地域ブランド構築のための地域イメージの構造に関 する研究 : 熊本県阿蘇郡小国町をケーススタディと して
田村, 良一
九州大学
森田, 昌嗣
九州大学
http://hdl.handle.net/2324/4776880
出版情報:デザイン学研究. 53 (4), pp.13-22, 2006-11-30. 日本デザイン学会 バージョン:
権利関係:(c) 2006 日本デザイン学会
研 究論 文 . 論 文 ORIGINAL
ARTICLES
Received
October
O7
,2005
;April
O2
,2006
地 域 ブ ラ ン ド 構築 の た め の 地 域 イ メ ー ジ の 構 造 に 関 す る 研 究
一 熊 本 県 阿 蘇
郡小国 町を
ケー
ス スタデ
ィ と し てAStudy
on
the
StruCture
of
Regional
Image
f
()r
Creating
the
Community
Brand
− In
a
Case
Study
of
OGUNI
Tbwn
in
Aso
Country ,
Kumamoto
PrefeCture
● 田 村 良
一
九州大学
Tamura
Ryoichi
Kyushu
劭1v8
厂8め2● 森田昌 嗣 九州 大 学
Morita
Yoshitsugu Kyushu
University
● Key
words ;Community
Brand
,Regional
Image ,
Design
Strategy
要
旨
本論文 は
,
熊本 県阿 蘇郡小国 町 の地域
ブラ ンドを構築し て い く た め の端緒
とし て, 小
国町 と他
の九州
圏内 11 地域
を対 象 として,
地 域イ メー
ジの
構造
な どに つ い て検討
したも
のであ る。
観光地
の選定
にお
いて 「全
体 的な イ メー
ジが良い 」 ことが 重視 されていることが わかった
。
住民,一
般者,
来 訪者を対象 とし た小国 町 の地域
イ メー
ジ と,一
般 者のみを 対象 とした12
地域の地域イ メー
ジ に 関する アンケ
ー
ト謂査の結果を因 子分 析した。
そ の結果,
地域
イ メー
ジ は文 化度
,
親 近度,
閑静 度の3
因 子 で捉えられ る こ とがわかった。
ま た前者の 分析 から , 住
民に比較
して一
般者 ,
さら
に は来訪者
の小
国 町 に対
す る評価
が高
い こ とがわ
かった。 後者
の分析
から ,一
般者
を性
別・ 観
光 年齢 層別
の4 グ
ルー プ
に分 類 して比 較す る と,
小 国町 は評価 のバラ ツキが大 き く,
因子 空間 上の付 置の様
子か ら も大 きな特 徴 がない ことがわ かった。
小 国町 か ら想 起 され る ものやイメ
ー
ジとし て,
「杉」 「温 泉亅 「ジャー
ジ
ー
牛乳」な どが 高頻度であげ られたことか ら,
これ らをタッチポイ ン トと して有効に活用する ことで,
地域イ メー
ジの構築に結 びつ くと考 えられ た
。 Summary
ThiS
Study
discusses
the
stnLK
ture
of
regional
images
of
Oguni
Town
and
l
l
otheroommunities
inkyushu
to
create
”Community
Brand
”. lt
was
found
that
an
emphasis
was
attached
to
’”good
images
of
the
Whole
area 闘 in
seleCting
and
de
日gnating
the
scenic
s
瀧es .
()ueslionnaire surveys
were
conduCted
amongthe
residents ,
general
public
and
visitors
in
respect
of
the
images
projeCted
by
Oguni
Town,
and
also
among
the
general
publi
)in
respeCt
of
tWelve
communities ,
The
faCtor
analysis
was
oonducted
ot
the
results
obiained .
The
analySiS
reveaied that
the
images
of
communities
were
captured
by
the
three
faCtors
of slandard
ot
culture ,
degree
of
師endlineSs
and
ofqd
陀tness ,
According to
the
formeranalySis ,
the
gener
創public
and
vis
忙ors
hdd
highere
敦eem
for
()guni
Town
than
the
re
団dents .
