此数年来非常な智あ以て蓉逸して来た人造絹糸に就ては今迄屡々新開や難麓lこ詑乾されてある¢で事新しく述べろ必要注 ないミ思ふが然し纏まつ㌣知識ミして述べる事ほ叉此雑品¢目的に添ふ串が出来るミ考ふろ攻撃私取る次第である。
○人造絹糸の命名に裁て
徒茶人造絹糸ま稲せられてゐたものが近密度々レーヨンビも唱へられるに至った。何故斯る名稀が 用ゐられるに至ったか、共に戯て述べて見やう。 天然絹糸は少くも二つの成分を宿してゐる。一は異の絹糸でフィブロインビ稀せられるもの、他は 絹の精錬の際に溶解して除去せられるものでセレシソビ禰せられるものである。然るに右のアイ▼ブロ インは一種の蛋白質であるが之に就ては化静的研究が今日なほ不十分である秀之ご螢く同一のものを 人造するどいふ率は到底出家ないのである。それで今日人造絹糸ビ弼せられるものは其外観が天然絹 糸に似てゐるどいふだけで其組成は重く別物であり其性質も大に異なるものである。∵故にた′ごへ人造 の語を附するにしても最を絹糸ご梢するは穏常でないどいふ詭がある。猫逸には有名なる人造絹糸禽第一・懸 第四購
入準絹糸に裁て
七
椎 名
︵こ入○︶ ︼八放でダランヅス、トヅフ曾放言いふのがある。ダランヅストツフ︵艶物︶どいふ語をどり七曾敢名にして
ゐるのも絹糸から区別する意放であらう。森に最近人造絹糸の教逮軍共に天然絹糸の代用品だしてで
なく新しい織物原料亡兄倣されるに至ってから英名弼が問題ビなち蓬に一昨年米国に於ては是をレー
ヨソビ改稀するに至つた。而して急が欧州にも倦はり又我図にも屡々用ゐられるやうになつたのであ
畠○人造絹糸の生命まもいふべきものは発揮であつてレトヨン︵RayOコ︶空いふ語は是亡夫なる関係があり彿語の光線ビいふ忠娩セある。此語は今贋く採用せられんごしてゐるが然し未だ政界一般的の名
稀ではない。人造絹糸空いふ語が未だ用ゐられて居り叉猶逸では最近人造絹糸をジルごS苧a︶写改科したごも倦へられてゐる。
○人造絹糸製造法沿革
人造絹糸は非常に発揮のあるものであるが凡で発揮は物質表面の粗滑に太なる関係がある。木綿糸
は徐り発揮がないが是は其表面に毛羽が多く粗雑な翁である。然し木綿糸でもマーセライズせるもの
︵シルヶッエは木綿糸を苛性瞥遠溶故に浸漬し張力を輿へ花がら捲き取りたるもので其表面が卒滑な為に原糸に比ぶれば鎗程光澤を増し七ゐる。天然絹糸は麓兇の憶厳に存在する一瀞の絹糸線の作用に
よつて生じた粘液髄のものが麓兄の口から紡出され客気に触れて固化したもので巽東南が卒滑な為に
人造絹糸lこ解いて ︵二八.こ .一九第﹂﹁怨..第由戟 ︵こ入こ︶・こ○
光渾があふ。人造絹糸の最も大切な発揮を得るにはやはり其表面を平滑にする必要がある。而して之
を得るには欝鬼の糸を紡出するのど略同じ道程を躍るのである。即今日市場にある人蓮沼糸は繊維素
を原料ミしたもので之を薬品に終かして枚鰻ごし更に細孔から紡出して固化さしたものである。其裏
道陰には教種あるも根本的り差異は要するに如何にして繊維素を溶枚ビするか又如何にして是を固化
せしむべきかにぁる。
勧め霊兄の絹糸を紡出する状態五托意七て是を應用せんだしたのが偽八レオマー氏である。氏は絹
糸は綾状ゴム質の乾燥したものであるからゴム質及び樹脂等の溶液からも同様のものを造る挙が出水
るだらうどの考で十養二四年頃賓脇して見たが蓬に不成功に終った。
一八三二年ブラアンノー氏が叉一入四六年にシふン・パイン氏が各々礪宜して碑化繊線素を数馬す
