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新生児搬送で母子分離となった母子への 助産所助産師の支援

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Academic year: 2021

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2020 年 1 月 27 日

2019 年度 聖路加国際大学大学院看護学研究科 修士課程課題研究

新生児搬送で母子分離となった母子への 助産所助産師の支援

Birth Center Midwives' care for

Mothers and Infants Experiencing Separation due to Neonatal Transport

学生番号 18MW015

氏名 古谷七海

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1 要旨 [研究目的]

新生児搬送で母子分離となった母子を助産所助産師はどのように支援しているのかを明 らかにすること。

[研究方法]

質的記述的研究デザインを用いた。研究協力施設は関東近郊の分娩を取り扱う有床助産 所を便宜的に抽出した。研究対象者は研究協力施設に勤務する助産師とし、助産師としての 経験年数 3 年以上、助産所での勤務経験 2 年以上、新生児搬送で母子分離を余儀なくされ た母子への支援を行ったことがある者とした。研究協力の同意を得られた助産師に対して、

新生児搬送で母子分離となった母子の事例を基に、①産褥入院中の支援、②退院後、1 ヶ月 健診までの支援、③支援を行う上で重要であると考えていること、の 3 項目について半構成 的面接を行った。得られたデータの逐語録を作成し、内容を時間軸に沿って分析し、カテゴ リー化した。カテゴリー化や命名が妥当かどうか、助産領域の研究者と議論を重ねた。なお、

本研究は、聖路加国際大学研究倫理審査委員会の承認(承認番号:19-A057)を受けてから行 った。

[結果]

研究協力施設は助産所 4 施設、研究対象者は助産師 4 名であった。研究対象者の助産師 としての経験年数は 15 年から 39 年、助産所での勤務経験は 10 年から 35 年であった。分 析の結果、新生児搬送で母子分離となった母子へ助産所助産師が行う支援について、妊娠期 には【助産所で妊婦と関わる職種全員で、妊婦の特性を把握し、関わる】【安心で自然なお 産・産後の生活に向けて、心身状態・家庭内の体制を整える】の 2 つのカテゴリー、新生児 搬送時には【児に必要となる医療を適切に提供できるように手配する】【児にとって最善な 方法を、母が納得して取れるように関わる】【児に愛情を注げるように働きかける】の 3 つ のカテゴリー、産褥入院中には【多職種で母子の状況を把握・共有し、関わる】【母子を見 守る】【不安な気持ちを和らげるための多様な配慮をする】【現にある事実や思いを母が肯定 的に受け止め、満足できるように関わる】【児を受け入れ、愛情を注げるように働きかける】

【母が心身ともに健康でいられるように関わる】【母乳育児を継続できるように関わる】の 7 つのカテゴリー、退院後には【継続的に関係性を持ち、母子を見守る】【母子が心身とも に健康でいられるように関わる】【母乳育児を継続できるように関わる】の 3 つのカテゴリ ーがあることが明らかになった。

[結論]

新生児搬送で母子分離となった母子への助産所助産師の支援は、先行研究により示され ていた母子分離による母子の心身への影響に対し、母子の個別性を加味した支援であるこ とが明らかになった。その中でも、妊娠期からの支援により母と信頼関係を築いているこ と、入院中・退院後も継続的に関係性を持ち、母子を見守る姿勢を大切にして支援してい ることが、新生児搬送で母子分離となった母子への、助産所助産師による支援で特に特徴 的なことであった。

参照

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