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論文審査の結果の要旨

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Academic year: 2022

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(1)別記様式第5号. 論文審査の結果の要旨 報告番号 博(医歯薬)甲第 1302 号 氏名. 学位審査委員. 山下 万平. 主. 査. 李. 桃生. 副. 査. 中尾. 副. 査. 熊井 良彦. 一彦. 論文審査の結果の要旨 1 研究目的の評価 本研究は、ヒトへの応用に向けた前臨床試験として、ブタ糖尿病モデル に対する allogenic 膵島/脂肪組織由来間葉系幹細胞(ADSC)シート皮下 移植の安全性と効果を調べるもので、目的は十分に妥当である。 2 研究手法に関する評価 温度反応培養皿(35 mm)を用いて、若雌ブタ(2 ヶ月齢)の皮下脂肪組織 から分離・増殖した ADSC と成熟ブタ(5 歳)の膵臓組織より分離した膵 島細胞を播種し、膵島/ ADSC シートとして移植直前に作製・回収した。 皮 下脂肪を採取した若雌ブタはレシピエントとして、膵全摘術により 1 型糖 尿病モデル作製した後、回収した膵島/ ADSC シートを腰臀部の皮下に移植 した。術後は血糖値と血液中インスリン分泌量を経時的に測定した。また、 術後 10 日目にブドウ糖負荷試験を実施し、14 日目にグラフト摘出して組 織学解析も行った。それらの研究手法も妥当である。 3 解析・考察の評価 上記手法で解析した結果、作製した膵島/ADSC シートは in vitro で膵島 の生存とインスリン分泌機能維持に有用であることを確認でき、皮下移植 後の 2 頭の膵全摘ブタは 7 日目から血糖値や血中インスリン分泌量が正常 範囲で推移し、10 日目に糖負荷へのインスリン分泌反応もみられた。一方、 グラフト摘出したブタは、血中インスリン検出不能となり、高血糖状態で 摘出後 1、7 日目にそれぞれ死亡した。摘出したグラフトは膵島の生存が確 認できた。今後の臨床応用が大いに期待される。 以上のように本論文は糖尿病治療に貢献するところが大であり、審査委 員は全員一致で博士(医学)の学位に値するものと判断した。.

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