る革を敏明した。碑化繊碓素は硝酸及硫酸の混枚中に撞維素を浸して置くビ出凍るものでアルマール
及ヱ一夕ルの漉液に溶解する性質がある。此溶液は即コロジオンである。斯くして繊維素は初めて溶
液ミする挙が出水る様になり之を人準絹糸に應用せんどする研究が起った。
﹁八八五年スイス人アンドヤー氏は初めて人造絹糸製造に隣する特許を得柁。氏の方法は桑皮の繊
維を精製し之よりコロジオンを造り之にヂム質を加へ細孔より水中に魔出して同化させ糸ビするの・で
あった。然し機械其他が不完金であつた名工菜的に成功する迄には至らなかつた。原料の繊維素ごし
で桑皮の班維を用蒐た所なでは考へても面白い所である。
右の方法が螢表されてから之に射する研究者が輩出したが蓬に彿人シヤードシ兎氏によちエ業化さ
れるに空つた。氏は一八八四年人造絹糸に就て一大論文を教表して世人を驚かし一入八九年バリーの
博篭倉に其製品を出品し英美麗なる鮎ビ靡慣なる鮎に於て非常なる好評を博し名尊貴牌を受けたので
ぁぁ。是人造絹糸ビして工業的に製造せられた最初のものである。氏は八十六歳の高齢を以三昨年
逝きたるか賓に人造絹糸工業界に不朽の名を留めたのである。然し氏の最初の製品は蹄化繊維素其嘩
で綿火薬ビ同じ成分であり引火性に富んでゐた焉世人の題辞望見ふに至ったのであるⅧ此故鮎は其後
華の潮究により除く撃が出凍る様になつたが元々檎化繊維素であるから完全に之を除く空いふ事は国
儀である。此虜に現今に於ては此方法で製造される人造絹糸履世界金屋街の五%位しかない。倣に椅化繊儀素人遊絹糸又はシヤードンネ絹糸ビ稀せもれる戊のは此方法で製造きれたものである。少しイ
重複するの所あるが其製造法の概盈七記して見やう。
シヤーずY牙屑糸は磯雄素︵圭ビして綿︶を蹄酸王威故の混故に浸して檎化繊維素ごし之をア、ルコ﹂ル及きーテルの混液に溶かしてコワジオンを造♭細口より客気中に願出して糸己せるものである。典
際ケルコールやエーテルは揮敬して糸が固化するのである。コロジオンを水中に願出して均化さす方
怯もある。なほ其の引火性を除く焉糸をして硫化曹遠又は硫化アム義一鵬ア.の搭披中を通過させ更に撃 人選絹糸に琴いて ︵二八三︶ こ︼カを増さんが名張カを輿へながら毎に捲き取るのであ牒。
地方法を採用してゐる禰名な骨鹿は自閏の/チエービッツ金放でぁる。但し同赦も他の方法を併用し てゐる0 ジャードン,ネ氏が人造絹糸製造法を工業化さしたど殆んざ岡崎代に他の方絵が研究され発表された 其中の二は駿化銅アム童子ア怯で一八九d年俳人デぺジイ氏が其特許を得吏に叫八九七年パウリー氏が之をエ凛化さしたものである。バクサー氏絹糸ビ礪せられるものは即酸化銅アム≡一ア法によつて
製造されたものである。此放は〓鱒濁逸に於てよく螢躊しダランツストツ、フ禽政も初めは専ら此故に
よつて製造したものである。然し今は後に記すビスコーズ故により厭倒されてゐる。
酸化銅アム篭エア絵は綿を原料ビし之を搭かすに酸化銅せァムモエアを含む水塔牧を用ゐ、出凍た
粘気ある溶液を細孔より礪硫酸中に紡出して固化さしたものである。
電気の施政髄等に用ゐられるものでウイレサニアン紙ごいふものがあるが之も同じ酸化銅アム去チア
液を優用するもので木綿を原料せせる薄某紙を此液中に揮し紙の繊維が膨脹した時に重ね合せたもの
である。
酸化銅アムモエア法が襲来されで間もなく即一入九二年繊維素研究者吏して有名な英人クロス・ビ
