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日英両語に見られる結合音声現象 : サウンドスペクトログラフを通して

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Academic year: 2021

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(1)Title. 日英両語に見られる結合音声現象 : サウンドスペクトログラフを通して. Author(s). 田村, 光規. Citation. 北海道教育大学紀要. 第一部. A, 人文科学編, 35(2): 1-13. Issue Date. 1985-03. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/4155. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) . 日英両語に見られる結合音声現象 -- サウン ドス ペ クトロ グラフ を通して --. 田. 村. 光. 規. 子音や母音が結び合って, より大きな単位を構成する場合, これ等の単音は互いに影響し合って i i t to s又 na r c comb yphone 様々な変化を見せる. 音声のこのような面を研究する分野が結合音声学( . IM l b B i 二 i 現 次 h 的性 質 を a m erg は, 結 合 音 声 象 と して, 音 が は p onetcsofjuncture) であ り, ert l& imi imi lat ion l i i t ss r za on等の 現象, 音が本質的な性質を変える ass a 持つ palatalization, ve , di. 1 ) 本 稿 では 音 の 強 さ 高 さ l ion inversion hap t ol o≦w, 語 の 結 合に よ る sandhi 等 を あ げ て い る( , , . , , 長さ等に関連するリ ズムの問題も含めてこれ等の音声現象をsound spectrograph sG-07 に よ っ. て音響分析する. 実験材料としての音声連鎖は, 英語及び日本語の自然な速度の10の発話であり, 補助的に単語を二・三含めてある. 従ってこの音声資料の範囲では, 上にあげた現象すべてが含ま れているわけでは ない. しかし多くの発話をただ耳で聞いて判 断するだけでは, 数多くの現象を捕. えたにしても, 結局は従来説明されている事柄に留ま ってしまいがちなのに対し, 限られた資料と は云え, 細かく測定してス ペクトロ グラムを綿密に観察する場合には, 調音音声学上の事柄が別の 角度から確認されたり, また面白い現象が発見されることもある. 英文の例は 「米会話リ ダクショ 3 ( 〉付属の録音テー プによる 英文は下 2 ( )付属の録音テー プ 日本文の例は「日本語音声学」 ンの演習」 . , 記のようなA.Bの対話になっている. 但し( )内はサウン ドスペクトロ グラフの放電記録紙の長 さの関係 で削除した. 〈図の番号〉 を付すと次のようになる.. ’ i A : 〈Fi ngto votefor Steadl y g . How about you? .1〉 1m go ’ t to votef Y d S d I l 1 【 】 2 t n l e r e e n e v or hi B : 〈Fi 〉 o u g e a y g . . ’ 1ug Party form. h l i k dt h S lt h l l t h ! 3 o u e e splat 〉 o u o ( r e a A : 〈Fi ) y y g g . , N t ) a n ; ( re B o y mo . l l ) whatki nd ofcandidate do you prefer to votefor? A : 〈Fi g .4〉 (We , ’ h 1 ls d i d t tay awake ontheiob 5 t A B : 〈Fi 〉 can a e at g . .. 次に, 分析に使用した日本文 を示す. これは対話ではない.. g 〈Fi ,8〉 g .7〉 す っ かり 無く な っ ち ゃ っ た ん です よ. 〈Fi .6〉 1 匹も 釣 れ な か っ た ん です よ. 〈Fig 工 事 中 だか ら, 二 人は 無 理 で すよ. <Fi g .10〉両 方, い っ し ょ .9〉 一 人 ず つ 通 っ て く ださ い. <Fig に は じめ た ら, 混 乱 しち や っ た,. i 6 は日英語の単語をゆっくり単独に発音したもので, それぞれ英語と日本語の なお Fi g g .1 .11~F 0の自然な速度の発話と 比較検討 上と同じ録音テープから取ったものである. これは Fi g g .1~Fi .1 する為に示した。.

