レキシカルグラマーを活用した高等学校英文法指導:―「不定詞」での実践を通して―
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(2) ることを説明する。次に、副詞的用法が「日的」. された。. 「結果」「感情の原因」「半■1断の根拠」の4つの. 意味を持つことに対する納得を得るため、toの. 表1学習意欲の合計点、平均値、t催. コア図<矢印>から、「toを使って、中途半端に. 事前. 事後. t値. 終わっている状況・情報仏)を、不足している状. 34.47(4.77). 36.21(4.11). t(38)=3.54*吠. 況・情報(B)に矢印で指し示すことによって、聞. 舳〆、01. き手と話し手に存在する情報のギャップを埋め る働きをしている。」という指導を一貫して行う. ②レキシカルグラマーがアウトプットに及ぼ. (Awareness・Raising)。すると、従来、文脈から. す影響. 判断するよう指導されていた4つの用法につな. 単元開始前は、ほとんどの生徒が不定詞を用. がりを見出し、原理の拡張を引き起こすことが. いた英文を書けていなかった。しかし、実践後. できる(Networking)。形容詞的用法や名詞的用. のポストテストの結果、39名中26名の生徒が. 法でも同じ原理を用いて指導を行う。そして、. 正答率を向上させた。また、語彙・文法的な正. 実習最終日には、コアを活用して和文英訳問題. 確さの観点から評価を行ったところ、7題中6. を解き、学んだ英語を実践的に用いることで知. 題にて点数の向上が見られた。. 識の自動化を図る(Automatization)。. 5.実践の課題と方向性 ①初学者に対する指導 言語的な気付き(Awareness・raising)を引き. ○∴○. 起こす前提として、基礎的・基本的知識を有し ている必要性から、コアを用いた指導を行う前 に、中学校での既習事項を復習する指導が必要. tOのコア. である。. 図1toのコア図. ②レキシカルグラマーの汎用性 副詞的用法(結果)とtoO−to...においては大. 後半の3時間は、不定詞の応用的な表現(1.to. きな変化が見られなかった。レキシカルグラマ. の付かない不定詞、2.疑問詞十to不定詞、3,be. 』の説明では理解しにくい範囲を明確にし、新. 動詞十to不定詞、4、不定詞の表すr時」)を扱い、. たな指導法を開発していく必要がある。. N高等学校で指定されていた教科書を用いて授. 今後、文法のすべてを網羅できるように、規. 業を実施した。. 則の文法やチャンキングの文法(構文も含む情. (4)指導の効果. 報配列の仕方)を考慮し、より緻密な英文法の. 第w章では、コアを媒介とした新たな学習方. 体系化を可能にしていきたい。. 略を教授された生徒の学習意欲や語彙カ・文法. また、現場で実践していく中で、多くの先生. 力に変容があったか、分析を行った。. 方からのご批判やご指導にも真撃に耳を傾けな. 4.実践の成果. がら、このレキシカルグラマーをより一層洗練. ①生徒の英語学習に対する意識の変容. させていきたい。. 4段階(5段階を1つ含む)で求めた回答をその まま点数化し、12項目の合計点(49点満点)の平. 修学指導教員 増澤康男・溝違和成. 均値と標準偏差、t値を表1に示した。この結. 指導教員 黒岩督. 果より、生徒の学習意欲が向上したことが示唆. 一67一.
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