バン及びピードル三氏ほビスコーズ法の特許を得た。其工業的敬遠は少しく遅れたが山康成功するや
第一森 井四兢
︵二八四︶ 二三他の方法を廟倒して今では人造絹糸他界重度額の九〇%以上は此法により生産される様になつた。此
法で製造されたものは硝化繊維素人造絹糸の如き危険もなく叉酸化銅アムチェア人造絹糸に社々見る
が如き染色を行ふビ段々ビ硬くなつたり或は織物業老に釈はれる部分的に発かごいふ様な傾向もなく
品質が﹁定されてゐる。其上製品も靡偶に得られる。他の方法では原料ビして綿を使用するが此方準
でほ夫よわも廉慣なパルプを使用する畢が出水る。それで碑化繊維素法は勿論酸化銅アム≡一ア法に
よ各工場も大部分此法に特化したの一である。英固のコーtルド曾政、猶逸のダランヅストツフ倉敷、来園のビスコーズ合致、伊観のスエア食前禿き︼洗骨廠は殆んざ此法を採用してゐる。
今ビスコーズ法にょる人造絹糸製造法の概略を記して見やう。繊維素は重ビしてパルプを用ゐる。之
を苛性曹達液に漬けて置くビアルカサ繊維素になる。次に廠搾して大部分め苛性曹蓮を除きたるアル
カリ繊維素に二硫化炭を加へ敷恩しておくざ黄色のザソテートここいふものになる。之に水を加へて浴
した餞の様なド甘ドロしたものがビスコーズで之を細孔から稀硫機中に爆出する寸J分解して繊維索富なり固化して糸になる。此際分解によつて有害な硫化水素を放散するから製糸機械を椅子荻の界中に
密閉し通風機で二硫化教義及観化水素を煙突内に導くのでぁる。糸は之を襲来捲き取り更に蘭酸皇軍
金に除去する鰯其億水中に入れて洗溌する。然し斯くして得た健のものはなほ嘩黄を食み黄褐色を呈
してゐるから更に硫化曹達枚で靂理し其上晒自し十分水洗して乾燥するのである。
人造絹糸に就いて ︵土八玉︶ こ三第・一巻 第四班 ︵ニ八六︶ こ四 近頃食料品の包紙ビしてよく用ゐられるセ。てァソ︵人絹拭︶はビスコ﹂ズを卒滑坂上に塗附し之を 稀硫酸で分解凝固させ乾燥させたもので右の人造絹糸ビ同じ組成のものセある。 今迄述べて凍た方法で製造せられた人造絹糸鳩何れも水に浸すご吸水膨脹して強度を大に滅する故 知がある。然るに最近現れた蘭留繊維素絹糸には世故瓢がな 由難はあるが其他の性質が天然絹糸に最も近いもので蒋凍大に・嘱目されてゐる。其製法は腰駿繊維素 控アセトン或はク。ル・ホルム等に溶し細孔より紡出して固化させ糸てするのである。酷観濁維東通瀧 を氷薦竣、無水酷駿及硫酸の混披で虜錘して量るもので一入六八年シュツヱンベルケル頂にょり初め て製造されたものである。優駿繊維素絹糸は其生産螢が不廉の為に英男品切市場に出てゐる最は極め て少い。 なほ酷駿繊維系は猶逸の有名な製薬骨敢バイヱル曾赴から一時不燃性セルロイド空して螢質され活 動寓異のフイルムなぜに應用されて居たが高僧なの.と其億軟弱な翁めにセルロイドの代用品ごしては 英機慮低いものである。然し其アセトンに溶Lた液は不燃性塗料ビして大に禽長され飛行機興の塗料 には専ら之を用ゐてゐる。 人造絹糸製造法は必上四種の中、現今に於ては大部分ビスコー ょっては他の方法が取って代る暗が凍るかも知れない。或は酸化銅アム電エア法或は碑化繊維索法な
○人造絹糸の性質
人造絹糸の性質は製法により叉同じ製法でも其技術の巧拙により多少の相異はあるが共通の鮎が多い。今之等に就き簡畢に述べて見やう。
