JRIA 17 研究支援
平成17年度
検査・分析委員会 活動報告書
平成18年3月
社団法人 研究産業協会
はしがき
当協会の検査・分析委員会は、研究支援産業を代表する検査・分析会社をメンバーとす る委員会である。本委員会は、効率的な研究開発を支援するために、業種横断的な課題 の把握とその解決方策等について、総合的な立場から調査・研究、情報の収集・提供及 び普及啓発活動を継続して行っている。
本書では平成 17 年度の検査・分析委員会における活動成果として、①平成 16 年度に 実施した「検査・分析事業に関する実態調査(共通課題アンケート調査)」の結果を基 に事業発展のための共通課題の分析、②基準・認証における適合性評価( ISO 17025 等)
の取り組みに対する実態調査、③公益法人ならびに公設の検査・分析機関との交流を通 じ検査・分析事業のさらなる振興を図るため、 (財)化学物質評価研究機構(東京事業所)、
北海道立工業試験場、北海道大学触媒化学研究センター、北海道大学創成科学共同研究 機構の視察調査を実施し、報告書としてとりまとめた。
本報告書が、検査・分析業の健全な発展と社会的認知度の向上に貢献することを期待 するとともに、研究支援を通じた我が国の研究開発力の強化のための基礎資料として、
関係各位のお役に立てば幸いである。
平成 18 年 3 月
社団法人 研究産業協会
平成 17 年度 検査・分析委員会 委員名簿
(平成18年3月現在)
委員長 松浦 由次 石川島検査計測(株) 技術研究所 副所長 副委員長 桑原 幹夫 (株)東レリサーチセンター 営業企画部長
副委員長 柴田 雅裕 住友電気工業(株) 解析技術研究センター長(平成18年2月退任)
副委員長 西江 光昭 住友電気工業(株) 研究開発本部技師長 (平成18年2月就任)
委 員 小林 尚 アルバック・ファイ(株) 取締役 (平成17年8月退任)
委 員 山本 公 アルバック・ファイ(株) 取締役 (平成17年8月就任)
委 員 矢嶋 史朗 石川島検査計測(株) 計測事業部化学環境部 部長 委 員 鈴木 光一郎 (株)神戸工業試験場 東京営業所 所長
委 員 高橋 知二 (株)コベルコ科研 企画部 部長 委 員 松田 公昭 (株)住化分析センター 取締役 事業企画室 委 員 村山 順一郎 住友金属テクノロジー(株) 受託研究事業部 調査役 委 員 北浦 正弘 (株)大同分析リサーチ 受託研究部 取締役部長 委 員 田村 繁行 ナノサイエンス(株) 代表取締役社長
委 員 山口 英信 (株)日産アーク 技術営業部 部長
委 員 松浦 健二 日本電子データム(株) 国際技術研修センターAI技術部 統括部長 委 員 佐藤 隆 (株)分析センター 代表取締役社長
委 員 梯 伸一郎 三菱マテリアル(株) 大宮研究センター分析評価研究部 主任研究員 委 員 武富 裕康 (株)UBE科学分析センター 営業企画部部長 (平成18年1月退任)
委 員 古島 輝尚 (株)UBE科学分析センター 千葉営業所長 (平成18年1月就任)
委 員 服部 寛和 (株)ユニケミー 技術管理部 部長
委 員 多田 芳史 理学電機工業(株) 理事 蛍光X線事業部 企画部 部長 委 員 寺西 英三 (社)研究産業協会 客員研究員
(事務局)
吉川 宗史朗 (社)研究産業協会 専務理事 田中 準一 (社)研究産業協会 総務部長 木村 育雄 (社)研究産業協会 企画部長 松田 香織 (社)研究産業協会 企画部
目 次
Ⅰ 検査・分析に関する実態調査 「検査・分析業界の共通課題に関する調査」
要旨 ………...………..…1
第1章 はじめに ...……….3
1.1 調査の背景と目的 ..………..……..3
1.2 調査内容 ..………..…..3
1.3 調査方法 ..………....3
第2章 H16年度アンケート結果からの課題抽出 …..………...4
2.1 課題抽出の概要 ………..…………4
2.2 材料分析・試験編 ……….………..4
2.2.1 価格競争の実態、適正な価格に関する認識について(業界の認識、顧客の認識) ….………...4
2.2.2 顧客満足度に関する認識の実態について(業界の認識、顧客の認識) ……….………...5
2.2.3 業界の業務形態の実態、利用者ニーズ動向について(業界の認識、顧客の認識) …..………...8
2.2.4 人・技術の育成の実態について(業界の認識、顧客の認識) ………..…………9
