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児童の道徳的社会行動及び意識に関する日中比較研究
専 攻 コ」ース 氏 名
人間教育専攻 人間形成コース 付 文 拝
指導教員 伴 恒 信
研究の目的と方法 教育を相互に学ぶことを通して学校における子 本論文では、日本と中国の小学生を対象とし どもの道徳性をより高めるあり方を明らかにし て、アンケート調査を通して両国の子どもの道 ていきたいと考える。
徳的社会行動及び欝哉の異同と共通点を明らか 本研究は、児童のアンケートによって得られ にすることを目的としている。 た学校と家庭での子どもの道徳的社会行動 ・親 子どもの道徳の形成に影響するものとし、えば、 のしつけと子どもの考えを通して、 学校におけ 恐らく朝交教育と家庭教育である。そのほかに る子どもの道徳的社会行動と子どもの道徳箭哉 社会からの影響要素もおろそかにしてはならな に影響を及ぼす要因について統計の分析、考察 し、諸各国は道徳教育に対する劃見されてし、る。 することを中心として進める。
もし、国際的視野から、両国の道徳教育を比較
したら、異同を見ながら、よりよい道徳教育へ 各章の要点
改善することできるだろうかと思われる。また、 第一章では、日本と中国で実施した調査票の 両国学生の異なる道徳爵哉と問題を究明して、 内容と研究のモデ、/レに説明し、両国の道徳教育 学校の日常管理明董徳授業の改善へ事実根拠を について述べる。
提供することもできる。 第二章では、中国の子どもの道徳的社会行動 本研究は、「日中両国の子どもの道徳的社会行 と意識について因子分析・重回帰分析を行って、
動に影響を及ぼす要因モデ、ル」を推測し、この 中国の子どもの道徳性の情況を明らかにし、そ モデ、ルに基づき、学校における子どもの道徳的 の影響要因が分析する。
社会行動に影響を及ぼす要因について調査し、 第三章では、日本の子どもの道徳的社会行動 特に社会 ・家庭の影響要因が中心として、分析 と意識について因子分析・重回帰分析を行って、
し、両国の子どもの道徳行動および意識がどう 日本の子どもの道徳性の情況を明らかにし、そ のような違いと共通点があるのか、両国の道徳 の影響要因を分析する。
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第四章では、両国のデータを別々にした因子 分析の結果から比較する。そして、両国の子ど もの道
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酎句行動・親のしつけ・子どもの考えに ついて違いと共通点が明らかにした。第五章では、両国の子どもの全体のデータに ついて因子分析・重回帰分析を行って、両国の 子どもの道徳的社会行動と意識に影響する要因 がどのような違いと共通点が明らかにした。
第六章では、本研究の結果をまとめた。今後 からの課題を述べている。
考察
両国の各因子分析を比較結果を見ると、以下 のことが考えられる。①日本の子どもは他者と の関係を重視して行動する鞘蚊と、中国の子ど もは学校で授業や
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舌動に関心を持って、積極参 加する鞘敷が見られている。②中国の子どもが お家の人と散歩、運動、買い物をすることが日 常的なことであるが、日本の子どもはお家の人 と相談して自分の意見をはっきり言うことが現 れた。③日中両国の親は子どもの学習を罫見し ているが、中国は大学の入試制度、人口問題、学歴社会の競争問題によって、日本の親たちよ り子どもの学習を覇見していることが分かったO
④中国の親は、子どもの学習、同訴実を気にして、
成績が良い友達と仲良くしたら、子どもの学習 に対して役に立っと思うとしづ考えを持ってい る。しかし、日本の親は子どもの交安状況にあ まり干渉していなし、。⑤中国の子どもは日本の
子どもより自分の未来のために努力する意識が 高いことが分かったコ
両国の重回帰分析の結果を見ると、中国の子 どもの道徳的社会行動は、親のしつけの「社会 適応重視」指標が大きな影響因として影響を与 えている。社会の厳しさなどの社会観念を子ど もに伝えたら、子どもの競争意識を起こし、出 世意識が高くなって、判交の授業の活動に積極 的に参加しているが、思いやりやきまり遵守な どの意識が薄くなっているということが中国で 掛もた。
両国ともに不登校傾向があるが、影響因が違 うである。中国の影響因が学習圧力であるが、
日本は子どもが自信がないことと携帯に依存す ることが原因である。
また、両国共には道徳、の授業が子どもの人格 形成に対して、大きな役割を果たしていなし、こ
とが分かったO
今後の課題
判交における子どもの道徳的社会行動と子 どもの道徳意識を及ぼす要因を家庭において、
そして地域において詳細に指摘することがで きなかったことが上げられる。本研究は地域 の特性という視点を挙げることがあまりなく、
それに関わる調査について十分な分析、考察 ができなかったO このことから、今後の課題 としては、地域の影響要因について調査、分 析、考察が必要である。