The
latter
analysis
revealed
that there
was
a
greater
diversity
among
the
general
publiC
when
dassified by
gender
and
age ,
and
that
there
was
no
remarkatOte
charaCteriStics
in
spatial
faCtors . ” Cryptomeh
頃11、
llhotspring “
and ”
milktrom
Jersey
cows ”
were
cited
at
high
frequencies
as
the
obje
(おor
images
assodated
w
虻h Oguni
Town,
They
may
contribute
to
structuring
of
good
regionaI jmages
if
skilllully
dUlized
as
the
focal
pOints 、
1 .
は じ め に観 光地 が疲 弊す る要 因と して
,
観 光 地の先 行 するイメー
ジ と体 験 上の 評 価 とのギャ ッ
プ
や,
類 似 す る観 光 地 同 士の過 当 競 争 によ る 顧 客の奪い合いな どが 指 摘 さ れて いる [注1
],
ま た,
地 方 発の 地 域
ブ
ランド に注 目 が 集 まっ てお り.
モノ や サー
ビス分 野 を含め て地 域 全
体
のブラ ン ド化が 地 域 活 性化に向
けて一
助と な る と し て い る
[
注2
]。
他 方
,
ブラ ン ド を構 築し て い く た め に は,
ブラ ン ド を構 築し て い こ う と す る 対 象が 提 供す る価 値に お い て 「一
貫 性」 が非 常に 重要であ り
,
その観 点 とし て 「どの商 品 を とっ ても 変 わ らな い こと」 「組 織の誰に聞い ても変 わ ら ない こと」 「時 間 を とお して変 わ ら ない こと」の3
種 類 が あ る と している [注3
]。
地 域 ブラ ン ドの構 築という観 点 から捉 え な お すと,
ブラ ンドを構築し て い こうとする地 域と住民
,
観 光 客 や 来 訪 者,
地 域 外の人々な どの間に生 じる さ まざま な タッチポイ ン ト [注
4
]に お い て,
そ れ らが 提 供 する価 値に 「一 貫
性」「明 瞭 性」
「継 続
性
」が必
要であ
る と いうこ と に言い換 える こ とができ よ う.
そこで 本 研 究 で は
,
観 光 地 選 定 に 関 す る意 識 調 査 を 行い,
観 光 地 と して展 開 してい くに あ たっ て重 視 すべ き 観 点 を 明 ら か に すると と も に,
熊 本 県 阿 蘇郡 小国 町 (以 下.
小国 町 と 記 す ) を 対 象 地 域 と して,
望 ま しい 小国 町の地 域 ブラ ンドを構 築 していく た めのデ ザイ ン戦 略 立 案に向 けて の基 礎 的 資
料
を得る こ と を目的と し て
,
小 国町の地 域イ メー
ジ のあり ようを被 験 者の違いや 他の地 域 との比 較 を 通 して把 握 したt
.
な お
,
本 研 究 は 小 国 町 と 九 州 大 学 大 学 院 芸 術工学 研 究 院 との 包 括 連 携 協 定 に よ る 「小 国ブ
ラン ド創 生プ
ロジェ ク ト」の一
環と して行っ た も の である
. 2 .
小国 町 に つ い て2 . 1
物 理 的 特 性本 研 究 が 調査対 象とする小 国 町 は
.
図1
に示 す よ うに,
三後 す な わ ち 肥 後 (熊 本 県 ),
豊 後 (大 分 県 ),
筑 後 (福 岡 県 )の 要 と なる場 所 に あ り,
九 州のほ ぼ 中 央,
熊本
県の最北 端 ,
阿蘇
外輪
山の外 側にあ
り筑後
川の上流
に位 置
してい る. 東
西18
,
南
北11km , 総
面積 136 . 72kmZ
で,
総 面積
の74
P6
は山 林 が 占 め た 農 山 村 地 域である.
