幼児期の給食指導に関する牡畔リ的考察 人間教育専攻 現代教育課題総合コース 坂本 佳子 1 .昆題の所在 食育基本法が平成17 年に制定され幼児教育 に食育が積極的に取り入れられるようになり, それなりの成果をもたらしている。しかし幼児 教育には食育の指導の手引きが明確に記され ているわけではなく,内容については各施設, 各保育者にゆだねられている部分が多い。さら に,給食指導の保育計画を立てているものの, その他の保育に比べか軽んじられているとい う印象を受けた。給食指導に絞って先行研究調 査をしたが,幼児教育施設の給食指導について の学術的研究は不十分である。 2.田侯三の目的と方法 (1) 侯タ)目的 幼児教育施設の給食指導について,保育カリ キュラムへの明確な位置づけはなされている にもかかわらず保育に活かされていないこと を批判的に考察した。そのうえで、保育計画に 適切に給食指導を組み入れ、さらに、幼児教育 施設だけではできない給食指導についての地 域の協力を得るという方法を構築し適切な給 食指導について明らかにすることを目的とす る。 (2)可踏三の方法 上言己D目的を達女するため下記の方法で'Ii)秩三を 行った ① 先行旬移言踏 給餅旨i掌こついての文献を,幼児教育ld眼らず広 指導教員 藤村 裕一 範こタ南周踏した。 ②実祭1孫合剣旨導の慧馬踏三 給餅旨尊の実祭1芽旨尊についてビデ羽最影し,批 半」伯勺に考察した。 ③給食指導に関する質界」爵氏i〕耀呈 保護者と保育者を対象に給食指導こ関する彫露周 査を行った ④保育者に対するインタビュ司殖 保育者に給食指尊についてインタビュ-)踏を 2 ロ ゾーし,KHCoder を用い ロ白を分析し批 半伯勺に考察した] ⑤ 幼児教育方煽殳における望ましし給食指導の在り 方の考察 上記の①~④をふまえ,幼児教育施設におけ る望ましい給食指導の在り方を考察した。 ロ 3.本司暁と僕連する先行司侯三 (1)給食の歴史 学校で始まった給食だが,保育所でも給食が 義務付けられている。幼稚園では義務はされて いないが、自主的に給食を行っている園がある 実態を確認した。子ども園制度が始まってから からは給食が義務付けられているため,園内調 理,委託調理に関わらず給食を実施している。 (2)世界の給食について 日本のみならず,世界各地で給食を行ってい る実態を調査した。日本の給食の充実度がわか り、また世界の給食についてもさまざまな方法 で実施していることが知ることができた。
(3)幼児教育施設の給食指導に関する先行研 究調査 給食指導に関する研究は,給食制度やアレル ギー対応の仕方,学校においての給食指導の在 り方の研究は多く存在しているがものの,幼児 教育施設における給食指導の在り方に関する 学術的研究は不十分であった。 4.幼児教育施彰躯孫誰指幕7●見伏 (1)幼児教育茄段における給食才旨尊に関する保育 者の悩み 保育者は,食べさせる困難さを感じつつ、他 の保育者や保護者と相談して保育者個人の考 えに基づいて給食指導を行っていることが明 らかとなった。 (2)保護者ク輪餅旨尊に対する期待 保護者は,家庭だけでは困難な食事に関する 指導を幼児教育施設に期待していることが明 らかとなった。 (3 )給食指導の観察結果に関する批判的考察 概ね発達に応じて適切な給食指導を行って いるものの,保育者個人の考えで指導し,幼児 教育施設全体での共通理解に基づいてないこ とや食育として不十分なことが判明した。 5.教育として価値のある幼児期における給食指尊 の在り友こ関する考察 (1)保育カリキュラムーマ輪餅旨尊7)食育として の位置づけ 幼児教育b'-TLiJWAZにおける給食才鱒を,保肩者個人の 考えで行うのではなく,食育の環として全体で共 i鵬翻こ基づき,忌図メ肩恒的け旨尊できるよう、保 育カリキュラムノ」立置づけることカ泌要であ瓦 (2)楽口メながら学ぶ幼児期ならでは0浮合食指導 の在り方 子ども自らの内発¥倒機を通初する給飼lI・給食 中‘給飼変叫鱒の在り方をt鋳寸し楽UJ ながら学 ぶ幼児期ならて1まci浮合食指尊として,ま哉よ嫌,な 野菜なども自分て清て,収穫することで愛着を持ち, 食べることを好きになるような働きカ対をすること で偏食(1政善こもつなが気 また完食を強要するのではなく,食事前にはお なカ功gすくように体を動カv打薩j]を位固寸I土進ん で食べようとレ完飼一るようt酒己散を行うとよV. 給飼変指導についても,給食をきっカ打に食に関 する興味・関しをもち、食こ関する学びを家廷やその 後の省舌に広げられるようにするとよし、 (3)年「紺縛訓画におけるI雄位ぐ食に関する取り 組み 」肩己(2)を可能とするたぬ餅オを未賠したり, 食材が自分たちのところN冒くまでのb計しを知った り,食材そのものα瑞燃栽諸などに関する矢職 司調Iか去や自分たちのために司誕Eしてくれる誕唄 との人間関係作りをしたりするなど食本択給食に 関ナる親j厄惑と興味・関らl奮射の気持ちをもつこと ができるようにり範な食に関する活動を年間指導 計画に位置付けることカ泌要である。 (4) 給餅旨尊を支える協馴月織づくり ―馬己(3)を実現するためには地元(7才角業組合と 協力して地引網で魚を捕るiT畷をしたり,地元の農 難胎、と協力して,彫ミの方に未賠の仕方を教わり ながらイ糾勿を育て梼隻したりするなど地域の食糧 壁i者と協動する必要がある。 料理についても,調哩員はもとより,地域7沫纏家 べ痢曾・醤油などα朋嚇牲醒手の協力を受け才ば 司鯉法や刻蒙な味覚について関しを高めることも可 能となる。 このように地或の多藁な人々を巻き込み,給食を 通した食育につなげていくことができるよう,給食 揖尊を支える協言湘織作りカ泌要である。