超 音 波 に よ る ロ ボ ッ トの3次 元 位 置 ・姿 勢 計 測 (第1報)*
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(2) 精 密 工 学 会 誌58/5/1992. 860. 超 音 波 を 用 い た 計 測 シ ス テ ム は ロ ボ ッ トの 性 能 評 価 に 十 分 有 効 で あ る と考 え る。 2.2. 距離 を用 いた 三 角測量 と角度 を用 いた三 角 測 量 と の比 較. 角 度 を 用 い た 三 角 測 量 の 例 と して,レ ら の ビー ム を 基 準 点 に 設 置 した2軸 ミ ラー で 反 射 させ,コ. ー ザ ヘ ッ ドか. 回 りに回 転 可能 な. ー ナ キュ ー ブ 等 の 夕 ー ゲ ッ トに. 照 射 す る シ ス テ ム に つ い て 考 え る.こ. の 場 合,タ. ーゲ. ッ トの 移 動 に 伴 う ビー ム の 位 置 ず れ を 光 位 置 検 出 器 で 検 出 し,そ れ を な くす る よ うに ミラ ・ 一の 回 転 角 度 を 常 に 制 御 し,こ. の 回 転 角 度 か ら タ ー ゲ ッ トの 存 在 す る 方. 位 角 を 知 り位 置 を 計 算 す る 方 式 が と ら れ る.こ テ ム で は,例 Fig.1. Principle system. を 用 い る た め 簡 便,安. of using. 3-D measurement ultrasonic pulse. 価 に 構 成 で き,距. え ば 基 準 点 か ら1m離. の シス. れ た 夕 ー ゲ ッ トを. ±0.2mmの 精 度 で 計 測 す る た め にtan‑1(±0.2/1000)= ±0.01°. 離 を用 いた三. の 高 い 角 度 測 定 精 度 が 要 求 さ れ る.さ. らに検. 出 器 が こ の 角 度 精 度 を 持 っ て い る と して も7),タ. ーゲ. 角 測 量 を 行 う た め 測 定 精 度 も ロ ボ ッ トの 計 測 に 必 要 な. ッ トを 正 確 に こ の 角 度 精 度 で リア ル タ イ ム に 追 尾 す る. 水 準 が 得 ら れ る.本. に は 極 め て 高 度 な 制 御 技 術 が 必 要 で あ り,シ. 論 文 で は超 音波 パル スを用 い るこ. と の意 義 と計 測 原 理 に つ い て 述 べ る 。 ま た超 音 波 距 離 計 お よ び 計 測 シ ス テ ム を 試 作 し,3次. ステ ムの. 開 発 費 等 も膨 大 な もの に な る8). こ れ に 対 して 本 シ ス テ ム の3次. 元空 間内 で 回転. 元座 標 の計 測精 度 は. す る ア ー ム の 位 置 ・姿 勢 を 測 定 す る こ と に よ り シ ス テ. 距 離 計 測 精 度 に よ り決 定 さ れ る の で,測. ム の 計 測 精 度 を 検 証 した の で,そ. に か か わ らず 高 い 精 度 が 得 や す い と い う特 長 を 持 つ.. れ に つ い て 述 べ る.. な お 超 音 波 発 信 器 ・受 波 器 の 詳 細,高 る た め の3個. 2。3. い計 測 精 度 を 得. の 受 波 器 の 最 適 配 置 法,シ. ステム の広 い. 伝 播 時 間 を 測 定 す る方 法 と位 相 差 を 測 定 す る 方法 との比 較. 3次 元 空 間 内 で の 動 的 な 位 置 ・姿 勢 測 定 な ど の 高 度 な. 超 音 波 を 用 い て 距 離 を 測 定 す る方 法 に,数. を 求 め る 方 法 が あ る9).