グラクソ・スミスクライン株式会社 MLXT0001-P1605N
改訂年月2016年5月
を服用される方へ
緊急連絡先(医療機関名・担当医師名)
グラクソ・スミスクライン株式会社
表 マラリアの種類と特徴
熱帯熱マラリア 深 刻
不 明 多少問題
殆ど問題 なし 7∼21日、
あるいは それ以上
毎日、 ときに 1日複数回
脳症、肺水腫/ARDS、 急性腎不全、 DIC様出血傾向、 重症貧血、 代謝性アシドーシス、 低血糖、肝障害
サハラ以南アフリカ、 南アジア、 インドシナ半島、 インドネシア、 フィリピン、中国南部、 メラネシア、 南米アマゾン川流域 特になし
慢性化すると ネフローゼ症候群 特になし 初め毎日、
その後 1日おき
北アフリカ、中東、 アジア全域、 メラネシア、中南米 サハラ以南アフリカ
世界各地に巣状に分布 初め毎日、
その後 1日おき 初め毎日、 その後 2日おき 12∼17日、
あるいは それ以上 16∼18日、 あるいは それ以上 18∼40日、 あるいは それ以上 三日熱マラリア
卵形マラリア
四日熱マラリア
種 類 潜伏期※ 発熱パターン 合併症 地理的分布 薬剤耐性
※予防内服をしていて発症する場合には、2∼3ヶ月と長いことがある。
マラリアは、マラリア原虫に感染した蚊(ハマダラカ)に刺されることでかかる 病気です。
マラリアは、病原体であるマラリア原虫の種類により4種類に分けられます(表)。 このうち、熱帯熱マラリアは重症化しやすく、できるだけ早く適切な治療をしな いと、命にかかわることもあります。
マラリアとはどんな病気? 感染を予防するには?
■マラリアの種類と特徴
〈日常の注意点〉
① ハマダラカは日暮れから夜明けにかけて活発に活動します。夕方から夜間に かけての外出はできるだけ避けましょう。
② やむを得ず外出する場合は、ゆったりとした長袖や長ズボンを着用し、できる だけ肌の露出を少なくします。なるべく明るい色の衣服を選択しましょう。
③ 宿泊施設では、できるだけ建物の3階以上のエアコン付きの部屋を選ぶと よいでしょう。エアコンが付いていない場合、窓に網戸が入った部屋を選択 しましょう。
〈防虫対策グッズ〉
① 防虫スプレー
顔や傷口は避けて、肌の露出部分や衣服にスプレーします。特に、汗を多くかいたときは頻繁に使い ましょう。また、室内に入ったら、洗い流しましょう。
② 蚊とり線香や電気式蚊とり器
日本製の蚊とり線香は殺虫効果が高いといわれています。
③ 蚊帳
蚊帳は、孔やほつれがないか確認してから使います(孔があいていれば、裏表の両面からガムテープ で塞ぎます)。蚊帳の裾がまくれ上がらないように工夫します。
■蚊に刺されないための対策
防蚊対策の効果は高いですが、マラリアを100%予防できるわけではありません。
・ 熱帯熱マラリアの高度流行地域※に1週間以上滞在する人
・ マラリア発症後に適切な医療対応が期待できない地域に滞在する人
マラリア予 防 薬を服 用 することが大 切です 。熱 帯 熱マラリアの高 度 流 行 地 以 外 へ 渡 航 する 場合でも、マラリア予防薬の服用を考慮することもあります。
なお、マラリア予防薬を服用しても、防蚊対策などは必要です。
■予防薬が必要な場合
マラリアの発生地域は世界の熱帯・亜熱帯地域に広がっています。特に、サハラ 砂漠以南のアフリカやパプアニューギニアは最もかかりやすい地域(高度流行 地域)です。ただし、マラリア流行地でも地域により流行の度合いが異なります。 また、季節や天候などによって流行する地域が変わるので、出発前に最新の情報 を確認することが大切です。
■発生地域(発生リスクのある地域)
[参考文献]マラリア予防専門家会議:日本の旅行者のためのマラリア予防ガイドライン:2005年
[参考文献]マラリア予防専門家会議:日本の旅行者のためのマラリア予防ガイドライン:2005年
国立国際医療研究センター病院 国際感染症センター トラベルクリニック :マラリア Pocket Guide
※サハラ砂漠以南のアフリカ、パプアニューギニア、ソロモン諸島、南米アマゾン川流域など
厚生労働省検疫所FORTH
http://www.forth.go.jp/useful/malaria.html
日本の旅行者のためのマラリア予防ガイドライン:2005年
マラリアにかかると、悪寒や震えを伴った発熱がみられ、その後39℃以上の高熱 が続きます。この時に頭痛や吐き気などが、また重症な場合は意識障害が みられることもあります。マラリアの種類によって毎日あるいは1∼2日おきに 発熱を繰り返します。
マラリアにかかっても7∼40日間は症状が出ないことがあります(潜伏期)。その ため旅行が1週間以内であれば、現地で発症しない場合もあります。
感染したときの症状は? マラリアが疑われる場合の対応は?
