アトピーとは (アトピー性皮膚炎)
アトピーとは、「奇妙」「異常」という意味で、「通常では見られない過敏な反応」と して名付けられました。 「アトピー」と「アレルギー」の違いは、 「アレルギー」=特定のアレルゲンにより、症状が出る(乳製品・小麦など) 「アトピー」=アレルゲンが見当たらず不特定 とされています。 現在、日本の総合病院などでは、アレルギーもアトピーも含めて診断名として付けて いる医師も多いです。 「アトピー」とは、「喘息」「鼻炎」などもさすことがありますが、この書籍では、 『アトピー性皮膚炎』について記載いたします。アトピー皮膚炎とは?
アトピー性皮膚炎とは、「慢性の痒い湿疹」ことです。 症状としては痒みを伴うもの、発疹は赤くなる、ジクジクしたぶつぶつ、皮がむけて かさぶたになるなどがあります。 慢性的になると皮膚が厚く硬くなったり、硬いしこりができたりします。 症状は、目のまわり、口のまわり、くび、肘・膝・手首などの関節周囲、背中やお腹 などに出やすいのが特徴です。 慢性的になることが多く、乳児では2ヵ月以上、その他では6ヵ月以上継続するもの を「アトピー性皮膚炎」と診断されています。 症状別に 軽症~最重症と別れています。 軽 症:面積に関わらず、軽度の皮疹のみみられる。 中等症:強い炎症を伴う皮疹が体表面積の10%未満にみられる。 重 症:強い炎症を伴う皮疹が体表面積の10%以上、30%未満にみられる。 最重症:強い炎症を伴う皮疹が体表面積の30%以上にみられる。アトピー性皮膚炎に対しての従来の治療法
※このページに記載のことは、坂戸孝志が体験・感じていることを記載いたします。 薬物の使用は、自己判断でお願いします。 通常、体に湿疹やかゆみが出た場合、総合病院にて診察を受ける方がほとんどです。 その際には、保険適用になる「標準治療」と言われる治療方法をほとんど行っていま す。 アトピー性皮膚炎の場合、ほとんどが『ステロイド系外用薬』(ぬり薬)が処方され、 症状のある場所に大量に塗ることになります。 科学合成の薬物は、緊急の場合は使用もいたしかたないと考えますが、必ず副作用が ありますので、常飲・長期使用はお薦めいたしません。 ステロイドに関しての副作用も報告されており、危険と感じている一般の方も多くな りました。 このステロイドの副作用を強く言うわけではありませんが、薬はあくまでも今の症状 を抑えているだけであり、治しているわけではありません。 注射・経口・塗薬などにより、人工的に体外からステロイド投与を続けると、体内で 自然につくられるステロイドが減ってしまいますので、薬を止める事がむずかしくな ります。 「今の症状を無くす」 ⇔ 「治す」 では、全く意味が異なり、「治す」のであれ ば、原因を取り除かない限り治りません。 アトピー性皮膚炎の時に、体内で何が起こっているのかは科学的に証明されています ので、その原因を取り除くためにも、薬物に出来るだけ頼らないことをお勧めします。治す = 原因を取り除く
アトピー性皮膚炎がおこる仕組み
アトピーは、環境因子の加えて遺伝的な要素が強く、血液中の糖タンパク質であるIgE 抗体の量が高く、アレルゲンに過敏に反応し起こる状態を言います。 アトピー性皮膚炎患者に対し、特定の物質(アレルゲン)となるものを注入して検査 すると、IgE 抗体の増加が見られます。 また、皮膚の保湿に関わる成分であるセラミドの減少も見られます。 IgE 抗体の増加、セラミドの減少は、アトピー性皮膚炎の患者さんに見られる状態で あり、原因ではありません。 原因とは、なぜ?IgE 抗体が増加するのか! なぜ?セラミドが減少しているのか! ということです。 遺伝が全くないとは考えませんが、これらのことにより何らかのアレルゲンにより、 「IgE 抗体が増加」その結果、細胞が破損して「セラミドの減少」が起こっていると 考えられます。 「IgE 抗体が増加」するということは、何らかのアレルゲンが日常生活から入ってい ることが要因であり、また、発症する人としない人の違い(原因)を取り除けば、ア トピー性皮膚炎は改善・完治することになります。 そのためにまずは、アレルギー反応について説明します。 保湿に関わる成分であるセラミドの減少は、血行不良によっておこりますから、この 件についても含めて記載します。アレルギー反応とは?
