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2 ものがたり 雪の降りしきるクリスマス イブの日 少女クララは姉や弟と共にクリスマス パーティーが始まるのを待っている パーティーには ドロッセルマイヤーとその甥である若者も招待されてくるが クララはそのハンサムな甥にほのかな恋心を抱く パーティーが終わり ドロッセルマイヤーから贈られたくるみ割り

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(1)

平成 29 年度(第 72 回)文化庁芸術祭主催公演

新国立劇場 2017/2018 シーズンオープニング・バレエ公演

新国立劇場開場 20 周年記念

【新制作】

くるみ割り人形

The Nutcracker and the Mouse King

2017 年

10

28

日(土)~

11

5

日(日) 全 7 回公演

新国立劇場 オペラパレス

写真・資料のご請求取材のお問い合わせ

◎新国立劇場 制作部舞踊 広報担当

中尾久美子

TEL

03-5352-5735 /FAX:03-5352-5709 世界中の幅広いお客様に愛される名作『くるみ割り人形』。2014年『眠れる森の美女』の改訂上演で、 気品と現代的感覚を兼ね備えた振付を評価されたウエイン・イーグリングが、日本人デザイナー達と 新国立劇場バレエ団版『くるみ割り人形』を創作します。『くるみ割り人形』は新国立劇場でも再演 を重ねている人気演目ですが、今回の新制作では、物語が‘少女クララの夢’として構成されており、 ストーリーの展開がより一層理解しやすい構成となります。 振付家のイーグリングは『眠れる森の美女』『Men Y Men』の上演を通じて新国立劇場バレエ団の特 徴をよく理解しており、バレエ団にとってチャレンジとなる作品を創りたいと語っています。 現代に生きるアーティスト達とダンサー達が創り上げる、シーズン開幕を飾るに相応しい華やかな舞 台の誕生にご期待ください。 「くるみ割り人形」1幕 装置画 (装置画:川口直次)

世界中で愛される名作バレエ「くるみ割り人形」

少女クララの夢の世界が、多彩な踊りと色彩豊かな舞台装置によって

華やかに描かれます。

©TUNODA Shuichi

(2)

雪の降りしきるクリスマス・イブの日。少女クララは姉や弟と共にクリスマス・パーティーが始ま るのを待っている。パーティーには、ドロッセルマイヤーとその甥である若者も招待されてくるが、 クララはそのハンサムな甥にほのかな恋心を抱く。 パーティーが終わり、ドロッセルマイヤーから贈られたくるみ割り人形を手に、自分の寝室に戻る クララ。彼女は眠ってしまい、夢をみる。クララの夢の中では、ネズミの王様がくるみ割り人形を 襲い、くるみ割り人形とネズミ達の戦いが始まる。傷ついたくるみ割り人形をクララが介抱すると、 くるみ割り人形は美しい王子に姿を変える。王子はクララを雪の森に誘うが、そこでもネズミの王 様に追いつめられる。 ドロッセルマイヤーの気球で粉雪の舞う森を後にした二人は様々な異国の情景を見る。そこでは、 これまでに出会った人たちが、姿を変えて、次々と登場し踊るのだった。 夢から醒めたクララがベッドから抜け出して玄関へと向かうと、ドロッセルマイヤーと彼の甥は手 を振り、夜の闇の中へと帰って行く。

◎ものがたり

1幕 装置画 2 幕 装置画 (装置画:川口直次)

(3)

