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特別支援教育に対する学生と教員の不安に関する意識調査

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Academic year: 2021

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- 189 - 特別支援教育に対する学生と教員の不安に関する意識調査 特別支援教育専攻 演田冊目史 1. 目的 本論文では本学の学部生e大学院生・教職大 判完及び,他大学の学生数名を対象に質問紙を 鶏包結果をまとめることで学生と教職識者 の不安の内容とその対象の違い及び共通点,相 談しやすし相手の条件,現満経験内で特別支援 教育コーディネーターまたは特別支援学級経験 のある教員とそれ以外の教員との不安や興味の 比較,そして不安の性質の違いについて明らか にしてしペ。 日 方 法 1.調査対象 :A大学学校教育学部の大学生・ 大学院生・教職大判完生47名 B大学で特別 支援教育関系の授業を受講している大学生9名, 計56名から有効な回答を得た。

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調査期間:

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月にかけて実 施した。

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調査内容:吉村匂

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,田名場包

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を参考 に作万えした。 (I)フェイスシート 性別や年齢,鞠離験の有無,特別支援教育 コーデ、ィネーター経験の有無,特別支援学級経 験の有無,特別支援教育に対する興味関心及び 不安の度合い,間

J

I

支援判長担任への志望意志, 特別支援教育の知識の必要性などについて回答 を求めた。 (2)特別支援教育に対するイメージについて 特別支援教育に対するイメージにっし1てS D 法を用いてイメー巧:¥析を菊包特別支援教育 指導教員 田中淳一 に対するイメージについて

5

件法で回答を求め た。 (訪特別支援教育に関する項目で興味関心及び 不安を感じる項目について } I開立法で特別支援教育に関連する項目に対 する興味関心を感じる項目及び不安を感じる項 目を,それぞれ3位まで

i

盟穴してもらった。 (母相談しやすし、相手の条件 被験者自身が特別支援学級の担任になった 除相談しやすい相手は誰か,回答を求め,そ の中で最も相談しやすい相手とその理由の言

δ

主 を求めた。 4.手続き:授業終了後に質問紙を配侃その 場で回収したコ

5

.

分析方法 (I)フェイスシート フェイスシートに関しては,質問項目ごとの 単純集計を行い,項目ごとのクロス集計をおこ なったO

ω

特別支援教育に主「するイメージについて 因子分析で「感情JI感覚JI好意JI構造」の 4因子に振り分け,その因子を元に

t

検定を実 施した。また値を数

f

直化した上でグループごと の各項目の平均値をグラフ化,それぞれのグル ープと学生を比較した。 (訪特別支援教育に関する項目で興味関心及び 不安を感じる項目について

H

立を3点, 2イ立を2点, 3位を1点、として

(2)

- 190 - 点数集計し,グループ。ごとに表を作成した。 (4)相談しやすい相手の条件 相談相手については,単純集計を行ったD 最 も相談しやすし相手に関しては集計した上で3 理由の言己主をまとめた。 亜.結果 (2)特別支援教育に支けるイメージについて 教聴縫験者と学生とのイメージを比べた結果, 学生は教聴縫験者よりも特別支援教育に対して 好意的なイメージを持っており,また教耳噺圭験 者は学生に比べて身近でハラハラするとし1うイ メージが強いことが明らか

I

こなった。 (劫特別支援教育に関する項目で興味関心及び 不安を感じる項目について 学生はコミュニケーションに対しては高い興 味を感じる一方で不安にι感じており,教縮経験 者は,指導方法に興味を感じている一方で,保 護者とのかかわり方に不安を感じていることが 明らかになった。特別支援教育に関係のある2 つのグループも,鞠崩軍事免者同様の結果が出た。 (4)相談しやすい相手の条件 相談しやすし判手として学生は, I身近で気を 使わないJ,教聴艦験者は「知識や専門性があるJ という条件が多く,立場よりも人間性に重点を 置いていることが明らかになった。 IV.考察 調査の結果から,学生は特別支援教育に対し て好意的なイメージを持っていることが明らか になった。つまり学生が特別支援教育に抱く不 安は,好奇心などの好意的なイメージからくる 「ポジティブな不安」であると考えられる。一 方の教聴経験者は学生と比べて,特別支援教育 に対して,身近でハラハラするというイメージ を強く持っていた。このことから,教窮権験者 のもつ不安は,新しい特別支援教育とし、うもの に適応しきれていないというタ今までの経験か らくる不安,いわゆる「ネガティブな不安」と いえる。さらに学生の不安は,自の前のこと, つまり保護者とのかかわり方やコミュニケーシ ョンの取り方など,対象となる子ども自身を主 軸に置いた不安が多く,周りの児童との関して は調融至験者に比べて,不安を感じていない。 以上から,学生のもつ不安は現場との酎妾的な かかわりの少なさからくる「漠然とした不安J であるといえる。一方教耳繭霊験者は,学生に対 し,現場での問題に対して不安を感じている(指 導方法,他の子どもとのかかわり方)。イメージ 分析と合わせて考えると,新しいことに対する 一種の不適応な状態が不安を生んでいると考え, こ~L は「環境への不j自主ミ伏態」からくる不安で、 あるといえる。以上のことから,学生や鞠詰腕霊 験者では不安の内容と,不安に感じている項目 がそれぞれ異なり,それぞれに合わせた講習会 などを開催する必要がある。また,学生・教職 経験者両グループ共に,児童相談所・教育機関 等との現場とのかかわりに対して興床・不安と もに低く,関心が低いようであるため,講習会 をそれらの機関が率先して行うことで関係も密 になり,互いに活かしあえると考える。特別支 援教育コーディネーターだけが知識を蓄え,全 体を動かすのではなく,校内委員会を活用して, 学校全体で特別支援教育に対して進めてし1くこ とが,不安の斡或および改善につながると考え る。 今後は不安と興味の項目のズレについて調査 を行い,その具体的な違いを明らカ記すること で,特別支援教育に感じる負担感や困難惑を軽 減する方法,教育機関の働きかけの仕方,期リ 支援教育コーディネーターと学校との円滑なか かわり方などを検討することを熟題としたい。

参照

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