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<現代語>から見た「言語の教育」(3) : <現代語>はどのように扱われているか

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Academic year: 2021

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(1)Title. <現代語>から見た「言語の教育」(3) : <現代語>はどのように扱われて いるか. Author(s). 佐野, 比呂己; 比良, 輝夫. Citation. 北海道教育大学紀要. 教育科学編, 51(1): 135-150. Issue Date. 2000-09. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/210. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) . 1巻 第1号 北海道教育大学紀要 (教育科学編) 第5. 平成 12 年 9 月. iou も由縦do Umve iけ of Edu(沼口on艦duca口on)VOL51 l ゴ ロalof Ho i s ‐I ,No. September ,2000. 〈現代語〉 から見た 「言語の教育」{ 3 ) - <現代語〉 はどのよう に扱われているか. 佐. 野. 比呂己. ・. 比. 良. 輝. 夫. 北海道教育大学釧路校国語科教育第2研究室. はじめに 第6次学習指導要領 ( 1 989年告示) では, 「言語の教育」 としての国語が重視された. そんな中で く現代 語〉 は 「言語の教育」 の 「シンボル」 「旗手」 として位置付けられている. 注1 私は以前, 第6次学習指導要領で高等学校国語科に新設された く現代語〉 の履修状況・開設とも に珍幡た ●とを報告し その理由を分析・考察したことがある 注2 る状態にあるこ , . 199 9年3月, 第7次学習指導要領が告示されたが, その方向性を示した教育課程審議会の 「答申」 注3 の中に 「国語」 の 「改善の基本方針」 の冒頭に次のような記述がある. 小学校, 中学校及び高等学校を通じて, 言語の教育としての立場を重視し, (後略). 国語科の 「言語の教育としての立場を重視」 する姿勢が第7次学習指導要領においても継承されているこ と がわ かる.. しかし, 第7次学習指導要領では く現代語〉 という科目はなくなる. そのかわりに, 〈現代語〉 の学習内 容は, 選択必修となる2科 目 (《国語表現1》 《国語総合》) の中に継承されることになっ たのである. わずかな履修率しかなかった選択科目 〈現代語〉 の学習内容は, 高校生であればだれもが学習する内容へ と重要視されるに至ったのである. 選択必修となる2科目の中で, 〈現代語〉 の学習内容が現場で積極的に取り組まれるかについては疑問が 残るところである. それは く現代語〉 の学習内容が, 文章読解や文章表現に比して, 実践も指導法も教材も 貧弱だからである. 注4 ここで, わずかではあるが 〈現代語〉 を実際に開設している学校からその現状と問題点を抽出することは, 第7次学習指導要領で選択必修となる2科目に 〈現代語〉 の学習内容をどう位置付けるかを考察する上で, 大きな意義を持つこととい えよう. 本稿では, 実際に 〈現代語〉 を開設している学校を対象に調査した結果から, 〈現代語〉 の授業が実際に どのように行われているかを明らかにしていく. 1. 調査の概要 1. 1. 調 査 方 法. 質問紙法 (多肢選択式・数値記入式・自由記述式) で行っ た. 郵送により質問紙を送付し, 郵送, もしく はファックスで回答するよう依頼した. 尚, 締切日までに未到着であっ たものについては, 葉書にて再度依頼した.. 135.

(3) . 佐野比呂己・比良. 輝夫. 1. 2. 調 査 対象. 全国高等学校 〈現代語〉 開設校300校の く現代語〉 担当教員を調査対象とした. 但し, 担当が複数の場合はその代表1名が回答するよう依頼した. また, 「学校基本台帳」 注5 を参考にし, 次の割合を算出し300校を選んだ. ① 地域の別 ②. 国立・公立・私立の別. ③. 全日制・定時制・通信制の別. ④ 特殊教育諸学校 但し, 県によっては, 割合に見合っ た学校数に達しなかったり, 開設している学校が1校もわからなかっ たり, 学校数は見合っていても②や⑧がアンバランスになっている場合がある. 注6 1. 3. 調 査期 日. 1998年8月下旬から9月下旬の予定であっ たが, 最終到着は1998年10月30日であった. 1. 4. 調 査 内容. 1 ( } 調査のねらい 科目 〈現代語〉 を再検討し, 高等学校国語科における 「言語の教育」 のあり方をさ ぐるため. 調査の視点. 塑 ). 次の五つの視点から調査項目を立て, アンケートを作成した. 注7 ① カリキュラムのあり方 く現代語〉 の学習内容は非常に重要である. したがって, 選択ではなく必修で履修させる内容である. 各校で のカリキュラムの実態, どのような工夫がなされているか調査したい. 学習対象の明確化. ②. 〈現代語〉 の特徴として, 履修する対象を明確にしていない点がある. 基礎のできていない生徒の補完科目と しておさえるか, 学力の高い生徒の発展科目としておさえるかによって, その学習も変わっ てくるであろう. 「音声言語」 の指導のあり方. ③. 〈現代語〉 の中で特に重視している 「音声言語」 の指導はいかにあるべきか‐ 「音声言語」 の指導は教師がそ の必要性を強く感じているものの実際には行われていないのが現状である‐ 注8 学校では 「音声言語」 の指導に力をいれているという報告もある. 注9 ④. 一方で 〈現代語〉 を実践する. 〈現代語〉 の学習内容の検討. 〈現代語〉 の教科書には, 本来義務教育段階でなされる べき内容も含まれていると思われる. 逆に高等学校段 階では消化しにくい内容もあるのではないだろうか. 〈現代語〉 の学習内容を整理する必要があるだろう. ⑤. <現代語〉 の評価のあり方 〈現代語〉 の授業では生徒の学習活動中心に展開されるべきである‐ したがって, 〈現代語〉 の評価は平常の. 学習活動やレポート・プレゼンテーションなどで行われるべきである. しかし, 実態はペーパーテスト中心になっ ているのではないだろうか.. 2. 本調査の回答状況 2. 1. 回答 率 0% の回答 率 で あ っ た. 300校 中186校, 62 ‐. 136.