(3) . 田 村 光 規. F i g g .1~Fi .10はそれぞれ分析法の異なる上段, 中段, 下段の三つの部分から成っている. 但しい ずれも横軸は時間であり, レンジ2.4秒, 分析時間2.2秒にセッ トしてある. 下段は, 分析フィ ル タ幅を300Hzとした広帯域幅パタン描記である. これは音声の同化作用, 弱化, 脱落等様々 な音声. の変化を細かく観察する為のス ペ クトロ グラム であり, 周波数範囲の上限8KHz(キロヘルツ) ま で分析したが, 図には0~6KHzまでを示した. 6KHz~8KHzの高域を削除しても, 今回の研究 f に は 差 し つ か え な い か ら であ る. Fig requency)ゼ ロ と 4KHz の 位 置 を 表 .1 の 下 段 左 端 に 周 波 数(. 示してある. その他の図には, ゼロを示すベース・ラインと4KHzの位置を示す-印のみ記 入した. このス ペクトロ グラムのベース・ライ ンの下には周波数成分 の時間的変動に沿って, それぞれの子 音や母音の独特の姿を示すエネ ルギーの位置に合わせて音声記号を表示してある.母音の場合には, tと呼ばれる周波数成分が何本も黒く描かれている. 下から順に, F 時間軸に沿って帯状のf o rman ・ (第 1 フ ォ ル マ ン ト), F2(第 2 フ ォ ルマ ン ト), F3 … … と 呼 ば れ, こ れま での 実 験 で, フ ォ ル マ ン. ト周波数を測定してみると,F,が高まるにつれて母音は次第に低母音となり,F2が高まるにつれて 前母音になるという関係になっている. このように下段のス ペクトロ グラムからは音声の音色を捕 hamon i )を示してい えることができる. 次に中段 では, 細かい筋が走っているが, これ等は倍音( c る.. 一番下の筋が基音 (fundamentaltone). で あ り, そ の 上 が順 に 2 倍 音, 3 倍 音 … … と な っ て い. る. 女性の声であればピッ チが高く, 倍音と倍音の間の幅が広く, 周波数を測定し易いのだが, こ の実験に使用したのは男性の低い声であるから, 測定を容易にするため周波数軸の長さのみ2倍に 拡大して表示するように分析した. 5倍音に加筆してピッ チの変動の状況を観察し易く した. 周波. 数軸の長さを拡大したため下段の縦軸の4KHzの 長さは中段縦軸では2KHzの長さに相当するの 0倍音の数値が得られることにな で,下段の周波数スケールで中段の5倍音の周 波数を測定すると1 i る. 従っ て, その1月0が喉頭原音の基本振動数であり, 声の高さを示すことになる. F g .1 中段の l l i ) の 長さ を 示 し て あ る. (lmsec=1月000 秒). そ して こ こ に 示 し 左端には loo msec (mi seconds た時間の長さについては上中下段とも同 じ であり, 時間軸 (横軸) が三者に共通するように, それ. ぞれの図を構成してある. さて以上のように中段では声の高さの変動が見られるのに対し, 上段 で l i t ) が描記されている. Fi は強さを示す振幅 ( amp ude g .1の上段左端に1odB (デシベ ル) の長さ を示した. しかし振幅包絡線の下を走るベース・ラインはゼロを示しているわけでは なく, 相対的 に強さを比較する為の基準のライ ンに過 ぎない. また振幅は単に強さを観察する目的だけでなく, 広帯域ス ペクトルでは良く 見えないかすかな閉鎖音の破裂の位置, かすかな摩擦喋音の位置等を確. i 1~Fi 6については倍音は示さ ず, 広帯域幅30 0Hzの パ かめるのにも極めて有効 である. F g g .1 .1. タ ン と 振 幅 包 絡 線 の み 示 して あ る. そ して 下 段 に は,Fig .1~Fig .lo と 同 様 に,4 KHz の 位 置 を-EP で示 し た. 以下 Fi g .6 か ら Fig .10 までの日本語に見られる上記のよ .5 ま での 英 語, Fig .1 か ら Fig. うな結合音声現象を番号順に検討し, 両言語で相違している現象, 類似している現象を捕えて行く こ と に す る.. 1 1 ‘ ” ’m goingto votefor Stead Fig.1.‘ 1 ly . How about you?. ヱ粥 の二重母音の副音 [ i 云 ] の母音フォ ルマントを S ] の場合と比較してみ edか の末尾の母音 [ 1 ]に 接 近 して い る こ と が わ か る. Fig る と, F. が 高 く F2 が低 い の で, か な り[e .11 に ヱ を 単 独 に 発 音した場合のスペク トルを示してあるが この場合は25 0msec であ り, Fig.1 の 場 合 の お よ そ 2 倍. , ] の部分が長く, その後 F, ] の持続時間を持ち, F, a 1 , F2が離れて [ , F2が互いに接近している [.

(4) . . 日英両語に見られる結合音声現象. 〈 {. . . . ネ. . . . . . . . . . . . . . . . 一 ●・ ・ ・. - - -r- -- - ▲ ‐ ‐‐ - ‐ ‐ ‐‐- --. . ′ 摩ら. . 嫌お 嗣 鵬, . ,. . . . . . . 三 二 き メ . . . ′ . ’ ● ●. ., ◆ , , ●′ ′ ′. 〆た “ と . . . . . . . . . 一 ・・ 一 ・ 、 ・ T r 7 了 ′ . ≧ {. . . 鳴謝 こ. . . { . 」 , ′ ● ′. . }. . ′ 尋 . を モ総勢 =′. . . 繭 噂, 繕弗熱 握. 灘‐ . . . . . ・ . . ≧ ろ 蜘蝋. 鷺鴎. aU 朝 aU. ≦奏 き蟻鮮 tj. ui. ’m oingto votefor Steadly How aboutyou? Fig.1 1 g .. { ・ .・ ′. ;. ,. .. t. 、 {t ′ , .. ノ ′~ く }. ‘. 「 ‐ ミ ニ ; - 1 ー 三 十 電 磁 … 基 “. 蒋 謝 謄 二聾 s. L. t 精. d 1. i. .- - 濯 ぎ馨 ら,一 一 . - 静 唖豪州 * 轟き 謙遜 . . . lne v 餅 ge t. rn iiも台 V D(の ゼ テ o 餅 的彰 J1d m. ’d never et Fig.2 Stead ly! You g meto votefor him.. : ≦ き T - 数 〒.

(5) . . 田. . . ノ . ・. . . 壕 嗣 勝「. . { # も . . . ー ′ ,. 】. ′ ,. ” . . ′ ・ , ,L. -. ,. ′」 { , ’′. ・ ・ ≧ , ‐ r 」 , . ◆ :. 之 ,. ~ . ,. . 一 . 勝. . 辞 雄 謝 . 団 鳥 , 調鎌 . 瞬 - , - . l 鴎7登a s. t~ 亘r 1 a. a ェ 8つ;. 規. . . . 光. . \ .. 村. ‘q a {t i 各 81 P. l へ. . . e Pi a. tl . f o B n 1n. ikedtheslug Party’s platform. Fig.3 1thoughtyoul ◆. ▲. 」 t. , ′. ・ ‐. . ノ 瀞 .. . . 「 ず つ. \~. →. ● ◆ . ・ r ′ .. ● ;. ・ ・. 等 号 〆十 三. ′. 一 -. -. +. 、. ・ ,′. ー. 奇. . 冨泰一 農 . 憾撚嘉 島, 癖. 諺 瓢. ←. 〆 ▲ ▲. 蜂. .. ・. J.’ ≧ ′. ′. . 遇蝋夢. . . . 轟鼻. 墨. . 憂き豪ミ ≧“. --. . ‘. ≧. 臥す 穐 キ 義 キ 漉き蟻”-総 連螺楊 ー ー ‘・ : . ′. , ・ .. 総A鱒,. ミ コ ・ ・ ・・ ・. ,. , ・熱. w ハ. t ka ヱ 麟aV. 斧 条. 噂)ェ d e( エ )rd・. U. ・. 妄a ~ p. Fi ァ Vhat kind ofcandidate do you Preferto votefor? g 「 .4 1. 4. ae 主a v o w〉t「 f. o. I a.