光繹人造絹糸の生命ビもいふべきものは光繹である。其製法により光澤の挿類に多少の相異があ
る。例 発揮がある。又酢酸滞維素絹糸は人造絹糸中最も天然絹糸に近い光澤を宥してゐる。元衆人造絹糸の 発揮の秤類や強度は其表面の剋滑、糸の透明度、及太さ等に大なる陳係があるものである。其表面の 平滑なるは人造絹糸の一つの特長であるが上盲一層卒滑なるものは光澤もー屏強い。糸が透明性のも のは硝子楼の光繹を呈し不透明のものは金属光澤を呈し等速明なるものは落付いた天然絹糸に近い海 洋を呈する?又糸の太さが細い程やわらかい光澤を有し太い層光澤が強烈である。 強力 入道絹糸の強力鳩山平方粍の太さに射し約十施で同じ太うの天然絹糸の約四分の叫乃至五分 の山、綿糸の約二分の一位亡兄ればよい。強力の小なる郡が一の敏翫である。あ㌧る。
ぎ再び接頭する時が凍るかも知れない。人造絹糸曾敵富しては〓Hも研究を忽にすべからざるÅので 人造絹糸に就いて ︵二八七︶ 二五第∴巷 第四抗
ハニ八八︶ 二六人造絹糸の最大敏鮎は幣酸繊維素繭糸を除いては何れも水に浸した場合に大に其賊カを披ずる事で
ぁる。大凡元の強さの十分抗二倍に城するので洗濯が困難である。然し水に浸しても吸水膨張するだ
けで全然鼻麗してし塵;ノビいふ事はなく乾蛙すれば叉強力を檜すものである。故に洗濯に際しては石験水に浸けても強く摩擦する串は不可である。搾らやになるべく率な所に贋げて乾せぼよい。なほ曹
達は禁物である。
鳴り 例へば仙基準の袴を着用するピー押爽快な膏を馨するが此天然絹糸にある鳴りは人造絹糸に
ほない。然し媚薬拭廟所の角番技師は其原因を研究し最近人造絹糸に鳴りを教生せし・める特許を得て
ゐる。︵特許番畿第六七七四八敬重照︶ 伸長孝一〇%乃至ニ○%が普通である。此偶の小なるものは硬直の戚を輿へ火なるものは柔軟の成を輿へる。伸長挙が大で且強力を伸長率で除した偶の小なるもの程糸は弾性ありやはらかい手触り
を輿へるさうである。
繊度 人造絹糸は幾本かの単糸から出凍てゐる。此の欝糸の細いもの程僧侶高く発揮は天然絹糸に
近い。又東軟性がある。今日では叫乃至一デニールの極く細い畢糸が出凍るそうであるが商品ビなつ
て番場にあるものは極細の所で四デニール太いもので†∵デニール位である。
天然絹糸ビの識別法 少しく檻騰があれぼ肉眼で鑑定が出家るが他の方法で衝撃に行ふには其十慄
を取って焼いて見ればよい。天然絹糸は恰も宅を頗く時の如き状態を呈し特臭を放つが人造絹糸にあ
っては綿の様に燃え易く且天然絹糸軍異なち無色の聴欺の次が残る藩がない。なほ之を願微饉で検す
れぼ十分英日的を達する事が出家且如何なる製法で造られたかも推測す、る事が出凍る。夙へぼビスユ
l女絹糸は之な顕微威で見るビ届卒なリボン状をなし其切口は餌商状をなし天鰯絹糸ごは勿論他の人邁絹糸せも畷刺する革が出家る。
○我閻に於ける人造絹糸曾敵
我幽に於て目下人造絹糸禽鹿の代表者ビ見倣されるものは帝陶人造絹糸株式倉敷電池縮梅松式曾放
である。
帝国人造絹糸株式愈敢の前身は東工業株武舎放である。東工業株式倉敷は本邦に於ける人造絹糸骨
敵の最初のもので大正三年常時米澤高等工業寧校数授であつた泰逸三氏を技師長ごしてビス。−ズ法に★ゃり米澤市に其工場を設立したものである。其後大正七年帝国人造絹糸株式曾政七改稀せられ虞串
に琴・王場を設立した。米澤なる窮一工場は日産能力二千ポンド、第二工場は一萬ポンドであるが日