(4) . 3 { ) く現代語〉から見た「言語の教育」. 2. 2. 国 公 立 ・私 立 の別. 「国公立・私立の別」 は次の通りである . 国公立…1 58校 ( 84 9%) . 私. 立一 28校 ( 0%) 1 5 ‐. 251校中 ( 6 2 9%) ‐ 4 9校中 ( 1%) 57 ‐. 2. 3. 全 日制 ・定 時制 ・ 通 信 制 の別. 課程の別は次の通りである. 全. 日. 制 …148校 ( 79 5%) .. 定. 単. 位. 制… 9校 (4 8%) .. 養護学校等… 5校 (2 6%) ‐. 時. 10 2%) 制 … 19校 ( ‐. 通. 信. 制 … 5校 (2 6%) ‐. 2. 4. 学 科 の別. 学科の別は次の通りである. 注10 普. 通. 農. 商. 2校 ( 科…14 7 6 3%) ‐ 1 2 業 科… 23校 ( 3%) .. 総. 合. 工. 業. 科… 2 5校 ( 1 3 4%) .. 水. 2校 (6 4%) 業 科… 1 . 産 科… 1校 (0 5%) ‐. 家. 庭. 科‐ ‐ 9校 (4 8%) .. 英. 語. 科 … 3校 (1 6%) ‐. 看. 護. 9%) 科… 11校 (5 . 科 … 4校 (2ユ%). 情報処理科… 4校 (2 1%) ‐ 養護学校等… 5校 (2 6%) ‐. 音. 楽. 産業工芸科… 2校 (1 0%) ‐. 無. 回. 科… 2校 (1 0%) . 答… 5校 (2 6%) .. その他の学科/福祉教養科, 生活化学科, 数理化学科, デザイン科学科, 園芸科, 林業科, 農業経済科, 英数科, 国際科, 経理科……各1校 (0 5%) .. 2. 5. 年齢, 及び教職経験年数 回答者の年齢構成については, 次の通りである. 21~30歳 …28名 ( 15 0%) ‐. 31~40歳 …58名 ( 31 1%) .. 61~70歳 … 2名 (1 0%) ‐. 無 回 答…10名 (5 3%) ‐. 41~50歳 …60名 ( 32 2%) .. 51~60歳 …28名 ( 15 0%) ‐. また、回答者の教職経験年数については, 次の通りである. 1 ~10年 …49名 ( 26 3%) ‐. 11~20年‐ ‐56名 ( 30 1%) .. 21~30年 …50名 ( 26 8%) .. 31~40年 …22名 ( 11 8%) ‐. 無 回 答… 9名 (4 8%) .. 2. 6. 大 学 で の 専 門. 回答者の 「大学での専門」 については, 次の通りである. 国文学・日本文学 (近世以前) ……71名 ( 38 1%) ‐ 国 国. 語. 学 語. ・. 日 科. 本 教. 語. 学. … …16名 (8 6%) ‐. 国文学・日本文学 (近・現代) ……53名 ( 28 4%) . 漢 文 学 ・ 中 国 文 学 … …15名 (80%) ‐. 育. … …13名 (6 9%) .. 書. 教. 育. 学. … … 2名 (1 0%) .. 言. 民. 俗. 学. … … 2名 (1 0%) ‐. 無. 道. … … 4名 (2 1%) ‐. 語. 学. … … 2名 (1 0%) ‐. 回. 答. … … 5名 (2 6%) .. 「その他」 /経済学, 心理学, 日本文化……各1名 (05%) . ‐. 「国文学・日本文学」 を大学で専門としてきた教員の割合は3人 に2人である 「漢文学.中国文学」 を ‐ 大学で専門としてきた教員を合わせれば4人に3人の割合になる. 一方, 「国語学・日本語学」 「言語学」 を大学で専門としてきた教員は1割 に満たない . 〈現代語〉 という 「国語学・日本語学」 「言語学」 の成果を生かすことのできる科目担当ですら この現 , 状である. 「文学」 を大学で専門としてきた教員がいかに多いかうかがえる. 137.

(5) . . 佐野比呂己・比良 輝夫. 2. 7. 得意分野 回答者の 「得意分野」 は, 次の通りである.. 音 無. 声. 表. 現. 指. 回. 導. …10名 (5 3%) .. 答. -32名 ( 172%). 29 0%) 読解指導 (説明的文章) …54名 ( . 文. 章. ロ. ロ ロ. 表 事. 4名 ( 39 7%) 読 解 指 導 (文 学 的 文 章) …7 . 読 書 指 導 … 7名 (37%). 現. 指. 導. 項. 指. 導. 5 0%) …28名 ( 1 . …26名 ( 1 3 9%) .. 「その他」 /電子コミュ三ケーション, 口語文語文法, 中国文学, 多読作文…各1名 (0 5%) .. 〈現代語〉 の学習内容は主に 「文章表現」 「音声表現」 「言語事項」 がそれにあたる. しかし, こ こ で も 「読解指導」 を得意とする教員が多いという傾向は確認できる. 3. カ リキ ュ ラ ム に つ いて. 各校のカリキュラムについて, 実態を以下報告していく. 尚, 本調査は く現代語〉 開設校に調査を依頼し たつもりであったが, 回答校186校中16校は く現代語〉 を開設していないとの回答があっ た. 以下, 170校を 基準として見ていく. 注n 3. 1. 履 修人 数. 各校の く現代語〉 の 「履修人数」 は次の通りである. 151~200人 …12校 (7 0%) ‐. 2校 ( 2 4 7%) 5 1~100人…4 . 201~250人 … 6校 (3 5%) ‐. 8%) 10 1~15 0人…1 5校 (8 . 251~300人 … 5校 (2 9%) .. 301~350人… 0校 (0 0%) .. 351~400人 … 2校 (1 1%) .. 401~450人 … 3校 (1 7%) ‐. 451~500人 … 1校 (0 5%) ‐. 501~550人 … 1校 (0 5%) .. 無. 1~ 5 0人…6 3校 ( 37 0%) ‐. 1 17%) 回 答…20校 (. 3. 2. 履 修 学 年. 各校の く現代語〉 の 「履修学年」 は次の通りである. 2%) 1 年 のみ … 9校 (5 ‐. 5%) 1 ~ 2 年 … 1校 (0 .. 2 年 の み… 3 2校 ( 8%) 18 .. (1 1%) 2 ~ 3 年… 2校 , .. 60 3 年 の み …103校 ( 5%) .. 3~4年…. 4年のみ… 1 8%) 5校 (8 ‐. 学年なし… 6校 (3 5%) .. 無 回 答… 1校 (0 5%) .. 1校 (0 5%) ‐. 最終学年での履修が多い. 第6次学習指導要領では く現代語〉 は低学年での履修を考えていたようである が, 実際は極めて少ない. 3. 3. 単位 数. 各校の く現代語〉 の 「単位数」 は次の通りである. 注12 6単位… 1校 (0 5%) . 1単位… 5校 (2 9%) ‐. 4単位… 1校 (0 5%) . 9%) 無回答… 5校 (2 .. 7校 ( 10 0%) 3単位… 1 .. 3. 4. 必修 ・ 選択 の別. 各校の く現代語〉 の 「必修・選択の別」 は次の通りである. 注13 4校 ( 37 6%) 必 修… 6 ‐. 選. 択…1 1 70 0%) 9校 ( .. 3. 5. 〈現代語〉 はいつから開設されたか 各校の く現代語〉 の 「開設年度」 は次の通りである. 138. 無回答… 2校 (1 1%) .. 2単位…144校 ( 84 7%) ..