こ 超 音波 パル スを用 い る方式 の利点. 現 在 の 産 業 用 ロ ボ ッ トの 位 置 繰 返 し精 度 は6自 度 で あ るが,絶. 由度. 波 パ ル ス の 伝 播 時 間 を 測 定 し て 距 離 を 求 め る 方 法 は, 3章 で 述 べ る よ うに 信 号 処 理 が 容 易 な た め 測 定 時 間 が. 対位. 短 く,反 射 波 の 影 響 も受 け に く い と い う特 長 を 持 っ.. 置 決 め 精 度 に つ い て は通 常 力 タ ロ グ に 表 示 さ れ て お ら ず6),比. 較 的 高 精 度 なDDロ. ボ ッ トや ス カ ラ型 ロ ボ ッ. ト以 外 の ロ ボ ッ トで は か な り悪 い と 言 わ れ て い る.こ の 原 因 と して,リ. ン ク長,各. の座 標 の 測 定 に時 間 が か か る. と い う 問 題 点 が あ る。 これ に 対 し て 本 シ ス テ ム の 超 音. ロ ボ ッ トの位 置 決 め 精 度 と の 関 連 性. 垂 直 多 関 節 型 の も の で ±0.3mm程. の方 法 は振 幅変 調 した数種. 類 の 音 波 を 送 る 必 要 が あ り,ま た 不 要 な 反 射 波 を 除 去 す る 必 要 が あ る の で1回. 2.1. 十波 長 の. 超 音 波 を 断 続 的 に送 信 し受 信 波 形 と の 位 相 差 よ り距 離. 評 価 等 につ い て は続報 に おい て述 べ る予定 で あ る。. 2。. 定 空 間 の大小. 3.. 超. 音. 波. 距. 離. 計. 軸 の芯 ず れ等 の機 構 の寸. 法 誤 差 や 減 速 器 の バ ッ ク ラ ッ シ等 が 挙 げ ら れ る。 従 っ. 3。1. て2m四 方 程 度 の3次. ロ ボ ッ トは 様 々 な 位 置 ・姿 勢 を と る の で,超. 元 空 間 内 の 座 標 を ±0.3mm程. 度の. 発 信 器 お よび受波 器 音 波発. 測 定 精 度 で 簡 便 ・安 価 に 計 測 す る シ ス テ ム が あ れ ば,. 信 器 は 測 定 精 度 お よ び 指 向 性 の 観 点 か ら無 指 向 性 点 音. 絶 対 位 置 決 め 精 度,姿. 源 で あ る こ と が 望 ま し い.そ. 経 路 精 度,速. 勢 精 度,経. 路 繰 返 し精 度,絶. 対. 度 精 度 等 の ロ ボ ッ トの 運 動 性 能 の 評 価 に. 有 効 で あ る1)。. 響 を受 け や す い 音 速 を 利 用 す る た め,密. 指 向 性 点 音 源 近 似 で き る電 気 火 花 を 用. い る4)10).本. シ ス テ ム に お け る発 信 器 の 構 造 を 図2. に,放. 超 音波 距離 計 は温 度 や 空気 の局所 的 な揺 らぎ等 の影. こで本 研 究 では超 音 波発. 信 器 と して,無. 電 電 気 回 路 の ブ ロ ッ ク線 図 を 図3に. 示 す.電. 極. 間 に衝 撃 的 な 高 電 圧 を 印 加 す る こ と に よ り電 気 火 花 を.. 閉 し な い通 常. の 室 内 で 測 定 を 行 う場 合 や や 距 離 測 定 精 度 が 悪 くな る. 生 じ させ る と,そ. と い う問 題 点 は あ る が,精. 受 波 器 は 図4に. 度 的 に は許 容範 囲 内 であ り 116. れ に 伴 い超 音 波 パ ル ス が 発 生 す る。. 示 す 共 振 周 波 数85kHzの. コ ンデ ンサ 型.
