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道徳学習指導案

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Academic year: 2021

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「 道 徳 の 時 間 」 学 習 指 導 案

1 学 年 第1学年5組 34 名

2 主題名 やくそくやきまりをまもって

内容項目 C-規則の尊重

3 教材名 きいろい ベンチ (出典:「わたしたちの道徳」文部科学省)

4 主題設定の理由

〇 規則を尊重することは,集団や社会の一員として生活する上で欠かすことができない。 法やきまりの意義を理解し,それらを進んで守ることは,個人や集団が安心して過ごす ことにつながる。そして,集団や社会のために自分は何をすべきなのか考え,約束やき まりを守ることで,よりよい人間関係を築くことができる。 この時期の児童は,学校生活など身近な集団生活を送る中で,親や教師に注意される ことを理由に約束やきまりを守ろうとする傾向がある。しかし中には,周りのことを考 えず,自分勝手な行動をとる自己中心性の強い児童もいる。また,身の回りの公共物や 公共の場所を大事に使おうとする意欲はあるものの,なぜそれらを大切にしなければな らないのかといったことへの理解は十分とは言えない。そこで,公共物や公共の場所を どのように使えばよいのかについて考えることで,約束やきまりはみんなが気持ちよく 安心して過ごすためにあることに気付き,みんなで使う場所や物を進んで大切にしよう とする気持ちを育てたいと考え,本主題を設定した。 ○ 本学級の児童の実態を把握するため,事前の意識調査を行った。 質 問 内 容 肯定的回答 否定的回答 ①みんなが使う物や場所を大事に使っていますか。 94%(32/34) 6%(2/34) ②それはなぜですか。 (他律的 67%) ・きまりだから。 ・大切にしないと怒られるから。 (自律的 27%) ・壊れたらいけないから。 ・みんなが使うから。 (その他 6%) ・わからない。(無回答) ③学校のきまりを守れていますか。 88%(30/34) 12%(4/34) ④それはなぜですか。 (他律的 79%) ・怒られるから。 ・先生が困るから。 (自律的 9%) ・危ないから。 (その他 12%) ・わからない。(無回答)

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アンケートから,本学級の児童における「規則の尊重」に関する実態を次のように分析 した。 ・本学級の児童は,入学当初に比べると,お互いに声を掛け合って,学校生活のきまりを 守ろうとするようになってきた。教師が声を掛けなくても進んで本棚を整頓したり, トイレのスリッパをきれいに並べたりする等,みんなの物を大切にしようとする児童 も増えてきた。 ・多くの児童が公共物を大切にし,きまりを守ろうとしていることが分かる。しかし, いずれの理由も「きまりだから。」「怒られるから。」などと他律的な回答が目立っ た。これらのことから,多くの児童が,なぜ公共物や公共の場所を大切にすべきなの かについて十分理解していないことがわかる。また,一人ひとりがきまりを守ること で,みんなが安心して過ごせることに気付いていないと考えられる。 ・否定的な回答をした児童は「なぜ,みんなのものを大事に使わないのか。」や「どう して学校のきまりを守らないのか。」という質問に対して,「わからない。」と全員 が回答した。この結果から,自分の思いが先行してしまい,周りの人の気持ちを考え て過ごせていないことがうかがえる。実際,使った物を片づけなかったり,ルールを 守らなかったりして,周囲に迷惑をかけている児童もいる。 〇 指導にあたって,導入では,事前に行ったアンケートの結果を提示する。自分たちが 回答した理由に注目させることで,課題意識をもたせることを狙い,道徳的価値への方 向付けをする。 基本発問では,ベンチにのって何度も何度も紙飛行機を飛ばすたかしとてつおの心情 をとらえさせる。紙飛行機を飛ばすことに夢中になり,自分勝手な行動をとる二人の気 持ちに共感できるようにしたい。 中心発問では,スカートが汚れて困っている女の子とおばあさんを見て,「はっ」と した二人の思いを考えさせる。また,補助発問として,「ベンチに上がってはいけない というきまりはないのだから,自由に使ってもいいのではないか。 」と問うことで,き まりはなくても,公共物や公共の場所を大事に使うと,自分もみんなも安心して気持ち よく過ごせることに気付かせたい。 終末では,振り返りの場面で,児童がみんなの物を大切に使っている様子を写真にし て提示し,みんなが気持ちよく過ごせるように公共物を大事にして いこうという気持ち を温めて終わらせたい。

5 他教科等との関連

福山 100NEN 教育における本校の【21世紀型“スキル&倫理観”】においては,低学 年の目標である「相手の気持ちを考えて,行動することができる子」(他者への思いや り)及び「友だちに自分の思い・考えを伝えている子」「友だちの思い・考えを受け止 めている子」(コミュニケーション能力)に関連している。 この内容項目は,学習規律をはじめ,学校生活全般と強く結びついている。第1学年 では,これまでに学級活動や生活科を中心に,様々な場面で,学校での安全な過ごし方 や公共物の使い方について考える活動を行ってきた。本時では,これまでの学校生活を 振り返ることで,具体的な場面を想起できるようにする。そして,みんなで上手に使っ ていたときの気持ちよさや,うまく使えなかったときに困ったことなどついて考えるこ とで,今後の生活に生きる指導を行いたい。