下三萬ポンドの箪ニエ場を山口線営団に建設中である。︵凍年波エの預定︶。何れÅビスコーズ法で琴 遺するのであ各。 人造絹糸に耽いノて ︵こ八九︶′ 二七〇山九〇︶ 二八
第一巻 第四耽
旭絹織株式合致の前身は他人薄絹糸株式曾敵ざいひ大正九年ビスコーズ陰により滋賀嬢膳所町にエ
瘍を設立したものである。財界の影響をうけて暫くの間少最宛の痕造を行ってゐたが遂に大正十﹁年
解散し同年新に旭絹織株式脅威を組織してビスコーズ怯による日産能力ニ亨ポンドのエ場を前記膳所
町に置いたのである。同政は狗逸の有名なダランツストツア倉敷ビ提携あら最近工場を凍張せるの他
更に延岡にもエ場を建設せんどしてゐる。
右の他東京苫慮には東京人造絹糸株式倉敷︵日産能力五〇〇ポンド︶、三粛煤安濃郡安東封には三麗 人量絹糸株式倉敷︵日産能力二〇〇ポンド︶、整尿在川越には川越人造絹糸督赦︵日産離力五〇ポシド︶ なぎある0なほ大正五年には紳森川螺子安町に日本人造絹糸株式骨敵が設立され、翌大正六毎にほ伊勢の津に
日本人造絹糸株式曾政ど同一系統の東洋人造絹糸株式倉敷が設立され、又大正九年には富士人造絹糸
株式倉敷が設立され、何れも酸化銅アムモニア故によるものであつたが財界の影響其他の関係から現
存してゐない。
最近に至ち人造絹糸工業の大に有望なる挙が認められるや帝観人造絹糸株式倉敷、弛濁織株式禽鹿
のエ場蹟荻の他新設禽嵐の馨衷を見三井系の凛洋レーヨン株式禽赦︵エ場地滋袈塀膳所町︶、大日本紡 織倉敷屈の大日本レーヨン株式骨堅牢拾︶、倉敷紡績倉敷屈の倉敷絹織株式禽薬工場地未定︶等設立即大体に於て五ケ年間に二・五倍乃至二倍の糾合を以て喝して居り最後の五ケ年間に於は三孟倍ご
なつてゐる。なほ二九二五年を登別年に比すれば約三割を増して居b一九二四年は其前年の約四劉を増して居る。
次に虜近三ケ年間に於けるま要周の産額統計々示せぼ次表の如マで透る。
連要図別産額鹿討衰 ︵軍使千ボンエ せられ詑、此他計量中のものに寛洋紡績禽薬工場洩定地豊里、鐘淵紡績倉敷︵滋賀棟今津︶、富士製紙株式曾赴、日本毛織曾軋、片倉製糸脅鹿、帝国火薬株式倉敷なざありゼ聞く。本邦の人造絹糸工業
も正に昇天の勢ビいふべきである。
山九〇五年 一九一五 山九二︼ 一九二三 一九二五 人造絹糸に就いて○産
世界の絶産額 ︵軍使千射yド︶ 四、四〇〇 ニー、00〇 大玉、00C 九七、00〇 一七五、000 一九︼し○年 ︼九二〇 一九二こ 一九こ四 一こ、00〇 五〇、00〇 七九、八〇〇 一三五、000 ︵二九一︶ こ丸右の申著しき敬遠をせるものは伊太利にして同園應のものは品位は鎗り良くないが静銀及び電力が
安く得られるのどで大に生産額を増したものである。
本邦生産及輸入高 ︵軍使千ポソド︶ 大 正 七 年 間 八 年 同 九 牢 固 十 年 何 十一年 同 †二年 同 †三年 何 十四年 白 傍 濁 伊 英 光 国 鹿︰一食 第四兢 固 開 国 観 閲 観 一九二五 五二、二一〇 三〇、00〇 二八、C00 二六、000 こ三、000 ︼三、000 生産高 ︼0〇 一四〇 二〇〇 一五〇 こ五〇 八〇〇 一、三五〇 三、こ00 一九二四 三七、七二〇 二三、九四七 一入、四八〇 二三、六七二 ︼二、三三三 八、八七四 輸入高 七八 七六 入︼ 一三九 二二六 ︼、〇一也 八八五 入三〇 ︵二九こ︶ 三〇 一九二三 三五、三八〇 ︼五、三四〇 六、二九二 ︼ ︼、五入四 七、七〇〇 六、000 合 計 一七八 二一六 こ八一 二八九 四七六 山、八一七 二、こ三富 四、○こ○其滑腰高を見るに大正十一年迄は著しき廼化がなかったが最近二三年間に於ては異常の敬遠をなし