本来体内にある成分とは異なる成分(物質)が、体内に侵入してきた場合に、退治し ようとするための免疫があります。 体内にある成分とは異なる成分(物質)を「抗原」といい、その「抗原」に対抗、退 治するために体の中で作られるのが免疫物質になります。 免疫物質のことを「抗体」と呼びます。(「IgE 抗体」も含む) 「抗原」が体内に入ると、免疫機能(抗原抗体反応)が働きますが、同じ「抗原」が 何度も体内に入り攻撃を繰り返しているうちに、免疫機能が過剰に反応し正常な細胞 までも破壊をしてしまいます。 このように言われることが多いです。 アレルギー反応は、体内に有害な細菌(ばい菌)や、特定のたんぱく質などのアレル ゲンが体内に入ってきたときに、「抗体」いわゆる「白血球」の免疫機能が低下して いる状態、「抗原」を無害化する力が弱っている状態のときにおこります。 ※アレルゲンとは、アレルギー反応を起こす物質(そばアレルギーなど) 白血球の中には、好中球、リンパ球、単球、好酸球、好塩基球があり、「抗原」から 細胞を守る、「抗原」を無害化するなど、さまざまな役割があります。 「抗体」いわゆる「白血球」の免疫機能が低下している状態、「抗原」を無害化する 力が弱っている状態 = 免疫能力の低下 です。 免疫能力の低下 = 組織の新陳代謝の低下 と同じ意味になります。組織の新陳代謝とは、白血球などが古くなった組織を消化・吸収、「抗原」を攻撃、 消化するなどの、生体反応のことです。 アレルギーは、このような 組織の新陳代謝の低下 = 免疫力の低下 = 細胞へ の白血球不足 によって、おこっています。 細胞に白血球が足りない・届かない原因 細胞に白血球が足りない、もしくはうまく届かない原因が3 つあります。 1 血液(白血球)全体が、細胞にうまく届いていない 2 白血球が、他に使われて足りていない 3 睡眠不足による、正常な血液製造が追いついていない 1、 血液(白血球)全体が、細胞にうまく届いていない 白血球は、血液に含まれています。 血流が悪い時は、各細胞に血液が正常に届いていないことになり、そのため白血球も 各細胞に足りない・届かない原因になっています。 血液が正常に届いていない状態、いわゆる血行不良が起こる原因は、動脈硬化(血管 が脂質により詰まる・狭くなる)の場合と、血管が細くなっている場合があります。 動脈硬化の場合、病院の検査でわかることが多く、アレルギー患者のほとんどは、動 脈硬化が原因でアレルギーを発症しているわけではないので省きます。 もう一つの原因、血管が細くなっている場合に、白血球が細胞にうまく届いていない 原因になります。 各細胞へ、血液を送るための血管が狭くなっている場合、正常に血液を送ることがで きません。
血管の動脈(酸素や栄養を届ける)は、体幹を除けば、太い血管は筋肉の中を必ず通 ります。 (※体幹とは、首の下から、へその下まで) 血管を細く・狭くしている場所は、体幹を除く筋肉内です。 筋肉内での血管の圧迫は、筋肉の緊張(硬い)が原因で、筋肉が緊張しているときに は、筋肉に縮む力が働くためです。 血管を細く・狭くしている原因である、筋肉の緊張を無くせば・筋肉を軟らかくすれ ば血管の圧迫が無くなり、血液が正常に流れます。 2、 白血球が、他に使われて足りていない 白血球は、体内に有害な細菌(ばい菌)や、特定のたんぱく質、排気ガスなどの大気 汚染などによる化学物質、いわゆるアレルゲンが体内に入ってきた時、「がん」細胞 などの不良細胞、傷がついた細胞を消化する時に必要になります。 通常の生活の中で、排気ガスなどの大気汚染による化学物質、科学物質による体内の 活性酸素の増大による細胞の破損、煙草のタール、合成食品など、さまざまな原因に
正常
緊張
より白血球を使っているために、新たに異物などの「抗原」が体内に入ってきた場合 には、白血球が足りなくなり、アレルギー症状を起こすこともあります。 大きな偏食のない、バランスのとれた食生活であれば、通常は白血球が足りなくなる ことは考えにくいですが、アレルギー症状を起こす一つの要因であることは間違いで はありません。 現代の日本では、化学物質を体内に入れない生活は考えられませんが、出来るだけ環 境の良い状況や、着色料・保存料が少ない食品を選ぶことも必要になります。 この後にも記載しますが、脂肪酸のバランスが崩れることによりアレルギーが発症す る要因にもなりますので、注意が必要です。 3、 睡眠不足による、正常な血液製造が追いついていない 人間(脊柱動物)は、睡眠中が一番血液を作っています。 その中でも、横になってしっかり寝ることが、効果的とわかっています。 時間は、7 時間以上が理想とされていますので、出来る限り睡眠はとるほうが良いで す。 ただし、眠くも無いのに無理やり睡眠薬など処方した場合、薬品の化学物質の処理に 白血球を利用してしまうので、無理に薬品に頼らず、眠くなるまで寝ないほうが良い と考えています。 眠くならない時は、本を読んで勉強する、趣味を行うなどして、「時間が儲かった」 と考えていただき、有意義に過ごしていただければと思います。