(6) . 日英両語に見られる結合音声現象. 、. , , {. リ′. 、. r. t. ー. t. ・三. 〆, .. ‘ . L ,. , r ′ テ ′. ′. ↑ . ゞ ・二 べ \ ; r. r ミ 一 ./ ,. 」. ′. 1 } {. ぞ. 〒 1 … ;.. . . 瓶 諺 ● “ “ 掘. a. ‘g e n 工d e( k 1獲1 曽eキキ s. te 工 e w e ェk. れ苓( ・. g. (帰 ロn. Q1. 5. I b. ’ heiob 1 ls tay awakeont Fig.5 A candidatethat . ◆ r 、 /. 1. ′、 ‐、 , ,. ず ・ .ず. 、〆. 1. ′. / , ず・ . 二. , ー. 1 二 一 、. ′ 翻一 、 . 無磁・ 麟総闘 総 ず. . ’ P. ‘1 P. Fi g.6 1匹も釣れなか っ たん ですよ.. ,. ず. 一. “ . 〆 -い , ゞ ; . . ・ . ′ れ r て ′ F 一 三 ≧ , ′J “も ′ ± 義 もぎ. ′噌 {′ - - 、. o ta n l o ts甜ena k a t は形 5神J 等n ・ ‐ o. 茎 .

(7) . 田. .. t. 村. 光. ′、 ◆ ,、 t. 規. ′ ′ 、 、. , f. ご・. ー レ. ) ・ ・ ’ ▲ . 、 、 ′ 」 e ′.‐ . ′ ▼ 二 . 二 , ・ , . 、 , \ ,. .r」 一 , r 電停 .一. 〆言 ‐ li 多 t 」 ≦ ;. o s階を )k. ‘ K. : ′ ! F 1 i ri , 、‐ i ‘t ari n a 極- ~a t t a w鋤BS na t ぐ噂」. o:. Fi g.7 す っ かり 無く なっ .ち やっ たん ですよ. ”. ≦.. \. . ,. ‘. \ -・ ▲ ′ ◆ つ” →′ ′ ・ ▲ ,▼ ・ ー ′ ’ キ ヂ ; ▲ ′ ) . - i ′ ; ・ ; ′ 」 ′ タ. - “ 「 r 、 , T . ・ ゞ ↓ ′ /~ ’ キ ‘ フ ・. ー ノ. ; 、 ・. ▼ ・ ′ ′ ◆ 、 ‘▼ r 、l 、r べ. ・. ′ 「 ,. . ハ. V ▲ 「 . ・ ▲. - ● , ・ W ャ r , “ L ” 」 ” ‘ 耐一 、 一 斗 一. ″ ● ′ - 1 r Y な ー : ギ も 一 }. 勝 総←. ,瀞 . d申す 1 i- r - 論 評 - - i 手 . . . き癖 鋪鳴 k. o ; { }i t~÷讃;d e k e 3. al. Fi g.8 工事中 だから, 二人は 無理 ですよ. ○. . . 1 1 1 iE」 1 1 1 , き . 一 . -繍辱 遅 い - - , 車 種 馨騨 冊 ぞ 黛, 繭, ,. / { }a mw御i d e 中無比 a ri v. s轡J. oi.

(8) . 日英両語に見られる結合音声現象. ・ ′ ▼ ′ ー 、. ,, ー ., , , 、. . , t . ,, ▼’ r r r r,, ,. , e ; ,′ .. . . )t om i ( 2 }財ts 世: 〆き. , ′, ′ 、 . , ・ \.. 二 . . 、 ‘ ー. 、. . ・ 一 .. . “ 、 ミ, , ,. 1 t ▲ ′ ′ ,へ ′ ′. , , i . ,. , .′. . d to; 七t期kw( }3 s a e. . ‐. Fi g .9 一人ず つ通っ てく ださい. ド . ・ ′“. , , 一 , ● 」 “ , 〔;. . , 〆, 〆 ,. ・ ▲ ・ ★ , . ・ ,( ,,. 、 ,. , 三 ′ , ′ r′ 二 ′ ‘. -. . . . 送トて輔 鵠. 極押 奉i. ず 一 . もj o; 【. h. 一. 1 ”′. ,、 → , , 1 ′≦ 」 ●. .. 静 電 違う 概評 捧 轟 鵡 戸轟 、 鰹三 ー 1 キ ′ 一鮒 ‐ , ‘ “鴇 を 輔 曙 、『 欝 , .. α i r ~士」 l i h a 3 ime ter 森. Fig .10 両方, いっ しょ には じめたら, 混乱しち やっ た.. \. ″. ′. ′. , , . ′ 「. . . が L メモ - - 妻 - 鵜飼夢剛 - M , ‘. ,. . 、 ′● r ● ′ ・. -. -. . 幸 一 , 一 ド 戸』 ‘ 戸 、 h. . . . . き て 蒔′ 壕 , . 縮 . 7r a Q n ~a t・ t a - ¥ “t.

