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複式学級における学び合いを取り入れた音楽授業についての研究 -教材の選択と指導方法の工夫に着目して-

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Academic year: 2021

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複 式 学 級 に お け る 学 び 会 い を 取 り 入 れ た 音 楽 授 業 に つ い て の 研 究 一教材の選択と指導方法の工夫に着目しで 攻 ス 奈 専 一 践 コ 却 実 リ ロ 刀 育

t

特 H M 成 木 学 養 々 、 度 員 高 教 佐 攻 ス 名 専 コ 氏 1.研究の頭線 1年次の実習を通して,学級の中には全体で の指示が通りにくい子がいたり,個人活動でつ まずくと相談・質問ができずに一人で困ったり する子がいるという実態から,友だちと関わり 合いながら学習するパートナー活動やグループ 活動に興味を持つようになった。そこで,授業 の中に積極的にパートナー-グループ活動を取 り入れ,子どもたちどうしで相互に関わり合い ながら注意し合ったり教え合ったりして学習す ることで,より学習が深まるのではなし、かと考 えた。さらに, 2年次の実習では,複式学級 (3・ 4年生)の音楽授業を実践するという機会を得 ることができ 3年生どうし, 4年生どうしの 関わり合いをもとに3・4年生聞での関わり合 いを大切にし,複式学級のよさと課題をふまえ, 学年を越えて学び合うことができる授業を展開 していくためには,どのような教材を選択し, どのように指導方法を工夫していく必要がある のカ噺究したいと考えたことが,本研究の動機 である。 次の表は,文割lf-ヰ学省による徳島県の学校 基本調査結果から抜粋したものである。この表 から,年々小学校に在学する子どもの数が減っ ていることがわかる。よって,徳島県において も,学校の実態と教科¢特性によって複式学級 での指導が行われることが増える可能性がある といえる。 実 習 責 任 教 員 葛 上 秀 文 実 習 指 導 教 員 山 田 芳 明 実 習 指 導 教 員 木 下 光 一 表 平 成22年度学校基本調査結果 (文音降卜学省、) 年度・学技館Ij 小学校数 在学者数 平成

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実践研究の目的と方法 本専問では,子どもたちが学年を越えて相互 に関わり合い,互いに車慨し合って学び合うこ とができるような教師の働きかけを明らかにし, 実践を通して授業の質を高めることを目的とす る。そのため,音楽という教科の特性を考慮し ながら複式指導を効果的に行うことができるよ う,教科書の題材の中から3・4年生合同で行 う教材(同一樹オ) ,学年ごとにわかれて行う 教材(異なる耕オ)を整理し,指導方法を検討 する。また,整理した教材の具体的な指導対去 を考え,実践を通して耕オに合った指導対去の 工夫改善を行う。 方法としては,教材を整理して学年ごとの目 標と共通のねらいを明らかにし,掛れこ応じた 指導形態を考えて実践を行う。その際,目標の 提示の仕方と学び合いを深める教師の働きかけ の2点から指導方法の工夫改善を行い,授業実

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践のプロトコルを起こして目的の到達制兄を分 析していく。 実践1. IIでは,耕

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研究において,共通の ねらいと学年ごとの目標を明らかにじ,指導形ー 態や学習活動を考えてして。実践後,プロトコ ルに起こして成果と課題を分析し,後期での授 業実践に生か吹己 授業実践

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では,実践1• IIで得た成果 と課題をふまえ,指導形態や学習活動を考えて いくこととする。実践後,プロトコルに起こし て成果と課題を分析し,今後の音渠綬業に生か すことができるよう,本研究をまとめる。

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教材の選択 複式学級においては 1年間で3・4年生の 教材すべてを取り扱うことができないため,授 業で取り扱う教材を選択する必要がある。 (1)複式学級¢鞘数についての整理 耕寸を選択するにあたり,まずは複式学級に おける授業でのメリットとデメリットを明らか にして整理する必要があると考えた。 (2)教材の整理と選択 1)各分野の午指数と教材の

