• 検索結果がありません。

学生対応を通じて感じる学生の多様化について

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "学生対応を通じて感じる学生の多様化について"

Copied!
1
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

今回、このコラムの執筆にあたって、改めて普段の業務で行う学生対応につ いて思い返してみた。私が所属する教務事務センターの窓口には毎日多くの学生 が来課している。学生が来課する目的は様々で、窓口で学生対応する際は学生の 質問を受けてはそれに対して正確な情報を回答し伝えていくことが大切となる。

しかし、学生の質問は多岐に渡るため窓口で対応する職員は常にそれに応えてい かなければならない難しさがある。例えば各学部・研究科のカリキュラム内容、

学籍に関することや、レポートの提出方法や履修方法等、莫大な情報の中から学 生の質問回答を速やかに用意する必要があるからだ。

この10年で本学は新しい学部も創設されて学生数が20,000人近くにまで増大 した。またこの間カリキュラム改編も数度行われている。本学に所属する学生が 多様化しているのはこのような背景からでも十分に想像がつくであろう。

私たちが学生対応する中で最も多いケースは履修に関することや成績に関す ること等である。その学生の所属学部(研究科)や、学生がどのカリキュラムの 適用なのかという点に注意が必要で、そのパターンはここでは挙げきれないほど 複雑で多様化している。そのため学生対応の際は質問内容を注意深く確認し、丁 寧に回答して伝えることを心がけている。

また昔に比べ、短期留学等も含めると本学が提供する海外留学プログラムも 増え、在学中に海外で学ぶ学生も増加しており、国内外のインターンシップに行 く学生も増えている。学生にとって様々な選択肢が増えたことで大学生活の過ご し方というものも変化しているように学生対応を通じて感じたりもする。

そして数年前までは見られない光景であったが、今の学生は自身のスマート フォンを取り出しその画面を見せながら質問するのが当たり前となっている。一 方で私達職員は履修要項を取り出しそれを学生に示しながら対応するということ は変わらないのだが、近いうちにその対応方法も変わっていくのかもしれないと も思う。

最後に、日々の学生対応を行う中で、学生の年次によって質問の仕方や話し 方も変化してくるというのが面白いなと感じている。例えば1年次生は質問内容 や自身の状況を説明するにもたどたどしい一面が垣間見えるが、さすがに4年次 生ともなってくると大学生活の中で様々な経験を積み、就職活動等を経て、大人 な言葉遣い、話し方へと変わっていく。そういう意味では学生の多様化はもちろ んの事、学生の成長も感じることもできる部署なのである。そんな大学生活を経 て成長した4年次生がまもなく本学を巣立って、4月には新1年次生が入学して くる。次年度はいよいよ新しいカリキュラムが始動し、学生対応という面では更 なる多様化が進むことになるが、(おそらく本号が発刊される頃には)適切に学生 を導けるよう、今からしっかりと準備を進めなければいけないなと思う今日この 頃である。

やまもと だいすけ 

学生対応を通じて感じる学生の多様化について

コラム 教務部教務事務センター 山本 大輔

参照

関連したドキュメント

手話の世界 手話のイメージ、必要性などを始めに学生に質問した。

This study examines the consciousness and behavior in the dietary condition, sense of taste, and daily life of university students. The influence of a student’s family on this

在学中に学生ITベンチャー経営者として、様々な技術を事業化。同大卒業後、社会的

適応指導教室を併設し、様々な要因で学校に登校でき

一貫教育ならではの ビッグブラ ザーシステム 。大学生が学生 コーチとして高等部や中学部の

を育成することを使命としており、その実現に向けて、すべての学生が卒業時に学部の区別なく共通に

を育成することを使命としており、その実現に向けて、すべての学生が卒業時に学部の区別なく共通に

具体的な取組の 状況とその効果 に対する評価.