ま た,
自 然 は 九 州 山 脈の屋 根 に 位 置 していデザイン学研 究
BuLLETIN
oF
JssDvot53
Nα 420D5 13
飜
灘
慧
騨図
1 小 国 町
の位 置 と代 表的
な 公共 施 設
の例 ( 上 段 か ら
「ゆ う
ステ ー
ション」「
小
国ド ー
ム」「
木 魂 館
」)
る た め変
化
がはげ
し く,
夏 は 涼 し く冬は厳
し い高冷
地 帯 (平 均 気 温13
℃ ) であり,
雨 も多 く年 間 降 雨 量は2 . 300
皿,
多 雨 多湿 で森 林の 成 育 に適し て い る [注5
]。
人口は
2004
(平成 16 )年
に9 , 162
人であ る が,
図2
に示 すよ う に減 少の一
途 を 辿っ ており, 少
子高齢化 ・
人口減 少の問題 解決
が 急 務 と なっ て い るr ま た,
産業
は前 述
した 農 林業
に加 えて
,
観 光業 が 産 業の 中 心 と なっ てお り,
図2
に示 す よ うに入 り 込み 客数は順調 に年々増 加 してい るが, 観
光業
を含
む 地域
商 品の需 要
増
加の た め に地 域 振 興,
活 性 化の点に お いて地 域 ブラ ン ド創 出が課 題と なっ て い る、
2. 2
ま ちづ
く りの 取 り組
み小国 町のま ちづ く りは
,
その積極 的
な取
り組
みが 評 価の対 象 となっ て いる、
同 町のま ち づ く りに関 連す
る代表
的 な 事 業 や 活 動の 概 要 を 以下に記 す [注6
].
1
)悠
木の 里町 制
施
行50
周年
にあ たる1985
(昭 和60
) 年に 「悠木の 里づ くり」 と い う まち づく り の スロー
ガンを提 起さ れ た,
行 政の総 合 計 画では な く 「シ ナ リ オ」 に基 づく展 開
が行
わ れている, 2 )
木 造の建 築 群 (図1
)「悠
木
の里 づ く り」 の考 え 方 を実 践し た最 初
の施 設
がエ987
(昭 和
62
)年
に完 成した 「ゆ うス テー
シ ョ ン 」である.
その 後,
「小国ドー
ム」一
木 魂 館」
[ひ らみっ と (
物
産館
)」等
の公 共 施 設が開 設さ れ
,
小国 町 を 全 国 的 にアヒー
ル する成 果を もた ら した
.
木 造 建 築は民 間の住
宅 や飲 食
店 な どにも波 及 してい る.
3 ) 文化事 業
2
>で述
べ た公 共施
設 は,
建 築 デザ
イ ンや 文 化 イベ ン トの会
場 と して
,
町の 下 らし い文 化の創 造に貢 献 してき た.
現 在では
,
年 間 を 通 して様々 な 文 化・
スポー
ツ系の イペ ン ト等 が 開 催されて い る
, 4
) 農 林 業 政策
生 産 だ け で は な く
,
その加工や流通
にも進 出す ること を 基 本 戦略と し て い る。
ジャー
ジー
牛はその象徴
であ り,
現 在では,
条 件の不 利な中 山 間 地 域 に あっ て
.
米, 畜 産 ,
野菜
の複
合 的 な 産地 と なっ て い る.
14 BuLLETIN
oF
JssD vd53
卜b.
42006
デ ザイ ン学 研 究人
P
(千 人 > 12
10
6
4
R
Xlj
込 み 鏖 {十 人 》 1猫loee
800
聯
描
獅
o o
1嬲4 8§ 88 ee 9竃 94 §
6
鰓2e
◎o
醗04
年 度
図 2 小
国 町 の人
口お よ び入 り込 み 客数
の推 移
5
)地 域 活動
1991
(平 成3
) 年に地域
の乱 開発
の防 止 策 と して, 6
つの大 字 ご と に 「土 地 利 用 計 画 チー
ム 」が 発 足 さ れ たtt
その後,
土 地 利用を考 えるこ とか ら地 域の将 来 像を 構想 する ことへ と重 点 を 移し,
「コミュ ニテ ィプラン推 進チー
ムj
と名 称を変 えて,
現在 に 至っ て い る
.
6
) ツー
リズ
ム事 業
1997
(平 成9
)年
に 九州ツー
リズム大 学 が 開 講 さ れ た、
翌1998
(平 成IO
) 年に は 小国
ツー
リ ズム協 会 が 発 足 し,
従 来の 観光協 会のあ り方にと どまらず ,
グ リー
ン ツー
リ ズム な ど 農 林 系の関 係 者 を含 め た 組 織と して立 ち 上げ, U ・ 1 ・ J
夕一
ンの窓口と し て の機 能も果 た している
、 3 .
観 光 地 選 定 の 考 え方
3 . 1
調 査 項 目 の 抽 出ま
ず
最 初 に,
観 光 地を選 定
するに あ たっ て どのよ うな 点 が 重 視さ れ ているのか 明 ら かにする こ と にし た.