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墾択方法 「歌唱J L器楽J

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音楽づくりJ

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,鑑賞」の 4つ¢分野の相蜘も教材の選択を行い,その 選択の理由とともに,同一教材として扱うか, 異教材を同時に扱うか,その指導形態を決定し て述べてして。 2)年間指導計画案 1年間で2学年分の教材をすべて扱うことは できないので

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年間ですべての内容を学習で きるよう

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年度

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年度と区別し,複式i判及の 鞘数と耕寸の選択から第3・4学年の音楽科に おける年間指導計画案を作成する。 また,各耕寸を伺一教材として扱う持樹寸 を同時に扱うかということと,その指導形態に ついて,題材ごとに考えを述べる。 3)共通耕オ(こころのうた)について 学習指導要領時Tにより,各学年で指定され た共通教材についての取り扱し吋こついての考え を述べる。 (3)複式浮級で音楽授業をするにあたって 複式学級の特徴・ 4つの分野の鞘敷・子ども たちの発達段階を考慮し,取り扱う耕抑整理 についてのまとめを行う。 4.複式津級での音楽授業実践 (1)授業実践の構成 1)子どもの実態 授業実践Hの対象となる 3年生(男子 2名, 女子7名,計9名) ・4年生(男子5名,女子 1名,言十6名)の合計15名の実態について述 べる。 2)音楽室の環境 音楽の授業を行っている音楽室の環境につb

て述べる。 (2)授業実践の分析 1)授業実践1• IIの概要 同一耕オとして扱う,第

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学年の歌

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唱共通教 材「とんび」を

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謝央した理由と,教材について の詳細について述べる。 2)授業実践 I 平成23年6月16日(木) 第4校 院 第 4学年の歌唱共通教材「とんびJ: (第1次)の 授業を実施した。 指導対告の工夫として,学年ごとの目標の提 示の仕方と,一斉指導,学年別指導を行う際の 輔市の働きかけにつして述べる。 授業実践のビデオを見返し,プロトコ!t-づき析 を用いて包潜入②学習課題の提示,③学年別 指導④一斉指導の各部を抽出し,考察を行う。

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-.齢、p 3)授業実践E 平成23年 6月 30日(木) 第4校時,第一 4学年の歌唱共通教材「とんびJ 備 2次)の 授業を実施した。 指導方法の工夫として,実践Iの反省をふま え,学年ごとの目標の提示の位方と,一斉指導, 学年別指導を行う際の耕市の働きかけにつU、て 述べる。 授業実践のビデオを見返し,プロトコノL分 析 を用いて①導入@浮習課題の提示③一斉指 導の各部を抽出し,考察を行う。 4)授業実践1. IIの成果と課題 実践1• IIから出てきた成果と課題について, 「目標の提示」と「老

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師の働きかけ」の2つの 視点からまとめることとする。

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授業実践

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の概要 同一樹オとして扱う,第3学年の器楽教材「ゆ かいなオ苦手」を選択した理由と,教材にっし、て の詳細について述べる。 6)授業実践皿 平成23年 11月 17日(木) 第4校賎 第 3学年の器楽教材「ゆかいな木琴'J (第 2次) の授業を舗面した。 指導対去の工夫として,一斉指導,個別指導 を行う際の騨叩の働きかけと,楽譜の整理につ いて述べる。 授業実践のビデオを見返し,プロトコ/的う析 を用いて①ピアノを用いた合図,(2:溝入,③学 習課題の提示,④一斉指導の各部を抽出し,考 察を行う。 7)授業実践W 平成23年 11月 2.4日休) 第 4櫛寺, 第3学年の若鵠設耐「ゆかいな木琴」 悌3次) の授業を舗面した。 指導方法の工夫として,一斉指導,グループ 別指導,個別指導を行う際の雛市の働きかけと, 楽譜の整理について述べる。 授業実践のビデオを見返し,プロトコル分析 を用いて

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溝入②グループの決定,③グルー フ鳴JI指導の各部を抽出し,考察を行う。 補足として,実践

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で計画していた発表 が時間内にできなかったため 1時間苦匙袋の授 業を追加して行うこととし,実践

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での反省を 生かして行った授業にづいて述べる。 8)授業実践