(6) . ( 3 ) く現代語〉から見た「言語の教育」. 19 94年度…31校 ( 1 8 2%) ‐. 1 99 5年度…30校 ( 17 6%) ‐. 1 997年度…2 9校 ( 0%) 17 ‐. 99 8年度…1 6校 (9 4%) 1 ‐. 99 6年度…5 1 1校 ( 300%) な. し…13校 (7 6%) ‐. 3. 6. 今後 〈現代語〉 は開設されるか 3. 6. A. 来年度は く現代語〉 を開設するか 「〈現代語〉 を来年度以降開設しますか」 という問いに対する回答は次の通りである . 現学習指導要領下では開設を続ける. 4 5 1%) ……92校 ( . ……58校 ( 34 1%) ‐. 来年度は開設するが以後は未定である. 来年度は開設するが以後は開設しない予定である…… 3校 (1 7%) ‐ …・「15校 (8 開設 しな い 8%) ‐ … … 2校 (1 1%) ‐. 無回答. 3. 6. B. 〈現代語〉 開設を続けない理由 更に, 〈現代語〉 を 「現学習指導要領下では開設を続ける」 以外の方にその理由を記述してもらった. 〈現 代語〉 の開設を続けない理由として, 大きく分けると, 次の6点にまとめることができる. 1 ( ) 教 育 課程 の 見 直 しの ため. ( 3 ) 他科目と内容が重なるため ( ) 科目に問題があるため 5. …19校. ‐ ‐11校 … 5校. 2 ( ) 学校事情. …12校. 超 ) 履修希望の生徒が少ないため. … 9校. ( 6 ) 受験対策に適さないため. … 2校. 以下, それぞれの理由について分析・考察していく. 1 ( ) 教育課程の見直し 〈現代語〉 の開設を続けない理由の第1 にあげられるのは, 「教育課程の見直しのため」 である. その中 でも 目 立 っ た 回 答 と して は, 次 の 2点 が あ っ た. 新学習指導要領に向けて…5校. 完全学校5 日制に向けて一3校. 「新学習指導要領に向けて」 , 「完全学校5日制に向けて」 いずれも, 開設科目の精選を理由にあげている. 教課審の 「答申」 の中で 「言語の教育としての立場を重視」 とあるにも関わらず, 第7次学習指導要領に 向けて 〈現代語〉 の開設をやめてしまうのは非常 に残念なことである. 本来なら, 第7次学習指導要領 に向 けて, 「言語の教育」 を重視し, 〈現代語〉 の実践を積むべきではなかろうか. また, 第7次新学習指導要領に向けて, 新学科を設け全般的 に 「教育課程 の見直し」 を行うという回答も あ っ た.. { ) 学校事情 2 第2の理由としては, 学校事情があげられる. 少子化の波が高等学校にも訪れ, 「学級減」 「生徒数減」 の 理由が見られる. その結果 「教員定数減」 「持ち時間数の限界」 「選択科目数の限界」 などにより 〈現代語〉 を開 設 で き な い と の こと で ある.. また, 〈現代語〉 の 「担当希望教員がいない」 という残念な回答もあっ た . ◎. 他科目との内容の重複. 第3の理由としては, 他科目との内容の重複 の問題があげられる. 特に次の4科 目については科目名も示 さ れて いる. 〈国語表現〉 …6校. 〈国語D〉. …1校. 〈現代文〉. …1校. 〈国語総合〉 …1校 139.