(3) 青 柳 ・岡部 ・佐 々木 ・高 野:超. Fig. 2. Fig. 3. Structure. Electric. of. 音 波 に よ る ロボ ッ トの3次. 元 位 置 ・姿 勢 計 測(第1報). transmitter. circuit. のものを用 い た11).図5に. of. Fig.. transmitter. Fig.. 電 気 火 花 に よ り生 じ た超. 音波パル スの 受 信 波 形 を 示 す.波. 5. 4. Structure. Received pulse spark discharge. 範 囲 で0.1mm以 下,2mの. 形 は超 音波 パ ルスが. of. 861. receiver. waveform. by. electric. 測 定 範 囲 で0.2mm以. 測 定 誤 差 の 要 因 は,測. 下 で あ っ た,. 定 を 行 う場 所 と音 速 補 正 用 の. 到達 した瞬 間 を と ら え る の に 十分 な 鋭 い 立 ち 上 が りを. 距 離 計 の 設 置 場 所 が 実 験 の 都 合 上1mほ ど離 れ て お り,. 持ち,そ の 音 圧 は ロ ボ ッ トへ の 応 用 に 必 要 な2m程 度 の. 恒 温化 や空 気 の安 定化 が な ん ら考慮 され てい な い工場. 距離測定 に 十 分 で あ る.10万. 回放 電 した後 の電 極表 面. 内 で 測 定 した た め 気 温 ・湿 度,空. 気 の流れ 等 が双 方 の. を顕微鏡 で観 察 した と こ ろ微 小 な ク レー タ状 の 損 耗 が. 場 所 に お い て 異 な っ て し ま い,正. 確 な音速 の補 正が行. 見 られ た もの の,電. わ れ な か った た め と考 え る.測 定 誤 差 の ば ら つ き は 測. 極 の 消 耗 に 伴 う受 信 波 形 の 変 化 は. 微小で あ り測 定 精 度 に 影 響 を 及 ぼ さ な い程 度 で あ った. 3. 2. 定 空 間 に お け る空 気 の 揺 ら ぎ に起 因 す る.比 較 の た め. 距 離測定 方 法. 音速 補 正用 の 距離 計 を含 め た本距 離 計 を密 閉 され た風. 本距離計 は超 音 波 パ ル ス の到 達 し た 時 点 と し て 図5. 洞 装 置 内 に 設 置 し,近 似 的 な 無 風 状 態 で 約2mの 距 離 を. に示す よ うに閾 値 か ら 先 の ゼ ロ ク ロ ス 点 を 用 い る こ と. 約4時 間 に わ た っ て1000回. により,測 定 距 離 の 変 化 等 に 伴 う振 幅 の 変 化 の 影 響 を. 変 化 に よ る 音 速 の ド リ フ トに もか か わ らず 測 定 誤 差 の. 受けに く く して い るlD.本. 標 準 偏 差 は0.07mm,測. 距 離計 は超音 波 パ ル スの. 到達時間 に音 速 を 乗 じて 距 離 を 求 め る た め,既 定距離(約1350mm)を. 揺 ら ぎ に 起 因 す る こ と が わ か る.従 定 位 置 の 近 傍 で 行 い,測. 本距離 計 の計 測 精 度 を1μmの 位 置 決 め 精 度 を 持 っN 信 器 をNC. 工作機械 の ベ ッ ドに 固 定 し,ベ. 方 向 上 の50. ッ ドを1軸. 信器 で あ る電気 火. 花 の 放 電 位 置 の ば らつ き等 で は な く 測 定 空 間 の 空 気 の. 距離 計測 精度 の検証. mmごと800mmま. 定 誤 差 の 最 大 値 と最 小 値 の 差 は. こ れ よ り測 定 誤 差 の ば ら つ き は,発. 超 音 波 パ ル スが 伝 播 す る 時 間 を. C工作機 械 を校 正 基 準 と して 検 証 し た.発. の結 果 気温 の. 0.34mmと 密 閉 し な い 場 合 に 比 べ て 高 い 精 度 が 得 ら れ た.. 知 の一. リアルタ イ ム で モ ニ タ し て 正 確 な 音 速 を 求 め て い る. 3. 3. 計 測 した.そ. って音速 補 正 を測. 定 空 間 の空 気 の安定 化 を配 慮. す れ ば 本 距 離 計 の精 度 は さ ら に 向 上 す る と思 わ れ る.. で の 各 点 で1μmの 精 度 で 位 置 決 め し,. 4.. 3 次 元 位 置 ・姿 勢 計 測 原 理. 各点 にお け る発 信 器 と受 波 器 の 間 の 距 離 を 本 距 離 計 に より1000回ず つ 計 測 した.図6(a)に 器を最初 の 発 信 器 の 位 置 か ら約200mm離 場合と約1200mm離. こ こで は 本 研 究 で 提 唱 す る3個. 示 す よ う に受 波. の 発 信 器 と3個. 波 器 を 用 い た 位 置 ・姿 勢 の 計 測 原 理 に つ い て 述 べ る.. し て 設 置 した. 4.. して 設 置 した 場 合 に つ い て 測 定 を 行. った,最 初 の 測 定 点 を 原 点 と し,各 点 で の 測 定 距 離 か. 1. 図7に. 3次 元 位 置 計 算 示 す よ う に3個. の受 波 器 を 配 置 し1番. ら原点 での 測 定 距 離 を 差 し引 い た も の を 相 対 座 標 と し. 信 器T1(X1,Y,Z1)と. 受 波 器.Ri(xi,yi,zi)の. て求めた結 果 を 図6(b),(c)に. 測 定 さ れ た 距 離 をLiと. す る(i=1〜3).こ. 示 す.本. 距 離 計 の測. 定誤差 の平 均 値 は1mの 測 定 範 囲 で ±0.1mm以 内,2mの 測定範囲で ±0.3mm以 内 で あ り,標 準 偏 差 は1mの. の受. 測定 117. 目 の発 間の の とき.