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の成果と課題 実践E

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から出てきた成果と課題について, 「朝市の働きかけ」と「楽譜の整理Jの2つの 視長からまとめることとする。 (3)授業実践を通して 1)子どもの実態 授業実践 I~IVを含め,

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月までに行って きた複式浮級での音薬指業により,子どもたち の実態がどう変化してきたかということについ て述べる。 2)朝市の授業力 実践を通して向上してきた私の授業カと, 3・4年生の交流を通して子どもが互いに車慨 し合っていると感じられる部分から,学年間で の交流をもたせることは大切であると考えるよ うになったことについて述べる。 5. 複式浮級における今後の音楽授業

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年生の複式浮級での音謀説受業実践や, 本研究を通し, 2学年の複式学級における今後 の音楽授業について考えてしだ。 (1)耕寸の選択と年間指導計画 授業対

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う 音 楽 の 耕 加 歌 唱J

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器楽」 「音楽づくりJ

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,鑑賞」の4つの分野の樹敷を 生かし 2年間で重複せずにすべての教材を扱 うことができるように年間指導計画を立てるこ

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とが大切で、九宍告訴ミゐ的強~\~i:づ淀川 <<'(4\';野市明きかii'

は,重複を避けるため,時間割を工夫し,他教 「一斉指導J:

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学年別指導J:

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グ〉トブヨIj指 科と音楽の授業を表と裏にわけ,単式学級で授 導J:

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個人指導jの順に,本研究で明らかとな 業するなどの方法をとる必要があるだろう。 同一教材として扱うか,異教材を同時に扱う かということについては,技能面に差があるリ コーダーの教材と,属する学年の教科書を用い♂ たせんりつづくりの教材を扱う場合に異教材を 同時に扱い,その他の耕オは同一教材として扱 うようにすることで,子どもの発達段階に即し て授業を行うことができるのではないかと考え られる。 (2)授業場の環境設定 複式主幹級における授業では,子どもたちは各 学年の教科書しカ特ってし常川これは,異教 材を学年別に指導する際には問題とならないが, 同一教材を合同で指導する際に問題となるため, 授業場の環境を工夫する必要がある。 異教材を同時に扱う際に問題となるのは,学 年ごとにわかれて行う活動の場所である。学年 混合の座席配置のままでは活動しにくいため, 学年ごとに集まる必要がある。その際,いすを 持って移動したり,子どもたちだけで自主議開 ができるようピアメや

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デ、ツキの近くに集ま ったりするよう指示し,両学年とも輔市が指導 できるような場所を指定することが大切である。 (3)同一教材における目標と提示の仕方 同一耕寸として扱う耕寸では,教材分析によ り2学年共通のねらいを明らかにするとともに, 各学年の発達段階に応じた目標を設定する必要 がある。共通のねらいについても,全体の目標 として提示して共有することで,子どもたちの 学習意欲の向上につながると考えられるため, 学年ごとの目標とともに全体の目標も提示する 必要があると考えられる。 った課題について述べる。 (5)総括 本研究で述べてきたようなことに注意し,複 式学級における音楽授業を工夫して行うことが 犬切である。また,複式浮級のみならず,単式 学級においても当てはまることがたくさんある と考えられる。大切なのは,目の前の子どもた ちにとって充実した音楽授業となるよう,どの ような曲を,どのように指導していくか考えて 実践していくことであると考えている。これか ら行う音楽の授業実践では,研究してきたこと をふまえ, 目の前の子どもたちにとって充実し た音楽授業を展開できるよう,児童醐平に励ん だり,教材研究をしたり,指導対去を工夫した りしていきたいと考えている。 引用・参考文献 1 白 藤 学 (2003)

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耕市たちの割臓授 業を創る学びが変わる」 小学館 2 高柳晃(監修) (1976)

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複式指導 の計画と展開J 明治図書 3 小原光一(監修) (2011) 川、学生の 音楽3 郡市用指導書研究編」 教育芸 術社 4 小原光一(監修) (2011) 音楽4 朝市用指導書研究編」 社 5 佐藤日呂志・坪能由紀子(編幸町 「小学校新学習指導要領の展開 編

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明治図書 「小学生の 教育芸術 (2009) 音楽科

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