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コンクリート用補強鋼材の力学性状と設計に関する研究

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Academic year: 2021

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Title

コンクリート用補強鋼材の力学性状と設計に関する研究( は

しがき )

Author(s)

小柳, 洽

Report No.

平成7年度-平成8年度年度科学研究費補助金 (基盤研究(A)(2)

 課題番号07555135) 研究成果報告書

Issue Date

1996

Type

研究報告書

Version

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12099/238

(2)

1. はしがき 鉄筋コンクリート(RC)およびプレストレストコンクリート(PC)部材 の設計は、従来は強度設計であり、許容応力度設計では応力度、限界状態設計 では部材の終局耐力を求めることが基本であったが、耐震安全性をはじめとし て、部材の変形性能や靭性などを考慮したより高度な限界状態設計の構築の上 では、部材の強度破壊点のみならず耐力の喪失にいたる最終段階までの、耐荷 力のみならず変形を含めた部材の全挙動を把握する必要がある。この部材の挙 動においては補強材の特性が大きく関わるものであり、明確な降伏点を持つ軟 鋼からなる通常の鉄筋を補強材とするRC部材と異なり、降伏点の明確でない PC部材においては、補強材の変形特性に依存すると考えられるところの部材 の挙動の把握と、補強材の特性の構造設計への反映が重要となる。なお、RC 部材においても、兵庫県南部地震で倒壊したRC構造で問題とされた圧接不良 の補強材がある場合には、それが部材の力学挙動に及ぼす影響についても、補 強鋼材に関連する解明すべき大きな問題点としてあげられる。 本研究は、曲げ部材の基本構成要素である補強鋼材の力学性状の基本として、 PC鋼材の応力ひずみ関係を対象として、土木学会のコンクリート標準示方書 に示されている、許容応力設計の時点で設定されたPC鋼材1号ならびに2号 の設計上の応力ひずみ関係の、断面の終局限界を対象とする限界状態設計のも とでの妥当性を検討する目的で行われたものであり、まず、現在国内で生産さ れている各社のPC鋼材の応力ひずみ関係の資料と共に、世界各国で設計用に 提示されているPC鋼材の応力ひずみ関係についての検討をおこなった。また、 PC部材の力学挙動を明確にする目的で、はりの降伏終了点の時点での鋼材ひ ずみを変化させる目的で鋼材比を変化させたPCはりの載荷試験を行い、強度 破壊点以後の終局段階にいたるまでのはりの挙動を求めるとともに、シミュレ ーションによって補強材ならびにコンクリートの応力ひずみ関係がはりの挙 動に及ぼす影響について検討を行った。これによって、設計上規定されてい る現行示方書の応力ひずみ関係の適用性を検討するとともに、明確な降伏点を 持たないPC鋼材の降伏点の決定の基本となる永久ひずみの値のはり挙動と の関係についても検討を行った。さらに、兵庫県南部地震のRC構造物の倒壊 と関連して、圧接不良の鉄筋を補強材としたRCはりの載荷試験により、圧接 不良の程度ならびにその位置がはりの破壊性状に及ぼす影響についても検討 を行った。 本報告書は、平成7年度から8年度にかけて行われた上記の研究をとりまとめ たものである。

参照

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