新国立劇場会報誌「The Atre」2017 年 6 月号より抜粋 インタビュアー:守山実花(舞踊評論家) ――このたび新制作される『くるみ割り人形』の振付をイーグリングさんがなさいます。新国立劇場バレエ団から依頼 されたとき、どのように思いましたか。 イーグリング(以下 E) まず頭に浮かんだのは、新国立劇場で上演した『眠れる森の美女』の衣裳デザイナーでもあ るトゥール・ヴァン・シャイクと私が一緒に作った『くるみ割り人形』のことです。これは私が最初に振り付けた『くるみ割 り人形』で、オランダ国立バレエで初演しました。その後、イングリッシュ・ナショナル・バレエでも『くるみ割り人形』を作 りましたので、新国立劇場は 3 回目の作品となります。新しい『くるみ割り人形』を作るのですから、当然ながらこれま でとは違うものを目指したいと思っています。より良い、より“正しい”方向の作品になるように。 ――オランダ国立バレエの『くるみ割り人形』を拝見しましたが、プロローグには凍った川をスケートするシーンがあり、 ヨーロッパの冬の日常風景がさりげなく入れられているのが印象的でした。 E 美しい冬の情景を入れたいと思って作った場面です。新国立劇場版でも似たようなシーンを入れるつもりですが、 日本だから日本の情景を入れるのではなく、ヨーロッパの都市をイメージした情景にする予定です。 私としては、場所や時代を特定することなく、より普遍的なスタイルにしたいと思っています。第 2 幕には民族舞踊 がありますので、スペインの踊りならフラメンコや闘牛、中国の踊りは京劇風、というようなイメージはありますが、作品 全体に細かな時代・地域の設定はしないつもりです。 ――イーグリングさんの『くるみ割り人形』の見どころは何でしょう。 E コンセプトは「少女クララの成長」です。11 歳のクララは、クリスマスパーティでドロッセルマイヤーの甥に出会いま す。彼はアカデミーの生徒で 18 歳。ハンサムな彼はクララにとって眩しく、憧れの存在です。そんな彼を思いながら クララが眠りにつくと、彼女の夢の中で、甥はくるみ割り人形となって、ねずみの兵隊と勇ましく戦っています。夢の中 のクララは彼にふさわしい大人の女性に成長しており、2 人は恋に落ちるのです。 これが私の『くるみ割り人形』の物語で、第 1 幕前半の少女クララは年相応のバレエ学校の生徒が踊ります。そして、 夢の世界で大人になったクララを、大人のダンサーが演じます。 ――『眠れる森の美女』には、目覚めたオーロラ姫と王子のロマンティックなパ・ド・ドゥが加えられました。『くるみ割り 人形』でも、このような愛のパ・ド・ドゥが見られるのでしょうか。 E くるみ割り人形とねずみの戦いの場面と雪の精の場面の間で、チャイコフスキーの素晴らしい音楽にのせて、抽 象的でロマンティックなパ・ド・ドゥを展開することを考えています。 『眠れる森の美女』の「目覚めのパ・ド・ドゥ」同様、抽象的なパ・ド・ドゥは特に男性ダンサーにとって難しいでしょうね。

◎ウエイン・イーグリングの語る「くるみ割り人形」

(4)

私の振付スタイルは、アシュトン、マクミランに学んでいますので、男性ダンサーは女性をサポートしバランスを取るだ けの役ではありませんから。第 2 幕のグラン・パ・ド・ドゥは、伝統にのっとった振付に、より磨きをかけたものにしたいと 思っています。 ちなみに、オランダ版では、甥とくるみ割り人形は異なるダンサーが踊ったのですが、今回は 1 人が 2 役踊ります。 新国立劇場版ならではの、男性主演ダンサーのための“大役”を作ることにしました。 ――新国立劇場の男性ダンサーの実力がそれにふさわしいと考えてのことでしょうか、それともチャレンジさせたい 気持ちからでしょうか。 E 両方です。この作品を通じて、彼らをさらに成長させたい、大きな機会を与えたいと考えています。 ――他にもイーグリング版ならではの役はありますか? E ねずみの王様は、踊りを存分に披露する役になります。そもそも作品の題は「くるみ割り人形とネズミの王様」です から、ねずみは大活躍しないとね。ドロッセルマイヤーはいろいろなトリックを見せますが、最後、物語のすべては彼の 魔法だったのかもしれない、とそんな風に思わせる存在にしたいと考えています。 第 1 幕のパーティの場面には、少女クララ、弟フリッツのほかにも、子どもをたくさん登場させます。パーティの場面 のあとは、女の子は子ネズミ、男の子はおもちゃの兵隊としても登場しますから、子どものダンサーも大切です。 私は、子どもを舞台に登場させるのが好きなんですよ。そうすることで、彼らと同世代の若い観客が劇場に来るでし ょうし、舞台を観て「自分もあの中で踊ってみたい」とバレエを習い始める子もいるかもしれませんからね。 ――新国立劇場版として新しく作る踊りは何でしょう。 E 雪の精のシーンに関しては、ロシア版の振付に少し手を加え、構成的にかなり満足のいくものとなりました。また、 古典作品におけるコール・ド・バレエの男性は女性のサポート役がほとんどですが、男性ダンサーにも女性ダンサーと 同等の重要性を担わせ、より高いレベルの踊りを求めたい。そのための踊りをつくります。男性ダンサーがもっと活躍 できるよう、挑戦してもらいたいですから。 ――『くるみ割り人形』は全国各地での上演予定もあるそうですね。 E ええ。できれば新国立劇場で上演したままの版を持ってツアーをしたいのですが、小さい劇場もあるでしょうから、 各地の状況に対応できる別プランの装置や演出も考えています。全国公演のレパートリーとして定着すれば、いず れは、その地方の子どもたちに出演してもらうのもよいでしょう。全国公演はいろいろな展開の可能性が期待できるの ではないでしょうか。 ――『眠れる森の美女』初演でイーグリングさんが初めて新国立劇場にいらした当時と比べ、現在のカンパニーに変 化を感じられますか。 E ダンサーたちは、より強くなっていますね。大原監督が熱心にダンサーを引っ張り、カンパニーは成長を続けてい