(9) . . 田. 光. ′ ◆ [ . ’ ~ 、 r 一 ′ t ′ ぐ ~ . \ ▼ ~ 」 ′ 】 ′ 、. ′ - ′ ノ - , 、 lf. ′. ●. ′. 一. 村. r. , i イ .・. ◆ ◆. . 欝磨 . . き. . i 1 F 1 瀧 綴 蓄 ,-. ,. 、. 、. 、 ; メ メ ; -. . 〆. ・. ;- メ ギ i -、 , ,. . ′ - 離日 ,. Ka ‐ s. Fig.15. a. 赤坂. K a. r. 二三謡 キ キ ーキ . . 1 -. き ◆ ‐ ゞ ゞ お ′ f ) ゞ - ‘ { い h ム r 二 三 . 一 . , . ‐ “ ゞ. . - . ノ . ゞ ′ ゞ ゞ . ノ ど 4二 . ′ ▼ , ′ 〆ね ; 亨 夕 . 」 ” 、′ン 一 … ‐ 一, ‐ 「 .. ’ 、 ! .. ,. ; ー 郷国も,連覇 , 轟 識.間々 . .. J. a m. a. m o. ‐. i酬 一1 I騨. 雲 鰯 - 麟書い・ ・ 珊附 き. 川. Fig.14 that. Fig.13 hi ・n. -. P I ず. 〉 ′ ・ ‘ ′ ・ ‘ ‘ ‘ ; ・ ’ ‘ ▲ 【. . Fig.1 2 a ‐. , ド ′ ◆ 、 .. . i t ′ ● 」 f. 諺 ぎ 1 1一. . Fig.11 I. 、 ’. .. ・ - ー ”ル ー・ 錦 -. . ー ノ 、 、. . ゞ ~ ゞ . .マ ′ ′ イ - , / ,; . ′ ゞ , ゞ 〆 . ,ドン 》 ー . ,一 ′ ◆ ・ ・ ・. t ..′ - ‐“. , ; ; り ‘ こ . . 、+ . ノ ミ≧ . ‘ - ; ↑ ;‘ ‐ ≦ . ,. 1 - 関聯繋 =“ - -. . 規. ー織 嚇 キ. to j. Fig.16. a. m. a. 山本山. の方向へと変動している. そしてこのようにゆっくり発音した場合でさえも, 実際には [ ]のフォ e ルマント近く で振幅の下降とともにエネルギーが消滅し, 前舌高母音の位置までは到達しないので 1の最 ある. 単独に α[ ) には, 出発点の [ ] のフォ ルマントが Fi ] を発音した場合 (Fi e e ・ g g .12 .1. ] の位置へと移動している. 従っ て [ ] は厳密には [ae ] 終の位置とほぼ同じで, その後次第に [ a 1 工 ‐ゎ は 弱 化 して [gana] と な っ て いる こ の 第 1 と な っ て い る こ と に な る. さ て 次 に Fig “g .1 の gog .. ] あるいは [ 音節は [o. と な る こ と も あ る が, こ こ では 第 1, 第 2 音 節 の 母 音 は F,, F. の値が等. しく, 共に中舌音であることがわかる. またこの歯茎鼻音はわずか30ms ecであり r伽 の音節末の fぴ] 両唇鼻音の約1/3である. 尤γの母音部においては F2に F3が接近 しており, そり舌になり, [ d 則音的破裂音とは云え, 破裂はかなり弱く, この に弱化していることがわかる. S彰〆か の [] は↑ 1 エ ネ ル ギー は[ ]の フ ォ ルマ ン トに と け 込 ん でい る よ う に 見 え る. (こ の 状 況 は 次の Fig .2 に お い て. も同様である.) また語頭の [ ] は12 0msec s , 母 音 [e] も 120msec であ る か ら, こ の 摩 擦 音 の 持 ぼ 続時間はかなり長い. そしてこの第1音節に最も強い強勢があり, ピッチも2 30HZで, go れg の位 置 の ピ ッ チ と 共 に 最 高 であ る. gog ] ”g Z o[ gana , S彰αd夢 共に2音節であるが, 持続時間は前者が 200ms 0ms ‘P e ecであるのに対し強い強勢を持つ後者は60 cもある. 次に後半の文 品ow の 鰯云yoz ]は完全に脱落している. また ゐのりの については, のoの の語頭の母音のエネ ルギーは見られず,[ 3 8. ..