てゐる。
−何故に斯くの如く世界の人造絹糸工業が目饗しい教壇をなしつつあるであらうか。美を好むは人間の通性である。然も日常生活に最も関係の深い衣服を飾るごいふ撃は番人の望む所
である。然るに美しい光澤を有してゐる人造絹糸が天然絹糸よりも邁かに安偶に得られ四分の一乃至
三分の一の僧格で手に入れる串が出凍る︵次表参照︶。説明する迄もなく之が最大の膵因でなければならない。欧御大戦乱後は製造披術も益々進歩して人造絹糸の品質が向上され又一面に於ては徒凍単に
天然絹糸代用品空してま空して紐類、編物類に使用されてゐたものが最近其域を脱して綿糸や文箱糸
写交織される様になり大に需要を増して凍たのである。其強力に於て散鮎ある所は安慣なるだ相侯っ
て流術品に應用され却って喜ばれる研がある。其原料であるバルブは木材であつてまだく澤山にあ
ち製造脅赦が其原料に苦しむ事はなく其相場の鼻勒も少く不安の鮎が少ない。而して役務の天然絹糸
代用ごしての域を脱し今や新しい織物原料ビして取扱はれてゐる。
組育市場に於ける人絹相場亡者糸相場の比較︵一半シド建軍位相︶ 人造絹糸lこ就いて 六〇デー一− か 凸 格 人 絹 相 場 一五〇デニ ール R‖ 砿 三〇〇デュ ー心 ﹁、紹 一斗1・ 九 享別 ) 最俊 信州 ︼蕾 生 締 相 場 ︼三−︼五 励︼九二四年 弟﹁一纏 一九二三串 弟由兢 月 nH 一、こ〇 三、二三 四、二三 五、こ三 七、二三 八、こ四 ︼○、二四 一一、二三 一二、二二 一、こ四 二、二三 三、二四 四、二四 玉.二二 六、二三 七、二三 八、二五 九、二四 一〇、二三 一︼、二一 三〇四〇 三●四〇 三〇四〇 三〇四〇 三●四〇 三●四〇 三〇四〇 三●四〇 三〇四〇 三〇四〇 二●入○ こ●八〇 二●八〇 二〇八〇 二●八〇 二〇八〇 二●八〇 二〇八〇 二〇八〇 こ●七五 二●0〇 二〇〇〇 二●0〇 二●00 こ000 こ●00 二〇〇〇 二●0〇 二●00 こ000 二●三五 こ●三五 二〇三五 二●三五 こ0〇五 二●〇五 二●〇五 二〇〇憲 二●C■五 二〇〇〇 一〇四五 一・四五 ︼●四五 ︼●四五 一〇四五 一〇四義 一・四義 一●四五 ︼●凹五 一●四五 ︵土九四︶ 三上 八〇七五 六〇六〇 九●七〇 九〇五〇 八〇一〇 山0〇七五 九一こ○ 入●五〇 入・こ■U 八ヱ〇 七●六︵し 七〇一〇 九・一五 六〇〇〇 五●三並 六●0〇 六●六五 六〇四〇 ふハ●二五 六〇九五 入●四〇 五●九五 九●三〇 八●九〇 七・凹五 入〇三〇 八〇〇〇 七●五五 七●六五 七〇二五 大●セ〇 六〇七〇 五〇五〇 四〇八〇 五〇四五 六●︼〇 六〇〇〇 五〇八七 大〇三〇 を
○生糸ヾJの関係
誰も牒牲慮すrる漑調度糸ゼの開偏で凍鳶即人造絹糸個数逮℃一っれで生糸の需要がぎうなる、であらぅかどいふ挙である。今我国ょう輸出せちれる生糸の七劉を拍螢する米観の人造絹糸及生糸の滑農高
