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○ 論 文 審 査 の 要 旨

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Academic year: 2021

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別紙1

論 文 審 査 の 要 旨

報告番号 甲・ 3081 平田 直

論文審査担当者

主査 岩井 信市 教授 副査 川添 和義 教授 副査 中谷 良人 准教授

(論文審査の要旨)

論 文 題 名 : 4-Methylthio-3-butenyl isothiocyanate mediates nuclear factor (erythroid-derived 2)-like 2 activation by regulating reactive oxygen species production in human esophageal epithelial cells.

(ヒト食道上皮細胞における 4-Methylthio-3-butenyl isothiocyanate による活性酸素種の制 御を介した Nrf2 活性化)

本論文は、ダイコンの辛み成分である 4-Methylthio-3-butenyl isothiocyanate (MTBITC) が、ヒト不死化食道上皮細胞(Het-1A 細胞)において総グルタチオン(GSH)を減少させるこ とにより、細胞内活性酸素種(ROS)を上昇させ、Nrf2 を活性化し、第Ⅱ相代謝酵素・抗酸化 酵素を誘導する事を明らかにした。

先行研究においてラット化学物質誘導食道がんに対して MTBITC が抗腫瘍効果を示した。し かしながら、MTBITC の抗腫瘍効果に対する作用機序は、明らかになっていない。本研究は、

Het-1A 細胞を用いて MTBITC の抗発がん作用を明らかにするために行われた。

Het-1A 細胞に、MTBITC 処置を行うと1時間後に総 GSH が減少した。さらに細胞内 ROS は、

増加しており、それは、抗酸化剤である N-アセチルシステインを併用処置すると抑制された。

細胞内 ROS の増加には、Nrf2 タンパクの増加および核内移行、下流遺伝子発現の確認より、

活性化が確認された。

本研究により、MTBITC による抗腫瘍効果の作用機序を明らかにしたものであり 、このこと は、新知見であり学術上価値があるものと判断した。

(主査が記載、500字以内)

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