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STATISTICAL PROPERTIES OF CLIPPED SPECKLE PATTERN AND ITS APPLICATIONS TO OPTICAL CORRELATOR

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Academic year: 2021

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STATISTICAL PROPERTIES OF CLIPPED SPECKLE PATTERN AND ITS APPLICATIONS TO OPTICAL CORRELATOR

著者 荻原 昭文

雑誌名 静岡大学大学院電子科学研究科研究報告

巻 14

ページ 187‑189

発行年 1993‑03‑25

出版者 静岡大学大学院電子科学研究科

URL http://hdl.handle.net/10297/1736

(2)

氏名 。(本籍

  

  

  

 (静

岡県)

学 位 の 種 類 博 士

(工

)

学 位 記 番 号

  

工博 甲第

  69  

号 学位授与の日付

   

平 成

4年 3月 25日

学位授与の要件

  

学位規則第

4条

1項

該 当

研究馨表の名称

  

電子科学研究科

 

電子応用工学専攻

学位論文題 目

   STATISTICAL PROPERTIES OF CLIPPED SPECKLE PATttERN AND ITS APPL!CAT10NS丁 0 0PTICAL CORRELATOR

(ク リップされたスペ ックルパ ター ンの統計特性 とその光相 関 計への応用)

論文審査委員

  (委

員長)

教 授 岡 本 尚 道

教 授 久 保 高 啓   教 授 佐々木  

助教授 岩 井 俊 昭   助搬 大 坪 順 次

論 文 内 容 の 要 旨

金属表面や散乱粒子を多 く含む流れなどによって

レーザ光が散乱されるとき

,ス

ペックルパター ンと呼ばれるランダムな光強度を持 ったパターンが生 じる。このスペックル強度分布は光を散乱する 物体のさまざまな情報を担っており

,こ

れを解析することにより

,い

ろいろな物理量の測定が可能に なる。スペックル強度は統計的信号であるため

,そ

の処理には相関処巴 高速フーリエ変換処理といっ た手法がよく用いられる。しか しながら

,一

般にこれらの処理は

,複

雑であるため多大の時間を要 し て しまい

,こ

れらの原理に基づ く計測においてはもっと速い処理法が必要 とされている。

近年

,こ

の問題を解決するため

,ス

ペックル強度に対 し

,あ

るしきい値を設け

,こ

れを二値化信号 とすることにより

,高

速に信号処理を行 う方法が提案された。この二値化処理によって今までのアナ ログ処理系で使われていた何 ビットかのシフトレジスタは

, 1ビ

ットの

ON‑OFFレ

ジスタに

,ま

た乗算器は簡単な

AND,XORと

いった論理ゲー トに置き換えることがで きる。 この結果

,信

号処 理系が大幅に簡略化され

,高

速に信号処理を行 うことができる。

本論文では ,二 値イ ヒされたスペッタル信号から高速で精度のよい測定を行うため ,二 値化信号の統 計的特性を評価すると同時に,こ の処理法を二次元処理に拡張するため ,液 晶 TVを 用いた光相関の

‑187‑

(3)