(4) 862. 精 密 工 学 会 誌58/5/1992. (a). (b). Results of CASE A Flg.6. (c). Experimental. Experimental condition. Results of CASE B. results. of. accuracy. of. ranging. system. の よ う に 求 め る こ とが で き る.以 上 の よ う に ロ ボ ッ ト の 位 置 ・姿 勢 は3個. の 発 信 器 と3個. の受波 器 を用 い る. こ と に よ り 一 意 に求 め る こ と が で き る. 計 測 した 位 置 ・姿 勢 を ロ ボ ッ ト座 標 系(図7のXπ yRZR)で. の 値 に変 換 す る 場 合,ロ. ボ ッ ト座 標 系 と測. 定 座 標 系 と の 相 対 位 置 関 係 を校 正 す る 必 要 が 生 ず るが, こ の 手 法 と し て ロ ボ ッ トに 数 点 へ の 位 置 決 め を 行 わ ぜ そ の 各 点 で の 計 測 座 標 値 と各 関 節 の エ ン コ ー ダ の 読 み を 利 用 す る方 法 が 種 々 提 案 され て い る12)13).. 5. Fig.7. Principle. of. 3-D. 計測 システ ムの構 成. measurement. こ こ で は本 研 究 で 構 築 した 計 測 シ ス テ ム の 概 要 と そ を 解 く こ と に よ りT1の3次 T2(X2,Y,Z2),%(X3,Y,Z3)も と が で き る.こ. 元 位 置 が 求 ま る.残. りの. の 特 長 に つ い て 述 べ る.. 同 様 に して 求 め る こ. こ で 計 測 に先 立 ち3個. の発 信器 の構成. す る三 角 形 の 重 心 と ハ ン ドの 先 端Gが. 一 致す るよ う. に 位 置 決 め さ れ て い る と す る とGの. 座 標 は 処,. Tb. 4.2. 3次 元 姿 勢 計 算 示 す よ う に,基. り,こ. 計 測 システ ムの概要 本 研 究 で 用 い た 計 測 シ ス テ ム の 概 要 を 示 す.. 5.2. 受波 器の 回転可 能化. 受 波 器 の指 向 性 が 半 減 角6°. T3の 測 定 さ れ た 座 標 よ り計 算 し求 め る こ とが で き る.. 図7に. 5.1 図8に. 示 す よ う に受 波 器 を 水 平,鉛. と鋭 い た め3章. 発 信 器 に 対 し正 面 を 向 く よ う に し た.こ 準 ベ ク トルe1,e2,e3を. れ で ロ ボ ッ トの姿 勢 を 表 す と す る.ま. と ず. 通 な受波 器 に指 向性 が あ るた め測定 可能 な空間 が 制限 さ れ る と い う 問 題 が 解 消 さ れ,そ. る 平 面 上 でP1と. びGで. 構 成 され. 直 交 す る ベ ク トル で あ る.こ. れ に よ り従 来. の 固 定 され た 超 音 波 受 波 器 を 用 い る シ ス テ ム の9)に 共. れ ら に比 べ て 高 い 精. 度 で 計 測 で き る 空 間 が 拡 大 され た.さ を 計 算 す る.qはT1,T2,T3及. 図4に. 直 方 向 に 回 転 可 能 に して. らに指向 のかな. り鋭 い 受 波 器 を 発 信 器 に 対 して 正 面 を 向 か せ る こ とに. れ らを. よ り,発 信 器 以 外 か ら飛 来 す る超 音 波 領 域 周 波 数 の ノ. 用 い て 基 準 ベ ク トル は,. イ ズ の 防 止 が 可 能 と な っ た. 118.
