• 検索結果がありません。

博(生)甲第233号

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "博(生)甲第233号"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

論 文 審 査 の 結 果 の 要 旨

報 告 番 号

博(生)甲第233号

氏 名 Mohammad SHAHIDUZZAMAN

学 位 審 査 委 員

主査 棚 橋 由 彦 副査 松 田 浩 副査 高 橋 和 雄 副査 蒋 宇 静

論文審査の結果の要旨

Mohammad SHAHIDUZZAMAN氏は,2007年10月に長崎大学大学院生産科学研究科博

士後期課程に入学し,現在に至っている。同氏は,生産科学研究科に入学以降,システ ム科学を専攻して所定の単位を修得するとともに,軟弱地盤における真空載荷盛土工法 の合理的施工管理指標の確立に関する研究に従事し,その成果を2010年7月に主論文

Reasonable Management Index of Fill Loading with Vacuum Consolidation Method on the Soft Ground

」として完成させ,参考論文として,学位論文の印刷公表 論文3編(うち審査付き論文1編),印刷公表予定論文3編(審査付き論文3編,うち 1編は修正を条件に掲載可の判定)を付して,博士(工学)の学位を申請した。長崎大 学大学院生産科学研究科教授会は,2010年7月21日の定例教授会において論文内容等を 検討し,本論文を受理して差し支えないものと認め,上記の審査委員を選定した。委員 は主査を中心に論文内容について慎重に審議し,公開論文発表会を実施するとともに,

最終試験を行い,論文審査および最終試験の結果を2010年9月8日の生産科学研究科教授 会に報告した。

提出論文は,室内試験と数値計算の両面から真空圧密に関する基礎的なメカニズムの 解明とともに,より合理的な施工管理指標の確立を目的としている。真空圧密工法を併 用した盛土施工を室内模型試験により模擬し,間隙水圧に着目した合理的な真空圧載荷 日数の試算手法を提案した。また,室内模型実験と有限要素法(FEM)を用いたシミュレ ーション結果から盛土施工と真空圧密工法併用時の地盤挙動が予測可能であることを 示した。さらに,真空載荷盛土工法を

FEM

解析で表現し,実現場試験施工の実測値と の比較からモデル化の妥当性を検証し,合理的施工管理指標を提案したものである。提 出論文は全6章から成っている。本論文の構成は以下のようになっている。

我が国では軟弱地盤対策が発達し,地盤の高密度化を図る工法として,近年真空圧密

(2)

工法が普及してきた。真空圧密工法は軟弱な地盤に対し真空圧を負荷することにより,

地盤中の間隙空気と間隙水を排出し,短期間のうちに強制的に圧密を促進するものであ る。しかし,真空圧密併用急速盛土施工における地盤挙動は十分解明されておらず,合 理的な設計方法や施工管理手法の確立には至っていない。本研究では真空圧密に関する 基礎的なメカニズムの解明とともに,より合理的な施工管理指標の確立を目的としてい る。

本研究では,真空圧密工法及び併用盛土工法が適用される地盤を模擬するために,三 軸型真空圧密試験装置を独自に開発した。軸圧と側圧を負荷することに加え,供試体中 央にドレーン材を模擬したものを挿入することで,供試体に真空圧を負荷することを可 能にしている。また,供試体側方に間隙水圧計を設置することも可能で,沈下量や排水 量と共に自動計測できる。また,軸荷重を操作することで,一般的な真空圧密工法だけ でなく,盛土施工を模擬する段階載荷試験を実施することができ,真空圧密併用盛土施 工を適用した場合の地盤挙動を再現することが可能である。本試験装置によりドレーン 周りの地盤の挙動を再現することで,真空圧載荷盛土工法の施工過程を想定した実験条 件下における,各種ひずみの経時変化,限界盛土高の盛土載荷速度依存性や真空圧伝播 率と初期間隙比の変化等を明らかにした。また,室内試験により得られたデータを基に,

真空圧密工法に関する

FEM

モデル化を行い,数値解析を行っている。実現場試験施工 実測値との比較により

,

モデル化の妥当性を検証し

,

シミュレーション結果から盛土施 工と真空圧密工法併用時の地盤挙動が予測可能であることを示した。また,盛土構築中 の過剰間隙水圧の発生を抑制する効果や盛土放置期間における残留沈下を軽減し,リバ ウンド現象を抑制する効果があることを明らかにした。特に側方流動挙動に関する基準 の導入とその妥当性の検討を行い,工法適用時に盛土中央における沈下量と盛土のり尻 近傍における側方変位量を計測することによって合理的に施工管理する方法を提案し た。さらに,間隙水圧は盛土前後における真空圧適用期間,盛土速度,載荷真空圧,盛 土高さの関数であることが明らかにし,計測間隙水圧により合理的に施工管理する方法 を提案した。

以上のように本論文は,軟弱地盤の地盤改良に関して真空圧密併用急速盛土施工の合 理的施工管理に多大の寄与をするものと評価できる。

学位審査委員会は,地盤環境工学の分野において極めて有益な成果を得るとともに,軟

弱地盤改良の進歩発展に貢献するところが大であり,博士(工学)の学位に値するもの

として合格と判定した。

参照

関連したドキュメント

3.5 今回工認モデルの妥当性検証 今回工認モデルの妥当性検証として,過去の地震観測記録でベンチマーキングした別の

b)工場 シミュ レータ との 連携 工場シ ミュ レータ は、工場 内のモ ノの流 れや 人の動き をモ デル化 してシ ミュレ ーシ ョンを 実 行し、工程を 最適 化する 手法で

しかし , 特性関数 を使った証明には複素解析や Fourier 解析の知識が多少必要となってくるため , ここではより初等的な道 具のみで証明を実行できる Stein の方法

Abstract: The Legend Pipe method was researched and developed to reduce groundwater and prevent landslides and liquefaction by utilizing a subsidy from the Ministry of

2 次元 FEM 解析モデルを添図 2-1 に示す。なお,2 次元 FEM 解析モデルには,地震 観測時点の建屋の質量状態を反映させる。.

今回工認モデルの妥当性検証として,過去の地震観測記録でベンチマーキングした別の 解析モデル(建屋 3 次元

(1)  研究課題に関して、 資料を収集し、 実験、 測定、 調査、 実践を行い、 分析する能力を身につけて いる.

溶接施工法が,溶接規格第2部に定める溶 接施工法認証標準に基づく確認試験を実