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- 就労・学習形態の多様化への対応 -

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Academic year: 2021

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統合後の総合情報基盤センターへの期待

- 就労・学習形態の多様化への対応 -

経済学部 助手 柳原 佐智子

([email protected])

1. はじめに

インターネット環境が浸透した現代社会にお いて,情報システム環境の基盤を整える総合情 報基盤センターは重要な役割を担っている.筆 者は経営の情報化と就労・学習形態の多様化の 側面からテレワーク(在宅勤務やモバイルワー クなどの,固定されたオフィス以外での就労)

を研究している.本稿では,この立場から,現 在の総合情報基盤センターのサービスに関して,

意見を述べてみたい.

2. IT 利用による就労・学習形態の多様化と必要 な情報システム環境

現代社会ではインターネットが生活に浸透し ている.以前は「職場・学校で利用するインタ ーネット」だったものが,携帯電話などのモバ イル機器のインターネット接続によって,場所 を選ばず利用できるようになってきた.研究・

教育を含む業務を行う場所は,出張や研修を含 めて,大学の敷地内にとどまらないことは承知 の通りである.同様に学生が学習を行う場も既 に大学の敷地内だけではなく,自宅や移動中な ど,様々である.

IT

を利用することで場所や時間を選ばず働く ことが可能になる就労形態が「テレワーク」で あり,同様の学習形態そのものやそれを支援す る方法の一つに「e-Learning」がある.本学で は物品入力システムをはじめとした業務システ ム が 整 備 さ れ て お り , 教 育 に お い て も

e-Learning

が推奨されているが,これらのシス

テムが学外から利用できないなどの問題があり,

これらを効果的に利用するための情報システム 環境が十分に整っているとは言えない.

3大学統合による教育・学習形態の変化によ って情報システム環境のニーズにも変化がある だろう.各キャンパスに通う学生は生活の拠点 をその近くに置く学生が多いと予想されるが,

自宅生の中には自分が通うキャンパスとは違う キャンパスが近くにあることも考えられる.統 合して1つの大学となるメリットを情報システ ム面で学生に提供するためには,主たるキャン パスと同じように他のキャンパス,または自宅 や全く別の場所でも学習できる環境を作り,そ れに対応できる環境を準備することが場所と時 間に縛られないシームレスな学習環境構築の必 須条件である.学生側だけの問題ではなく,教 職員においても統合によりキャンパス間の移動 が増加することを考えると,学内外を問わない

「テレワーク」 「e-Learning」の環境を整えるこ とは急務であるといえる.

3. 総合情報基盤センターに期待する環境整備

3大学統合後はもちろん,統合前においても,

時間や場所に縛られることなく, 「必要な人が必 要な時に必要なだけ」業務や学習を行うための 情報システム環境を提供し,サービスを利用で きる環境が必要である.しかし現在では,メー ル送信,e-Learning システム,文書送信システ ムなど,学外から利用できないものが多い.こ のような状況は,大げさに言えば就労・学習の 機会を奪うということにもなりかねない.

このような環境を整備するためには,すべて

富山大学総合情報基盤センター広報 vol.2 (2005) 4-5頁.

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をオープンにするということではなく,正しい 権利を持った人が,正しく認証されて,何らか の形で学内専用コンテンツが学外からも利用で きるようにすべきである.そうなれば,教育・

学習の機会も増える.

現在の富山大学は他の2大学に比べて交通の 便がよいことから,他キャンパスの学生が休日 や夜間に

PC

の利用を希望すると考えられる.こ れに対応するためにも,現在中断されている総 合情報処理センター端末室の

24

時間開放が再開 されることを期待したい.その際には当然その ための厳格な個人認証や個々人のモラルに依存 しない運用規則が必須となるであろう.

4. おわりに

インターネット環境が浸透した現代社会では,

必要な人が必要な時に必要なだけ,自由に就 労・学習を行える環境を整えることが重要であ る.統合後の富山大学が複数のキャンパスを有 する環境を有効に利用できるようにするために も,時間や場所に縛られない就労・学習が可能 になる情報システム環境の整備を総合情報基盤 センターに期待したい.

富山大学総合情報基盤センター広報 vol.2 (2005) 4-5頁.

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