幼児における身体姿勢形成の試み-立位姿勢の実態について-
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(2) く、男児より女児の方が大きい傾向がみられた。. 「正中傾群」は、男児4名女児3名の7名、「中. 計測した60名の正中線一右足内躁位置の平均. 側傾群」は男児23名女児31名の54名で、「大. 値は、55.9%(SD:16.1)、正中線一左足内躁位置. 側傾群では、男児2名女児9名の11名で女児の. 44.1%(SD116.1)、最大値は右足内躁位置97.4%、. 方が多い傾向がみられた。. 最小値は19.2%、左右差は13.1%(SD:11.02)で. あった。正中線一右中足骨頭位置の全体の平均 値は52.3%(SD:15.03)、正中線一左中足骨頭位. 正面画像による正中線からの左右差3群の比 較からは、足底分圧では3群の平均値の差は前. 置は47.7%(SD:15.04)で左右差は!1.3%. 後左右とも1%以内の僅差であったが、重心位 置と基底面の平均値で「大側傾群」が大きく、. (SD:10.13)、最大値は右足中足頭位置95.2%、. 「中側傾群」が小さい傾向がみられたこと、r大. 最小値は18.5%であった。. 側傾群」の年齢・身長・体重の平均値が高いこ. 3)基底面位置1による3群の比較. とは、側面画像による前傾群と同様の傾向であ. 幼児の立位姿勢について求められた結果を基に、. った。運動能力では、r正中傾群」の開眼片足立. 幼児の姿勢形成に影響を及ぼすと考えられる要. ち、立幅跳びが優れており、開眼片足立ちでは、. 因について、側面画像を用いた基底面位置の平. 均値±1SDの範囲にある群を「中傾群」とし、. 他の2群と平均値で差が大きくみられたことか ら、正中線が身体の中心を示す姿勢の獲得と平. それよりも前方にある群をr前傾群」後方にあ. 衡性とに関連をもつことが、示唆された。. る群を「後傾群」の3群に分け、男女数、年齢、. 画像による基底面位置と正中線からの左右差. 体格、運動能力、荷重バランス、重心位置につ. を併せてみてみると、基底面位置の大きく左右. いて比較検討を行った。各群の男女数では、「前. 差も大きい群に年齢、身長、体重が高い傾向が. 傾群」男児2名女児14名で女児の方が多かった。. みられた。また、「前傾群」あるいは「後傾群」. 「中傾群」は男児23名女児22名で、全体の男. と、r大側傾群」の2群に属する幼児では、平均. 女比率2:3を考慮にいれると男児が多い傾向 がみられた。「後傾群」は、男児4名女児7名で. 年齢が高く体格も優れているにもかかわらず、. あった。. 筋力や調整力が伴っていないことも考えられる。. 足底基底面位置3群の比較からは、足底分圧 で、r前傾群」の前後差・左右差が最も小さくみ. 運動能力が劣っていることについては、発育に とくに立幅跳びで低い値を示していたことは、. 瞬発力や筋力の弱さと姿勢形成の関連について. られ、「後傾群」の前後差が大きく、重心位置で. 調べることも必要と思われる。. も「前傾群」の前後差・左右差が小さくみられ. 以上のことから、幼児期の立位姿勢おける重. たことからは、「前傾群」が安定した立位姿勢を. 心位置、足底分圧の実態は、重心位置が後方に. とろうしていることを窺うことができる。年齢、. あり、足底分圧も後荷重である姿勢が、幼児の. 身長、体重についてはr前傾群」に高い傾向が. 「まっすぐに立つ」感覚の基に形成された姿勢. みられ、運動能力についても、開眼片足立ち、. として一番安定した姿勢を示し、成長に従って. 反復横跳びで、r中傾群」r後傾群」より平均値. 踵からの基底位置と重心位置が中央に近づき、. で優れていた。. 成長に応じた安定した姿勢を獲得していくこと. 4)正中線一中足骨頭位置1の左右差による3 群の比較. が推測された。側面画像、正面画像による計測 からは、前傾姿勢や後傾姿勢、側傾姿勢も多く. 正面画像を用いた正中線から中足骨頭位置左. みられ多様であったが、個人差としては、身体. 右差の平均値±!SDの範囲にある群を「中側傾. の大きさと姿勢とに関係をもつ傾向が窺えた。. 群」とし、それよりも小さい群をr正中傾群」. それよりも大きい群を「大側傾群」の3群に分 け、足底分圧、重心位置、年齢、体格、運動能 力について比較検討を行った。各群の男女数は、. 一469一. 主任指導教員 荒木 勉. 指導教員 荒木勉.
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