第3学年
総合的な学習の時間学習指導案
1 単元「出会い・発見!」 2 単元観 ○教材観 核家族化が進む現在は、地域の行事や活動に自分から関わっていかない限り家庭と学校以外で他者 と触れ合う機会が少ない。そのため、地域のために働いている人や活動している人たちの思いや願い に触れることがほとんどない。本単元で、地域の人や物に目を向け進んで関わっていくことは、これ から、社会の中の一員として成長する子どもたちにとって、自分たちのふるさとに親しみを持つ上で、 大変意義深いことである。 今まで子どもたちは、「名前の聞き書き」や「生まれたときの様子調べ」などを通して、家族から 大切に育てられてきたことに気づいてきている。本単元では、校区で地域のために働いている人や活 動している人たちの様々な営みに出会うことを通して、自己認識を高めるとともに、人としての生き 方について学ぶことをねらっている。 ○児童観 本学年の子どもたちは、1学期の校区探検で校区にある施設や校区の様子などを調べたり、社会科 の学習で校区にある施設や校区の様子を絵地図にまとめたりする活動を通して、自分たちが住んでい る地域について興味を持ち始めている。 自己他者肯定感テストでの傾向に関しては、自己否定の子どもがやや多く、自尊感情5領域テスト では社会的領域(友だち関係に関すること)総合的領域(自分自身に関すること)のポイントが低い 子どもが多い。また、人権意識行動調査では協働協調領域の認識面では上位群が多く下位群が少ない のに対して、行動意図面では上位群が少なく下位群が多いという結果になっている。また、学習生活 アンケートでは自己活動の下位群が多い。 これらのことから、友だちと協力して活動することの大切さについては理解しているが、実際に行 動に移そうとする意図が低く、そのことが自己否定につながっているのではないかと考えられる。 ○指導観 本単元の指導にあたっては、導入段階では、1学期に行った校区探検をふり返り、「もっとくわし く調べたい」という課題意識を持たせる。その際、「地域のために働いている人や活動している人た ちの思いや願いに出会う」という意図を持って、コース設定を行う。また、自分たちが調べたことを 「まつり○○」で発表し、保護者や地域の人々、インタビューに協力してくださった方々に自分たち が学んだことを伝えようという目的意識をもたせ、学習全体の見通しを持って活動できるようにする。 展開の段階では、グループに分かれ、取材活動を行い、必要な情報を収集するためのコミュニケー ション能力を身につけさせたい。また、取材の観点を「見ること」「聞くこと」「感じること」に整 理し、出会った人たちの思いや願い、生き方について気づくことができるようにする。学習計画に沿 って、毎時間の課題設定とふり返りを行い、学習全体の進捗状況を確認させたり、学習を改善してい くためのヒントにさせたりする。取材した内容をグループで検討し、まとめる活動を通して、友だち と協力して、よりよいものを作れるように支援していく。 終末の段階では、調べたことを発表すること、自分のグループ以外の発表を聞くことを通して、地 域のために働いている人や活動している人たちの思いや願いに出会って、自分自身が感じたことや学 んだことをふり返らせ、自分自身の生き方を考えるきっかけにしたい。また、発表会では保護者やイ ンタビューに協力してくださった方々などを招待し、肯定的な評価を得られるようにする。 3 単元の目標 ◇校区のことをもっとくわしく調べようという課題を設定し、課題解決のために地域の人への取材を 計画的に取り組み、自分が学んだを伝えることができるようにする。 (問題解決能力) ◇取材活動を通して地域の人の思いや願いを聞き取り、わかったことを模造紙や新聞など、よく伝わ る方法で工夫して発信することができるようにする。 (学び方やものの考え方) ◇グループでお互いに意見を交流することを通して、わかったことを友だちや地域の人に伝わるよう に表現できるようにする。 (主体的・創造的な態度) ◇人との出会いを通して、地域のために働いている人や活動している人の生き方・考え方にふれ、ふ るさとを大切にしようとする意欲を持つことができる。 (自己の生き方)5ーⅠ 本 時 (1)主眼 取材した内容をペアグループで発表し合う活動を通して、相手グループ発表のよさに気づき、 相手に伝わるように発表内容を工夫することができる。 (2)主眼達成のための手だて ・自己目標を持つ場面では、自分のめあてを持って学習に取り組むことができるようにグループで の練習をふり返る。 ・自己活動の場面では、自分たちの発表をよりよくするために必要なことを取り入れることができ るように発表をみる視点に沿って意見交流をする。その際、自分たちの発表を見直すことができ るように学習応援団として保護者から肯定的な評価や助言をいただく。 ・自己評価・自己強化の場面では、グループの友だちと協力して、よりよいものをつくろうという 意欲を高めることができるように、自己目標・自己活動がどうだったのか「自分への気づき(学 び方)」「友だちとの関わり(考え方のよさ)」「学習の見通し(課題意識)」の観点を意識してふ り返る。 (3)本時の展開と評価規準 過程 学 習 活 動 教師の支援・援助 評価・評価方法 自 1 本時のめあてを確認する。 ○前時にグループで発表の練習をしたこと 己 をペアグループで見合うことを確認する。 目 標 ペアグループで発表し合い、お互いに発表をよくするためのポイントを をみつけよう。 ペ ア グ ル ー プ の ・自分のめあてを立てる。 ○取材内容を相手に伝えるためのめあてに 発 表 を 聞 き 、 よ なっているかどうか考えさせる。 