ヘ. 1. 1. 1. 1. 11.5−12 12−12.5. 1. 3. 2.5−13. 1. 1. 1. 1. 13−13.5. 3. 1. 13.5−14. モグロビンが標準値を下回らなくても、鉄分の体内での貯 金はほとんどないままに生活しており4)、貧血はかなり深刻 な問題のようである。今回のK校の結果をもとに、北海道 内の実態が分かる調査をし、他地域との比較をする必要が あろう。 「住居形態」についてみてみると、高校年代にはあまり ない環境である寮、下宿、アパート生活をしている学生が 多く、その学生たちに貧血傾向が出たことは、懸念されて いた通りの結果であった。単純に食生活なのかなという疑 問には、アパート以外は、食事付であることから考えにく. 1. 1. 1. 14−14.5. 1. 14.5−†5. 1. 15−15.5. 1. 1. 15.5−16. 33. 16−16.5 総計. 血色素量と「運動時間」では、表7、図7同様、1週間 で2∼3時間未満・2時間未満と答えた学生が多く、貧血. い。しかし、食事付という環境が整っていたとしても、最. 傾向が見られた。. 近の学生たちの食の細さ、スナック菓子や清涼飲料水、イ ンスタントラーメン類の摂取で空腹を癒し、食欲が涌かず、 食事が摂れない、あるいは、好き嫌いから来る欠食および 部分欠食もまた考えられる。それを裏付けるように、「朝食」 については、食べる61.6%、食べる方が多い19.6%で、合 わせて80%を超えていたが、欠かさないが6劃しかない点 は問題である。 「睡眠量」についてみてみると、遅寝遅起きの学生が多 く、睡眠量の不足だけにとどまらず、朝食の欠食にも関連 した問題のひとつである。. 表9.血色素量と運動時間の度数 女子 血色素白. 男子. 2時間 2∼3時間 」… === 小計 2時間 2∼3時間 3∼4時間 4時間 小計 合計. 8−8.5 9−9.5 10.5−11 11−11.5 11.5−12 12−12.5 12.5−13 13−13.5 13.5−14 14−14.5. 1. 朝食を食べていると回答した学生が多いが、寝不足によ. 16−16.5. る覚醒感の低下から、欠食しないまでもかなり量は少なく なっているように思われる。すっきりした目覚めがあれば、 少々時間がなくてもある程度、朝食を摂取することができ. 総計. るのではないかと思われる。. 14.5−15 15−15.5 15.5−16. −142−.

(6) 高校生の生活と貧血に関する実態調査. 「運動時間」についてのアンケート結果は、運動時間が 週2時間未満と2∼3時間未満と答えた学生が、男子で213 名、女子で27名と多く、運動不足状態である結果になって いる。表10、11からも分かるように、K校の男女において、 スポーツテストの結果も全国平均を下回る種目が多く、体 力低下が著しいことが分かる。これでは、運動を率先しい て行おうという意識になるわけもなく、毎日の生活の中で 運動をするのは、せいぜい体育授業という実態になるのも. 表11.K高専生女子の体力テスト結果 本校平均. 全国平均. 1年 2年 3 年 1年 2年 3年. 仕方がない。深く十分な睡眠を確保する上からも、身体運 動の果たす役割を見逃してはならない。 体育の授業で運動することの楽しさ、からだを動かし汗 をかく気持ちよさ、上達する嬉しさなど、様々な視点で、. 1.握力(kg). 24.5. 星組. 2.上体起こし(回). 呈1遁. 呈巨遥 塑遥 20.80 21.70 21.83. 3.長座体前屈(Gm). 4至担. 4.反復横とび(回). 36.4. 39.4. 36.1. 43.76. 43.88. 44.61. 5.シャトル(回). 3(i.4. 39.4. 36.1. 46.46. 48.64. 49.75. 6.50m(秒). 学生の心を揺さぶる授業の工夫、指導法のバリエーション. 拡充が教師に求められているように思われる。学生にただ やれというのではなく、運動に対する動機付けに十分時間 をかけることが、こうした学生の出現を防ぐことになる。 教師がそうした努力を惜しまず、日々研磨をつんだとして も、当の学生の意欲がなければ教育的活動は功を奏さない。 とどのつまりは、学生がこれらの結果を受けて、問題意識 を持ち、目標を立てて実行し、反省する姿勢になっている かが、極めて重要である。 前述したように、今回の計測に用いた装置は簡便法であ り、北海道はもとより、首都圏、関西圏の小中学校および 高校、大学までデータを収集したが、比較的簡単にデータ. 7.立幅跳び(cm) 8.ハンド(m). 4王道. 9.3. 27.1. 45.9. 9.5. 157.3 180.2. 14.7. 13.2. 25.75. 45.84. 9.5. 26.47. 46.40. 9.14. 1亭・5 15.01 14.11 14.75. 睡眠等の単元に発展できるものと実感している。その意味 では、今までの講義形式やプリント資料等の副教材を使っ た授業だけでなく、こうした装置を使用した「実験形式授 業」の導入にもなり、学生の興味・関心が広がるのである。 教育現場での普及が望まれる。 子どもたちの体力低下、学力低下、意欲低下の問題は、 生活に問題があることにその原因のひとつがある(小津、. また、再現性も高く信頼できる値が待られる。経費と時間 をかけて採血し、データが出るまでに時間がかかるよりも、 採りたいときに採れ、すぐにデータが使える、この非観血 的測定法は、学校での健康管理をする上で、継続的に実施 でき、経年的にデータを蓄積できるため、非常に有効な方 法である。. 2003.)。 物も、お金も、情報もなかった貧しい時代に、子どもは、 棒切れを刀にし、風呂敷をマント代わりにして「ごっこ遊 び」に夢中になっていた。朝早くから夜遅くまで外で遊び、 体がへトヘトになるぐらい遊んでいた。そして、空腹を満 たしてくれる一家団欒の夕食で腹が一杯になり、気がつけ ば布団でぐっすり寝ていたはずである。. つまり、ここで大事なのは、夢中・00一杯・ぐっすり. 表10.K高専生男子の体力テスト結果. である。人は“やりつくす”ことで満足する。乳幼児が最 本校平均. 全国平均. もそれが顕著に現れるはずで、いつの時代の子どももその. 1年 2年 3年 1年 2年 3年. 時期を通過し、大人になっている。これを生活の中に取り 戻そうと提言したものが図1の「ライフマネジメントの風. 1.握力(kg). 38.1. 41.5 型埴 39.49 42.29 43.45. 2.上体起こし(回). 呈堅塁. 30.1. 旦1遁 28.85 30.60 31.34. 3.長座体前屈(cm). 43.8. 46.8. 48.2. 47.91. 49.98. 51.54. 4.反復横とび(回). 49.8. 51.9. 55.1. 52.92. 54.41. 55.80. 5.シャトル(回). 69.7. 71.3. 70 ・79.70 87.05 89.73. 7.8. 7.8. 7.8 7.2∈‡ 7.44 7.43. 車モデル」である(小沢・西嶋、2003.)。 風車モデルの考え方の特徴のひとつは、風車を思い描い ていただければ分かるとおり、全部の羽に風を与えなくて. も、どこか1つに風を与えれば、その風車は回るところに ある。. 項目はたくさんあるが、3大生活行動の睡眠、食事、運 動のいずれかに焦点を当て、そのひとつを重点的に実行す. 6.50m(秒) 7.立幅跳び(cm). 8ノ\ンド(m). 208.3. 213.4. 219.4. 23.1. 24.3. 24.8. 229.63 27.29. 230.48 26.31. る。そうした時、風車は回り始め、目覚めもすっきり、時. 231.47 26.91. 間をかけて食事ができ、意欲・気力に涌く姿で登校し、難 しい勉強に立ち向かう気力の充実につながり、生活が充実・ 安定するのである。. −143−. 9.18. 158 170.44 169.79 172.05. また、保健授業における自分自身の「身体を科学する」. 45分の授業中で40人は十分に計測することが可能である。. 47.64. 9.27. 上で、学生たちに強く動機付けられ、そこから食事・運動・. が取れることが判明した。. 27.32.