既 存の ア ン ケ
ー
トや 文 献1
注7 , 81
を参 考と し て,
観光先を選 定す る際の 観点と し て
,
図3
の左 端に示す工6
項目 を抽出 し た. .
3 . 2
調 査 対 象 者 の 選 定調 査 対 象 と した 被 験 者は
,
小国 町
の主 要 な 観 光 客 と して福 岡 県在住
者 が 見 込 まれ ること か ら,
九 州大
学 芸 術工学 部・
芸 術 工学 府の学生 お よび出 入 り業 者 な ど を 主 な 対
象
と し て,
その家族
,
知 人 など も含め,
性 別,
年 齢 を 問 わ ず 広 く対 象 者と す る こ と に し た (以 下,一
般 者と 記す )、
3 , 3
ア ンケー
ト調 査前 述
し た 観 光 地 選 定 に 関 す る16
項 目の重視 度
を’
1 =
重 視し ない〜 5 =
重視
する一
旨の5
段 階 で 評 価し ても らっ た.
ア ンケ
ー
ト調査の結 果, 179
名か ら 回答 が 得 られ た、
性 別で み ると.
男 性109
名 (6
工゜。
〉,
女 性70
名 (39 °
。)である
.
次に 年齢 別
にみて み ると,
学 生を中 心とする24
歳 以 下と社 会 人 が 中心 と なる
25 歳
以 上に二分
して み る と,
前 者は93
名 (52
°。
),
後 者 は
86 名
(48
%)
と ほぼ拮抗
して いることが わ かっ た そこで
,
前 者 を 将 来の観
光客
と し て期
待できる層 (以 下,
将 来層
と表 1
アンケ ー ト調 査 対 象 者
の性 別 ・
年 齢 別 構成
一
般 者男 性 3 女 性 14歳 以 下 O名 1名
(O
.
O%1
〔14%). 「 「 「 . . 「 . . . 齟 . 、 . 」 . . L」 . . . 」i. . . . . . . . . L. . . . . ii . L. 」 . . . . . . . r. . . . . . . . . . 」 . . . . . . . .
15
〜
19歳 8名、
4名(7
.
3%}、
〔5.
7%). 」 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 「 . . . . . . . . . . . . 「 . 「 . . . . . 「 . . . . 「 「 . 「 「 「 . . 「 「 「 . . −. 「 . . 「 「 「 「 . −
20
〜
24畿 51名.
29名(46
.
8%) 1 (41.
4%)r, ・ 「 . 「 ・ 「 「 . 「 「 . 「 「 「 −r「 −「 . −「 . 「 −. ■ . 「 「 . 齟 「 . . 「 「 . . 、 r. . 、 . . 、 . . . rr . . r. . 」 r. . 、 . . . . . . . . . . . . . r.
25
〜
29磯 20名’
4名
(τ8
.
3跖) … (5.
7銘). . 「 . . 齟 . ・ L. . 幽 L. . . 」 」 . L・ . LLL 齟 L. ・ LL 」 L齟 」 . 」 」 L」
30
〜
34歳….
ヨ茗 』 』 . ….
「
. 』 . ’ 』 ’
葦
茗 . 』 』 . . . . .
〔4
.
6% ) 3 (2.
9%). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . r. . . . . . . . . . . 、 . ト . . . . r. . 、 L、 . . 、 rr . .
35 〜 39
歳 2名 … 4名(1
.
8%) 3 (5.
7%). . 「 . . 11 . 「 1「 . . 齟 LL 」L「 . L−」 . . 」 齟 . 1」 iL . . L齟 .. 」 . L. ii . . . . L」 . . . . . 「 . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
40
叩
44歳. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
2名 : 7名
(1
「 .
8%)rr
(10「 . .
0「 .
%. 1「
)1. 「 . 「 .
45
〜
49歳「 「
4名
4名
(3
.
7%).
〔5
.
7%)r. 「 . . 「 1「 . 「 「 T「 . 「 . . . 「 . 「 . 「 「 −「 . 「 「 . . 「 . . −. . . . . . . 、 r. . . . . . . . . . . . . . . ト . . . . . 、 L. . 齟 . LLL . . . . .