(7) . . 佐野比呂己・比良 輝夫. 〈現代語〉 の学習内容は次の三つに分かれる. ①. 音声言語における表現技能を身に付けさせる内容 〈国語1〉 等の 「表現」 領域/ <国語表現〉 の 「話すこと」. ②. [言語事項] の補完・発展・深化. ③. ことばについて再認識させる内容. 〈国語総合〉 についてはその学習内容が不明なので何とも言えないが, 〈国語表現〉 〈国語鴎 <現代文〉 で 〈現代語〉 の学習内容の全てをカ バーできるのだろうか, はなはだ疑問が残る. 綿 履修希望の生徒が少ない 第4の理由としては, せっ かく選択科目として開設しても履修希望の生徒が少ないことがあげられる. 「履修希望の生徒が少ない」 理由として, 次の4点が考えられる. ①. 学習内容がおもしろくない.. ② ③. 教員の指導に問題がある. 大学受験に関係がない.. ④. 国語科が嫌いである.. これらは, いずれも 「言語の教育」 を活性化するためには, 喫緊に解決しなければいけない問題である. 圏. 科目自体の問題. 第5の理由としては, 〈現代語〉 という科目自体の問題があげられる. 教員は く現代語〉 という科目につ いて 「専門的すぎる」 「難しすぎる」 「扱いにくい」 という意識を持っている. これは, 教科書の内容に起因 するものではなかろうか. 「生徒にとって適切な教科書がない」 というテキストの問題をあげる回答もある.. { ) 受験対策に適さない 6 第6の理由としては, 大学受験の問題があげられる. 〈現代語〉 を学習させるより 〈現代文〉 や古典関係 の科目を開設した方が対策に適するのは当然のことと言えよう. 更に, 小論文指導としても 〈国語表現〉 の 方が適している. 〈現代語〉という科目の視点から大学受験という制度自体を見直す必要があろう.このことが 〈現代語〉が 開設されない理由の全てと重なってくると考える. 大学受験に関係ないから く現代語〉 は精選され, 他科目 に変更され, 履修生徒の希望も少なく, 教科書もわずか6種類しか発行されなかったのである. 注14. 1. 2%) 人…82校 ( 48 ‐. 2. 24ユ%) 人…4 1校 (. 5. 1%) 人… 2校 (1 ‐. 7. 人… 1校 (0 5%) ‐. 全 員… 1校 (0 5%) .. ( d ハ X ). 3. 7. 〈現代語〉 の担当教員数 〈現代語〉 の担当教員数は, 次の通りである.. 5%) 人…23校 ( 1 3 ‐ 人… 1校 (0 5%) ‐. 4%) 人…11校 (6 . 17 人… 1校 (0 5%) . 4. 1%) 無回答… 7校 (4 ‐. 4. 〈現代語〉 への教員の意識 ここでは, 〈現代語〉 に対する教員の意識を報告する. 〈現代語〉 を開設していない学校からも回答が10 校あっ たのに対し, 開設している学校でも2校の回答が得られなかっ た. したがって, 178校を基準にして いる. それは, 国語科教員の く現代語〉 に対する意識を考察するにあたって, 開設のあるなしは関係がない と考えたからである. 140.

(8) . ) ( 3 く現代語〉から見た「言語の教育」. 4. 1. 〈現 代 語〉 への 興 味. 〈現代語〉 の内容への興味は次の通りである. とても 興味がある…51名 ( 28 6%) . あまり興味がない…2 8名 ( 1 5 7%) . 無. まあまあ興味がある…8 9名 ( 5QO%) 全 く 興 味 が な い… 2名 (1 1%) ‐. 答 … 8名 (4 4%) ‐. 回. 4. 2. 〈現代語〉 の内容への意識 (表1) 〈現代語〉 の学習分野に対する教員の意識を以下に示す. 表の( )~( 1 )は次の項目である. 注15 5 { 1 ) 力を入れて指導する必要がある項目 { 2 ) 興味があり, 得意とする項目 ( 3 )▲指導しにくい項目 ( 4 ) 義務教育で学習をすませておくべき項目 ( ) 高等学校の段階で指導に無理のある項目 5. 表1. 〈現代語〉 の内容への意識 { 1 ) ( 2 ) ( 3 ) ( 4 ) 5 ( ) 話 し 言 葉・話 し 方 1 01名( 5 6 24 3名( 20 6 5 .7%) 4 ‐1%) 36名( ‐2%) 114名( ‐8%) 8名(4 ‐6%) ) 2 討 論・デ ィ ベ ー ト 50 (28 0 4 1 3 ( 4 ) 8 8 4 9 ( 4 ) 3 6 2 0 8 2 ( ) 3 ( 1 3 ‐ ‐ ‐ ‐ ‐2 ) 文 章 の 構 成・表 記 88 (49‐4 ) 56 (31‐4 ) 11 ( 6.1 ) 69 (39.8 ) 3 (1.7 ) 語 句・語 桑(慣用 句) 77 (43 3 (1 3 (1 ‐2 ) 51 (28 .6 ) .6 ) 53 (30 ‐6 ) .7 ). 漢字(常用漢字) ・漢語. 64 (35 5 (2 ‐9 ) 43 (24 .1 ) 1 (0 .5 ) 100 (57 .8 ) ‐8 ) 音 韻・ ア ク セ ン ト 28 (15 7 ) 1 6 8 9 2 ) 5 8 ( 3 5 2 ) 6 ( 1 0 ( 5 ) 3 2 ( 1 8 . . . . ‐4 ) 方 言 ・ 共 通 語 38 (21 3 2 7 ) ( 1 5 1 2 2 ) 9 ( 1 6 1 8 (10 . ‐ . ) .4 ) 20 (11 .5 ). ( 口. 語 ) 文. 法. 現代語の成立・歩 み 現 代 語 の 特 徴. 言 語 の 役 割・機 能. 36 (20 ‐2 ) 19 (10 ‐6 ) 26 (14 ‐6 24 (13 4 1 ) 6 8 9 ) 3 0 ( 1 6 ( . . .8 32 (17 9 1 ) 3 ( 1 7 4 ) 1 9 1 0 ( . . .6 74 (41 ‐5 ) 40 (22 ‐4 ) 22 (12 ‐3. 80 (46 ‐2 ) 16 (9 .2 ) 9 (5 2 ) 2 4 ( 1 3 . ‐8 ) ) 7 (4 0 ) 1 0 (5.7 ) .. ). ). ) 16. 世 界 の 中 の 日 本 語 36 (20 .2 ) 12 (6 .7 ) 47 (26 ‐4 ) 4 2 外 国 語 と の 比 較 56 (31 ) 9 1 6 2 ( ) 4 7 ( 2 6 . ‐ ‐4 ) ー. 証. 哲. 学. 6. し. 4. (3.3 (2.2 (0‐0. 4 5. (9.2 (2‐3 (2‐8. ). 18 (10 ‐4 ) ) 43 (24 .8 ) 4 2 ) 4 (5 .4 ). 3 (1 1 (0 ‐6 ) 88 (49 ‐4 ) .5 ) 115 (66 .4 ) ) 39 (21 9 ) 1 3 7 8 ) 1 8 ( 1 0 4 ) 3 1 1 7 ( ( . . . ‐9 ) 無 0 回 答 0 (0 ) 0 ) 0 0 0 ) 5 2 8 ) 3 1 ( (. ( ‐7 ) . ‐ 「その他」 ( 1 )敬語2/聞き方1/デジタルコンピュータによる日本語の影響1/和製英語1/日常語1/ 書き言葉と話し言葉の違い1/外来語1/TV・新聞等の活用1 ( 2 )敬語2/朗読1/デジタ ルコンピュータによる日本語への影響1/日本語のゆれと変化1/流行語1 3 ( )聴覚障害児教育には日本語 (音声言語) の習得に困難がともなう1 な. ). ( 1 ) 力を入れて指導する必要がある項目 〈現代語〉 において, 「力を入れて指導する必要がある 項目」 として最も高い数値をあげているのは 「話 , し言葉・話し方」 である. 3割弱が 「討論・ディ ベート」 をあげていることからも 〈現代語〉 という科目 , で音声言語の能力を育成しようという意識が強いことがわかる. 「文章の構成・表記」 「語句・語桑 (慣用句)」 「漢字 (常用漢字)・漢語」 「(口語) 文法」 などの 「 [言語 事項] の補完・発展・深化」 の分野を 「力を入れて指導する必要がある」 とする 回答が多い その中でも . 「文章の構成・表記」 は半数近くが 「力を入れて指導する必要がある」 と回答している 「文章の構成・表記」 . の学習内容は く国語表現〉 の学習内容と重複する部分が多く,「文章の構成・表記」 を中心に学習すれば 〈国 語表現〉 とほとんど同じことを学習していることになっ てしまう. これらの学習はいずれも小学校から段階 141.

