JAIST Repository: プロスタグランジンD合成酵素のNMR構造解析
2
0
0
全文
(2) D. プロスタグランジン 合 成酵素の 構造解析. NMR. 竹内 覚. (大久保研究室). プロスタグランジンD合成酵素( PGDS )は、プロスタグランジン H2( PGH2 )から 睡眠誘発に関与するプロスタグランジン D2( PGD2 )への異性化を触媒するが、その反 応機構の詳細はまだ明らかにされていない。 PGDS には 3 個の Cys 残基があり、これらを Ala または Ser に置換した変異体の解析 結果から、種を越えて保存されている Cys65 が反応に必須な残基であり、PGH2 の 9,11エンドペルオキシド基に作用すると推測されている。また、ラット脳型 PGDS は主に脳 脊髄液に分泌されているため、脳内活動の制御に深く関与していると考えられる。 PGDS の反応機構を原子レベルで解明するために、 NMR による立体構造の解析を行っ ている。シグナル帰属のため、二次元 NMR の NOESY 、TOCSY スペクトルの解析を行っ た。しかし、通常の 二次元1 H NMR スペクトルより得られた情報だけではシグナルの重 なり合いのため、スペクトルの解析が困難であった。三次元 NMR スペクトルでは、15 N 核と直接結合しているプロトンの関与する NOE やスピン結合の情報だけを選択的に15 N 化学シフト軸上で展開されて得ることができる。つまり、1 H-1 H TOCSY や NOESY スペ クトルより得られるのと同じ情報が得られるが、スペクトルの周波数軸として新たに15 N の化学シフト軸が加わっている。これにより、15 N と NH のシグナルのばらつき具合が違 うため、連鎖帰属で重要な NH シグナルの重なり合いを大幅に改善できた。 スペクトルの解析の結果、一次元 1 H NMR スペクトル より PGDS は
(3) シートを多く 含むことが、さらに NOESY スペクトルの主鎖プロトン間の NOE 情報からは、Ala129Phe130 の領域が逆平行
(4) シートを形成していることが明かとなった。. 図 1:. keywords Copyright. c. 15 N-1 H HMQC スペクトル. プロスタグランジン D 合成酵素、NMR、立体構造、NOE 1999 by Satoru Takeuchi.
(5)
関連したドキュメント
そこで本解説では,X線CT画像から患者別に骨の有限 要素モデルを作成することが可能な,画像処理と力学解析 の統合ソフトウェアである
Trichoderma reesei cellobiohydrolase I (TrCel7A) molecules were observed to slide unidirectionally along the crystalline cellulose surface, and the catalytic domain without
ときには幾分活性の低下を逞延させ得る点から 酵素活性の落下と菌体成分の細胞外への流出と
【背景・目的】 プロスタノイドは、生体内の種々の臓器や組織おいて多彩な作用を示す。中でも、PGE2
水素爆発による原子炉建屋等の損傷を防止するための設備 2.1 概要 2.2 水素濃度制御設備(静的触媒式水素再結合器)について 2.2.1
FSIS が実施する HACCP の検証には、基本的検証と HACCP 運用に関する検証から構 成されている。基本的検証では、危害分析などの
自発的な文の生成の場合には、何らかの方法で numeration formation が 行われて、Lexicon の中の語彙から numeration
それに対して現行民法では︑要素の錯誤が発生した場合には錯誤による無効を承認している︒ここでいう要素の錯