50
〜
54磯 3名:
1D名〔2
.
8%) …〔14.
3%〕. . . . . . 齟 . L. . 幽 . 齟 . . . . . . . 齟 」 LL . . . . ・ 齟 . ・ . L齟 齟 L. .
55
〜
59歳』 ’ …
葛
茗 ……
T 』 岬 』
葦
茗 ’ …. 』 齟
(7
.
3鮒 : (2、
9%1
. 「 . . . . . . . L齟 . L齟 齟 LL 」 齟 . ・ 」 . . . 齟 . LL ・ 」 」 」 」 i」」 L ・ ・ … . . 」 . . . . . . . . . . . . ・ . . . . . .
60 〜 64
歳 3名:
1名(2
.
8%)・
〔1.
4%}. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 「 . 「 「 . . . . . . . . . . 「 . . . . . 「 1「 . 「 「 「 . . −. 「 .
55
〜
69歳1名
F
1名(0
.
9%) (1.
4%1
. 1. . 「 1. 、 . 「 . 1 . 「 . . 「 . .L」 」 」 i」 . . L . ・ . ・ . ・ . . . . . . ・ . . . . レ . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
70
〜
74歳 2名 i O名(,
.
8%)」
(0.
0%)「 . . 齟 」 . . . 齟 . L幽 」 L・ . 齟 . L. 」 . 」 L. . 」 . 」 LL . 」 齟 i. 」 L・ 」
75
〜
79歳』 …
δ
奢 ’ . . . . 』 . .
「
. . . . . . i 茗 . . . . . . . .
〔0
.
眺 ) : (τ.
4驚 ). . 「 「 . . . . . 齟 . . . . . 齟 . . 齟 . . 齟 . 齟 . . . 齟 . L齟 齟 ・ . L齟 . L. . ・ LL ・ ・ ・ … . … L・ 」 ・ L・ 宀 . ・ . … LLL ・ L. ・ . ・ ・ . . ・
80歳 以 上 0名 2 0名
(0
.
O%〕 〔O.
0% 〕計 109名
,
70名(60
.
9% )’
〔39.
1% ). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . r. . . r. . . . r. . . r. 、 ち . . . . r rrr . 、 r−. −L.
未 記 入 0名
(
0 . O
%)合 計 179名
記 す )
,
後 者を現 時 点で 観 光を楽し んで いる 層 (以 下,
現 行 層 と 記 す ) と して捉 える こと に した,
な おT これ らの年 齢
区 分 を観光 年齢
層 と 呼ぶ ことにする. 3 , 4
調査結 果の分 析1
… 内
…
・
’
… 一 一
「
「 へ
ど ちら か
と 醤 え ば 繋 視し な い 麗
裸し な
い
「
デ レ ビ 糊 齪 よく み る
ト
臓 行 費用 が安い
自然や 颪矮が焚し い
es
史 や 文 化 に勸 鶲ト ー 一
良い温泉が あ る
都 粥 徹 簾や衝 墾 き が楽しめ る 滯 筏 した い リゾ
ー
トの魅 力 が あ る 好み の旅髏や ホテ ♪レがあ る
晃てみた い イ ベ ントや 祭があ る 逓 びたいテ
ー
マ パー
ク や観 嵐 範 設 が あ る 好 き な スポ
ー
ツが 楽 しめ るシm ッピング が 楽 しめ る
鰍 しい食べ物があ る 人が競切そう
,
人傭が あ る 遊 びに行った ら究 気 簸曦にな れ る 全俸的なイ メー
ジが 廡いど ちら と も い え な
い
ど 籏ら か と 醤え 催 毘 観す る
鍾攪 ず る
ト
ト ー
→ ド ヨ
ト
一 1
宅
一 { 一 ト 一
ト ー 一 十
ヨ P 跚
\
→
畢 興 笛59名(24歳以 下 冫
号 舅 性5α名{25歳 以 よ )
帯 女 軈34名 (24離壜 下 〕 噸
』
震 霊369 {2勳 上 〉よ{皀
:
溢 1佼 籌 2位下位;憑1位 鐸衾磁
図
3 一 般 者
の観 光 地
を選 定 す
る際
の重視 度
有
効
な回 答が得ら れ た179
名の 回 答 結 果を,
性 別お よび 観 光 年 齢 層 別を組 み 合わ せ た4
グルー
プに分 類し,
各 グルー
プの平均 値を算 出し た
,
その
結
果,
図3
に 示 す よ うに, 各
項 目で重 視 度 が 大 き く異
な ると と も に4
グ ルー
プ 間で評 価 に バラ ツキ がみ られるが,
上位 2
項 目 をみ ると [自 然 や 風 景 が美
しい 亅と 「全体 的
なイ メー
ジが 良 い
一
は女 性・
将 来 層のみ 順 番は逆 転し て い る が4
者に共 通して重視 度が高く
,
反 対に下位2
項 目をみる と 「好きなスdi−一
ツ が楽し め る 」 は
4
グ ルー
プに共 通して,
「シ ョ ッ ピ ングが楽 し める」 は 女 性・
将 来 層 を 除 き 重 視 度 が 低い こと が わ かった,
さて
本 研究
では, 観光
地 と して位
置付
け られる 小国町
の地域
づ くり の一
つ の指針
を導
きた い こ と か ら,
重視 度
の高
い項
目に着
目す
る必 要
があ
る.
