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1 4740 磁歪式応力測定法による水力発電設備の応力測定への取組

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Academic year: 2022

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(1)6‑099. 土木学会第59回年次学術講演会(平成16年9月). 磁歪式応力測定法による水力発電設備の応力測定への取組 中電技術コンサルタント(株). 正員○岩上. 中国電力(株). 1.概. 西川. 明. 正員松岡. 雅章. 国重. 敬. 有常. 健. 正彦. 要. 経年により劣化した鋼構造物を適切に維持管理し,補修対策を講じて延命化を図ることは社会資本を有効に 活用していく上で重要な課題である。現状の鋼構造物の健全度診断は目視および歪ゲージ法による応力測定法 が主流であるが,この他にも磁歪式応力測定法(磁歪法)がある。磁歪法は鋼構造物の全応力を非破壊で測定可能 であるという長所があることから,中国電力と中電技術コンサルタントは磁歪法の実構造物への適用化を目指 して共同研究を行なっている。今回,リベット接合(鋼板複数を重ねたリベット接合部材)構造のAダム洪水吐ゲ ート扉体主要部材の発生応力を磁歪法および歪ゲージ法を用いて測定し,両測定結果を比較することで磁歪法 の有効性を確認したので,その結果を報告する。. 2.測定対象構造物および測定概要 1)概略構造図. 4100. №1主桁. №2主桁. 14740. 2) 測定日および水深 無水時:2003 年 12 月 24 日(水深 0.0m) 有水時:2004 年 1 月 7 日(水深 3.1m). 3) 応力測定箇所 磁歪法(緑)および歪ゲージ法(赤,青)で応力を測定した箇所を下図に示す。 正面図 1530 160 F1530左. №2主桁. 1軸 3枚. 1軸 3枚 20. 1軸 3枚. 170. 85. 225. 主桁端部. 260 F5900左. 80 F5900右. 1軸 3枚. 1軸 3枚. 360. 165. 磁 歪 ライ ン. 磁歪ライン. 250. 1軸 3枚. 磁 歪 ライ ン. 20. 85 F3945右. 磁 歪 ライ ン. 磁 歪 ライ ン. 3軸3軸 1枚1枚. W1300 W1300 W1300 左 中 右. 5900. 5 F3945左. 磁 歪 ラ イン. 3軸 1枚. 3945 80 F1530右. 主桁中央 1300 365. 20. 平面図. 95. キーワード:非破壊検査,磁歪法,応力測定,残留応力,リベット構造,ゲート 連絡先:〒734-8510 広島県広島市南区出汐 2 丁目 3-30 中電技術コンサルタント(株) TEL(082)256-3355 FAX(082)251-0486. ‑197‑.

(2) 6‑099. 土木学会第59回年次学術講演会(平成16年9月). 3.応力測定結果 比較項目 種 類. 計算結果(A). 測定箇所 フランジ. F1530 F3945 F5900. ウェブ. W1300. 左 右 左 曲 げ 右 左 右 左 中 せん断 右. 測定結果 磁歪法(C). 歪ゲージ法(B). (B)-(C). MPa. MPa. (B)/(A). MPa. (C)/(A). MPa. 37.3 32.4 65.8 53.7 63.7 54.3 10.2 15.0 26.1. 28.1 20.9 56.3 40.5 49.4 34.4 5.2 10.2 20.2. 75% 65% 86% 75% 78% 63% 51% 68% 77%. 9.5 22.2 54.2 46.6 51.2 34.8 8.0 10.2 18.7. 25% 69% 82% 87% 80% 64% 78% 68% 72%. 18.6 -1.3 2.1 -6.1 -1.8 -0.4 -2.8 0.0 1.5. 歪ゲージを貼付ける都合上,全く同一の箇所で計測していないので単純に比較することは出来ない が,F1530 左を除けば誤差は±10MPa 以内に収まっており良好な結果を得た。 F1530 左については,歪ゲージ貼付箇所を優先したため,磁歪法での計測箇所が隅角部になりゲージと 同じ条件での測定が困難だったことが誤差を生じた原因と考えられる。 過去の測定経験から,磁歪法と歪ゲージ法による測定結果の差異は±10%程度あることが判っているが, 今回の測定結果も F1530 左と W1300 左を除くと 10%以内に収まっている。 全般的に,測定結果が計算結果の 80%程度になっているのは,設計計算上強度部材として取り扱われな いスキンプレートが協働していることが主な原因と考えられる。 右に,測定結果の一例として. 140. F5900 左の測定結果を示すが,箇. 120. 所によって初期応力が 70MPa 程 することで全応力は 120MPa ま で増大していることが判る。 歪ゲージでの計測結果に相当. 100 応力(MPa). 度残留しており,水圧荷重が作用. 80 60 無水時 有水時 変化分(有水時-無水時) 平均値(変化分) 計算値 歪ゲージ. 40. する応力の変化分は 51.2MPa を. 20. 中心に場所によって±5MPa 程. 0 0. 30. 60. 90. 度ばらついている。. 120. 150 180 210 フランジ幅(mm). 240. 270. 300. 330. 4.まとめと考察 本測定で得られた結論を以下 に挙げる。 1)磁歪法による測定が応力分布 測定に有効であることが確認 された。 2)鋼板を複数重ねてリベットで 接合した部材に対しても磁歪. 磁歪式応力測定装置. 現地計測状況. 法による測定が可能であることが確認された。 参考資料 ※1「磁歪法による応力測定の実用化のための基礎研究」土木学会第 50 回年次学術講演会 松岡敬,池田誠,岩上明,安福精一 ※2「磁歪式応力測定法による両端支持梁の曲げ応力およびせん断応力の計測」土木学会第 58 回年次学術講演会 織田卓也,松岡敬,藤岡康博,有常健. ‑198‑.

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