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ます。コール・ド・バレエのレベルの高さ、統一感は素晴らしく、いつも感銘を受けます。努力を惜しまず、常に向上心 を持って励むダンサーたちとの仕事は、私にいつも喜びを与えてくれます。 ――バレエ団がさらに成長していくためには何が必要でしょう。 E ダンサーが刺激を受ける振付作品や、創作の場の経験を重ねることです。それが日本では難しいことは承知して いますが、上演回数をもっと増やして、ダンサーに踊る機会を与えることも大切です。同時に観客数ももっと増えてほ しい。日本のお客様はバレエをよくご存じだし、新しい作品も理解しようとしてくださいます。 海外からもたくさんのカン パニーが来日するなかで、新国立劇場という素晴らしい劇場には、『オネーギン』のようなドラマティックな作品やフォ ーサイスのように現代的な作品をレパートリーに入れていく余地があるのではないでしょうか。 今回の『くるみ割り人形』で、ダンサーはたくさんの異なる役を踊り、作品の中でたくさんの挑戦をしてほしいと願って います。

【振付】 ウエイン・イーグリング

カナダのモントリオール生まれ英国ロイヤル・バレエ学校で学び、卒業後1969年にロイヤル・バレエに入団。75 年にはプリンシパル・ダンサーに昇進。同バレエ団のレパートリーの主たる古典的な役の全てを踊り、マクミラ ン、アシュトン、バランシン、ロビンス、ハンス・ファン・マーネン、ノイマイヤー、ヌレエフ、ビントレーと いった振付家の作品に出演。ロイヤル・バレエ・スクール用に『R.B.Sque』(83年)、ロイヤル・バレエ公演に『フ ランケンシュタイン、現代のプロメテウス』(85年)などを創作。91年にダンサーとしての現役を引退し、その 後13年間オランダ国立バレエの芸術監督を務める。オランダ国立バレエのための振付作品は、『Ruins of Time』 (1993年)、『魔笛』(98年)、『春の祭典』(2000年)など。05年から12年までロンドンのイングリッシュ・ナショ ナル・バレエの芸術監督として『レゾリューション』(08年)、『Men Y Men』(09年)、『くるみ割り人形』(10年)、 『遊戯』(12年)の振付を行っている。新国立劇場バレエ団では14年『眠れる森の美女』を改訂振付、16年『Men Y Men』日本初演を手がけた。

