通常学級に在籍するADHD児に対するアセスメントと支援
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(2) ることが示された.そこで,支援の標的行動を,. ペアレントトレーニングのプログラム(上林,. 離席・大声・邪魔をする・授業以外のことをす. 2009)を月1回30分程度A児支援者が保護者に. るとして,個別の支援計画を作成した.. 対し行った.. Anoway(2011)に基づくワーキングメモリ補. ④三者の連携. 強による支援と,報酬系の即時的な支援を行っ. 保護者とA児支援者が2週間に1回文は1ヶ. た結果,A児の授業中の問題行動が減少してい. 月に1回通院し,学校でのアセスメント結果と. ることが明らかになった.このことは,ADHD. 家庭でのA児の様子を具体的に報告した.その. 児の授業中の行動改善の方法として2つの支援. 結果に基づいて,医師は投薬量を調整した、. 方法が効果的であったことを示している.. 3)結果 支援後のCBCL−T㎜1,C㎝ners3,WISC一皿の結果,. (2)第2章 1)目的. 第1章での支援後,音楽会の練習開始により 問題行動が再び見られるようになり,学校だけ では対応出来なくなった.学校と家庭と医療が 連携し,行動改善のための具体的な支援を実施 した.そして,連携による支援の効果を実証的 に明らかにすることを目的とした、 2)方法. 通常学級に在籍し発達障害を持つ小学校2 年生男児を対象に支援を行った、支援者は学級 担任,特別支援教育補助員,医師,保護者,A 児支援者(筆者)であった.. ①教育支援としての個別指導 A児の授業不参加行動(①授業以外の事をす る②離席③突然の発言④他児への妨害)をター ゲット行動として,Alloway(2011)に基づく教. 育支援と,トークンエコノミーシステムなどの 行動療法を行った.. ②医療支援としての薬物治療 メラトニンによる睡眠治療と,医療用医薬品. ADHD主症状である注意の問題,多動一衝動性の 症状緩和が見られた.このことから,薬物療法 が症状緩和に効果があったことが示された.し. かし,A児の国語の授業参加率は薬物療法だけ では効果が見られなかった.. そこで,薬物療法と行動療法,ペアレントト. レーニングを併用して行った3回目以降は, 90%以上の授業参加率であった.これらのこと. から薬物療法でADHD症状を緩和し,A児の注 意力が向上したところに,標的行動に対する行. 動療法を行ったことが,A児の標的行動改善に 効果をもたらしたといえる.よって,三者の連 携による支援の有効性と,具体的な連携モデル を呈示することができたと言える.. 以上のことから,通常学級に在籍するADHD 児の支援では,Alloway(2011)に基づくワーキン. グメモリ補強による支援と,報酬系の即時的な 支援が有効であったことが示された.. また,学校・家庭・医療が連携して薬物療法 と行動療法を併用することで,より高い支援効 果を得ることが出来た.. 「リスパダーノレ」「コンサータ」によるADHD の諸症状の緩和治療を行った.. ③家庭での支援. 主任指導教員 松村京子 指導教員 松村京子.
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