(5) 青 柳 ・岡 部 ・佐 々木 ・高 野:超. 音 波 に よる ロ ボ ッ トの3次. Fig.9. Fig.8. Outline. of. 3-D. measuring. 元 位 置 ・姿 勢 計 測(第1報). Mutual. calibration. 863. of. receiver. positions. た受 波器 を任 意 の位 置 に配置 で き るた め測定 対 象 の変. system. 化 に対 して 大 き な 柔 軟 性 が あ る と い う特 長 を 持 っ. 5.3. 3個 の 発 信 器 の 配 置 半 径. 図7に 示 す 発 信 器 を配 置 す る 半 径rに. つ いて 考察 す. 6.. 位 置 ・姿 勢 計 測 精 度 の 検 証 実 験. る,本 システ ムで は 計 測 の リア ル タ イ ム 性 を 考 え 受 波 器を3個 の発 信 器 の 正 面 に逐 一 向 か せ ず,Gの 向かせた ま ま で3個. 正面 を. の 発 信 器 の 位 置 を 計 測 す る.こ. 図10(a)に. 示 す よ うな空 間回 転 ア ー ムの円 軌道 上. の 数 点 に お け る ア ー ム 先 端 位 置(精. の. ため受波器 が 正 確 に 発 信 器 ま で の 距 離 を 計 測 で き る許. ー ム姿 勢(精. 容振れ角 を α,受 波 器 か らGま で の 距 離 をLと. 測 定 す る こ と で 本 シ ス テ ム の3次. rはr<Ltanα. すると. を満 た す 必 要 が あ る.一 方rが. いほど姿勢 測 定 誤 差 は 小 さ くな る.例 の位置測定 誤 差 が6dで. あ る場合. の角度誤 差 を 伴 ってe1は. 大 き. 度 を 検 証 した.ア. と して 図 中 丁1 δθ=tan‑1(δd/r). 的 で あ る.計. の. 受波器 の大 き さ の 測 定 精 度 へ の 影 響 は500mmの. ア ー ム座 標 系 へ の2次 下3番. と仮定 した 場 合 の 条 件r<26・Ommよ. 座 標 に変 換 し た.姿. りr=25.0mm 仮 定 す る と姿 勢 計 測. XY成. 誤差 は δ θ=0.23° で 見 積 ら れ る. 期座標 系の 校 正. 計測 に先立 ち,3個 ことが必要 で あ る.本. のGの. 測 定xy座. 座標を. 標 とアー ム座 標. を 合 致 させ る こ と に よ り,測 定 シ ス テ ム の 座 標 系 か ら. 度 の誤 差 で受 波器 が. いる.従 って 本 シ ス テ ム で は α=3°,L=500mm. 5.4初. 標 の 測 定 結 果 か ら も確. 3個 の 発 信 器 の 位 置 を 順 次 計 測 し て 重 心Gの 求 め た.最 初 の2つ. Gに 対 し正 面 を 向 くよ う に して この 影 響 を 取 り 除 い て. とした.こ の と き δd=0.1mmと. 示 すZ座. グ等 を用 い て両 平 行精 度 が比 較 的良 好. 認 で き る.. 測定 範. こ で 本 シ ス テ ム で は受 信. 波形およ び音 圧 を も と に ±30程. 面 と は 一 致 して お らず 計 測 は 立 体. 測 に 際 して は 定 盤,ジ. で あ っ た こ と は 表2に. 