平 成 2 9 年 1 1 月 1 日 農 林 水 産 部
平成 29 年度第1回山形県農業・農村政策審議会の開催結果について
1 日 時 平成 29 年 11 月1日(水) 13:30~16:00
2 審議会出席者
○会 長 大川健嗣(東北文教大学人間科学部特任教授)
○委員・オブザーバー
阿部多喜子(金山町森林組合認定施業プランナー)、牛尾陽子((公財)東 北活性化センターフェロー)、浦田優子(浦田農園)、岡田まさえ(山形食 育ネットワーク代表)、小沢亙(山形大学農学部副学部長)、相馬佳苗(オ フィスK&M主宰)、髙橋慎知子((農)ひまわり農場理事)、玉谷貴子((有)
玉谷製麺所取締役営業部長)、土屋喜久夫((株)四季ふぁ~む代表)、今 田裕幸(山形県農業協同組合中央会常務理事)、原田眞樹(庄内町長)、平 田勝越((株)山形川西産直センター代表取締役)、吉原元子(山形大学人 文社会学部准教授)
3 会議の概要
事務局から資料により説明の上、「「第3次農林水産業元気再生戦略」に基づく取組」
について、意見交換を行った。
【主な意見】
○戦略1
・従業員から産休育休が取得でき、その間も給料がもらえてよかったと言われた。新 規就農者の育成・確保には、受入側の条件を整える必要がある。
・法人化してよかったと思う。積極的な青年経営者に対しては、積極的に法人化を勧 めていただきたい。
・農地と技術の継承、事業継承が大事であり、具体的な強化をしっかりと図る必要が ある。
・地域に雇用を生む、繁殖雌牛の頭数が増えるなど、法人が農業に良い影響を与えて いるので、法人を増やす取組みが引き続き重要。
・研修で新規就農者を受け入れる際は、3ヶ月くらいお試し期間を設け、新規就農者 に合う農家に変更できるようにした方がよい。
・山形大学や県などでは、様々な講座や研修を行っているので、そういう情報をつな げると、農業者等にとって選択肢が増え、学びやすくなる。
○戦略2
・目標指標の1つである「「つや姫」の価格ポジション」について、魚沼産コシヒカ リに次ぐとあるが、追い抜くという目標をたててもらいたい。
概要版
・山形のつや姫全体で魚沼産コシヒカリを追い抜くことは難しいかもしれないが、つ や姫ヴィラージュや雪室など、各地のこだわりを持った取組みが追い越せるように するには、行政の力が必要。農業の現場では精一杯、最高の取組みをしている。
・高付加価値化も大事だが、山形のものを多くの人に食べてもらうには、コストを下 げることも大事。
・ご飯をもっと食べて貰える施策を進めていただきたい。雪若丸のロゴマークはお茶 碗が4つで、ちょうど一日に必要なご飯の量になっていてよい。これも売りにして はいかがか。
・米のPRについて、米のコンテストやふるさと納税など、様々な手法を活用するの が有効。
・高齢化や労働力不足、担い手不足の中、多様な担い手の確保や法人化も重要だが、
現場では省力化、軽労化が求められている。省力化、軽労化に向けた取組みへの支 援が必要。
・ITを活用したモデルケースを実際に見に行き、情報を共有し、最終的に消費者が どのような品種を求めているか等のマーケットの動向とつながるところまで、IT の活用を実現化が必要。
・ICTについては民間の力が大きい。これを広めて、消費者、生産者双方の利益を 高めるとよい。
・県産米のブランド化におけるはえぬきの、今後の取扱いを明確にした方が良い。
○戦略3
・園芸化には費用が伴うので、一歩踏み出すにはきめ細かなサポート体制が必要。
・県のブランド化の推進とリンクするように園芸団地を作っていけば、力を合わせて 山形ブランドの推進に取り組める。
○戦略4
・欧米では日本以上に農産物の安全について厳しい要求を出している。そのシンボリ ックなものがGAP。オリンピックまで間に合わないとその食材を使わないとなる ので、気を引き締めて取り組まないといけない。
・グローバルGAPを団体で取得し、取り組んでよかったと思うが、経済的にも書類 作成の点でも、個人の農家が取り組むのは難しい。オリンピックに向けて、みんな で取り組むには工夫が必要。
・県内各地域に素晴らしいものがあるが、それぞれ各地だけでは弱い。山形全体で発 信することが大事。
・山形県民が山形のものをしっかり食べ、この食べ物がどういうものか語れるように なることが大事。
・欧米豪からの観光客が求めるお土産がない。欧米豪からの観光客から見て買いたく なる山形県のお土産を、パッケージも含めてブランディングをやり直す必要がある。
・6次産業化プロジェクトの地域土産品開発については、観光課との連携をさらに強 化する必要がある。観光業者、観光客に遡及する情報発信に今後取り組む必要があ る。
・輸出により、海外にも山形のブランドを広げる際、ブランドを守るため、知的財産 を保護する取組みが重要。
・農産物を作れる量や時期は決まっているので、マーケティングをしっかりして、何 をいつどのくらい作るのがよいのか、複数年で対応するような生産戦略、販売戦略 が必要ではないか。
・県産品販売拡大における広域プロモーション、「東北の食」を国内外に情報発信し て売り込む動きがこれから必要になってくる。
○戦略6
・木製の米のタグや米の箱、高級・贈答用の木製の箱など、農業と林業が交わること で面白い発展ができるのではないか。
○戦略7
・東京の商談会でおばこサワラがシェフに好評であった。ブランド化の取組みでプレ ミアムランクの新ブランドができたら、東京でしっかりPRするとよい。
・ぞうすいやふぐ飯など、米と一緒に食べられる商品開発も含めて、ブランド化を進 めてはいかがか。
・脂肪含有など食味に比重がかかっているが、可能であれば健康への効果(良い影響)
も加味して販促を考えれば、より販路拡大がしやすい。
以上