(10) . 日英両語に見られる結合音声現象. 二重母音とαる oの の二重母 音を比べてみると, より振幅の大きい後者の方が前 者より30mse c程度 燭 長いことがわかる.αる o の語末と 卸”の語頭の間には融合現象が生じ,破擦音のエネ ルギーが見ら i keは弱いが摩擦のエネ ルギーが良く現われている れる, 破裂のs p . ‘ ‘ ’ ” Fig.2 . SteadlyIYoud never get meto voteforhim,. 他の発話断片と比べて最初の Sね〆か の第1音節の母音部 の振幅がかなり大きく, 同時に ピ ッ チ も高い. この語全体の長さは500msec であ り, Fig.1 の steadly よ り loomsec 短 い. ピ ッ チ の最 高 i 値は2 4oHzであり語末の音節の[ ]の最も低い部分のピッ チと比べると13 oHzも高い. また Fi g . 1の [ i ] とF ] を比較すると後者の摩擦エネルギーの持続時間の方が明らかに短いが, 摩 s s g .2の [ 擦エネルギーの開始から後続の閉鎖音の破裂までの時間は両者ともほぼ同じ であり, 聴覚的には同 i i 様の長さとして捕えられる. なお F t i keはかすかで ]の破裂を示すs g g p .1 .2共にこの閉鎖音[ ,F あり, 後続母音に強い強勢がある場合でさえも [ ] の直後の [ t ]にはほとんど気音が生 じていない s ことがわかる。 次にy鯛 は においては, y鯛 の部分は[ i ] [ ] i ]のいずれでもなく, 母音は i U u : a , ,[. F, が 4oo Hz , F. i が2oooHzであるから[ ]となっ ており, わずか6 0ms l ecである. 次の歯茎閉鎖. i 音は無破裂 であるが, 下に vo ceba r(有声縞) が見られる. これと調音点の同じ後続の鼻音 [ ] n はわずか20ms e cにも満たない. これに対して, 振幅が大きく高いピッチの山を持って強調された ] の両唇鼻音は80ms 粥8[mi : ecも持続する鼻音フォ ルマントを見せている. 後続の ゎ の子音は母 lapZと な り, 母 音 も 弱 化 し て[拳]と な っ て い る 次に りoを 音の中間に位置し, わずか20msec の f .. の母音部のフォ ルマントには変動がほとん ど見られないの で二重母音にはなっていない 最後の . 廟伽 は弱化した [ i 1 3 h am] である. 廟伽 を単独に発音した場合には, F に見られるように ] g . ,[ の摩擦エネルギー, 母音定状部, 過渡部を経て, 鼻子音[m]に至り, 母音の二倍以上の持続時間を h 経て, 振幅の下降と共に鼻腔共鳴が終了する. Fi ] の摩擦エネルギーは全く 見られず, g ,2 では [ 母 音 部 の フ ォ ル マ ン トと 鼻 音 フ ォ ル マ ン ト が 見 ら れ る の み であ る. そ して 母 音 部 に お い て は, F3 が. F2に接近 している位置が おγのそり舌音 [ ぴ ] であり, F が上昇するにつれて 彰粥 の [ ] の音色と a な る.. ” Fig.3 ikedthe S1ug Party’s platform.” 。 lthought youl. 劫の堪滋Zの長母音 [ Z彰 の二重母 音 [ ] つ : ] a l ,′ , 〆α的γ粥 の [駕] では, それぞれ振幅の大きな山 が見られると共にいずれもほぼ同じ140ms e c程度の持続時間を示しているので,[駕]は二重母音や 長母音と同程度の長さを持っ ていることになる. 劫の省屑 の末尾の子音とy鰯 の語頭音は Fi g .1の. 場合と同様に融合して破擦音になっているが, 後続の母音は[ ]ではなく80msec の [ u : IU] であ る, H F つ ま り 400 z の , と 2ooo Hz の F が[ ]の定状部を成し, 全体の80ms 1 e cの半分である 40msec も持続している. 次に 劫eの摩擦音の部分は無声化しており, この音の影響 で先行の [ t ] は無破裂 IZと な っ て い る そ の 次の S/ の denta “g の 語 頭 の 摩 擦 音 は Fig eαd夢 に お け る と 同 様 に か な .1 の SZ 。. り長い. そして語末の軟口蓋閉鎖音 [ i ] は無破裂であるが, 有声を示す vo cebar を 見 せ て いる. g ia l ]は閉鎖の間じゅう有声であるが, これには閉鎖音の位置によ る違いがあ る. int つまりここで[ g. i ion では, 閉 鎖 の 開 始 時 点 か ら閉 鎖 の 終了 の 時 点 ま でず っ と voi t ing が 見 ら れる と は 限 ら な い pos c .. l ion が お こ り 低 い 周 波 数 の エ ネ ル ギー が lvibrat とにかく有声の場合閉鎖の間にいくらかの g t t o a 4 ( ) 生じているのである . これに対して次の Rのち感 の語頭の無声両唇閉鎖音の持続時間内に有声縞は 生じていない. またこの語尾の摩擦音にも有声縞は見られないの でこれも無声化している 放縦 の 。 母音部にはこの発話で最 高のピッチの山と振幅が見られる. ” ” Fig。4 . VVhatkind ofcandidate do you prefer to vote for?. h w卿Zの語頭音には, よく米音に見られる[ ]のエネ ルギーが無く単に[w]となっ ている. 々” ⑦〆.