誤差内で受 波 器 が 発 信 器 に 対 し正 面 を 向 い て い れ ば,. ア. 元 位 置 ・姿 勢 計 測 精. 面 が 平 行 に な る よ う留 意 した.平. 本 シス テム の 超 音 波 距 離 計 は 受 波 器 の 半 減 角6°. 度 ±0.06mm)と. 校 正 基 準 と し,そ れ を. ー ム の 運 動 は 平 面 内 で 行 わ れ た が,. 測 定 座 標 系 のXY平. 測 定 さ れ る.. 囲で0.2mm程 度 で あ っ た.そ. 度 ±30arcsec)を. 元 で の 座 標 変 換 式 を 求 め た.以. 目 の 点 か ら は こ の 式 に 従 って 測 定 座 標 を ア ー ム 勢 角 は 図(a)中. のP1を 求 め,こ. の. 分 を同 様 に アー ム座標 系 に変 換 す る こと によ り. 得 た.図10(b)お. よ び 表1,表2に. 2中ZMお. 欄 に は 測 定Z座. よ びEzの. 結 果 を 示 す.表 標 の 平 均 値‑22.1. の受 波器 の相 対位 置関 係 を知 る. mmか らの 偏 差 を 示 した.図(b)に. シ ス テ ム で は,受. バ の 読 み よ り 求 め た 正 確 な ア ー ム の 位 置 ・姿 勢 を 表 し. 波器 自体 が振. お い て 実 線 は リゾ ル. 動膜 として能 動 的 に 超 音 波 パ ル スを 発 信 で き る の で,. た も の で,破. 受波器 同志 で パ ル ス を や り と り し,相 互 に 距 離 を 測 定. 倍 率 で 拡 大 し て 測 定 結 果 を 表 示 した も の で あ る.位. するこ とに よ り相 対 位 置 が 求 ま る.従. 測 定 誤 差 は0.4mm以. っ て,3個. の受. 線 は本 システ ムの測定 誤差 を図 中 に示 す. 下 で あ っ た.標. 置. 準 偏差 が小 さい こ. 波器を適 当 な 位 置 に配 置 し,丑1(0,0,0),122(a,0,0),. と を 考 慮 す る と,第1点,第2点. R3(b,c,0)と してa,b,cを. く の 点 を 合 致 さ せ る こ と に よ り座 標 変 換 の 精 度 を 向 上. る(図9参. 照).受. 求 め 標 準 座 標 系 を校 正 す. 波 器 同志 の 間の距 離 の測定 に際 し. ては受 波面 同 志 を 平 行 に 保 った の で,受. さ せ れ ば,位. 波 器 の大 きさ. および指向 性 は 測 定 精 度 に 影 響 を 与 え な か っ た.こ. 置 測 定 精 度 は 改 善 され る と考 え る.姿. 角 測 定 誤 差 は0.4°. の. だ けで な くさ らに多. 下 で あ った.以. 以 下 で あ り,標. 上 の結 果 よ り,本. 準 偏 差 は0.2°. 勢 以. システ ムが実 際 の ロ. ように,本 シ ス テ ム は 内 部 で キ ャ リブ レ ー シ ョ ンを 行. ボ ッ トの 計 測 に 対 応 で き る 可 能 性 を 持 っ こ とが 確 認 さ. うため外部 か ら初 期 座 標 系 を校 正 す る 必 要 が な く,ま. れ た. 119.