■マラリアの症状と経過
[参考文献]マラリア予防専門家会議:日本の旅行者のためのマラリア予防ガイドライン:2005年
国立国際医療研究センター病院 国際感染症センター トラベルクリニック :マラリア Pocket Guide
※マラロン®配合錠およびマラロン®小児用配合錠
高熱(39℃以上)
悪 寒
頭 痛
筋肉痛
吐き気 下 痢
マラリアを疑う症状
黄疸、尿が出なくなる、意識障害、呼吸困難
・帰国後に症状が出た場合
帰国後に症状が出た場合に受診する医療機関等について、マラロン®※を処方 した主治医とよく相談しておいてください。なお、日本国内の医療機関を受診 する場合、渡航先(国名だけでなく都市名もできるだけ正確に)、マラリア流行 地の滞在期間、症状が出始めた日、渡航中の行動などを医師に伝えると、診断 に役立ちます。
・治療後しばらくしてからマラリアを疑わせる症状が出たら
マラリアの種類によっては、治療後しばらくしてから再発することがあります。 治療後の対応については主治医の指示に従って、治療後かなりの日数が経過 してからでもマラリアを疑わせる症状があった場合は、できるだけ早く医療機関 を受診してください。その際、渡航歴やマラリア治療を受けたことなどを伝え ると、診断に役立ちます。
・渡航先で医療機関を受診する場合
マラリア流行地に入ってから数日後に高熱が出た場合は、できるだけ早く医療機 関を受診してください。受診の際、マラリア流行地域に入った時期、どのような 症状か、マラロン®※の服用状況(飲み忘れがあるかどうか)、その他に服用して いる薬剤などを説明しましょう。
症状だけではマラリアかどうかは分かり ません。また、特に熱 帯 熱マラリアの 場合、早期の治療が必要です。そのため、 流 行 地から帰 国 後 3 9 ℃以 上 の 発 熱 があれば、早めに受診しましょう。
39℃
一般財団法人海外邦人医療基金
http://www.jomf.or.jp/jyouhou/hospital/medical_institution/ 外務省 在外公館医務官情報
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/index.html
マラロン
®※服用前の注意点 マラロン
®※の服用方法と服用中の副作用は?
マラロン
®※は必ず医師または薬剤師の指示に従って処方を受
けてください。 その際、以下のことを必ず伝えるようにしてく
ださい。
服用を始める前に医師に伝えること
●渡航先
(国名だけでなく、できれば都市名などもできるだけ正確に)●渡航先での行動
(都市部以外にも出かけるか、夜間外出するか、どのような施設に宿泊するか、など)
●渡航期間
●体重
(小児の場合)●これまで薬や食べ物などで発疹が出たことがある人
●現在、腎臓、肝臓や心臓の病気がある人
●現在、妊娠中または妊娠の可能性がある人
●現在、授乳中の人
●薬局で購入した薬も含めて、 他の薬を現在服用中の人
通常、1日1回、医師、薬剤師より指示された服用量を、マラリア流行地域到着 24∼48時間前より服用を開始し、流行地域滞在中及び流行地域を離れた後 7日間、毎日食後に服用してください。
■マラロン
®※の服用方法(予防目的)
主な副作用として、腹痛、吐き気、嘔吐、頭痛などが報告されています。 このような症状に気づいたら、医師または薬剤師に相談してください。 まれに下 記のような症 状があらわれ 、[ ] 内に示した副 作 用の初 期 症 状で ある可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
・発熱、紅斑、口腔粘膜などの痛みを伴った粘膜疹 [皮膚粘膜眼症候群、多型紅斑]
・食欲不振、全身倦怠感、嘔吐、上腹部痛、黄疸、褐色尿 [重度の肝機能障害、 肝炎、胆汁うっ滞]
・呼吸困難、蕁麻疹、紅潮、目や口唇周囲の腫れ、冷汗、意識障害 [アナフィラ キシー]
・全身倦怠感、頭痛、のどの痛み [汎血球減少症などの血液障害]
■服用中に出現する可能性がある副作用
渡航期間
24∼48時間前 7日間
予防のための投与期間
また、次の項目に該当する人は、その事項も医師に伝えてください。
※マラロン®配合錠およびマラロン®小児用配合錠 ※マラロン®配合錠およびマラロン®小児用配合錠
上記以外でも気になる症状が出た場合は、 医師または薬剤師に相談してください。
マラロン
®※服用中に注意することは?