(11) . 村 光 規. ]はわずか 25 msec の n の二重母音の途中から鼻腔共鳴が生じ, 鼻音化母音となる. 後続の鼻子音[ d lf tを見せ, その後これと同一調音点を持つ [] が脱落し, 中舌母音へと移行する. na sa o rman d ]が生ずるが, [ ] 〆 吻彰 0mse 〆 もす でに鼻腔共鳴 が見られ, その後2 n cの[ の第1音節の母音に c α” は脱落して後続母音に移る. 語末の母音部はフォ ルマン トが湾曲していないので単母音 ] であり ] には弱化していない. 〆 二重母音ではない. なお F が高いので [ 3 oyo“ ,では前舌高母音のフォ ル d d jU] ではなく [IU] である. P惚秀γのP の後の γは無声化 マ ン ト が loo ms ecも持続しており, [ f l 云とな ゎ 後続の の子音は しており, ap っ ている. 勿彰 の母音部のエネ ルギーはほとんど変化して i t ]へのt rans - いないので二重母音ではなく単母音である.F に瞬間的な 上昇が見られるが,これは[. i ion は 子 音 の 前 後 の F・ に も F2 に も 生 じ, F2 の 場 合 は 子 音 t ion であ る. こ の よ う な formantt t rans. の調音点に関係する. そして子音から母音への F2の始発点, または母音から子音への F2の終着点 5 ) d t ] は同 じである( ]と[ は hub と呼ばれ, この点では [ . ” ’ l is Fig.5.”A candidatethat tay awake ontheiob .. ec持続し, 後続の歯茎閉鎖 こ の 発 話 の c鰯 直物彰 も Fig .4 と ほ ぼ 同 じ で あ る が, [n] が約 50ms. lap Zも こ類する瞬間的なエネ ルギーを示している. また語末 - 音は脱落せず, 20msecに も 満 た な い f l云となっている. 云加ZI Zの Zは先行の母音と後 続の ta の子音は舌歯摩擦音の影響 で無破裂の den lapZが長めになる lap云 と な っ て い る. こ の よ う に f darkZの 間 に あ る が, 30msec 程 度 の 長 め の f. d ] に近づく. Fi と音色は [ g .14の単独に 発音した云加Zのス ペクトルを見ると, 語頭の摩擦音は有. 声で摩擦が弱く, loomsec 程 持 続 して か ら F.周 波 数 の 高 い [肥] が 170msec 続 い て い る. そ の 後 t [ ] の閉鎖が開始し15 0msec 後 に 破裂 して い る. Fig.5 の 云加云 と 比べ る と か な り 異 な っ て い る. t ]には破裂のス パイ クはあるが 次にs加ッ の摩擦音 [ ] は先に示した例と同様に 持続時間が長く, s .[ 強い気音のエネ ルギーは見られない. 前置詞 o” の母音は後続の鼻子音の影響 で鼻音化して中舌音 lれ となっているが, 劫eの子音自体は摩 ta に弱化している. そしてこの鼻子音は定冠詞の前でden .もあり 母音部は長母音 0ms ec 擦のエネルギーを示さず脱落している. 文末の 知る はかなり長く35 , こは そ れ ぞれ高 い ピ ッ チ [q ]と な っ て い る. cαれ燐〆諺β の 第 1 音 節, s如ッ, αwα彰 の 第 2 音 節, 知ろ0 :. の山が見られるが, 同時に振幅包絡線もこれ等の位置で大きな山を成している. しかもこれ等の音 t r e s sのある 節は他に比べて長め である. 英語の単語 す郡奮励 と 物“をを単独 に 発音 すると, 強いs 変動 が なく チから下 通常 高い ピ 降する いと いう だけ で 前者の音節は後者の第1音節より長 ッ ,. 『欄を膚 では第1音節に, Z ”扉彰 では第2音節に生じており, もしこのピッ チの相違を取り去ると, 6 ) このように高さの変動と強さには密接 強さの違いのみではこれ等 二つの語の区別は困難である( . な関係が見られる.. Fig.6 . 「一 匹も 釣 れ な か っ た ん で す よ.」. i ]に 以下日本語の発話を分析する. 先ずこの発話は 「1匹」 の部分が強調されており, 文頭の [ 持 続 し てか e は母音の有声のエネルギーがわずか70ms c 現われた後, 無破裂両唇閉鎖が4oomsec ら破裂し, 後続母音は無声であるにもかかわらず母音状のエネル ギーが見え, これと同様のエネル ギーが次の軟口蓋閉鎖音の破裂の後にも見える. そしてこれ等は無声閉鎖音の後の強い気音や無声. 7 )に 見 ら れる よ う なフ ォ ル 摩 擦 音 の エ ネ ル ギー に も 類 似 し て い る が, whi ・ ce の ス ペ ク ト ル( spery vo. マント状の帯を成している. 「釣れなかった」の第1音節 な〃の母音は F の高い中舌の[世]であり, 0msec oms 2 αの鼻子音も短く2 e c程度のごく軽い単顛動の [d である. 次の7 惚 の子音はわずか1. t 程度である. 「かっ た」 の促音 [ ] は約loomsec持続してから 如 の破裂が生じているが, この母 音は後続の鼻子音の影響で鼻音化 している. そ して鼻子音自体は60msec の 援 音 であ る. こ れ と 次 i d d ] は脱落し, 母音は弱化した中舌音 [ ] は homorgan 3] のフォ の 「ですよ」 の [ cであるため [ .

