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最 近の世 界 経 濟
1 朝 鮮 擾 齪 後 二 年 間 の 推 移 i
島‑本
虫
一品吊第二次世界大職終了後︑朝鮮擾観が始まつ旗U九五〇年の宋までの︑世界経濟の動匙な主として︑國際経濟銀行の年報な材料と
して取まとめ旗ことがあつれが(毎日エコノミスト︑二五︑一一︑五︑特集號︑拙稿﹁世界の新情勢ー安定から再動揺ヘーし)︑
こ\にに全じく,木年六月の第二二回全年報によって︑朝鮮擾飢開始後二年間の大きな動奇な描いてみ穴︒スケッチにもとより十分
でないが︑自由諸國の構成するいわゆる世界紹濟の底もかなり淺いこと︑その間に各國が眞面目な経濟政策をとつていることな
どが讃みとつて頂ければ幸甚である︒‑
︑
83
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世 界 物 慣 の 動 き
一九五〇年上牛期朝鮮擾臨の直前においては︑全世界経濟の均衡はよぼど實現されそうに見えた︒一九四九年に
見られた米國の景氣沈滞は絡結をつげ︑一九五〇年の春以來は︑主として建築活動の増大の影響をうけて︑米國経濟
ゴの好韓は加速度的となつていた︒この米國の繁榮は世界各地によい刺戟を與えた︒東南アジア其他の原料生産地域で
ノリは職箏による荒塵が復醤せられ︑米國市場への輪出によるドル獲得が壇加し︑その結果三角貿易の有力な婚當者とし
最近の世界経濟
349
〆
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1 偽食
臨學討究第三巻第三號︒
て再登場しうるやに見えた︒西ヨーロッパでは生産増加と豫算均衡の努力がつ虻けられた︒職孚の遺産であつた過剰図通貨の虜置についても良好な進歩がとげられ,経常投資は本來の國内貯蓄にょつて賄われる度合が増加し︑外國の援
助が更にこれを助けた︒(一九五〇年にはマーシャル援助は最高額となつた)一九四九年の秋の通貨慣値引下は︑ヨ
ーロツパとドル地域の通貨の間の關係をより實際的ならしめた︒(その結果切下國岱の資金の逆流が起つた)脛常勘
定では西ヨーロツパの國際牧支は︑一九五〇年の上孕期の六ケ月では支彿超過が九三〇百万ドルにすぎす︑一九四七
年の上牛期に比ぺて四分の一以下という歌態であつた︒この期間には殆んどすべて,のヨーロッパの國々はその通貨準
備を増加することができた︒しだがつてOEECの主唱する貿易の障害排除の一進展が期待せられた︒一九五〇年七
月から効力を生するにいたつたヨーロツパ支佛同盟の特殊の機構がこれを助けたことはいうまでもない︒
しかし均衡はなお確實でなかつた︒ヨーロッパ各國の輕濟は強化されたどはいうも︑の㌦,都合のよい條件は長期に
亘つて概綾するわけに行かなかつた︒.各國経濟の抵抗力は︑相つ買いて二つの甚だ嚴しい試錬に直面することとなつ
た︒
ω一九五〇年央の朝鮮擾胤の勃稜'
⇔その後一年或いはそれ以上の間隔をおいて︑一・九五一年に激ける漸吹各國におよんだ再軍備問題
朝鮮擾飢のため,最も影響をうけたのは米國であり︑當然のことではあるが︑輪入増加をはかつた第一の國であ
る︒米國よりの需要は︑政府によるもの(職略物資貯藏)民間経濟によるもの'(奉時においても工業原料の世界生産
9トの約牛ぱを吸牧した)とあるが︑これらは︑世界物償︑とくに原料償絡に大きな影響を與えた︒最大の商品ブームの
一つとさえなつた︒︑︑
回顧してみると︑過去ニケ年間の物慣騰貴に關連して︑次の二つの鮎が指摘に値する︒
350
︑
85
日やはり製品の贋格は原料の橿格乏同一歩調で騰貴しないから︑交易條件は一般に工業國にとつて不利となつた︒
この悪化の程度は興味深いことであるが︑米國と西敏の主な工業國とで︑ほとんど同一であつた︒
各國の交易條件(郵蟄憲叢謙録十鐙﹀鶏叢謙腰丹)
期・間
一九四八
一九四九
一九五〇上
〃下
一九五一上
〃下 米國
一〇〇
九七
九二
八四
八〇
七九 英國
一〇〇
一〇〇
九五
八八
七八
八三 オラyダ
,一〇〇
九八
九五
八六
八七
八八 フラyス
一〇〇
九三
八八
八二
七六
七九 西ドイッ
一〇〇.