を記して見やう0 年 ︼ 九一 ∵ 一 一 ∵ 二 二 二 二 二 三 人造絹糸に就いて 衆 五 木 七 八 九 〇 一 二 三 ▲四 立 一二、二三 三、四〇 人絹特設高︵単位千ポゾド︶ 七、一一一 大、七〇九 七、二三〇 五、九四九 九、二四六 一︼、七二〇 ︼‘八J.一七六 二六﹂五二こ 三八、四二九 四〇、入〇四 五セ、五〇〇 こ、00 て四五 砿糸滑設高︵盟位千ポ︶二ド︶ 主○、九七九 三こ、四五五 三木、五〇三 三二、八六三 四囲、八一七 三〇、〇五入 四五、三五五 五〇、七一こ 四九、四八一 五︼、二八﹁ 六三、000 ︵〓九五︶ 三三次に我観では婦人用のショール七億用せられるもの最も多く最近製造されるショー〝九劉迄は人造 絹糸か又は之ビの交織物であるどいはれてゐる。其他パラソル、紐類、帯地なぎにも粕督使用されて ゐる0
0支那に於ける人造絹糸需要高
藤一怨∴財界沌H蛇 ︵二九六︶ 三田 米国の昨年に於ける人造絹糸生産高は驚くべきものであるがなほ且輸入を横け賓に政界線度額の約 三分の鵬を滑麗しで居る。而して生糸の消費高も歩からサ増してゐる畢は右の衷によつて明かである 是は一面に於て人造絹糸ごの交織が盛んゼなり却って生糸の需要を博し′たものま考へられる。我国に 於ても人造絹糸は絹織物業の盛んな地方に多く消費され人造絹糸ビの交織によつて慣格が低下され却 って絹織物の需要を増しっゝありどもいはれてかる。依って遽き将凍は知らず、こゝ暫くの開は生糸 の需要が人造絹糸の教鶏の焉に城する楼の箪はなく反射に増すものゼ見てよからう。 序ながら来園に於ける用途別による人造絹糸消費知合の馨表されたものを記せば次の如くである。用 途 別
下 靴絹 製 品
メサヤ ス 類援 毛 培
一九二五 ︼九こ四 二八% こ三% 紐 肌 紙 用 着 梨 途 他 戦 域 品 別 ︼九二五 ︼九二四 二六% ︼五%我国の人造絹糸生産高は既に記した通りでありなほ輸入を檀けてゐる状態で其捻出業は極めて振は
ないが教卒筏に於ては其輸出額も多かるべく支那、商洋、印度方面に大に活躍すべきものぜ思ふ。今
密接の関係ある隣邦支那に於ける状態を見るに人造絹糸製造工場は未だ見るべきものなく現今滑螢し
てゐるものは全部輸入品である。
一九二五年人造絹糸輸入高
合 英 日 瑞 濁 自 菅 和 併 英 伊 固人造絹糸織物鱒入鹿∵
人造絹糸に襲いて 月: 太 計 飽 水・典 逸 我 港 前 回 観 利 別 吸 塵︵楯︶ 五、三五〇 一、︼九九 一、七五三 一、五大四 一、三八九 八九〇 要石 二四六 五 ム○ 一三、一㌧二こ 金 額︵両︶ 一⊥一二五、九九六 四こ入、玉五〇 三五七、四九四 三〇玉、二二︵ 二七七、五一二 ︼一〇、六二〇 ︼ ︼○、六一九 四八、六六〇 二八、七〇〇 ︼一、九〇八 二、八〇五、二七七 割 ㌧合.% 四〇二三 一玉●二三 一二●七日 ⊥○●八八 九●八九 三●九凹 三〇九四 二〇四義 一●○こ ○●四二 ︼0〇一〇〇 ・︵二九七︶ 三並燭∵月 併 伊 香 共 同 ■一 −−▲ −▲‘、一 一 策 九 九 九 九 九 こ 巻 弟 西 城 虚 四 三ノニ 返 本 固 固 港 国 別 人造絹糸織物国別支那輸入高 一九二四 て六七二、八四こ 四八こ、入三︼ 四七七、四七一 ︼︼九、四入九 ︼一入、〇三大 ︼八、五五六 上期 こ四セ、書聖二礪 六四〇、一玉犬 山、セ七四、こ七四 二、九〇五、六四八 二、二三二、こ三一 ︵二九八︶ 三六 こ一〇、九四九韓阿南 三三七、セ二こ 入︼七、四八二 て六.︼○、九一︼ 一九こ、三 二〇七四、〇八三 こ四四、七四五 四一六1〇一義 こ︼、五〇七 ︼一、セナ一