方法の提案を行 っている。

2章

では

,ス

ペックルクリッピングに関する基本的な公式を示 し,。今までに求められている統計的 特性についてのまとめを示す。

3章

では

,計

算機 シュミュレーションを用いて

,二

値化されたスペックル強度の相互相関関数のピー ク位置検出精度の評価を行っている。スペックル強度信号を用いた測定においては

,ス

ペックル強度 の相互相関関数のピーク位置か ら

,速

度や変位についての情報を求める手法がよく用いられる。この ため

,相

互相関関数のピーク位置の検出精度が

,実

際の測定精度に直接影響することになる。二値化 したスペックル信号か ら求められた相互相関関数は

,元

のアナログ強度の場合に比べ

,そ

のピーク部 分が尖鋭化される。このため

ピーク検出の高精度化が期待できる。実際に

,ス

ペックルパターンの 純移動状態を満足する二重回折光学系を用いた場合

,相

互相関関数のピーク位置のゆらぎ量れ スペッ

クル強度を二値化することにより

,元

のアナログ信号の場合に比べ抑制されることが示された。

4章

では

,相

互相関関数のピーク位置検出精度 と二値化を行 うためのしきい値 レベル

,お

よび相関 信号を計算する際の論理演算法との関係について

,理

論および実験の両面か ら説明 している。二値化 した信号か ら相関関数を計算する方法には

, 1と

0と した信号に対 して

,AND,NOR,XOR論

などを用いる場合と

しきい値より上の場合を

1,下

の場合を

‑1と

,こ

れ らの信号に対 して乗算 を用いて計算する主に4つ の場合が考えられる。理論および実験からの評価の結果

,相

関 ピーク位置 検出精度は

,一

般に

,信

号処理の方法およびしきい値 レベルに依存 して変化することが分か ったが,

XOR論

理 と

,(1,‑1)論

理については

,常

に等 しい情報が得 られることが示 された。 また

ペックル強度信号の平均値でしきい値処理することによって

ピーク位置検出精度の向上が図 られる ことが分かった。

次に

,ス

ペックルパターンの変位や速度などのベクトル的な測定法への応用においては

,二

次元的 な取 り扱いを行 う必要が生 じる。

3章, 4章

における一次元のデジタル処理の考え方を

,直

接 この二 次元の場合に応用することは

,装

置の複雑さや

,コ

ス トなどの点から非常に困難 となる。 このため,

5章

においては

,画

像表示に使われている液晶

TVを ,二

次元の空間光位相変調素子 として用いた光 学的な相関処理の方法について提案する。具体的には

,液

TVの

空間光位相変調素子としての特性, 書 き込みパターンの非線形処理の方法にづいて検討を行 った。その結果

,ス

ペックル強度信号および そのフーリエ変換信号の両者を

,適

当なしきい値で二値化信号 とすることにより

,光

回折効率を最大 にし

,明

瞭な相関信号を得ることができることが分かった。

6章

では

,先

5章

での結果を基にして

,二

次元のスペックルパ ターンの光強度を

,任

意の しきい 値で二値化検出できる光

RAMと

液晶

TVを ,二

次元の空間的な位相 フィルタとして用いた光相関計 を構成 した。そして

,実

際に

,こ

のシステムによって

,光

散乱物体の二次元速度ベクトルの測定を行 い

,良

好な結果を得た。

‑188‑

(4)

論 文 審 査 結 果 の 要 旨

金属表面や散乱粒子を多 く含む流れなどによって

レーザ光が散乱されるとき

,ス

ペックルパター ンと呼ばれるランダムな光強度を持ったパターンが生 じる。このスペックル強度分布は

,光

を散乱す る物体のさまざまな情報を担 っており

,こ

れを解析することにより

,い

ろいろな物理量の測定が可能 になる。スペックル強度 は統計的信号であるため

,そ

の処理には相関処理

,高

速 フーリエ変換処理 と いった手法がよく用いられる。しか しながら

,一

般に

,こ

れ らの処理は複雑であるため

,多

大の時間 を要 して しまい

これらの原理に基づ く計測においては

もっと速い処理法が必要 とされている。

近年

,こ

の問題を解決するため

,ス

ペックル強度に対 し

,あ

るしきい値を設け

これを二値化信号 とすることにょり

,高

速に信号処理を行 う方法が提案された。本研究では

,二

値化されたスペックル 信号か ら

,高

速で精度のよい測定を行 うため

,二

値化信号の統計的特性を評価すると同時に

この処 理法を二次元処理に拡張するため

,液

TVを

用いた光相関の方法の提案を行 っている。

スペックル強度信号を用いた測定においては

,ス

ペックル強度の相互相関関数のピーク位置か ら,

速度や変位についての情報を求める手法がよく用いられる。このため

,二

値化されたスペックル強度 の相互相関関数のピーク位置の検出精度について

,計

算機 シミュレーションおよび実験の両面から評 価を行 っている。この結果

,ス

ペックルパターンの純移動状態を満足する二重回折光学系を用いた場 合

,相

互相関関数のピーク位置のゆらぎ量が

,ス

ペックル強度を二値化することにより

,元

のアナロ グ信号の場合に比べ

,抑

制されることが示されている。次に

,ス

ペックルパターンの変位や速度など のベクトル的な測定法への応用においては

,二

次元的な取 り扱いを行 う必要が生 じる。このため

,画

像表示に使われている液晶

TVを ,二

次元の空間光位相変調素子 として用いた

,光

学的な相関処理の 方法について提案 している。

実際に

,二

次元のスペックルパターンの光強度を任意の しきい値で二値化検出できる光

RAMと

,

空間光位相変調素子としての性能をもつ液晶

TVを

用ぃた

,二

次元光相関計を構成 した。このシステ ムによって

,光

散乱物体の二次元速度ベクトルの測定を行い

,良

好な結果を得た。

以上を要約すると

,本

研究によって二値化されたスパックル強度信号の統計的性質と

,そ

の処理法 に関する新 しい知見が得 られた。そして

,そ

れらの結果に基づき,・新 しい二次元的光相関計測法が確 立された。これらの結果は

,科

学計測

,工

業計nllにおける新 しい光技術応用の道を切 り開 くものであ

,そ

の意義は大 きい。

審査の結果

,本

研究は博士 (工学

)に

相当する内容があるものと認定する。

‑189‑

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