【美術】 川口直次

1962年日本放送協会に入局。大河ドラマなどテレビドラマの美術で活躍するかたわら、オペラ・バレエ・演劇 などの舞台美術を数多く手がける。77年伊藤熹朔賞受賞。83年文化庁派遣芸術家在外研修員として渡伊。日本 放送協会を退職後、武蔵野美術大学で、舞台美術、映像美術の教育に携わる。新国立劇場では、バレエ『パキ ータ』『こどものためのバレエ劇場 「シンデレラ」』、2014年バレエ『眠れる森の美女』、15年バレエ『ホ フマン物語』、オペラ『セビリアの理髪師』『トスカ』『こうもり』の美術を手がけた。バレエの代表作とし ては、『新 白鳥の湖』『ロミオとジュリエット』(松山バレエ団)、『ドン・キホーテ』(牧阿佐美バレエ 団)など。近年手がけたオペラ作品としては『ラ・ボエーム』『フィガロの結婚』『セビリアの理髪師』(名 古屋二期会)、新作オペラ『いのち』(長崎県オペラ協会公演)などがある。オペラ、バレエのほかに演劇や 映画の美術を多数手がけており、代表的な映画作品に伊丹十三監督作品『静かな生活』『スーパーの女』『マ ルタイの女』がある。武蔵野美術大学名誉教授。

◎プロフィール

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【衣裳】 前田文子

1988年より緒方規矩子に師事。95年度文化庁派遣芸術家在外研修員としてイギリス留学。新国立劇場では演劇 公演『喪服の似合うエレクトラ』『夢の痂』『ヘンリー六世』『雨』『リチャード三世』『アジア温泉』『ブ レス・オブ・ライフ』『星の数ホド』、オペラ公演『蝶々夫人』『鹿鳴館』、バレエ公演では石井潤『カルメ ン』、ダレル『ホフマン物語』、ダンス公演の伊藤キム『Close the door, open your mouth』、前田清実『き らめく背骨』の衣裳も手がけている。95年度伊藤熹朔賞新人賞、第10回読売演劇大賞優秀スタッフ賞、2003年 度伊藤熹朔賞、06年橘秋子賞舞台クリエイティブ賞を受賞。

【照明】 沢田祐二

東京生まれ。文化庁派遣在外研修性としてロンドン、ベルリンで演劇、オペラ、バレエの照明法を学ぶ。現在 は演劇、オペラ、バレエ、ミュージカルなど幅広いジャンルで照明デザイナーとして活躍。新国立劇場におけ るバレエの公演では『シンデレラ』『ロメオとジュリエット』『ライモンダ』『白鳥の湖』『ジゼル』『マノン』『カ ルメン』『オルフェとエウリディーチェ』『椿姫』『火の鳥』や、『パゴダの王子』(2011 年)『眠れる森の美女』 (14 年)『ホフマン物語』(15 年)など数多くの作品の照明デザインを行っている。また、日本バレエ協会公演 『白鳥の湖』『ジゼル』『眠れる森の美女』『アンナ・カレニーナ』なども手掛ける。他に新国立劇場ではオペラ で『カルメン』『魔弾の射手』『黒船』『修善寺物語』『鹿鳴館』『夜叉ヶ池』など。演劇では『城』『わが町』『ア ジア温泉』『ピグマリオン』。第1、10 回照明家協会賞大賞、文部大臣奨励賞。第1回読売演劇大賞最優秀スタ ッフ賞。第 33 回紀伊国屋演劇賞。第1回橘秋子賞舞台クリエイティブ賞を受賞。