(9) . 佐野比呂己・比良 輝夫. 的・系統的に指導されてきた学習であり, 本来なら高等学校ではr「力を入れて」 まで学習する内容ではない と考える. しかし, 現状はこれらの学習が不十分であり, これまでの国語科学習の 「補完」 をし, さらに 「発展・深化」 を目指そうという教員の考えがうかがえる. 「言語の役割・機能」 「外国語との比較」 「世界の中の日本語」 「方言・共通語」 といった 「こと ばについ て再認識させる分野」 も高い数値を示している. ( 2 ) 興味があり, 得意とする項目 「興味があり, 得意とする項目」 として高い数値をあげているのは, 「文章の構成・表記」 「語句・語桑 (慣用句)」 「漢字 (常用漢字)・漢語」 「(口語) 文法」 などの 「[言語事項] の補完・発展・深化」 の分野で ある. これらはいずれも我々が [言語事項] として指導してきた実績のある項目であり, 「指導しにくい項 目」 としてあげる教員も少ない. また, 「話し言葉・話し方」 「言語の役割・機能」 の数値も高い. 「興味があり, 得意とする項目」 は 「なし」 であるという回答が5人に1人の割合でいる. これは, 謙遜 とも受け取れるが, その割には高い数値を示している. 砲 ) 指導しにくい項目 「指 導 し にく い 項 目」 と し て 高 い 数 値 を あ げて い る の は, 「討 論 ・ デ ィ ベ ー ト」 で あ る 3 人 に 1 人 は .. 「指導しにくい」 と回答している. 〈現代語〉 を担当する教員が 「指導しにくい」 と回答するのだから, 国 語科教員全体を対象とすればその数値はもっ と高いものとなるであろう. 事実, 同様の調査では, 「討論・ ディ ベ ー ト」 を 「指 導 しにく い項 目」 と して 半 数 以 上 の 教員 が 回答 して いる. 注16 「討 論 ・ ディ ベ ー ト」 に. ついては, 教員自体が苦手であることは学校の 「職員会議」 を見ても明らかである. 生徒も 「討論・ディ ベー ト」 は苦手であり学習集団もそれを受け入れる状態になっていない場合が多いようである. 「言語哲学」 「世界の中の日本語」 「外国語との比較」 の数値も高い. これらは, 学際的な内容であり, 今 までの国語科の知識だけでは対応できない項目であることから, 「指導しにくい」 という回答が多いのもう なずけよう. 「言語哲学」 は地歴・公民科 (哲学・論理学) と, 「世界の中の日本語」 「外国語との比較」 は 外国語科とそれぞれ重複する分野である. 縄 ) 義務教育で学習をすませておくべき項目 「義務教育で学習をすませておくべき項目」 として高い数値をあげているのは, 「話し言葉・話し方」 で ある. 「話し言葉・話し方」 については3人に2人の教員が 「義務教育で学習をすませておく べき」 である としている. 一方で, 前述の通り 「力を入れて指導する必要がある」 との回答も多いことから, 本来ならば 「義務教育で学習をすませておく べき」 であるにも関わらず, 指導が不十分であり, 高等学校において 「力 を入れて」 学習させざるを得ない現実がうかがえる. 「文章の構成・表記」 「語句・語桑 (慣用句)」 「漢字 (常用漢字)・漢語」 「(口語) 文法」 などの 「[言語 事項] の補完・発展・深化」 の分野も数値が高い. 前述の通り, これらの項目はいずれも小学校から段階的 系統的に学習している内容である. 数値の高いことから, 義務教育段階で十分に学習されていない現実がう かがえる. 高等学校では, これらの項目を 「補完」 し, さらにその 「発展・深化」 を目指すことになろう.. 一方で 「高等学校の段階で無理である」 という回答がいずれも少ないことからも, これらの項目を高等学校 で 「力を入れて」 指導し, 社会生活に耐え得る言語能力を育成しようという意識が強いことがうかがえる.. 142.