(6) 精 密 工 学 会 誌58/5/1992. 864 Table. 1. Results. of orientation. measurement. (a) Table. Position. 2. Results. G and arm orientation Fig.. 7.. 10. of. of. position. and. 音 波 パ ル ス の 伝 播 時 間 計 測 を 応 用 し た 簡 便 な3次. 1). 元位 2). 研 究 の 主 要 な結. 果 は 以 下 の 通 り で あ る.. テ ム が ロ ボ ッ トの 運 動 性 能 の 評 価 に有 効 な こ と を 示 し た. ロ ク ロ ス点 検 出 お よ. び リア ル タ イ ム 音 速 補 正 を 行 う超 音 波 距 離 計 を 開 定 誤 差 の 平 均 値 は1mの. ±0.1mm以. 内,2mの. 測 定 誤 差 の 標 準 偏 差 は1mの 測 定 範 囲 で0.1mm以. (3) 3個 の 発 信 器 と3個 の3次. 6). 測定 範 囲 で. 7). 測 定 範 囲 で ±0.3mm以 内,. 測 定 範 囲 で0.2mm以. 8). 下,. 下 で あ った. 9). の受 波 器 を用 い た ロボ ッ ト. 元 位 置 ・姿 勢 計 測 原 理 を 提 案 し,そ. づ き計 測 シ ス テ ム を 構 築 し た.本 座 標 系 の 決 定 が 容 易 で,受. れ に基 10). システム は初 期. 波 器 を 自由 な位 置 に配. 11). 置 で き る た め 測 定 対 象 の 変 化 に 対 して 大 き な 柔 軟 性 を 持 つ. (4) 空 間 回 転 ア ー ム の 位 置 ・姿 勢 を 計 測 し,本 テ ム の3次. rotational. arm. 考. 文. 献. 「産 業 用 ロ ボ ッ トの 標 準 化 に 関 す る調 査 研 究 」 成 果 報 告 書,(社)日 本 産 業 用 ロ ボ ッ ト工 業 会, (1988) 6. 斉 藤 正 樹:ロ ボ ッ トの 実 際 の 挙 動 を 確 認 す る チ ェ ッ ク ・ シ ス テ ム,自 動 化 技 術, 18, 11,. (1986) 117. K. Lau, R.J.Hocken and W.C.Haight: Automatic Laser Tracking Interferometer System for Robot Metrology, Prec.Eng., 8, 1, (1986) 3. 4) GP-8-3D Sonic Digitizer Operator's Manual, Science Accessories Corp., (1985) 1. 5) 後 藤 充 夫,谷 村 吉 久,黒沢 俊 郎:追 尾 式 レー ザ 干 渉 計 に よ る座 標 計 測 シ ス テ ム,昭 和63年 度 精. 量 を 行 う の で 精 度 が 出 や す い こ と な どか ら 本 シ ス. 発 し た.測. of. Experimental Results. 3). (1) 超 音 波 素 子 が 安 価 な こ と,距 離 を 用 い た 三 角 測. 2mの. orientation. 参. ロ ボ ッ トの 運 動 性 能 を 評 価 す る シ ス テ ム と して,超. (2) 電 気 火 花 を 発 信 器 と し,ゼ. (b). 100 times for each data.. 言. 置 ・姿 勢 計 測 シ ス テ ム を 提 唱 し た.本. Experimental condition. measurement. were measured. Measurement. 結. position. 密 工 学 会 秋 季 大 会 学 術 講 演 会 講 演 論 文 集, (1988) 315. 産 業 用 ロ ボ ッ ト カ タ ロ グ 総 覧,(社)日 本産 業 用 ロ ボ ッ ト工 業 会, (1990) 1. 奥 谷 憲 男,上 田 富 康,増 田 豊:高 分 解 能 レー ザ エ ン コ ー ダ, M & E, 4, (1987) 88. 工業 技術 院 大型 プロ ジ ェク ト 極限 作業 ロボ ッ ト研 究 開 発 技 術 報 告 書,極 限 作 業 ロ ボ ッ ト技 術 研 究 組 合, (1990) 168. 下 河辺 明,馬 樹 元:断 続 超 音波 の多 重位 相 差 に よ る3次 元 座 標 の 測 定,精 密 工 学 会 誌, 53, 9, (1987) 1408. 松 川真美:放 電 イ ンパ ル ス音 源 に お け る 放 電 回 路 条 件 め 影 響,超 音 波 研 究 会 資 料, (1988) 37. 佐 々木 健,小 野 勝 久,高 野 政 晴:ロ ボ ッ トの た め の 高 精 度 超 音 波 セ ン サ の 開 発 研 究,精 密 機 械, 51, 6, (1985) 1238.. 12) D.E. Whitney, C. A. Lozinski and J. M.Rourke: Industrial Robot Forward Ca 1ibration Method and Results, Trans. ASME, J. Dynamic Systems, Measurement and Control. 108. 1. (1986) 1.. シス. 元 位 置 ・姿 勢 計 測 精 度 を 検 証 し た.そ. 13). の 結 果 本 シ ス テ ム が 実 際 の ロ ボ ッ トの 計 測 に 対 応 で き る 可 能 性 を 持 つ こ と が 確 認 され た. 120. 古 屋 信 幸,牧 野 洋: SCARAロ の テ ィ ー チ ン グ に よ る 校 正,精 (1983) 1223.. ボ ッ ト諸 元 密 機 械, 49, 9,.
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