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中学校音楽の「鑑賞」に於ける批評的聴取としての音楽的実践

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Academic year: 2021

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(1)Title. 中学校音楽の「鑑賞」に於ける批評的聴取としての音楽的実践. Author(s). 木村, 貴紀. Citation. 北海道教育大学紀要. 教育科学編, 63(2): 95-101. Issue Date. 2013-02. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/6913. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) 北海道教育大学紀要(教育科学編)第63巻 第2号 JournalofHokkaidoUniversityofEducation(Education)Vol.63,No.2. 平成25年2月 February,2013. 中学校音楽の「鑑賞」に於ける批評的聴取としての音楽的実践. 木 村 貴 紀 旭川枚 芸術・保健体育教育専攻 音楽分野. MusicalPracticeasCriticalListeningin“Appreciation”ofJuniorHighSchooIMusic KIMURA Takanori. DepartmentofEdition,AsahikawaCampus,HokkaidoUniversityofEducation. 概 要 平成20年度改訂の学習指導要領では,どの教科に於いても「言語活動」にウェイトが置かれているのが特 徴的であり,音楽科もまた例外ではない。例外ではないどころか,本来言葉との間に離靡をきたしていると いう音楽の性質上,これまでこの方面の検討が疎かにされてきたのはそれが不文律であるかのようなふしさ えある。それゆえに今次の改訂はそのような慣習やその墨守に対する警鐘であるともとれるのだが,現場で の戸惑いは一様のようである。本稿では,音楽の中でも「鑑賞」の領域で実際にどのような手法で言語活動 と絡めていくのかを,先行研究に鑑みながら考察する。尚本稿は,今後中学校でのフィールドワークをとお しての事例研究を経て,その分析・評価へと進み,最後に改善と展望で総括するという,いわゆるPDCAの Pに位置するものであり,本稿と両輪をなす試論が本稿の前段として存在していることを追記する。. に①「思考力・判断力・表現力等を問う読解力や はじめに 小学校・中学校を併せてでは平成24年度から完. 記述式問題,知識・技能を活用する問題に課題」 ②「読解力で成績分布の分散が拡大しており,そ. 全実施となった平成20年度改訂の新学習指導要領. の背景には家庭での学習時間などの学習意欲,学. について,特に中学校に於いては,中学1年次で. 習習慣・学習意欲に課題」とあるように,何かを. の「内容」の項にある「言葉で説明する」1という. 読み解くという基礎力が日常に於ける生活や習慣. 文言や,中学2・3年次でのやはり「内容」の項. に大きく依拠しているところに着眼し,その日常. にある「根拠を以て批評する」2という部分などに. での意識的な取り組みに言及されている。それは. 顕著であるように,今次の改訂でどの教科に於い. 音楽に対しての態度としても,対象が音楽という. ても示されている言語活動の重視に絡めた,「批. 実体のないものであってもそれを言語化するとい. 評的な聴取」というものが音楽科に於いても同様. うやはりここでも意識的な行動が求められている. に求められているのが特徴的といえる。ことに,. ものであり,逆に言えばそれだけ音楽という漠と. 「改訂の経緯」に挙げられている①∼③では,特. したものがこれまでその対象相応に漠然と扱われ. 95.

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