(10) . ( 3 ) く現代語〉から見た「言語の教育」. ◎. 高等学校の段階で指導に無理のある項目. 「高等学校の段階で指導に無理のある項目」 として高い数値をあげているのは, 「言語哲学」 「世界の中の 日本語」 「外国語との比較」 である. これらは, 教員にとって 「指導しにくい」 項目と重なりが見られる. 前述の通り, これらの項目はいずれも学際的な内容であり, 教員が 「指導しにくい」 のと同様に生徒も 「消 化不良」 に陥りやすい項目である. したがっ て, 「高等学校の段階で指導に無理のある」 という回答が多い のもうなずけよう. 「現代語の成立・歩み」 「現代語の特徴」 「言語の役割・機能」 の数値は低い. これらは, 「義務教育で学 習をすませておく べき」 であるという回答も少ないことから, ことばについて再認識させる学習は高等学校 段階で学習させるのが適切であると考える教員がほとんどであることがわかる. 前述したが 「世界の中の日 本語」 「外国語との比較」 も他の項目に比べ れば 「無理のある項目」 としての数値は高いが, 逆から見れば 4人に3人の教員は高等学校段階での学習が適切であると考えているとも受け取れる. 「世界の中の日本語」 「外国語との比較」 も含めて, ことばについて再認識させる学習の高等学校での有効性がうかがえる. 4. 3. 〈現代語〉 の位置付け 各校の く現代語〉 のどのような位置付けとなっ ているだろうか. 次の通りである. 〈国語1〉 〈国語亘〉 <現代文〉 などの補完科目として……7 3名 ( 4 1 0%) . 〈国語工〉 <国語1 1〉 <現代文〉 などの発展科目として……4 26 8名 ( 9%) ‐ 音声表現の指導を充実させる科目として. ……31名 ( 17 4%) .. 就 職 対 策 の 科 目 と して. … …46名 ( 25 8%) ‐. コ ミ ュ ニケ ー シ ョ ン 学 習 の 科 目 と して. … …35名 ( 19 6%) .. 進 学 対 策 ・小 論 文 対 策. … … 8名 (4 4%) ‐. 「その他」 の回答 実生活上必要な言語として. /3年次現代文ク ラス参加の苦しい生徒 (帰国生の一部) のためのフォローアッ プ クラス. /現代文の総合, まとめプラス音声表現, 文字表現のまとめ. /日本語の特徴を知っ て, 日本を知る, -をもっ た科目‐ /イとウ 日本を考える科目. /日本語という言葉への関心と興味を作る科目, 生涯学習への対応 を合わせて発展させた形が近いか, 言語に関して多面的にアプローチする科目. /本校の生徒状況により, まっ たく 日本語ができていない生徒から大学進学 を目指す生徒までが同じ授業を受 けるため20~3 0人の選択クラスに 教員が3名ついて個人指導の形で行っ ている‐ したがっ て教科としては独立した形となる‐ /現代語はたまに触 れる程度である‐ おおむね国語にあたる作品を読んでいる‐ /選択科目の裏番として. /2年次選択で英数を選 択したくない生徒の受 け皿と成り果てている. 古典から脱落した者の受け皿として. /遊びの科目, 数学や英語 などを選択しない生徒の逃げ道的な科目.. 5. 国語科における 〈現代語〉 の学習内容の位置付けの実際 〈現代語〉 の学習内容は多岐にわたる. 更に, 他科目の内容と重なる部分もある. 〈現代語〉 の学習内容 を 〈現代語〉 の時間にのみ指導しなければならないというわけではない. 国語科の他の科目はもちろんのこ と, 他教科やホームルーム・課外活動で取り組んでもいい内容なのである. それでは, 教員は く現代語〉 の 学習内容をいつ指導しているのか, 各校の実態を以下に示す. 5. 1. 〈国語1〉 〈国語亘〉 <現代文〉 での取り扱い (表2) 〈国語1〉 〈国語ロ〉 <現代文〉 のいずれか一つでも 「A」 (重点的に取り扱 っ ている) と記している場 合は 「A」 , 「B」 (関連的に取り扱っ ている) と記している場合は 「B」 としている. 143.

(11) . 佐野比呂己・比良. = 1. 2. 話し言葉・話し方 討論 ・ディ ベー ト. 文章の構成・表記 語句・語藁 (慣用句). 漢字(常用漢字)・漢語 音 韻・アクセ ン ト 方 言 ・ 共 通 語 ( 口. 語 ) 文 法. 現代語の成立・歩み 現 代 語 の 特 徴 言語の役割・機能 世界の中の日本語 外 国 語 と の 比 較 言. 語. 哲. 、. = 1 1. 学. やの. A 1 0 19校 ( .9%) 9 70 86 100 5 4 24. 4 7 12 2 3 1. (5 .2 (40 .4 (49 .7 ( 57 ‐8 (2 .8 (2 .3 ( 13 ‐8 (2 ‐3 (4 ‐0 (6 .9 (1 .1 (1 .7 (0 .5. 輝夫. ) ) ) ) ) ) ) ) ) ) ) ) ). い B. A+B. 74校 ( 4 2 .7%). 9 3校 ( 53 .7%). 37 59 56 43 36 36 66 40 47 62 41 43 26. 21 ( .3 ( 34 .1 ( 32 .3 24 ( ‐8 20 ( ‐8 20 ( .8 ( 38 .1 ( 23 .1 27 ( ‐1 ( 35 ‐8 23 ( .6 24 ( .8 ( 15 .0. ) 46 ) 129 ) 142 ) 143 ) 41 ) 40 ) 84 44 ) ) 54 ) 74 ) 43 ) 46 27 ). ( 26 .5 ( 74 .5 ( 82 .0 ( 82 .6 23 ( .6 23 ( ‐1 ( 48 .5 ( 25 .4 ( 31 .2 ( 42 .7 24 ( .8 26 ( .5 ( 15 .6. ) ) ) ) ) ) ) ) ) ) ) ) ). く国語1〉 〈国語1 1〉 <現代文〉 では [言語事項] として 「文章の構成・表記」 「語句・語集 (慣用句)」 「漢字 (常用漢字)・漢語」 を50%前後の教員が 「重点的」 に取り扱い, 「関連的」 に取り扱う教員も含めれ ば80%前後の数字となる. 非常に高い数値となっている. また, 「話し言葉・話し方」 は 「重点的」 に取り扱うと回答した教員は10人に1人にしかすぎないが, 「関 連的」 に取り扱うと回答した教員も含めれば半数を超える. 取り立てて 「話し言葉・話し方」 の指導は行わ ないが 「関連的」 には取り扱っていることがわかる. 5. 2. 