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論文審査の結果の要旨

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Academic year: 2022

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(1)別記様式第5号. 論文審査の結果の要旨 報告番号 博(医歯薬)甲第 1332 号 氏名. 学位審査委員. 古川. 主. 査. 伊藤 公成. 副. 査. 朝比奈. 副. 査. 筑波 隆幸. 浩平. 泉. 論文審査の結果の要旨 1.研究目的の評価 本研究は、舌扁平上皮癌における PD-Ls の発現と臨床病理学的因子との 関連,さらに OSCC 細胞株由来の培養細胞における発現を検討することを 目的とし、予後との関連および今後の免疫療法の選択の一助になる可能性 を明らかにしたものであり、その研究目的は妥当である。 2.研究手法に関する評価 舌扁平上皮癌の組織切片を用いて免疫組織染色を行い,PD-Ls,増殖因 子として Ki-67,浸潤因子として MMP2,MMP9 の発現を検討した.さらに、 培養細胞を用いて,FACS にて PD-Ls の発現を調べ,その結果に基づき抗 PD-L1 抗体と抗 PD-L2 抗体を用いた増殖アッセイ,および ELISA による MMP2 および MMP9 の発現を検討した.これらの研究手法も妥当である。 3.解析・考察の評価 OSCC において PD-Lsは過剰発現するものが認められた.PD-L1 と PD-L2 の 発現に相関を認めなかったことから,両者が独立して発現している可能性が 示唆された.PD-L1 と PD-L2 の両方が陽性を示す群の方が,PD-L1 または PD-L2 の片方が陽性群と比較し,予後不良であったことから PD-L2 の発現は OSCC における予後不良因子となる可能性が示唆された.MMP9 と PD-Lsとの相関 が,細胞と臨床検体で認められたことから,PD-Lsが癌細胞の浸潤と関係し ていることが示唆された.免疫系因子と PD-Ls発現との間に相関性がみられ ないことから,免疫系細胞に誘導されるのではなく単独に PD-Lsを発現して いる可能性があることが示唆された.以上を考慮すると、本研究により PD-Ls の発現との予後との相関、PD-Ls の発現状態が今後の免疫療法の選択に繋が る可能性を明らかにし、重要な研究成果を上げた。 以上のように、本論文は PD-Ls 発現の検討が今後の免疫療法の選択に貢献 するところが大であり、審査委員は全員一致で博士(歯学)の学位に値する ものと判断した。.

(2)

参照