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電子手帳を用いた切羽観察記録 システム

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Academic year: 2021

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(1)

西松建設技報VOL.19   抄録  

一t千野帳システムー  

電子手帳を用いた切羽観察記録   システム  

t子手帳上で切羽ス   ケッチを行います  

切羽軌察記拝項目を   電子手帳上でチェッ   クします   平野  享★  

Toru Hirano  稲葉  力★  

Tsutomu Inaba 

岩井 敦子★  

AtsukoIwai  

通信ケーブルによリ   ー子手帳のデータを   パソコン上に読み込   みます.  

各把環データ(切羽   スケッチ.観察記領   テ一夕)の礪隻をパ   ソコン上で行います  

1.はじめに  

近年のOA機器の発達を背景に,建設現場においても.  

事務処理だけでなく計測施工等にみられるように作業の  

安全性の向上や施工管理の合理化を目的として,管理業   務においてパソコンを中心とするOA化が進められてい  

る.しかし,主として若手職員が担当する施工管理業務   における合理化の問題点は,現場で野帳等に記録したデ   ータを日報等に書類化するために,改めてパソコン等に   キーボード入力することであろう.  

トンネル工事では,数値データだけでなく切羽柑兄ス   ケッチの観察記録図を管理表に手書きで清書するといっ  

たことが行われている.この切羽の状況データは,掘削  

および支保方式等の施工方法の検討に用いられる重要な   データであり,迅速な処理が必要である.   

そこで,現場での切羽観察記録に携帯情報端末を使用   することで,スケッチを含んだ切羽観察データ処理業務   の合理化・高速化が図れるトンネル切羽観察電子野帳シ   ステムの概要について報告する.  

Ⅵ羽画憮を含む切事   観察シートがカラー   プリンタから出力至   れます  

切羽覿蕪把持はテー   夕べ−スに保存さ   れ.いつでも蓼欒巨   出力ができます  

印篭  日付  工程  ■・スナ ノナ  Sr人. (Dl■0カ  笥J14  全l斤而  〔∋  gl ̄Jし ∞l●l■カ  笥JU  全断簡  亡∋  ぎr▲ (Dl●¢0  9Ij.1占  全■面  ⊂)  

図−1 システム構成  

ーブルあるいは光通信で支援システム用パソコンに転送   し,パソコンでそのデータの登録・編集を行う.  

(2)電子野帳システム   

電子手帳を観察用の電子野帳として使用する場合のシ  

ステムプログラムは.Basicカpドによって作動する設計   としている.また,専門用語は一般のワープロと同じよ   うにあらかじめ辞書登録しているため,入力後の変換が   簡単となる.   

電子野帳システムでの切羽観察記録の概要は以下のと   おりである.  

も観察の日時,切羽の距離程,上下半の区分,土被り†岩   種等の項目について「位置情報」,「観察情報」に手書き  

人力する.(写真−1)  

芝地山の状態と性状の「切羽観察」は,各項目ごとにチ   ェックシート方式で人力する.(写実−2)  

言切羽観察記録結果表の状態内容以外で特記すべきこと  

を「記事欄」に手書き人力する.  

昔「切羽スケッチ」として∴画面に表示されるトンネル  

断面形状に,クラックや湧水範囲等のスケッチ等を手書   き人力する.   

なお,トンネル断面形跡ま,施工断面条件によりパソ  

169   

2.トンネル切羽観察記録用電子野帳システム   

(1)システム構成   

本システムの構成は,図−1に示すように大きく2つ   のシステムに分かれている.一つは現場での観察記録デ   ータを付属の専用ペンで手書き人力できるとともに,そ   の手書き人力したデータをケーブル等でパソコンに転送   できる機能を付する電子手帳を従来の野帳に代わって使   用している電子野帳システム.もう一つは観察データの   編集・保存を行う切羽観察記録支援システムである.   

現場で電子野帳システムに人力したデータは.通信ケ  

★桔術研究所土木指術課  

(2)

抄毒責   西松達吉酎支鞘VOL.19  

図−2 切羽観察記録支援システムの機能構成  

写真−1電子野帳システムの人力画面表ホ例  

葡好肇㌍㌢  

写真−2 音子野帳システムのチェ、ソクシート去ホ例   写真−3 パソコン画面表示例  

コンで作成した形状データがBasicカードに登録されてお   り,観察する切羽形状に合わせ選択する.  

(:う)切羽観察記録支援システム   

本システムは電子野帳システムデータを登録・編集・  

管理するため,図−2に示す機能を装備している.   

システムの操作は.画面に表示される項目をマウスで   選択する対話式としている.   

「トンネル断面形状作成機能」は,電子野帳で行う切   羽スケッチのための設計トンネル形状を‥所要断血、J一法  

をキーボード人力して作成する機能である.作成した形   状データはBasicカードに転送する.「データ管坤機能」  

は.電イ・野帳システムから伝送された、観察記録・切羽   スケッチ・記事欄の各データを替録・編集する機能であ   る.写真−3にデータ表示例をホす.  

3.おわりに  

電子野帳システムは電力消曹を極力抑えるため,バッ   クライト機能を持たせていない.そのため†坑内の照明   だけでは両面が見にくいが,小型の懐中電灯等を使用す   ることで現場での操作に支障はなく,性能自体現場での   適用が可能であることが確認された.   

トンネル管理業務の合押化の−一一環として,トンネル切   羽観察におけるOA機器による支援システムを開発した   が.他の管増業掛二対しても支援システムの開発を進め   ていく必要があると考えている.   

また.今後は通信により現場から事務所へ即座に,デ   ータや画像を送ることも試みていく予定である.  

参考文献  

1)稲葉 力,平野 亨,岩井敦f−,藤川捕・トンネ    ル現場における情報の効率化.1二木学会隼次学術講演   

会,第6部.pp.300〜301.1995.   

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