【指揮】アレクセイ・バクラン

ウクライナ国立歌劇場指揮者。1987 年、キエフ国立音楽院を卒業後、ウクライナ国立歌劇場にて指揮者を 務める。95 年、キエフ市アカデミー・オペラ・バレエ劇場首席指揮者に就任。ウクライナ芸術功労活動家の 称号を授与される。ウクライナ国立歌劇場では『マーメイド』『コッペリア』『ウィンナー・ワルツ』『海賊』、 また、キエフ市アカデミー・オペラ・バレエ劇場では『リゴレット』『ロメオとジュリエット』『ラ・バヤデ ール』『ジゼル』『白鳥の湖』『不死身のカシェイ』(リムスキー=コルサコフ)、『森の詩』(スコルリスキー) などのオペラ、バレエに指揮者・音楽監督として参加。交響曲ではベートーヴェン『交響曲第 9 番』、ロッ シーニ『スターバト・マーテル』、オルフ『カルミナ・ブラーナ』などを手がける。2003 年、06 年にはメ キシコで、世界のバレエ界のスターたちを集めて行なわれたガラ・コンサート《バレエティッシモ》で指揮 を務めた。06 年にザグレブ国立歌劇場に招かれたほか、メキシコシティ国立バレエ団に度々招かれ、『ロメ オとジュリエット』などの指揮を務める。また、ウクライナ国立歌劇場のドイツ、フランス、スペイン、 スロベニア、ポルトガル、韓国、南アフリカ、メキシコ公演、およびキエフ市アカデミー・オペラ・バレエ劇場イギリス公演(05、06、 07 年)に参加。新国立劇場バレエ団では 08 年以降、『ラ・バヤデール』『白鳥の湖』『ドン・キホーテ』『シンフォニー・イン・スリー・ ムーヴメンツ』『大フーガ』『テーマとヴァリエーション』『くるみ割り人形』『ジゼル』で指揮を務めている。

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【クララ役】 小野絢子 Ono Ayako 【プリンシパル】 東京都出身。小林紀子、パトリック・アルモン、牧阿佐美に師事。小林紀子バレエアカデミー、新国 立劇場バレエ研修所(第 3 期修了生)を経て、2007 年新国立劇場バレエ団ソリストとして入団。入団 直後に、ビントレー『アラジン』の主役に抜擢され成功を収めた。その後、『くるみ割り人形』、『白 鳥の湖』、アシュトン『シンデレラ』、ビントレー『カルミナ・ブラーナ』『パゴダの王子』『シルヴィ ア』、プティ『こうもり』『コッペリア』、マクミラン『ロメオとジュリエット』ほか数多くの作品で 主役を踊っている。11 年プリンシパルに昇格。主な受賞歴に 04 年アデリン・ジェニー国際バレエコ ンクール金賞、11 年芸術選奨文部科学大臣新人賞および舞踊批評家協会新人賞、14 年服部智恵子賞、 16 年橘秋子賞優秀賞などがある。 米沢 唯 Yonezawa Yui 【プリンシパル】 愛知県出身。塚本洋子バレエスタジオで学ぶ。国内国外の数多くのコンクールに入賞し、2006 年に渡 米しサンノゼバレエ団に入団。10 年にソリストとして新国立劇場バレエ団に入団した。ビントレー『パ ゴダの王子』で初主役を務め、『白鳥の湖』『くるみ割り人形』『ドン・キホーテ』『ジゼル』『火の鳥』 ほか数々の作品で主役を踊っている。13 年プリンシパルに昇格。全国舞踊コンクールジュニアの部第 1 位、ヴァルナ国際バレエコンクールジュニアの部第 1 位、05 年世界バレエ&モダンダンスコンクール 第 3 位、06 年 USA ジャクソン国際バレエコンクールシニアの部第 3 位など国内外のコンクールでの受 賞歴も多い。14 年中川鋭之助賞受賞。17 年芸術選奨文部科学大臣新人賞。 池田理沙子

Ikeda Risako

【ソリスト】 東京都出身。バレエスタジオ DUO で田中洋子に師事。2009 年 ユース・アメリカ・グランプリ NY ファ イナル シニアの部 銅メダル、10 年第 13 回 NBA 全国バレエコンクール 高校生の部 1位とコンテンポ ラリーの部 2-2 位を受賞し、10 年より1年間 スカラシップにてハンガリー国立ブダペスト・バレエ 学校に留学。K バレエカンパニーを経て、2016/2017 シーズンより新国立劇場バレエ団にソリストとし て入団。16 年アシュトン『シンデレラ』で主役デビューを果たし、その後、プティ『コッペリア』、 『眠れる森の美女』、こどものためのバレエ劇場『しらゆき姫』の主役を踊っている。 木村優里