(12) . 日英両語に見られる結合音声現象 ルマ ン ト を示 して い る. 次 の s” の 音 節 は 80ms e c程の長さがあるが, 母音は脱落しており,sのo の 位置に見られる母音フォ ルマントの始発点は [ ] e に近い前舌高母音のフォ ルマントを示している. 従 っ て こ こ が γo の音節の始まりである 文末のy o は 350msec も の 持 続 時 間 を 持 っ て い る. .. さ て 日 本 語 に は, mora ま た は拍という長さの単位(Mi lab l ekoshimizu Han は 他 の 言 語 の”syl e”. 8 ) と区別 して“ons t ko ) があると云われている. 例えば [ e sぜ と呼んでいる( ] io ] はいずれ ] o ,[ , [k も1モーラであり, 促音, 撰音もこれ等と同じ1モーラの長さを持ち, 長母音[ ]や[ko ] j ] o : : o : , [k のような場合は2モーラとされる. この事に ついて先ず単独にゆっくり発音した日本語の単語をス. ペ ク ト ル 分 析 して み た 最 初 に Fi g .15 を 見 る と, [akasaka] の 一 番 目 の [a] は loo msec . , [ka] は破裂の時 点からは 120 msec, [sa] は 2oo msec で [s] が か な り 長 い.く最 後 の [ka] は 破裂の時. 点からは15 0msec であ る. しか し ス ペ ク ト ルに は 現 わ れな い 閉 鎖 の 時 間(ス ペ ク ト ロ グラ ム の 上 で. ka は gapつまり空白の時間) を入れると [ka ] ] ] はいずれもほぼ2oomsec で, き れ い な sa ,[ ,[. 日本語のリズムを成している. 語頭の[ ]はフォ ルマントが立ち上る時点から見ると短いが, 単母 a ]の調音が開始されてからフ 音[ a ォ ルマントが現われるまでの時間を含めると, 多分他と同程度の 長さになっ ているだろう,.ただ語末に近づくと発話速度がいく分落ちており, 振幅の山も次第に小 iat ion)の 間 隔 が 広 が っ て 行く の で ピ ッ チ も 次 第 に 下 が っ て い t さく な り, フ ォ ルマ ン ト の 縦 縞( r s ,. ることがわかる. しかし中央の [ ] を中心に下のスペクトルも上の振幅包絡線も左右大体 mi s r ro r. image を成 していると云えよう 次に F i 6の各モーラの時間を ms e c単位で示す と, 如150 g .1 . ,. 伽α170 , 粥o150 , ゎ 150 , 如 2oo , 粥α220 で, 前 半 部 は い ず れも 大 体 150msec 程 度 で あ る が, ピ ッ. チが上昇する第2モーラの 伽α の位置で振幅も最高となり,持続時間も少し長めになっ ている.末尾 に近づくにつれて発話速度は少し落ちている. 以上のように, 日本語をゆっくり発音した場合は, 長さのほぼ等しい単位がリズムを成している。 しかし Fi g .6を見ると, 特に文頭の「1匹も」 , 文末 の 「よ」 の 位 置 では こ の リ ズ ム が崩 れ て い る こ と が わか る. Fig.7 。 「す っ か り 無く な っ ち や っ た ん です よ.」. s隙棚” の語頭の母音は脱落し, 軟口蓋閉鎖が45 0ms ec持続した後, 強い破裂が生 じ気音が70 ms ] の母音フォ ルマントが見られるが, 先行の子音の気音にも [ ecも続く. その後 [ ] の F2と a a 同様の周波数の位置にフォ ルマント状のエネルギーが見られる。 ” の子音は1oms ecという短いも の であ る. 文 末の αB Sのo のs ”の母音は脱落しているが, この摩擦音のエネ ルギーは70ms e c持続 し, こ の 発 話 中 の 他 の モ、- ラ “, た”, “α .6 と同 様に 鼻 子 音 の 直 , c脳, 如 と 同 じ長 さ で あ る. Fig. d 後の [ ] が脱落し, 後続母音は [ ] に弱化し, 文末のyoの部分が長い。 ただ文頭のs“ の母音は 3 脱落しているのでピッチ曲線を描くことはできないが, 脇 のピッ チの山の形(最初わずかに上昇し てから下降している) から判断すると, 文頭のピッ チは低いものとみなすことができよう.. F i g.8 . 「工事中だから, 二人は無理 ですよ.」 「工事」 には摩擦のエネルギーが見られず, 母音 [ i ]と[ ] のフォ ルマントが連続しているの o : で, 方 の摩擦音は脱落していることになる. また [ ] はかなり短いのでここでは ] と表記した o :. 方が良いかも知れない, 「中」 においては前舌歯茎硬口蓋破擦音の直後で F2が高く, その後次第に i 下がっ て行くので, この母音フォ ルマントの始発点は[ ]に近い音であることがわかる. 加卿m の 初めの二つの”と最後のαのフォ ルマントを見ると, 明らかに音色が違っており, 前者の二つは中. lj 舌 音 の [a] と な っ て い る. 粥 の 音 節 は か な り 長く, こ こ に termina t unc ure(末尾連接) がある。. しかし物理的には 粥 と後続の「二人」の語頭音との間にポーズは無い. 両唇摩擦音の後の母音は脱 落し, 加 のαは弱化し, “ の子音はかなり長い30ms d e cの単顛動 を示しているが [ ] のような響 i きではなく強い弾音の響きを持つ. 次の wαの半母音のエネ ルギーは見られず[ ]から[ ]へとフォ a 11.

(13) . 村 光 規 i ]へ 変 動 して い る. αB Sのo ルマ ン ト が 移 行 して い る. 粥”“ の γ は 脱 落 し, フ オ ル マ ン ト は[m]か ら[. に つ い て は, Fig .7 と は 違 っ て 40msec の [d] が あ り, 後 続 の 母 音 フ ォ ル マ ン ト は [3] .6 や Fig. ]の音色を示している.sのo の最初の母音は半ば無声化しているが脱落はしていない. に弱化せず[ e F i このことは ]の成分に達した後下降 していることからわかる. この発話全体 がーたん 上昇して[ として, ピッチが上がると振幅包絡線もそれに引きずられて持ち上げられている様子が見られる. Fig.9 . 「一 人 ず つ 通 っ てく ださ い.」. ん Zわ” の最初の前舌高母音は脱落している. 語末の ” の子音には単顛動を示すフオ ルマン トの切. z] の エ s“ に お い て は 最 初 の [ れ 目 が ほ と ん ど 見 ら れ な い の で こ れも 脱 落 し た も の と 見 て よ い. z“Z. s“ の 最 初 の ” の 母 音 フ ォ ル マ ン トの 動 き が 見 ら れ ネルギーが無く, ただ直前の語の最後の Z と 2“Z. s” る の み であ る.z s“ は か な り 長く, そ の 前 の 励めγ友” と ほ ぼ同 じ長 さ を 持 つ ほ ど であ る が, こ れ は Z. i の後に末尾連接があるため で F g .8の場合と同様の現象である.次に「通って」の語尾 彰 の母音フォ ] ではなく[m] e ルマン トは「く ださい」の語頭 卿 の母音フォ ルマントの位置と同様であるから, [. 3 ]に弱化してい に変化していることに なる. 加 の閉鎖音のエネ ルギーは見られず, 母音は中舌の[ ec程の長さを持ち,初めの部分は振幅も大きい. る.文末のsの ではピッチが下がっ て行くが250ms i F, F ] までは至らず, ] であるが, この後フォ ルマントは [ を見ると, この母音部の前半は [ a , [ ] の周辺で消えている. e Fig.10 . 「両 方, い っ し ょ に は じめ た ら, 混 乱 しち や っ た.」. ] の弱い摩擦エ ネ ルギーを中 心と して左右が 「両方」 における母音フォ ルマントを見ると, 「h i ] の FI j ] と 「いっ しょ」 の語頭音 [ mi rrorima geを成している. これは第1音節の半母音 [ , F2. oo がほぼ同じ位置にあることを示している. 「いっ しょに」 の歯茎硬口蓋摩擦音のエネ ルギーがl ms ec程持続しており, この摩擦の前半部は促音ということになるが, 前半と後半の明瞭な区切りは ] にはなり切 れず中舌の 国 のまま中舌硬 o 見られない. 摩擦音の後の母音は前後の子音の 影響 で[ ] のフォ ル ] ではなく [ 3 a ロ蓋鼻子音に移行している. 「はじめたら」 の 如粥 の第1音節の母音は [ ] の F.よ り 高 い こ と マ ン ト を 示 して お り, そ の 後 20 msec の [f] を 経て [a] の フ ォ ルマ ン ト ([3 がわかる) が 230 msec持続する. そして こ こ に terminaljuncture が あ る. こ の 連接 ま でそ れ ぞ れ. の振幅のピークを見て行くとピッチ曲線の変動と一致していることがわかる. 次に後半部 「混乱し ちやっ た」においては, 「混乱」の部分が強調されており, 語頭の軟口蓋閉鎖音の破裂の激しいエネ ルギーが見られ,母音フォ ルマントが立ち上がるま で約175msec も の 気 音(Fig.lo に は 通 常 の 気 音 h ] は後続の80msec の o ] を加えて表記してある) が見られる. 母音[ のほかに摩擦のエネルギー [. ] は か な り 短く 1o msec 程 度 であ り, その 後 の 擬 音 は 70 襟音の影響 で鼻音化 している. 「乱」 の [ r ms ec 程度の鼻腔共鳴を持つ中舌高母音のフォ ルマントを示している. これはその直後の歯茎硬口 蓋摩擦音の影響 である. 魂化加鋳αの Zは無声化し, 物αの母音は 歯茎硬口蓋音の影響で最初の部分 は F. が 低く,F2 が 高 め であ る.. 12.