(7) 三島 利紀 他. ていることが推測された。 4.本測定は、学校教育において、簡便で教育効果の高い. 生活改善プログラム(T高校の実践小澤) ◎生活の立て直し(柴乍. 有用な方法と考えられた。. 朝食の摂取 3食のあり方(しっかり、 団欒). 補食(おにぎり、バナナ). 参考文献. (水持参). 1)三島利紀・後藤 洋、岡崎勝博、菅原 恵、造田哲也 北洋一利、小洋治夫:北海道内および首都圏高校生の 生活・健康・体力に実態調査、釧路論集一北海道教育. 体力向上のため 体力低位生徒・肥満生 徒をターゲットにした. 大学釧路校研究紀要一第37号,pp123∼130,2005.. 授業 スポーツサイエンス の活用. スポーツを「する・よむ ささえる」. 2)西嶋尚彦:特集 青少年の体力の現状と対策「青少年. の体力低下傾向」,体育の科学Vol.52 Nol,pp4∼14, 2002.. スポーツ新聞をつくる. 3)小林寛道:特集 変貌する現代の子どもたち「現代の. 子どもの体力 ー最低必要な体力とは−」,体育の科学. 図4.ライフマネジメントの風車モデル. Vol.49 1月号,pp14∼19,1999. 4)小洋治夫:連載 身体と心の健康24「最近の子どもの. 生活と健康・体力における問題」,教職研修,pp80∼83, 今回の調査結果を受け、こうした理論により、高校生の. 2003.. 生活が改善されることが、今後の課題といえよう。. 5)小洋治夫:連載 身体と心の健康25「元気が出る学校. 体育活動とその要因」,教職研修,pp127∼131,2004.. 今回実施した血色素量測定は、非観血的方法測定器アス トリムによって実現が可能になった。高価な装置であるが、 研究者だけではなく、小・中学校および高校に普及するこ とが強く望まれる。それほど、児童・生徒の身体に異変が 起きているということでもある。 血色素量測定後、学生たちの多くが「またやらないの?」 とか、「早く測ってよ」という反応を見せた。教師側の資質 向上のヒントは、学生たちの反応にあることが実感できた。 これは、想定外の研究成果であった。改めて、教師がたく さんのことを、様々な方法で提供することの大切さが実感 できた。 子どもたちの身体づくりには、こうした研究の成果をフィー ドバックし、親や教師である大人たちが支える視点を強く 持って、次代を生き抜けるようにしていくことが大切なこ とである。 今後は、より成果が出せるよう、アンケートの工夫、装 置の購入等の施設・設備の充実、ネットワークづくりに工 夫や努力が必要である。. 5.結 論 2005年8月∼11月にかけて、高校年代の生徒940名につい て非観血的方法により血色素量測定を行い、あわせて一部 の生徒については生活アンケートを実施し、両者の関係に ついて検討した。. 1.調査校のK校では約2割、Y校では約5割が基準値を 下回る低値を示し、貧血傾向が見られた。. 2.貧血傾向には生活習慣が関係していると思われた。 3.本測定法による低地出現には、抹消循環動態が関係し. ー144−.

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