Kimura Yuri

【ソリスト】 千葉県出身。泉敬子、泉敦子、牧阿佐美に師事。2013 年新国立劇場第 10 期バレエ研修生として入所、 15 年新国立劇場バレエ研修所を修了し、新国立劇場バレエ団に正式入団前となる 15 年 6 月『白鳥の湖』 ルースカヤ役で出演した。15 年新国立劇場バレエ団にソリストとして入団。『くるみ割り人形』金平糖 の精で全幕主役デビューを果たし、『ドン・キホーテ』「こどものためのバレエ劇場『白鳥の湖』」『眠れ る森の美女』『ジゼル』の主演も好評を博している。17 年舞踊批評家協会新人賞を受賞。 10 月 28 日 (土) 14:00 29 日 (日) 14:00 31 日 (火)貸切 13:30 11 月 3 日 (金・祝) 13:00 3 日 (金・祝) 18:00 4 日 (土) 14:00 5 日 (日) 14:00 クララ 小野絢子 米沢 唯 池田理沙子 米沢 唯 小野絢子 木村優里 米沢 唯 王子 福岡雄大 井澤 駿 奥村康祐 V.ムンタギロフ 福岡雄大 渡邊峻郁 V.ムンタギロフ

◎配役&プロフィール

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【王子役】 福岡雄大 Fukuoka Yudai 【プリンシパル】 大阪府出身。7 歳からケイ・バレエスタジオにてバレエを始める。2003 年文化庁在外研修員としてチ ューリッヒジュニアバレエ団に入団、ソリストとして活躍。05 年チューリッヒバレエ団にドゥミソ リストとして入団し、07 年まで所属。08 年ヴァルナ国際バレエコンクール・シニア男性部門第 3 位、 09 年ソウル国際舞踊コンクール・ クラシック部門シニア男性の部優勝など受賞歴多数。09 年新国立 劇場バレエ団にソリストとして入団。『ドン・キホーテ』、『白鳥の湖』、『くるみ割り人形』、『火の鳥』、 バランシン『アポロ』、ビントレー『パゴダの王子』ほか数々の作品で主役を踊っている。12 年プリ ンシパルに昇格。11 年中川鋭之助賞、13 年舞踊批評家協会新人賞。 井澤 駿 Izawa Shun 【プリンシパル】 群馬県出身。山本禮子バレエ団付属研究所、菅居理枝子バレエアカデミー、バレエスタジオ DUO で学 ぶ。2012 年全国舞踊コンクール・バレエ第一部第 1 位、ユース・アメリカ・グランプリ NY ファイナ ル・ブロンズメダル、13 年こうべ全国洋舞コンクール・バレエ男性シニアの部第 1 位。14 年新国立 劇場バレエ団にソリストとして入団し、12 月の『シンデレラ』で全幕主役デビューを果たした。そ の後も、プティ『こうもり』、ダレル『ホフマン物語』、『くるみ割り人形』『ドン・キホーテ』『眠れ る森の美女』『ジゼル』などでの主演も好評を博している。2017/2018 シーズンよりプリンシパルに 昇格。 奥村康祐 Okumura Kosuke 【プリンシパル】 大阪府出身。5歳より地主薫エコールドバレエの地主薫に師事。2003年、地主薫バレエ団に入団。07 年全日本バレエコンクールシニア部門第1位、09年モスクワ国際バレエコンクールシニア部門銀賞、 10年USAジャクソン国際バレエコンクールシニア部門銀賞、10年文化庁芸術祭新人賞、12年大阪文化 祭賞奨励賞受賞。12年新国立劇場バレエ団にソリストとして入団。13年『ドン・キホーテ』で主役 デビューを果たした。『白鳥の湖』『くるみ割り人形』『眠れる森の美女』『パゴダの王子』『アラジン』 などで主役を踊っている。14年舞踊批評家協会新人賞、16年中川鋭之助賞を受賞。14年ファースト・ ソリスト、16年よりプリンシパルに昇格。 渡邊峻郁 Watanabe Takafumi 【ファースト・ソリスト】 福島県出身。鈴木寿雄のもとバレエを始める。2006 年モナコ公国プリンセス・グレース・クラシック・ ダンスアカデミーに留学し、マリカ・ベゾブラゾヴァらに師事。09 年アカデミーを首席で卒業し、ト ゥールーズのキャピトルバレエ団に入団。11 年よりソリストに昇格し、『ジゼル』アルブレヒト、『く るみ割り人形』王子、『ドン・キホーテ』バジルのほか、バランシン、ロビンス、キリアン、ドゥアト、 サープなど数多くの振付家作品を踊るほか、C.ベラルビ振付の新作『美女と野獣』では主役に抜擢さ れた。2016/2017 シーズンより新国立劇場バレエ団にソリストとして入団。2016 年 7 月「こどものた めのバレエ劇場『白鳥の湖』」で主役を演じ、同年 12 月『シンデレラ』で全幕主役デビューを果たし、 17 年『ジゼル』主演も好評を博した。2017/2018 シーズンよりファースト・ソリストに昇格。 ワディム・ムンタギロフ Vadim Muntagirov 【英国ロイヤル・バレエ プリンシパル 新国立劇場シーズン・ゲスト・プリンシパル】 ロシアで生まれる。ロシア国立ペルミバレエ学校でバレエを始め、2006 年ローザンヌ国際バレエコンクール で入賞後、英国ロイヤル・バレエ学校に招かれ研鑽を積み、09 年イングリッシュ・ナショナル・バレエに入団。 ワガノワ国際バレエコンクール第 1 位、ユース・アメリカ・グランプリ第 1 位。『ジゼル』『シンデレラ』『くるみ割り 人形』、デレク・ディーン『白鳥の湖』、ヌレエフ『ロメオとジュリエット』等で主役を演じ、10 年英国舞踊批評家 協会賞、13 年ブノワ賞。14 年英国ロイヤル・バレエに移籍。プリンシパルとして『眠れる森の美女』『白鳥の 湖』『ドン・キホーテ』、マクミラン『ロメオとジュリエット』『マノン』、アシュトン『シンフォニック・ヴァリエーション ズ』、ロビンス『牧神の午後』などを踊る。新国立劇場バレエには、13 年 2 月に『ジゼル』アルベルトで鮮烈な 印象を残した。シーズン・ゲスト・プリンシパルとして 14/15 シーズンには『眠れる森の美女』『ラ・バヤデール』 『白鳥の湖』、15/16 シーズンには『くるみ割り人形』、16/17 シーズンには『ロメオとジュリエット』『眠れる森の 美女』に主演した。