八八
八三
七九
八四 伽イタリー
一〇〇
一〇四
一一〇
一〇六
売五
九八 ベルギー
一〇〇
一〇五
九三
九二
九七
一〇四 スイス
一〇〇
一〇八
一一六
一コニ
一σ三
一〇四
口もつとも贋格騰貴の甚しかつたのは︑ドル商品でなく︑スターリング︑地域およびヨーロツパ通貨に附島する地域
の商品であつた︒
'原料商品の騰貴割合(一九五〇年六月比較)
引
ド 鉛 銅 棉 砂 小
ル
花 糖 委 商 晶
最近の世界 一九五〇・一二
↓九∴,X+六・五×+二七・OX+八・九×+五四・五(
︑経濟
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(+)(+)(+)(+)(+)九
六 一 一 一 五
三 八 ニ ニ 三 ご
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六 九 五 三 三 四
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ノ 6
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亀 '% 商・學討究第三巻第ミ號
亜鉛
・ス4ーりyグ商ロ熈
ゴ 錫 コ
〃 ム(呂工ーヨ葺ク)
(口yドy)
羊毛
これは朝鮮擾配勃稜直前の︑
(+)
一六・七
(+)(十)(+)(+)(+)
二 九
̀四 四 〇 三 六
六 ・五 〇 〇 二
(+) O o
(一)(十)(十)(十)(十)
●
七
ニ
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五 五
●
五 五 九
〇
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つたことにもよる︒そこで擾齪と同時に入手難を恐れて︑米國が犬量の輸入を行つた︒
ツ︑スイスなども同様の理由からフル・スピードで輸入を行つた︒
ランスはそんなにあわてなかつた︒逆に一九五〇年にはそのストックを使いグくした︒1‑そうしてこれがこれらの
國の金および外國爲替保有の増加の一因となつた︒・
ところが︑世界市況の攣化は早くも一九五一年のニー三月から現われた︒これは朝鮮における職況の推移と關蓮が
あるといわねばならない︒軍事的状勢の改善と同時に︑東南アジアからのゴムや錫の縫績的入手も期待することがで
き︑況んやオーストラリヤやニユージーランドからの羊毛の供給は問題が少くなつた︒若干の商品の下落が始まると︑
それまで市場を支配していた魔法6破られた︒急に製造業者や︑卸費業者や︑小費業者までが︑浩費家の需要に比べ
て︑原料その他のストッタを持ちすぎていたことが明かとなつた︒そうしてこれらのストックが市場を璽迫して︑物 一四
一二・
一ノ'
スターリング地域商品のあるもの﹂債格が︑職前に比べてもほとんど上昇していなか
ベルギi︑オランダ︑西ドイ
一九五〇年の夏中これがつ璽いた︒イギリスとフ
' 352
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一
し ︑置の上昇を阻止するにいたつた︒都合のよかつたことに︑再軍備計書が,人々がスト︒ク増加に狂奔したいたときで
なく︑この時期にいたつて︑その概貌を現わしたことであつた︒その上︑一九五一年の豊作嫁想もあつて♂再軍備に
必要な若干の金薦などを除いて︑品不足の感はなくなつた︒米國の一般民衆も買焦りをやめ︑さらに國家的非常時に
は︑貯蓄を増加するという︑傳統的な習慣に復臨するにいたつた︒そうして一九五一年の春以來世界市場の慣格水準
︑は相封的安定の時期に入つた︒これらの傾向は第一次的に米國の物償動向に支配されたことはいうまでもない︒一九
五一年始めからの世界原料品物慣の推移は吹の四つの時期に分つて親察することができる︒
の一九五一年始めのニケ月は前年後牛の騰勢がつ壁いた︒た讐物慣歌勢にたいする新らしい態度が現われた︒その
重嬰なのは米國の職略物資買付が即時買付から長期取引に攣つたことであつた︒
口一九五一年早春の急落後︑下落は年央までつ壁いた︒ほとんど凡ての商品の慣格は二︑二月の高値をすつと下廻
