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寸談放談 科学の研究に対するピア・レビュー

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Academic year: 2021

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l 寸 l 談 l 放 l 談 l

16 (各国各 l) その他団カ国 なければ,研究援助金が受けられない.また,援助資金 等を受けた後,研究が進められないと,仲間評価者の恥 になることにしている. これも l つのベナノレティーであ る.しかしどんな研究も,権威を心配せずに自由に, 自由な考えでできることにしている』 ピア・レビュー・システムとは面白い言葉であるとと もに面白いやり方である.ケアリ一理事長の話では,科 学振興協会は,各大学の研究センターに,このような方 法による選考により,研究の援助を行ない,成果を上げ てきたと言われる.米国人の考え方,米国の閏力の源泉 の一端がうかがえるようである. (Y.I.)

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2 i主 1971-80年国別ノーベル賞受賞者 ソ 2 スエ l テン 2 デンマーク

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英 国

科学の研究に対するピア

52 米 国 米国における科学の研究がときどき話題になる.最近

の米国の週刊誌 (U.

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1980) はそれについて,関係方面を取材し次のよう に伝えている. 1971 年から 1980年の間,ノーベル賞を受 けた人を国別にみると,米国 (52人),英国 (17人),西独 ( 5 人),スイス( 4 人),ベルギー( 2 人),デンマーク ( 2 人),スウェーデン( 2 人),ソ連( 2 人),その他(1 人)の閏は 16 カ固となっている. 1980年代において,米 国はそのスコアにおいて断然他国を引離して第 l 位であ り,また 1941 年以来の数では,科学の分野のみに限ると 126 名の受賞者を出している.第 2 位の英国の数を 2 倍 以上も引離している.米国が科学の分野で,どれだけ世 界の人々に貢献してきたかの l つの指標とみることがで きる. ところで,なぜこんなに多くのノーベル賞受賞者,そ の中でも,科学関係の受賞者が,米国に多いのかについ て,同誌は米国科学振興協会のウィリアム・ D ・ケアリ 一理事長に意見をただした.答は次のとおりであった. 「米国では,科学の分野で傑出することを刺激すると ともに,自由な考え,何ものにもとらわれない着想を支 持,勇気づけるシステムがあるからだ.これと反対に, ソ連では,科学の研究者は決して自由ではなく,自分の 興味のあることを進めることができないし,大部分は 5 年間に研究を完成し,応用できるように指示される.し かし,米国でも,科学的研究であれば,なんでも支援が 受けられるというものでもない.その研究を支援するか どうかについて,評価をし,それをパスしなければなら ない.この評価方法の l つがピア・レビュー (Peer Review) システムである. どこの国でも,偉い先生,先輩権威の推薦する研究を 批判することは,相当事気のいることで,評価はむずか しい.そこで,研究を主として進める研究者と同様の資 格,経験のある者,平等につきあえる仲間の者,同時代 の人の中から評価者を選び,評価するのである.これが ピア・レビューである. ~IJ の言葉でいえば,

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Review である.なお,研究援助を受けて,研

究を進めなければ,ベナルティーが課される.とにかく 同時代の,同レベルの,同じような専門家仲間の確認が 1981 年 2 月号 © 日本オペレーションズ・リサーチ学会. 無断複写・複製・転載を禁ず.

参照

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