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心身の統合的理解をもとにした教育支援に関する心の教育総合プラン-養護教諭と学級担任の連携を通して-

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Academic year: 2021

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(1)心身の統合的理解をもとにした教育支援に関する心の教育総合プラン        一養護教諭と学級担任の連携を通して一 専  攻 コ 一 ス. 教育実践高度化専攻 心の教育実践コース. 学籍番号 氏  名. 阿  河  道  代. P08 0 44B. II.心身の健全な発達を支援するための教育に   関する実践プログラム. I.問題の所在と総合プランの目的 1.問題の所在. 1.養護教論と学級担任の連携した支援の在り方.   現在の子どもたちの多くは、生活の中で友だ  ちと群れて遊ぶといった経験が少なく、遊びを  通して人間関係を上手くっくれないところがあ.  る。少子化の影響を受けて、兄弟姉妹の中で操  まれて育つことも少なく、異年齢の友だちとの  交流も少ない。生活体験や社会体験の不足もあ  り、子どもたちの人間関係を築く力や社会性の  欠如が危惧される。人間関係の問題を引き起こ.  す背因には、そうした他人との協調性のなさや  他人への思いやりの欠如といったことがあげら  れる。また、「キレる」といった現象に見られる.   一人ひとりの児童への援助を行うためには、.  児童を多様な視点で捉え総合的に理解すること.  が求められる。養護教諭と学級担任それぞれの  特性を生かして、保健室でできること、学級で  できることを具体化し、それぞれが有機的に連  捜して効果的な援助活動の展開を図る。 2.実践報告.   児劃こ心身の健康調査を実施し、・結果を分析.  し実態牽把握した。明らかになった児童の心身  の健康における課題について、発達段階の差や 学年の雰囲気などの要因も踏まえ、効果的に働.  ような、子どもたちの耐性の欠如や、子どもだ.  ちの多くに、基本的生活習慣が身についていな  い様子も見受けられる。また、対人面でも、家 庭の教育カの低下を背景に、社会規範を守るこ  とや公共心の欠如も課題である。.  きかける方策を企図し、問題の改善を図った。.   心身の健康に関する教育については、保健指 導年間計画に基づき取り組みを進めた。一. ュ育測. 定時に行った「ストレスが心身に及ぼす影響に ついて」の保健指導の実践について報告した。.   学校における児童の様々な問題の背景には、  これらが複雑に絡み合っているように思われる。 2.総合プランの目的.   本プランは、小学校養護教諭の立場から、児. III.心身の統合的理解をもとにした教育支援   に関する心の教育総合プラン 1.道徳教育分野.   社会性が育ち始める3年生を対象に、児童の.  童の心身の健康状態を把握することによって、 健康面や身体への訴えと心の問題の関連を探り、. 発達や個に応じた指導を工夫し、発達段階に合. その支援策を探るものである。また、本校の教.  わせた発達課題を取り入れた授業を試みた。児.  育目標である「自ら考え正しく判断できる、心. 童に他者の立場に立って考えることができるよ.  豊かなたくましい子どもの育成」を推進するた.  うになる心構えを育てるために、自分や身近な.  めに、学級担任と連携して心の教育諸分野の. 他者の理解について学ぶ学習を考えた。相手の. 様々な角度からの取り組みを目指すものである。.  立場に立って推測することを学ぶために、他者. 一78一.

(2) の視点取得を目指し、簡単なものから難しいも. 問題を起こす特別な児童の存在だけでなく、そ. のまでの4つの課題を取り入れた学習内容とし. の児童の周りにいる普通の児童らの感覚を知る. た。人と付き合っていくためには、他者の気持. ことが大切である。崩壊や荒れが起きた原因に. ちを知ることが大切であるということに気づか. 対応した支援を行わなければならない。現象の. せることをねらいとした。. 背景にある問題はさまざまである。児童の心理. 2.地域・家庭教育分野. 状態を理解した上で個別に対応し、それぞれの.  学校と地域、家庭が児童の健やかな成長ため. 児童のおかれている状況や抱えている問題を理. に、共通の目標に向かい連携して様々な取り組. 解することが、児童白身のストレス軽減につな. みを行っているが、地域・家庭教育分野へのアフ. がる。個への適切な介入の積み重ねにより、集. ロ]チは、まだ十分とはいえない現状がある。. 団の変化が期待できると思われる。学級崩壊の. 特に子どもに関心をもたない保護者への関わり. 状態になる前に、学年会などを中心に日常の情. は検討すべき課題である。学校の援助体勢や家. 報交換とチェックを綿密に行い、早期発見・早. 庭教育支援モデルを示し、家庭支援の在り方や. 期対応といった、早期の対策を講じることが大. 地域との連携について事例を通して考察し、今. 切である。. 後の方向性について考えた。 3.生徒指導・教育相談分野. Ir総合考察と今後の課題.  携帯電話は、情報を得る上でも、親子問や友.   学校において心の教育を進めるにあたっては、. だち間のコミュニケーションを取る上でも便利.  児童の実態から何が課題であるのかを探り、課. なツールである。しかし一方では、子どもたち. 題解決に向けて重点を絞って効果的に働きかけ. が携帯電話を介して犯罪などに巻き込まれるケ.  ていくことが大切である。また、児童によって 個人差が大きいことも考慮しておかなければな. 」スも増えている。.  6年生に携帯電話の所有状況調査を行い結果.  らない。その背因には、就学前の性格形成がな. を考察した。携帯電話をよく使う児童は、就寝.  される幼児期からの家庭における教育もまた大. 時間など、生活面への影響が見られる点に留意.  きく影響していると思われる。そのような状況. し、指導していく必要がある。家庭と協力して.  に対応していくためには、一斉指導に終始せず、. 児童に、メディアの特性や危険性、活用時のマ. 一人ひとりの児童の日常や家庭生活の様子から  その内面を捉え、その上で適宜、個別指導を進. ナー、モラルなど指導していく必要がある。.  小学校段階から、携帯電話の利用について、.  めていくことが必要である。. 適切な教育を行うことが望まれており、学校に.   今後は、養護教諭と学級担任だけでなく、ス. おける情報モラル教育の一層の充実が望まれる。.  クールカウンセラーなどの外部の専門家と連携. 4学級経営分野  危機的状態にある学級に介入.した事例をもと. に、学級の担任への支援の在り方、学級担任と の連携について現状と予防について考えた。.  学級担任は、学級が荒れる原因を作っている.  し、児童の個別のケアや学級・学年全体への心 の教育の実施や、家庭や地域社会を巻き込んだ 心の健康活動を展開していきたいと考える。一.           修学指導教員 渡邊満.           指導教員松本剛. 一79一.

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