い 点 や 改 善 点 に 気 づ き 、 意 見 交 自 2 発表をみる視点について確 ○発表をみる視点の中から、自分のみる視 流 の 場 で 発 表 で 己 認する。 点を決めさせる。 きるか。 活 (学び方考え方) 動 内容面 A : ペ ア グ ル ー ・働いている様子、働いている人の気持 プの発表を聞き、 ち、取材しての感想 よ い 点 や 改 善 点 発表の仕方 に 気 づ き 、 意 見 ・声の大きさ、言葉づかい、話す速さ 交 流 の 場 で 発 表 など できる。 B : ペ ア グ ル ー 3 ペアグループで発表する。 ○自分のめあてに沿って発表できるように プの発表を聞き、 ・相互評価をし、意見を交流 支援をする。 よ い 点 や 改 善 点 する。 ○机間指導を行い、意見交流の中で肯定的 に 気 づ く こ と が な評価や助言ができているかどうか支援 できる。 する。(学習応援団との協働) C : ペ ア グ ル ー プの発表を聞き、 支援を必要とする子への手だて よ い 点 や 改 善 点 に 気 づ く こ と が C1…見つけたよい点や改善点を肯定的 できない。 に評価し発表できるように支援する。 ( ワ ー ク シ ー ト C2…よい点や改善点を見つけられるよ ・観察) 自 うにみる視点を確認して取り組ませる。 己 【ふり返りの観点 評 4 今日の学習をふりかえる。 ○「自分のめあてを達成できたか」「友だ ー 学び の 方 法 】 価 ちのよさに気づくことができたか」「次 友 だ ち の 学 び か ・ ○○ちゃんがとても大きな声 の時間はどんなことをするのか」といっ ら 、 自 分 の 学 び 自 で発表していてわかりやすか た視点を与えてふり返りを書かせるよう に 生 か せ る と こ 己 ったです。私も大きな声で発 にする。 ろを見つける。 強 表できるように練習をがんば ○ワークシート記入の時間をとったうえで、(自己評価能力) 化 りたいです。 ふり返りの交流をする。 ○次時の活動について確認をする。
5ーⅡ 本 時 (1)主眼 取材した内容をペアグループで発表し合う活動を通して、相手グループ発表のよさに気づき、 相手に伝わるように発表内容を工夫することができる。 (2)主眼達成のための手だて ・自己目標を持つ場面では、自分のめあてを持って学習に取り組むことができるようにグループで の練習をふり返る。 ・自己活動の場面では、自分たちの発表をよりよくするために必要なことを取り入れることができ るように発表をみる視点に沿って意見交流をする。その際、自分たちの発表を見直すことができ るように学習応援団として保護者から肯定的な評価や助言をいただく。 ・自己評価・自己強化の場面では、グループの友だちと協力して、よりよいものをつくろうという 意欲を高めることができるように、自己目標・自己活動がどうだったのか「自分への気づき(学 び方)」「友だちとの関わり(考え方のよさ)」「学習の見通し(課題意識)」の観点を意識してふ り返る。 (3)本時の展開と評価規準 過程 学 習 活 動 教師の支援・援助 評価・評価方法 自 1 本時のめあてを確認する。 ○前時にグループで発表の練習をしたこと 己 をペアグループで見合うことを確認する。 目 標 ペアグループで発表し合い、お互いに発表をよくするためのポイントを をみつけよう。 ペ ア グ ル ー プ の ・自分のめあてを立てる。 ○取材内容を相手に伝えるためのめあてに 発 表 を 聞 き 、 よ なっているかどうか考えさせる。 い 点 や 改 善 点 に 気 づ き 、 意 見 交 B児…いくつかのめあてを提示し、自分 流 の 場 で 発 表 で のめあてを立てることができるように支 きるか。 援する。 (学び方考え方) A : ペ ア グ ル ー 自 2 発表をみる視点について確 ○発表をみる視点の中から、自分のみる視 プの発表を聞き、 己 認する。 点を決めさせる。 よ い 点 や 改 善 点 活 に 気 づ き 、 意 見 動 内容面 交 流 の 場 で 発 表 ・働いている様子、働いている人の気持 できる。 ち、取材しての感想 B : ペ ア グ ル ー 発表の仕方 プの発表を聞き、 ・声の大きさ、言葉づかい、話す速さ よ い 点 や 改 善 点 など に 気 づ く こ と が できる。 C1…みる視点を明確にし、よい点や改 C : ペ ア グ ル ー 善点を見つけることができるように支援 プの発表を聞き、 する。 よ い 点 や 改 善 点 に 気 づ く こ と が 自 3 ペアグループで発表する。 ○自分のめあてに沿って発表できるように できない。 己 ・相互評価をし、意見を交流 支援をする。 ( ワ ー ク シ ー ト 評 する。 ○机間指導を行い、意見交流の中で肯定的 ・観察) 価 な評価や助言ができているかどうか支援 ・ する。(学習応援団との協働) 自 4 今日の学習をふりかえる。 ○「自分のめあてを達成できたか」「友だ 【ふり返りの観点 己 ちのよさに気づくことができたか」「次 ー 学び の 方 法 】 強 ○○ちゃんがとても大きな声 の時間はどんなことをするのか」といっ 友 だ ち の 学 び か 化 で発表していてわかりやすか た視点を与えてふり返りを書かせるよう ら 、 自 分 の 学 び ったです。私も大きな声で発 にする。 に 生 か せ る と こ 表できるように練習をがんば ○ワークシート記入の時間をとったうえで、ろを見つける。 りたいです。 ふり返りの交流をする。 (自己評価能力) ○次時の活動について確認をする。
4 単元指導計画 (総時数32時間)