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6 ねらい

身の回りの公共物や公共の場所を大事に使うことで,自分もみんなも気持ちよく安心 して過ごせることを理解し,みんなの物を進んで大事に使おうとする心情を育てる。

7 準備物

場面絵 短冊 ワークシート 座席表

8 学習過程

学 習 活 動 主な発問と児童の心の動き 支援(○)・評価(★) 導 入 1アンケートの結果を知 る。 ○みんなが使う物を大切に使っていますか。 ・はいと答えた人…32 人 (理由 怒られるから。きまりだから。) ・いいえと答えた人…2 人 (理由 わからない。) ○ 公 共 物 を 大 切 に 使 っ て い る 理由を取り上げることで,教 材への方向付けをする。 展 開 2教材前段「きいろいベ ンチ」を聞き,話し合 う。 3教材後段を聞き,たか しとてつおが「はっ」 と し た と き の 心 情 に ついて考える。 ・楽しいな。 ・遠くまで飛んでいい気持ち。 ・まだまだ遠くへ飛ばしたい。 ・もっと遠くに飛ばしたい。 <A:自己中心> ・怒られるかな。 ・どうしよう。 <B:後悔> ・ごめんなさい。 ・女の子に謝ろう。 ・女の子に悪いことをしたな。 ・ベンチに乗らなければよかった。 <C:公共の意識> ・次からは,ベンチの上で遊ばないよ。 ・次に使う人のことを考えていなかった。 ・みんなが使うのに,汚したらいけないね。 ・自分が座ろうとしたベンチが汚れていたら,嫌な 気持ちになるから。 ・自分も嫌な気持ちになるし,他の人もベンチが汚 れていたら困る。 ・自分勝手に使うと,公園が汚れて,みんなが遊べ なくなるから。 ・きれいなベンチだと,次に使う人も嬉しいから。 ・みんなのことを考えて,使わないといけないから。 ・きまりはなくても,みんなが困るからきれいに使 わないといけないから。 ○ 紙 飛 行 機 を 飛 ば す こ と に 夢 中になり,自分勝手な行動と と る た か し と て つ お の 心 情 をとらえる。 ○ ワ ー ク シ ー ト に 書 か せ る こ とにより,「たかしとてつお」 の 心 情 を じ っ く り と 考 え さ せる。 ○座席表で見取り,意図的指名 に生かす。 ★ 身 の 回 り の 公 共 物 や 公 共 の 場所をきれいに使うことで, 自 分 も み ん な も 気 持 ち よ く 安 心 し て 過 ご せ る こ と に 気 づき,みんなの物を進んで大 事 に 使 お う と い う 思 い を も つことができたか。 ベンチに乗って,何度も何度も紙飛行機を飛ばし ている二人は,どんな気持ちでしょう。 「はっ」として顔を見合わせた二人は,どんなこ とを考えていたのでしょう。 ベンチはみんなのものだから,どんな使い方をし てもよいのではないですか。

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- 21 - はっとした二人の絵 ・一人ひとりがきれいに使うと,自分もみんなもい い気持ちで遊べるから。 終 末 4 ワ ー ク シ ー ト に 本 時 の振り返りを書く。 5振り返りを交流する。 ○ワークシートを活用し,本時 の 道 徳 的 価 値 に つ い て 自 分 の考えをまとめさせる。 ○ み ん な の 物 を 大 事 に 使 え て いる場面を写真で提示し,道 徳的価値を温める。

9 板書計画

11 ワークシート

アンケート の結果 ワークシート 決まった型はありませんが,書かせるスペースをどのくらい与えるかなど意図をもって作成す ること。 最低限,中心発問と振り返りで,自分の思いを整理する欄は設けること。 挿絵は著作権の関係上,載せない。 板書計画 児童の反応予想は,できるだけ多く記載する。 挿絵,短冊も明記する。 学んだ道徳的価値を目立たせて明記する。 配置を考え,構造的となるよう意識して作成する。 枠からはみ出さないように,また,印刷してすべてが表示されているか確認をする。 「はっ」として お ば あ さ ん と 女 の 子の絵 はっとした二人の 挿絵 ★ き ょ う の じ ゅ ぎ ょ う で 、 あ た ら し く は っ け ん し た こ と や 「 な る ほ ど 」 と お も っ た こ と を か き ま し ょ う 。 し た こ と を か き ま し ょ う 。

「 ス カ ー ト が ど ろ だ ら け で す よ 。 」 き れ い に つ か う と じ ぶ ん も み ん な も い い き も ち ・ お こ ら れ る ・ ど う し よ う ・ ご め ん な さ い ・ あ や ま ろ う ・ わ る い こ と を し た な ・ ベ ン チ に の ら な け れ ば ・ き れ い に つ か お う ・ つ ぎ に つ か う ひ と の た め ・ み ん な が つ か う も の ・ き ま り は な く て も ベンチの絵 ・ た の し い ・ い い き も ち ・ も っ と と ば し た い ・ と お く ま で な ん ど も な ん ど も 「 は っ 」 と し て か お を み あ わ せ た ふ た り は 、 ど ん な こ と を か ん が え て い た の で し ょ う 。

じ ぶ ん の か ん が え を も つ こ と が で き た 。 き ょ う の じ ゅ ぎ ょ う で あ た ら し い は っ け ん が あ っ た 。 と も だ ち の か ん が え を き い て 、 「 な る ほ ど 」 と お も っ た 。 ベ ン チ に の っ て 紙飛行機を 飛ばす二人 の絵 写真① 写真②

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【道徳的価値の自覚を深める指導にするために】

行い

行動

・たかしくんとてつおくんは,

「はっ」として,顔

を見合わせました。

登場人物が

感じたこと

考えたこと

・ベンチを汚してごめんなさい。

・次からは,ベンチで遊ばないよ。

・みんなが使うのに汚したらいけない。

道徳的価値

考え方

生き方

信念

・きれいに使うと,次に使う人も嬉しい。

・きまりはなくても,みんなが困るからきれいに

使わないといけない。

・一人ひとりがきれいに使うと,自分もみんなも

いい気持ちで過ごせる。

( 1 )年( 5 )組

内容項目

C-規則の尊重

教材名 きいろいベンチ

参照

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