(14) . 日英両語に見られる結合音声現象. 1 1 1. 以上, 英語と日本語の自然な速度の発話に見られる結合音声現象をサウン ドスペクトロ グラフに よっ て観察し検討して来たが, この限られたデータの範囲でも両言語に様々の音声現象が認められ. る. 鼻子音と同一調 音点を有する後続閉鎖音の脱落, 母音の中舌音[ ]への弱化, 末尾連接前の音 e 節の引き延ばし, 鼻子音の影響による母 音の鼻音化, 前舌歯茎硬口蓋音直後の母音における高母音 フォ ルマントの出現, 二重母音における主音から副音への母音フォ ルマント変動範囲縮小の傾向等 l は両言語共に見られる, また米語のf ap云 期 も日本語単顛動音 [ ]も20ms r ec程度の場合は ほと んど同じであるが,30ms 程になると前者 ec は有声閉鎖音の音色に近づき,後者は閉鎖音の響きを持 たず強い弾音の響きに留まる。 日本語では1oms ec程度になるとごくかすかに摩擦するような音色. に近づき, 更には周囲の母音 フォ ルマントにとけ込んで消失する 但し日本語のラ行子音は この . , ほかに側音の姿をとることもあるが, この資料には現われていない . さ て 言 語リ ズ ム 全 般 に 関 し て, 英 語 では 強 い s t ress を置かれた音節は長くなり, 日本語では等し い長さ単位モーラが支配的 であるとされているが, この点についてスペクトル分 析してみると 確 , かに日本語の単語をゆっくり発音した場合にはモーラのリズムが見られる しかし基本的にこの種 . のリズムを持ちながらも, 自然な速度の発話 では種々の音声現象が生ずるので, 必ずしもこのリズ ムが守られるわけ ではない。 例えば強調された位置 では促音の持 続時間はかなり延長し 後続の破 ,. 裂音の激しい気音が見られる. また日本語では無声音の影響を受こると特に高母音は無声化し易い ので, 破裂音の後の高母音は強調されておりな がらも無声化する この母音の無声化の点 では英語 . と面白い対照を成す. しかしある音節にアクセントが置かれると, 英語 でも日本語でも母音の前の 破裂音が激しい気息音を伴う点 では同じである また英語はs t tchaccent r e s saccent , 日 本 語 は pi .. を持つとは云え, 強さと高さはある程度関連している。 勿論高くても弱いとか低くても強いという 場合はあるけれど, 以上の資料 で全般的に日英語のピッチ曲線及び振幅包絡線を見ると ピッチを , 高めると振幅もこれに引きずられて高まる様子が両言語ともに目立つ .. )王. ( 1 ) ( 2 ) ( 3 ) 4 ( ). See Ber i I Ma lmbe t i ions rg ) cat ,Pたoれ劣化s(New York:DOVer Publ .56一73 . ,1963 ,PP. i 大井上滋, Su s eF ) 97 3 1 .Cowan , 「米会話リダクションの演習」(東京:語研, 1 .69一7 , pp . 天沼寧, 水谷修, 大坪一夫, 「日本語音声学」(東京:くるしお出版, 1 ) 9 8 1 - 7 2 1 4 7 7 . , pp .. ‘ ‘ “ See Pa i ia A. Keat ing t i log i I Representa t i r c c and phono t ing ca on of stop Consonant Voi c , Phone , LQ Z S d A “ 〆.60 7 2 f云彰 乙物部‘煽す l imore: Waver l t g彰増er 膚閣吻α q c o eか qf 粥e c ) y pre諾,1984 .2(Ba , No , p .295 ,. i ( 5 ) See RaIPh K.Potter tGreen KOPP r l i e B物 (New York:Dove r Pub ‐ ca ,George A.KOPP ,Har , “鯖鰯B Sめ8 i t ) ons .88-93 . ,1966 ,pp ’ See・ th:Pengui ) n Books Ltd .D.O Connor ,F加”8危s(Harmondswor .194一195 ,1973 ,PP . SeeJohn La i dge Un i P r ve z〆物 (Cambr ) v s ,T脳 Pぬo解 放 Desc売り物ね qf ”oたB Q . res .115 . ,1980 ,p See Mi imi eko sh zu Han S B Pぬo”〆増γ(Tokyo:Kenkyusha ) ,′のαれB ,60 , ,1962 ,p. 6 ( ) ( 7 ) ( 8 ). (本学教授・函館分校). 13.

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参照

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