〈国語表現〉 での取り扱い (表3) 〈国語表現〉 の欄に 「A」 (重点的に取り扱っている) と記している場合は 「A」 , 「B」 (関連的に取り扱っ て いる) と 記 して いる 場 合 は 「B」 と して いる.. A 2 3 0校 ( 話し言葉・話 し方 4 .1%) ( 13 討 論 ・ デ ィ ベ ー ト 23 .2 ). 文章の構成・表記. 78 語句・語桑 (慣用句) 52 漢字(常用漢字)・漢語 47. 音韻・アクセント 方 言 ・ 共 通 語 語 ) 文 法. ( 口. 現代語の成立・歩み. 6 5 10 6. 現 代 語 の 特 徴. 9. 言語の役割・機能. 19. 世界の中の日本語 外 国 語 と の 比 較. 8 6. 言. 語. 哲. 学. 4. ( 45 .0 ( 30 ‐0 27 ( ‐1 (3 ‐4 (2 ‐8 (5 .7 (3 ‐4 (5 .2 10 ( .9 (4 .6 (3 .4 (2 ‐3. ) ) ) ) ) ) ) ) ) ) ) ). B. A 十B. 21校 ( 12 .1%) 6 1 (9 .2 ) 14 16 20 20 23 23 13 20 22 12 13. 8. (8 .0 (9 .2 ( 11 .5 ( 11 ‐5 ( 13 .2 ( 13 ‐2 (7 .5 ( 11 .5 ( 12 ‐7 (6 .9 (7 .5 (4 .6. ) ) ) ) ) ) ) ) ) ) ) ). 61校 ( 35 .2%) 39 92 68 67 26 28 33 19 29 41 20 19 12. 22 ( .5 ( 53 .1 39 ( .3 ( 38 .7 ( 15 .0 ( 16 .1 ( 19 ‐0 10 ( ‐9 ( 16 .7 23 ( ‐6 ( 11 ‐5 ( IQ9 (6 .9. ) ) ) ) ) ) ) ) ) ) ) ) ). 〈国語表現〉 では, その科目の特質から 「文章の構成・表記」 を 「重点的」 に取り扱っているという回答 が半数近くを占める. この調査は, 〈現代語〉 開設校が対象であり, 必ずしも 〈現代語〉 と同時に 〈国語表 現〉 を開設しているとは限らない. したがっ て, 「文章の構成・表記」 を 「重点的」 に取り扱っ ているとい う数値は本来ならばもっ と高くなるはずである.. 144.

(12) . 3 ) { く現代語〉から見た「言語の教育」. 一方, 「話し言葉・話し方」 を取り扱っていると回答した教員は3人に1人, 「討論・ディ ベート」 を取り 扱っ ていると回答した教員は4人に1人と音声表現を取り扱っているという回答は少ない. 〈現代語〉 と同時に 〈国語表現〉 を開設している場合, 文章表現は く国語表現〉 で取り扱い, 音声表現は く現代語〉 で取り扱う, という図式ができあがっていることがわかる. 5. 3. 〈現代語〉 での取り扱い (表4) 〈現代語〉 の欄に 「A」 (重点的に取り扱っている) と記している場合は 「AJ , 「B」 (関連的に取り扱っ て いる) と記 して いる 場 合 は 「B」 と して いる. 4 での取り扱い A 36 3校 ( 話 し言葉・話 し方 6 .4%) ベ 3 4 ( 1 9 ー ト 討論 ・ ディ ‐6 ). A +B. B. 2 13校 ( 6 5 0校 ( 8 5 .3%) ‐9%) 1 49. ( 28 ‐3 ). 82. 47 ( ‐3 ) 60 105 .( ‐6 ). 文章の構成 ・表記. 62. ( 35 ‐8 ). 43. ( 24 ‐8 ). 語句・語桑 (慣用句). 79. 30. ( 63 ‐0 ). 漢字(常用漢字)・漢語. ( 17 ‐3 ) 21 ( .9 ). 109. 72. (45 ‐6 ) (41 ‐6 ). 110. ( 63 .5 ). 音韻・アクセ ント 方 言 ・ 共 通 語. 54. ( 31 .2 ). 50. ( 6QI ). 48. 99. ( 57 .2 ). 語 ) 文 法. 32. 29 ( ‐4 ) 18 ( ‐4 ). 28 ( .9 ) 27 ( ‐7 ). 104. 51. 80. 現代語の成立・歩み. 50. 45. (46 ‐2 ) 54 ( .9 ). 現 代 語 の 特 徴. 81. 28 ( ‐9 ) 46 ( ‐8 ). 27 ( ‐7 ) 26 ( ‐0 ). 120. 言語の役割・機能. 70. ( 40 ‐4 ). 47. 22 ( ‐5 ) 27 ( ‐1 ). 世界の中の日本語 外 国 語 と の 比 較. 43 55. ( 24 .8 ) 31 ( ‐7 ) 10 ( ‐9 ). 43. ( 口. 言. 語. 哲. 学. 19. 38. 48 39 46 23. ( 26 .5 ) 24 ( .8 ) ( 13 .2 ). 95 117. 69 ( .3 ) 67 ( ‐6 ). 98. (51 ‐4 ) (56 .6 ). 42. ( 24 ‐2 ). 89. これらの項目はいずれも, 〈現代語〉 の教科書の内容から抽出したものであり, どの項目も他科目より高 い数値をあげているのは当然のことと言えよう. しかし, 「言語哲学」 の項目については く現代語〉 と言えども4人に1人の教員しか取り扱っていない. 前述の通り, この項目については 「高等学校の段階で指導に無理のある項目」 として3人に2人の教員があ げて いる こ と と 重 なる.. 5. 4. 他 教 科 ・ホ ー ム ルー ム ・ そ の 他で の取 り 扱 い (表 5). 他教科・ホームルーム・その他の中でのいずれか一つでも 「A」 (重点的に取り扱っている) と記してい る 場 合 は 「A」, 「B」 (関 連 的 に取り 扱 っ て いる) と記 して い る 場 合 は 「B」 と して い る.. 「他教科・ホームルーム・その他」 といっ た国語科以外の学習活動では, 「討論・ディ ベート」 が3校に 1校, 「話し言葉・話し方」 が4校に1校の割合で取り組んでいる. 「討論・ディ ベート」 は地歴・公民科などの実践も耳にするし, クラブ活動として取り組んだり, 学校祭 やホームルームで取り組んだという話も聞く. 国語科で学んだ言語技術が生かされるという点からも, 国語 科が他教科の基礎基本を担う教科として重要な位置を占めることがわかる. このことからも, 「討論・ディ ベート」 や 「話し言葉・話し方」 といっ た音声表現の訓練や方法はもっ と 前の段階である義務教育で充実させる必要があるといえるだろう. 「漢字 (常用漢字) ・漢語」 も4校に1校の割合で取り扱っている. これは, 「漢字検定」 等を学校全体 145.