上記
の結果
を踏
ま え る と, 前 者
の2
項 目 が該当するが.
こ の な かで 「自 然 や 風 景 が 美しい 」 にっ い ては
.
物 理 的 な 要 因 に 起 因 す る と と もに,
既 に小 国 町 は その 条 件 を充 分
に満
た し て い る と考
え られ る,
その た め, 今
後, 着
目す
べきこ と は 「
全 体
的 な イ メー
ジが良
い」 を
向
上 さ せ る こ と にな る であ ろ う、
そこで
,
地 域 イメー
ジの向 上 を検 討 するに あ たっ て,
そ の端 緒 と して,
小国 町 と小国 町の競 合 地 域,
あるいは住
民や 観光客 な どを 対象と し て,
どの よ うな 地 域イ メー
ジがも た れ て い る のか
,
以 降で は検 討 する. 4 .
地 域 イメー
ジ の 調 査4 , 1
イ メー
ジ 評 価 用 語の選 定既
往
の 屋外 空 間,
地 域 イメー
ジ,
屋 外 公 共 物 に 関 する調 査研 究 1
注9 〜 13 ]
な どで用い られて い る形 容 詞180
語 を 大 学 生60
名
を対 象
として提
示し.
地域
イメー
ジを評
価 する の に適
当である と思わ れ る用 語を選 定してもらっ た
.
その結 果
,
過 半 数 以上の ものが選 定し た形 容 詞と して,
表2
に示 す
16
個 が 確 認で きた,
これ らの言 葉に は類 似 関 係や従 属 関係
が 認 め られ た.
そこ で,
上 記 学 生の 中 か ら環
境 デ ザ インを 専攻
し て い る大学 院
生9 名
に対
し, 16 個
の言葉
か ら2
個 を 取 り 出す
ときの全組
み合
わ せ (16C2匸 120
通り)
につ い て,一 対 比 較
によ り 相互の
意 味 内容
の非類似 性
を 「似
て い る= 1 〜 似
ていな
い
一 5
」 の5
段 階で評 価して も らい,
多 次 元 尺 度 構 成 法の1
つ で ある最 小 次 元 解 析 (MDA
:Minilnum
Dimension Analysis
)を行
っ た[ 注 141
c
分
析
の結 果, 表
現 可能
な最
小次
元は2
次 元とな
り,
図4
に示 す よ うに散 布 図.
上に3
つのグ
ルー プ
と8
っの独 立 し た 言葉 が
認め られ た
。
そ こ で,
そ れぞ
れのグ ルー プ
を 構 成 する言 葉の中 から地 域イ メ
ー
ジを最 も よ く 表 現 する ことの できる言 葉 と して,
「都 会 的 な」 「
親
し みや すい」「開放 的 な」 を選 び
, 8
つの独デ ザイ ン学研究
BuLLETIN
oF
JssD
v
(A
53
No.