マラロン
®※を服用後1時間以内に嘔吐した場合には、もう1回分飲ん
でください。
! 服用後に嘔吐してしまった場合
渡航先でマラロン
®※の副作用と思われる症状(頭痛など)が出た場合は、
帰国後、処方された医療機関を受診または報告してください。重い
症状が出た場合は、できるだけ早く現地の医療機関を受診してください。
! 渡航先で副作用が出た場合
マラロン
®※の服用を続けられない場合には、別の予防薬に変えるな
ど、医師に相談してください。途中で服用を止めると、マラリアにかかる
可能性が高くなるばかりではなく、正確な診断の遅れにつながること
もあります。
! 服用を続けられない場合
マラリア予防の薬を指示どおりに服用していても、マラリアにかかる
可能性を完全になくすことはできません。マラリア流行地域に滞在
中、あるいは流行地域を離れた後に、原因不明の発熱があった場合
は、マラリアを疑い、すぐに医療機関を受診してください。
! マラリア流行地域に滞在中、あるいは離れた
後に原因不明の発熱があった場合
飲み忘れに気づいたら、できるだけ早く1回分を飲んでください。次に
飲む時刻が近い場合は1回分をとばして、次回から毎日飲むように
してください。飲み忘れたからといって、次に飲む時に錠剤の数を
増やさないでください。
! 飲み忘れてしまった場合
マラロン
®※を処方される際、ほかの薬を服用中であれば、そのことを
医師に伝えてください。また、現在は服用中でなくても、マラロン
®※を
服用中に、ほかの薬を服用する予定があれば、事前に医師に相談して
ください。
! 市販薬を含め、他の薬を服用する場合
医師に、マラリア予防のためマラロン
®※を服用していることを伝え
てください。
! ほかの病気などで医療機関を受診する場合
その他にも、服用中に気になる症状や、何か変だなと感じた場合には、 すぐに医師または薬剤師に相談してください。
※マラロン®配合錠およびマラロン®小児用配合錠
マラロン 服薬日記
®※服薬の記録
マラロン
®※の服用状況を服薬日記に記録しましょう。
渡航先やマラリア流行地域滞在期間など渡航計画や処方を
受けた医療機関名などを記入してください。服薬日記の日付欄
に日付を記入し、マラロン
®※を飲んだら、服薬状況の欄に を入れ
てください。万一、発熱や気になる症状が出たら、メモ欄に書き
留めておいてください。
渡航先:
マラリア流行地域滞在期間:
マラロン®※の服薬開始日(マラリア流行地に入る24∼48時間前): マラロン®※の服薬終了予定日(マラリア流行地を出てから7日間): 処方を受けた医療機関名・主治医:
現地にて受診した医療機関名:
日 付 服用状況 メ モ 日 付 服用状況 メ モ 日 付 服用状況 メ モ
記入例
日 付 服用状況 メ モ 7 1
7 7 7 7 7 7 7 7
2 3 4 5 6 7 8 9
服薬開始 現地入り
7 7 7 7 7 7 7 7 7 7
8 9 10 11 12 13 14 15 16 17
現地出発
服薬最終日
飲んだら を入れる 発熱、副作用など気になる症状が見られたとき書き留めてください 渡航先:
マラリア流行地域滞在期間:
マラロン®※の服薬開始日(マラリア流行地に入る24∼48時間前): マラロン®※の服薬終了予定日(マラリア流行地を出てから7日間): 処方を受けた医療機関名・主治医:
現地にて受診した医療機関名: