• 検索結果がありません。

(XY - Sry と XY -)の方が遺伝的雌マウス(XX と XXSry)よりも多かった.

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "(XY - Sry と XY -)の方が遺伝的雌マウス(XX と XXSry)よりも多かった."

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

5 章 齧歯類の性行動と脳の性分化

86 ■

ホルモンから見た生命現象と進化シリーズ

常染色体へ導入した雄マウス( XY - Sry, “Y - ” は, Y 染色体から Sry を除 去したことを意味する.“Sry” は,常染色体に Sry を補ったことを意味する)

と正常雌マウス(XX)を交配すると,精巣をもった遺伝的雄マウス(XY - Sry)と卵巣をもった遺伝的雌マウス(XX)の仔の他に,卵巣をもった遺 伝的雄マウス(XY -,Y 染色体があっても Sry がないため,生殖腺は卵巣 となる)と精巣をもった遺伝的雌マウス(XXSry,Y 染色体がなくても常染 色体にある Sry が働き生殖腺は精巣となる.)の仔が生まれる

5-6)

.このよう な遺伝的性と生殖腺の組合せが異なる 4 種類のマウス(four core genotypes モデル)を調べた結果,中脳のドーパミンニューロンと LS のバソプレッ シン神経繊維の数は,精巣・卵巣のいずれをもっていても遺伝的雄マウス

(XY - Sry と XY -)の方が遺伝的雌マウス(XX と XXSry)よりも多かった.

卵巣から分泌されるエストラジオール

周生期 成熟期

精巣から分泌されるテストステロン

性的に未分化な脳

雌型脳

雄型脳 春機発動期

ホルモン分泌の変化

雌性化と脱雄性化の過程 雄性化と脱雌性化の過程

卵巣由来の エストラジオール

精巣由来の テストステロン 精巣由来の

テストステロン XX XY

vs 性染色体遺伝子

5.7

 齧歯類における脳の性分化の要因と過程

脳の性分化の要因には,周生期の精巣から分泌される

T,春機発動期の生殖腺から分

泌される性ホルモン,脳内で発現する性染色体遺伝子がある.周生期には,精巣から 高濃度の

T

が分泌される時期がある.周生期の卵巣はエストラジオールをほとんど 分泌しない.春季発動期には,精巣の

T

分泌が再び増加し,卵巣の

E2

分泌も増加す る.周生期と春機発動期の精巣から分泌された

T

は,脳の雄性化と脱雌性化を促す.

春機発動期の卵巣から分泌された

E2

は,脳の雌性化と脱雄性化を促す.また,性ホ ルモンの作用に関係なく,性染色体遺伝子の働きにより,性分化する脳の部分もある.

(2)

7 章 棘皮動物の産卵行動

112 ■

ホルモンから見た生命現象と進化シリーズ

支えるためだろうか,お尻がすこし膨らんで見える.そして頭部を左右に 振り始めた.振り幅は 10 cm を越えるくらいに大きくゆっくり振っている.

周りでは他の個体が同じように頭を振っているが,とくに他の個体を気にす るような様子は窺えなかった.放卵は頭を振り始めて 20 分ほど経ってから,

放精は頭を振り始めて間もなく始まり,それぞれ 1 時間ほど続くが,その間,

どの個体もずっと頭を振り続けていた (図 7.2,図 7.3) .海水だけを注射し た対照群の個体は,石山に触れても登る気配さえ見せなかったし,放卵・放 精も起こらなかった.また,石山を登り始める頃になると,どの個体も体表 のイボ状の突起がぴんと伸びて直立していた.移動に役立っているのかもし れないが,その機能は不明である.

クビフリンを注射したどの個体も,雌雄に関わりなく,①歩行の活発化,

②高所への移動,③頭振り動作,そして④放卵・放精を行うことがわかった.

クビフリンは,in vitro で卵巣片からの卵成熟・排卵現象を指標に精製を進 め見いだしたホルモンであり,少なくとも,その作用点が卵巣であることは 間違いない.また精巣にも作用することが明らかとなっている.それにもか

7.1

 石山を登っているマナマコ

右端の

1

匹を除いた他の

3

匹では、体表のイボ状突 起が普段より突出している.産卵時に見られる体の 変化の

1

つであると思われる.最上段の

1

匹は

,

ちょ うど頭を持ち上げ始めたところである.体長はいず れも

20 cm

ほどである.

参照

関連したドキュメント

Quantitative analysis of the cellular composition in seminiferous tubules in normal and genetically modified infertile mice. Heat-induced antigen retrieval: mechanisms

ロボットは「心」を持つことができるのか 、 という問いに対する柴 しば 田 た 先生の考え方を

• 家族性が強いものの原因は単一遺伝子ではなく、様々な先天的要 因によってもたらされる脳機能発達の遅れや偏りである。.. Epilepsy and autism.2016) (Anukirthiga et

焼灼によって長期生存を認めている報告もある 23)

今日のお話の本題, 「マウスの遺伝子を操作する」です。まず,外から遺伝子を入れると

ともわからず,この世のものともあの世のものとも鼠り知れないwitchesの出

それぞれの絵についてたずねる。手伝ってやったり,時には手伝わないでも,"子どもが正

第四章では、APNP による OATP2B1 発現抑制における、高分子の関与を示す事を目 的とした。APNP による OATP2B1 発現抑制は OATP2B1 遺伝子の 3’UTR