42005
15
表 2 選 択 され
た形 容 詞
情 縮 的 な 自然 な 上 品な 静 か な
お ちつ い た 伝 統 的 な 親しみ や すい 部 会 的 な モダンな 平 和 な 開 放 的な 素 朴 な
’ …’ ”
酉蘭 な ” 『 『 一 ’ 馳 ’
↑
一 ’ ’ ’ ’ ’ ” 匿
萌著τ
{…. 一 一 ”
1 …’ ’ ” 気 弼 薮 〒 . . ‘ 一 』 ”
1 ’ ’ ’ ’ ’ ’ ” 硯 i
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3
轢
ii
…
2
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鎌 的な、 …
} 1
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§ t
「 炉 , 齟 幽 L−L畠 ‘ 「 ■ 齟 國 L 「
おもつい た
磁
』『 一一一…
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…
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・ ……
・
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L齟 ’ −’ 「 ’「 厄 ’ 閲 「 1「 , 【 , , ,
驤 上 品 な iα5 瀞 か な 〆 贊 ム 和
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厳}
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乱 喚
轢 み囁
糊 ・i
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モ勉帆 が 早 噂 一 0
傭 締 的 な … 岻 5鹵 … i
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[ 璽
、. . . . 一
1「 TL 「 マ … 「 聖 ” ・ , , 聖 辱 ・ P、 . 尸
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蔵・ 一…
書一・ . …・ 』 ・ 一一……
÷…一一 ・一・…
… 1「 閲 「 「 1「 戯
…醐餓 的な’ .
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1、
5 、 ノ 累朴 な}
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2− 2 . s . , 1} 」 鮎 L・ 薗 , 「 } マ −L「 雫…・ …卩 …. ・ 鮎 ・ . 榊 「 ’ 齟 ’ … L「 … 「 「 … −… 「 1「 閲 「 「
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明るい}
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一
3
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1.
e 1. s
?図 4 MDA
の結
果 と選 定
し た11 個
のイ
メー ジ 評 価 用語
立 し た F伝
統 的 な
」「お ちつ い た」
「田園 的 な」
「上品な」
[情 緒 的 な」
「のど か な」
「
文化 的
な」「明 るい」 を 加 え た
11
個の 形容 詞 を 地 域 イ メ
ー
ジを評価す
るイメー
ジ 評 価 用 語 と して 選 定し たtt
4 . 2
調査対 象
地域
の選 定16
BuLLETIN
oF
JssD
voL53
M . 4
2Do6
デ ザ イ ン学 研 究図 5 小 国 町
周辺
の地 理 的 特性 と比 較 対象 と
して選 定
した6 市 町
表 3 小 国町
の観 光 客 的特 性 と類
似す
る傾
向 を 示す 選 定
した
5 市 町
D 20 40 δO BO 靠OO %
調査 対 象である小 国 町と地
域
イ メー
ジ を 比 較 検 討 す る た めの 対 象地 域 (以下.
比 較 対 象 地 域と記 す) を選定する.
小国 町の 地 理 的 特 性 を踏まえると と もに,
九州圏 内の観 光地 と し ての小 国 町の位 置付
けを明
らか に するた めに観 光 客 特性 の観 点か らも 比 較 対 象 地 域を選定 す
る こと に し た、
地 理 的 特 性 か ら みた比
較対 象
地 域 については,
小 国 町 役 場に 対する ヒ アリング
調 査 [注 15 :
や 地 理 的 な 特 徴 を 踏 ま え選 定 す ること に し た、
その結 果,
小 国 町 は 図5
に示 す よ う に 国 道212
号
.
国 道387
号,
国道442
号 が 交 差 する位 置に あ り,
他の 目的地へ 行 くた め の通 過 点と し て
位
置 付 け られて い る面が あ る こ と が わ かっ たtt
そこ で,
小 国 町を基点
と し た 周 辺 地 域と し て捉え る こと ができ る 大 分 県の 「日 田市 一
「九 重 町」’
湯 布 院 町」
「
久住
町亅の4
市 町,
熊 本 県の一
南 小
国 町
」「
.
阿 蘇 町」 の
2
町の合 計
6
市 町を選 定し た.
ま た
,
観 光 客 特 性か らみた 比較
対象 地 域 につ い ては,
文献
調 査[ 注 16
] と ヒアリング調 査 [注
工7
:: を 行い. 2002
(平 成14
〕年度
の観 光
客 数 を 調 査 すること に し た.
そ の結
果,
小国 郷[注
18 ]
は, 表 3
に示 す よ う に,
熊 本 県 内 か ら観 光客 数
が約 57
万人