つた︒その大きな例外は銅であつた︒
㊨其後秋高の豫想もあつたが︑年央から年末まで一投物債は顯著な安定を示した︒しかし詳しくは︑ドル商品は騰
貴をつ璽け︑スターリング商品は下落したのである︒
四一九五二年に入つてからは︑二月に原料品の再下落があり︑職後ほとんど綴績的であつた費手市場も絡焉をつげ
'る形勢となつた︒しかし各國の一般物償水準は︑朝鮮擾齪以前に比べ一〇ー五〇%の上昇を示した︒
一般物債の騰勢(一九五〇・六と一九五二・三の比較)
羅盤卸賓留生婁
米國○%ご一%一〇%87カナダ一〇・〇一〇一四
最近の世界輕濟
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舳 商學討究
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置 ト ウ マ イ ト'
1㍗ デ 言 工ldリ ギyガ リ
ヤ 塞 ド スyヤ1ク ツ ス ァ!ダ ス ル1
國際原料便格の騰貴は︑ ︑
第三巻第三號
八・〇一四一四
一曽﹁・〇一七〇
・.O=二八
三〇・二二四一一
一二・四二五一四
三〇・五二七一三
三〇・五三〇一七
二∩V・山ハ三〇一三
三〇・五三三一五
三〇・五三三二五
一昌○・五三五冒ニハ
三〇︒五四四二四
.二三・三四四三八四一・〇四八一八
〇五四四一
五三・二六〇五四
コストの引上となり︑またその金融を通じて一般物慣の引上をもたらした︒國によつて上
昇の割合が異つているのは︑各國の行つた一九四九年秋の通貨償値切下と關係がある︒︑通貨傭値切下は朝鮮擾齪勃獲
の宏きまでにまだ十昏その影響が各國物債に現われていなかつたからである︒これらの鮎を考慮すると︑朝鮮動齪を
契機とするかの原料品ブームが︑この程度の世界物贋の動描にと堕まつたことは︑かなり注目すぺき鮎でないかと思
'う︒(この場合ほとん唯一の例外をなすのは日本である)
354
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した﹄かつて︑一九五一年に原料品および砦干の治費財(繊維︑靴︑家庭用品等)慣格が下落し始めると︑物償統制
や物資割當の塵止が再開された︒市場償格で物資の供給が豊富とな,り割當制度なしでやつて行けるようになつた︒米
國のOPA(物償安定局)も一九五二年上牛期には︑朝鮮擾齪後實施1.ていた物償統制の撤慶を始めた︒四月までに
皮︑羊毛︑油脂など十五品目の最高橿格を慶止した︒また其後原棉および全繊維の償格統制をやめた︒(棉慣がポン
ド四三・三九セントを超えれば再統制が豫告されている)イギリスでも木材︑茶など多くの商品が自由となりつ﹂あ
る︒輸入品の補給金が撤康されつ玉ある︒またこの國で重要な役目を演じていた大量買付も段々その範園を狭めてい
る︒この國の問題は外貨準備の,不足である︒第一吹大職後の統制撤塵は一九二〇1二三年に行われたが︑一九五〇1
五一年のブーム後の物傾低落期が丁度その時期に相慮しようとしている︒
二世界貿易の推移 ●
原料商品の交易縁世界貿易の大きな部分を占め︑朝鮮擾魁勅獲以來その償格が著騰したので︑世界貿易の債額が著
ミ増することは豫期されていたのであるが︑實際は敏量も非常に大きな壇加を示した︒一九五一年上牛期の世界の翰出
貿易の数量は前年の同期に比べて二〇%の増加を示し︑償額では五〇%の増加となつた︒世界の各地域がこの貿易増
加に参加した︒
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世界貿易橿額(輪出入合計)
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米國︑カナダ㌃
スターサソグ地域
最近 ︑
の世界紹濟 輩位億ドル
一九四九
二五六
三一=
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四 三 九 一 五 五 五 六 一
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