(9)

【タイトル】 新国立劇場開場 20 周年記念

くるみ割り人形

【芸術監督】 大原永子 【音楽】 ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー 【振付】 ウエイン・イーグリング 【美術】 川口直次 【衣裳】 前田文子 【照明】 沢田祐二 【指揮】 アレクセイ・バクラン 【管弦楽】 東京フィルハーモニー交響楽団 【合唱】 東京少年少女合唱隊 【出演】 新国立劇場バレエ団 【公演日程】 2017 年

10

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日(土)14:00 /

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日(日)14:00 /

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日(火)<貸切>13:30

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日(金・祝)13:00/18:00 /

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日(土)14:00 /

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日(日)14:00 【会場】 新国立劇場 オペラパレス (京王新線 新宿駅より 1 駅、初台駅中央口直結) 【主催】 新国立劇場 【チケット】 好評発売中 【料金(税込)】 S:12,960 円 A:10.800 円 B:7.560 円 C:4,320 円 D:3,240 円 ◎チケットのお求め・お問い合わせは <窓口での直接購入> 新国立劇場ボックスオフィス TEL:03-5352-9999 (10:00~18:00) チケットぴあ、セブンイレブン、サークルK・サンクス <電話での予約・購入> 新国立劇場ボックスオフィス TEL:03-5352-9999 (10:00~18:00) <ウェブでの予約・購入> 新国立劇場 Web ボックスオフィス http://pia.jp/nntt/ (PC、携帯共通) チケットぴあ http://pia.jp/t/ (PC、携帯共通)、 イープラス http://eplus.jp/ (PC、携帯共通) ローソンチケット http://l-tike.com/ (PC、携帯共通) *新国立劇場では、65 歳以上の高齢者割引(5%)、障害者割引(20%)、学生割引(5%)、ジュニア割引(中学 生以下 20%)など各種の割引サービスをご用意しています。

◎公演概要

【王子】

参照

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