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程度であったが,RAのBMにのみCFU−GMを認め
た.RAでBMのCFU−GM数はCFU−F数と,また滑
膜培養上清のIL−1β濃度との間に有意な相関が認め
られた.RAの罹患膝関節近傍のBMにはCFU−GM
が検出され滑膜で産生されるサイトカインの影響が示
唆された.
4.スーパー抗原特性をもつブドウ球菌外毒素によ
る丁細胞サブセットの活性化機序の解析
(微生物学免疫学)
厳 三傑・李 暁宇・’
今西 健一・内山 竹彦
我々は細菌性スーパー抗原の一つ,ブドウ球菌外毒
素エンテロトキシンE(SEE)を用いてマウスCD4+T
細胞とCD8+T細胞の活性化機序について詳細に解析
した.①CD4+とCD8+の両T細胞群はともにSEEに
反応して細胞増殖反応とIL−2産生,γ一IFN産生を示し
た.②得られたCD4+とCD8+リンパ芽球はともに抗
CD3抗体とrlL2反応性を示した.さらにCD4+リンパ
芽球はSEEに反応して高い細胞増殖反応とIL−2や
γ一IFN産生が見られた.一方, CD8+リソバ芽球には上
記の反応性はまったく見られなかった.③両町球群と
もSEA(SEEと同様にVβ11陽性T細胞を活性化す
る)刺激によるDaudiとA20細胞に対する細胞障害活
性が誘導された.
以上より,外毒素によるCD4+T細胞とCD8+T細胞
活性化の機序が異なり,また外毒素の一次刺激によっ
て活性化されたCD8+Tリンパ芽球には機能的な分離
(細胞増殖反応やリンフォカイン産生の無反応性と細
胞障害活性の充進)が生じていることが明らかになっ
た,
5.拡張型心筋症における心内膜心筋生検の病理組
織学的検討一特に心筋炎との関連について一
(第二病理学,心研内科1),
東京医科歯科大学第二内科2)
三井 三恵・西川 俊郎・田中 正人・
安藤 明子・笠島 武・堀江俊伸1・
広江 道昭2
〔目的〕拡張型心筋症(DCM)症例の心筋生検標本
を病理組織学的,免疫組織学的に分析し,心筋炎の関
与について検討した.〔方法〕ICMと確定診断された57
例(男47例,女10例)の右心室心内膜心筋生検組織に
通常染色とモノクローナル抗体を用いた免疫染色を行
い,年齢45歳未満群32例と45歳以上群25例の二等間で
比較検討した.〔結果〕心筋の肥大,変性,線維化など
全体の病変部は有意差はみられなかったが,心筋炎と
関連深い病変である不規則巣状線維化,心筋配列の乱
れ,心筋大小不同,間質単核細胞浸潤については山群
間で有意差がみられた.間質単核細胞はLCA陽性細
胞であり,これらの細胞の多くはUCHL−1陽性で, T
リンパ球の性質を呈した.このうちOPD4陽性細胞
(helper/inducer Tリンパ球)の割合は50%以下であ
ることが多かった.〔総括〕DCMはheterogenousな疾
患群であるが,その一部は心筋炎との関連が深いこと
が示唆された.
6.T細胞成熟支持細胞としての表皮角化細胞の検
討(1)
(形成外科,
東京都老人総合研究所分子生物学1)
根岸 直樹・野崎 幹弘・戸田 年総1
培養表皮化細胞においてT細胞の成熟分化を誘導
するサイモポエチンII(TP)の産生能を酵素抗体法を
用いて検討した.
TPの活性サイトTP5(残基32∼36)を含むテトラ
デガペプチド・フラグメントTP14(残基29∼42)を抗
原として家兎にてTP14−myoglobin結合体の抗血清
を作製し,この抗血清を精製してサイモポエチンIIの
抗体を得た.サイモポエチン抗体を一次抗体,ビオチ
ン化抗体を二次抗体として,培養した表皮角化細胞の
TP産生能をB−SA法による免疫染色より検討した.
これより,角化細胞におけるTP産生は未分化な基底
細胞の状態では抑制されており,分化が誘導された後
に発現するものと考えられる.このことは,皮膚免疫
の再建には角化細胞の増殖だけでなく,正常な分化の
誘導も重要であることを示唆している,また,重層化
した培養表皮シートを移植することは,免疫再建に必
要なサイトカイン送達システムとしても意義があるも
のと思われる.
7.乾癬患者皮膚における各種サイトカインの検出
(皮膚科)
新本 洋子・寺嶋 里実・乃木田俊辰・
1 噛檜垣 恵・川島 真
尋常性乾癬は,非腫瘍性の表皮増殖と炎症を特徴と
する疾患で,近年,この病巣形成にサイトカインが関
与していることが示唆されている.我々は,乾癬患老
10例の皮疹部および無野望皮膚をpunch biopsyにて
採取し,半割後,一方を10%FCSを含むRPMI 1640中
にて4日間培養,その培養上清中のIL−1, IL6, GM−
CSF, TGRαをbioassayもしくはELISAにより定
一1054一