2.3 環境分析編 ………..…..…10
2.3.1 価格競争の実態、適正価格に関する認識について ………10
2.3.2 顧客満足度に関する認識の実態について ………..11
2.3.3 業界の業務形態の実態、利用者ニーズ動向 ………12
第3章 抽出課題に関する検討 ………..………..13
3.1 追加解析・追加調査の概要 ……….………13
3.2 材料分析・試験編 ………..………..…….13
3.2.1 価格に関するミスマッチについて ...……..………..….13
3.3 環境分析編 ………..………..…16
3.3.1 価格競争の実態、適正価格に関する認識について ………16
3.3.2 顧客満足度に関する認識の実態について ………..17
3.3.3 業界の業態形態の実態、利用者ニーズ動向について ………17
第4章 ヒアリング調査記録 ………19
4.1 分析業界からの回答 ………..………..………19
4.1.1 年間の受託内訳例(%/%) ……….……….………19
4.1.2 分析価格の高低感 ………..……….19
4.1.3 公益法人の影響 ………..……….21
4.1.4 価格破壊はあるか ………...22
4.1.5 公的認証制度を取得した経過。取得していない業者に取得する意欲を問う。………22
4.1.6 環境分析の価格破壊について ………..…………....23
4.1.7 適正な品質と価格の関係 ………...23
4.2 利用者からの回答 ………24
4.2.1 年間の利用内訳例(%/%) ………...………..………24.
4.2.2 分析価格の高低感 ….………..24
4.2.3 社外に依頼する目的は何か ………..………....27
4.2.4 委託先にISO17025、ISO9000等の公的認証制度を望んでいるか …..………27
4.2.5 公的法人の存在を知っているか ………..………28
Ⅱ 適合性評価の動向調査
概要 ……….………..29第1章 強制分野における適合性評価機関登録制の現状と課題 ………..……….31
1.1 はじめに ………..………..31
1.2 適合性評価機関の指定・認定制から登録制への切替えと課題 ……….31
1.2.1 指定・認定制から登録制に改正された法律名一覧 ………31
1.2.2 登録制に関連した法改正の要点と登録の実績 ………..33
1.2.2.1 消費生活用製品安全法 ………..………33
1.2.2.2 電気用品安全法 ………..…………34
1.2.2.3 液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律 ……….34
1.2.2.4 ガス事業法 ………..35
1.2.2.5 揮発油等の品質の確保等に関する法律 ………...………..35
1.2.2.6 計量法 ………..………36
1.2.2.7 工業標準化法 ………..………36
1.2.2.8 電波法 ………..………38
1.2.2.9 電気通信事業法 ………..………39
1.2.2.10 食品衛生法 ………..………40
1.2.2.11 水道法 ……….………….40
1.2.2.12 労働安全衛生法 ………..41
1.2.2.13 薬事法 ………..…42
1.2.2.14 建築物における衛生的環境の確保に関する法律施行規則 ……….……43
1.2.2.15 海洋汚染及び海上災害の防止に関する法律 ……….44
1.2.2.16 住宅の品質確保の促進等に関する法律 ……….44
1.2.2.17 消防法 ………..45
1.2.2.18 飼料の安全性の確保及び品質の改善に関する法律 ………..………...45
1.2.2.19 農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律(JAS法)………46
1.2.2.20 放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律 ……….………47
1.2.3 法改正の共通した課題 ……….48
1.3 おわりに ……….……….51
第2章 講演会記録「RoHS指令に対応する分析法(IEC/TC111規格案)と標準物質開発の現状」…53 2.1 はじめに ………53
2.2 講演 ………....53
2.3 講演内容要旨(添付の資料を基に講演された)………..………53
