Title
インスリン拮抗ホルモン過剰内分泌疾患におけるインスリ
ン感受性とインスリン分泌能 -- 2型糖尿病との対比 --( 内容
の要旨(Summary) )
Author(s)
服部, 順子
Report No.(Doctoral
Degree)
博士(医学)乙 第1258号
Issue Date
2000-11-15
Type
博士論文
Version
URL
http://hdl.handle.net/20.500.12099/15015
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氏名 (本籍) 学位の種類 学位授与番号 学位授与日付 学位授与の要件 学位論文題目 審 査 委 員 服 部 順 子(岐阜県)
博
士(医学)
乙第 1258号
平成▼12年11月15
日学位規則琴4条第2項蓼当
インスリン括坑木ルモン過剰内分泌疾患におけるインスリン感受性と
インスリン分泌能-2型糖尿病との対比-(主査)教授 安 田 重
吉
(副査)教授L森
田 啓 之 教授 石 塚 達 夫 論 文 内 容 の 要 旨 インスリン括抗ホルモンの過剰をきたすクッシング症候群,末端肥大症,褐色細胞腫は糖尿病を合併する代表的な内分泌疾患として知られている。グッシング症候群,未練肥大症ではインスリン抵抗性が認められることか
ら,コルチノールや成長ホルモンの過剰によるインスリン作用の障害が強く関与していると考えられている。一
方,褐色細胞腫のインスリン感垂性については十分に検討されていない。本研究では,これらの3うの内分泌疾
患患者および2型糖尿病患者を対象に経静脈ブドウ糖負荷試験(ⅠVGTT)を実施し,これらの内分泌疾患でのブ ドウ糖代謝異常の成因について解析するとともに,2型糖尿病での成績との異同についても比較検討した。 対 象 対象は,1993∼1998年に岐阜大学医学部第3内科および関連病院に入院したクッシング症候群12例,末端肥大 症6例,褐色細胞腫6例,2塾糖尿病由例および健常対照19例である。ケッジング症廠群,末端肥大症,褐色細胞 種はいずれも内分泌学的検査と画像検査により診断された。内分泌疾患患者の耐糖能は,クッシング症候群では全例impairedglucosetblerance(IGT),末端肥大症ではIGT4例,糖尿病2例,福色細胞腫では正常4例,IGT2
例であった。 方 法 健常者および治療前の内分泌疾患患者,2型糖尿病患者において,一晩絶食後たⅠVGTTを実施した。0.3g/kg のブドウ糖を2分以内に静脈内投与し,ブドウ糖投与後20分の時点で0・02U/kg-0.05U/kgのとトレギエラーイ ンスリンを静脈内投与した。ブドウ糖投与前15,10,5,0分と投与後2,3,4,5,6,7,8,12,16,20,23, 25,27,30,40,50,60,70,80,90,100,120,140,160,180分に静脈採血を行い,血糖値と血祭インスリン値を測定した。結果をBergman's minimalmodelで解析し,インスリン感受性(SI),glucose effectiveness (SG)を算出した。またブドウ糖静注後6分までの血菜インスリン値の増加面積を計算し,急性インスリン分泌
反応(AIR)とした。ざらにインスリン抵抗性に対する膵の代償能を評価するため,、SIxAIRからdisposition
indexを求めた。またクッシング症候群10例,末端肥大症2例,褐色細胞腫6例では,手術後約1ケ月の時点でⅠVGTT を再度実施し手術前後の変化を検討した。 結果と考察 1)クッシング症候群では治療前のSIは低値/を示し,これまでの報告と一致してインスリン抵抗性が認められた。 AIRおよびSGは健常対照と有意の差を認めなかったが,dispositionindexは有意に低下しており,インスリ ン抵抗性に対する膵β細胞の代償不全をきたしている可能性が示唆された。治療後SI,SG,dispositioninde又 は有意な変化を認めなかったが,AIRは増加した。治療後SIが改善しなかった理由として,再検査までの期間-79-が短く,10例中8例が副腎皮質ホルモン補充中であり,グルココルチコイド過剰状態が完全には解消していな かったことが考えられた。 2)末端肥大症患者では,治療前のSIは低値を示し,インスリン抵抗性の存在が認められた。阜IRおよびSGは健 常対照と有意の差を認めなかったが,dispositioninde又は有意に低下しており,末端肥大症においてもイン