2.3.1 RoHS指令の説明とその基準濃度ついて(スライド1-4)……….……….53
2.3.2 RoHS指令後の試験法のフローについて(スライド5,6)……….………54
2.3.3 各対象元素および化合物の分析法の動向について(スライド7-12)…….………54
2.3.4 実際に測定する上での留意点について(スライド13-15)……….……….55
2.3.5 RoHS指令対応の標準物質の現状について(スライド16,17)……….………56
2.3.6 (独)産業技術総合研究所における標準物質について(スライド18)…….………56
2.3.7 (独)産業技術総合研究所における標準物質開発のポリシー(スライド19)….………57
2.3.8 標準物質作製法と測定法について(スライド20-33)……….……….57
2.3.9 今後の予定について(スライド34)………..…………..59
2.4 質疑応答 ………60
2.5 おわりに ………61
第3章 中国進出企業における検査分析事業の実態調査 ………..…62
3.1 調査目的および調査方法 ………62
3.2 アンケート内容と結果 ………62
3.2.1 製造業産業分類と数 ………..……….62
3.2.2 中国の企業の投資形態 ……….………..62
3.2.3 品質管理・分析評価の実態 ………62
3.2.4 分析・管理部門の人員配置状況 ………63
3.2.5 分析の実施状況 ………..……….………63
3.2.6 中国国内の検査・分析機関の技術レベル ………64
3.2.7 日本の検査・分析専門機関に中国進出を期待度 ………64
3.3 アンケート用紙 ………65
第4章 強制分野における各社の活動状況調査 ………..………67
4.1 調査目的及び調査方法 ………67
4.2 アンケート内容と結果 ………67
4.2.1 検査・分析業務の分類と売上高割合 ………67
4.2.2 強制分野の売上高割合の予測 …...………..……….68
4.2.3 適合性評価全般に関する意見 ………..………69
4.3 まとめ ……….….………..69
4.4 アンケート用紙 ………..70
Ⅲ 公益法人、公設検査・分析機関との交流・調査
概要 ………73
第1章 (財)化学物質評価研究機構 東京事業所の訪問調査 ……..………75
1.1 (財)化学物質評価研究機構の概要 ………75
1.2 (財)化学物質評価研究機構の東京事業所の概要 ………..……….76
1.2.1 東京事業所の沿革 ………...76
1.2.2 東京事業所の組織・業務 ………77
1.3 国際会議報告 ………78
1.3.1 アジア太平洋計量プログラム/物質量技術委員会(APMP/TCQM)……….79
1.3.2 国際度量衡局/物質量諮問委員会(CCQM)有機分析ワーキンググループ会議 …………..79
1.3.3 物質量諮問委員会(CCQM)ガス分析ワーキンググループ(GAWG)会議 …….………….79
1.3.4 アジア太平洋計量プログラム/物質量技術委員会(APMP/TCQM) ガス分析ワーキンググループ(GAWG)ワークショップ ………..………….80
1.4 施設見学………..81
1.5 所感 ………....83
第2章 北海道立工業試験場の訪問調査 ……….….….86
2.1 北海道立工業試験場の沿革と概要 ………..….…86
2.2 視察スケジュール ………88
2.3 視察報告 ………88
2.4 所見……….……….92
2.5 参照資料 ………93
第3章 北海道大学触媒化学研究センター全国共同利用施設の訪問調査 ……….……….95
3.1 触媒化学研究センター全国共同利用施設の概要 : 大澤雅俊 教授 ………95
3.2 触媒分析の最先端技術の紹介 : 朝倉清高 教授 ……….……….100
3.3 オープンファシリティの視察 ………..106
3.4 所感 ……….……….106
第4章 北海道大学創成科学共同研究機構の訪問調査 ………108
4.1 創成科学共同研究機構の概要 : 高橋浩 教授 研究企画部長 ………..………108
4.2 北大オープンファシリティについて : 神 繁樹 研究支援部 学術研究員 …..…………115
4.3 人獣共通感染症の診断・治療法の開発 : 武笠幸一 特任教授 ………..…………116
4.4 オープンファシリティの視察 ………...………..124
4.5 所感 .……….125