(13) . 佐野比呂己・比良 輝夫 で 取り 組 んで い 表 5. 他 教 科 ・ ホーム ル ーム ・ その. での. A 話 し 言 葉 ・ 話 し 方 14校 (8 ‐0%) 討 論 ・ デ ィ ベ ー ト 28 (16 .1 ) 文 章 の 構 成 ・ 表 記 4 (2.3 ). 語句・語桑 (慣用句) 漢字(常用漢字)・漢語. 4 11. い B. A+B. 33校 ( 1 9 .0%). 27 4 7校 ( .1%). 30. ( 17 ‐3 ). 58. 18. 22 30. (2 ‐3 ) (6 .3 ). 18 19. ( 10 ‐9 ). (1 .1 ) (0 .0 ). 5. (2 .8 ). 7. 7. 7. (4 .0 ) (4 .0 ). (0 .5 ) 0 ( ‐5 ). 4. (4 .0 ) (2 .3 ). 5. (2 .8 ). 3. (1 .7 ). 4. (2 ‐3 ). (0 .0 ) (1 ‐1 ). 5 9. (2 .8 ) (5 .2 ). 5. (2 .8 ). 11. (6 .3 ) (6 .9 ). 22. 音韻・アクセ ン ト 方 言 ・ 共 通 語. 0. ( 口. 語 ) 文 法. 1. 現代語の成立・歩 み. 1. 現 代 語 の 特 徴. 0. 言語の役割・機能. 2. 世界の中の日本語 外‐国 語 と の 比 較. 0. (0 .0 ). 12. 0 0. (0 ‐0 ) (0 .0 ). 11. (6 .9 ) (6 .3 ). ▼12. 3. (1 .7 ). 3. 言. 語. 哲. 学. 2. ( 33 .5 ) ( 12 .7 ). ( 10 .4 ) ( 10 .4 ). ( 12 .7 ) ( 17 .3 ). 11. (6 .3 ) (1 ‐7 ). 5. 5. 〈現代語〉 の学習内容を扱っている科目 (表6) 〈現代語〉の学習内容をどう位置付けているか明らかにするために,各科目での取り扱いを比較してみよう. 表6. 各科. の比. Q)話 し 言 葉 ・ 話 し 方 筋討 論 ・ デ ィ ベ ー ト ( 3 )文 章 の 構 成 ・ 表 記. 蝿 )語 句 ・ 語 桑(慣 用 句) 悔 )漢字(常用漢字)・漢語 倦 )音 韻 ・ ア ク セ ン ト { 7 )方 言 ・ 共 通 語 ◎( 口 語 ) 文 法 燈 )現 代 語 の 成 立 ・ 歩 み 回現 代r 語 の 特 徴. 側言 語 の 役 割 ・ 機 能 Q 2 )世 界 の 中 の 日 本 語 Q 3 )外 国 語 と の 比 較 説 側言 哲 学. 〈国語1〉 A+B A 19 93 46 9 7 0 1 29 86 1 4 2 1 0 0 1 43. 〈国語表現〉. 〈現代語〉. A. A 63 34 62. A+B. 79. A+B. 40. 61. 23. その他 A. A+B. 113. 14. 82. 28. 58. 105. 4. 22. 1 09. 4. 22. 47. 47. 39 92 68 67. 72. 110. 11. 30. 5. 41. 6. 26. 54. 104. 2. 7. 4. 40. 5. 28. 51. 99. O. 7. 24. 84. 10. 33. 32. 5. 44. 19. 50. I. 4. 7. 54. 6 9. 80 95. I. 4. 29. 81. 120. O. 5. 12. 74. 19. 117. 2. 11. 43. 8. 41 2・O. 70. 2. 43. 89. O. 12. 3. 46. 6. 19. 55. 98. O. 11. I. 27. 4. 12. 19. 42. O. 3. 78. 52. 各科目での取り扱いの比較から, 次のような傾向があることがわかる. ( 1 ) 「話し言葉・話し方」 「討論・ディ ベー ト」 といっ た音声言語の指導は, 〈国語1〉 などや く国語表現〉 より 〈現代語〉 で多く取り扱っている. 〈現代語〉 で 「話し言葉・話し方」 を3校に1校が 「重点的」 に取り扱い, 3校に2校は何らかの形で取り扱っていることになる. また, 「討論・ディ ベート」 は5校に1校が 「重点的」 に取り扱い, 2校に1校は何らかの形で取り扱っていることになる. { 2 ) 「討論・ディ ベート」 の指導は, その重要性は叫ばれながらも他の項目と比較すれば数値が低い. このことは, 「指導しにくい項目」 の数値の高さと呼応する . ) 「文章の構成・表記」 はどの科目でも取り扱っているが, 特に 〈国語表現〉 で「重点的」に取り扱っている. ( 3 146.

(14) . { 3 ) 〈現代語〉から見た「言語の教育」. 趨 ) 「語句・語桑 (慣用句)」 「漢字 (常用漢字)・漢語」 は く国語1〉 などや く現代語〉 で取り扱っ ているという 数値が高い. { ) 「方言・共通語」 「 (口語) 文法」 「現代語の成立・歩み」 「現代語の特徴」 「言語の役割・機能」 「世界の中の 5 日本語」 「外国語との比較」 といったことばを再認識する分野は く現代語〉 で取り扱っている数値が高い. { 6 ) 「言語哲学」 を取り扱うのは く現代語〉 においても4校に1校の割合にしかすぎない.. 6. 〈現代語〉 の評価 〈現代語〉 の評価は次の通りである. 平 常の 学習 活 動 を 中心 に. … …96名 ( 8%) 54 ‐. ペ ー パ ー テ ス トを 中心 に. …‐ ‐92名 ( 52 5%) .. レポー ト・ プ レ ゼ ンテ ー シ ョ ン を 中 心 に. … …35名 ( 2QO%). … … 2名 (1 1%) ‐ 「その他」 /取り立てて現代語の授業がなく, 古典1の中で現代語も扱っている /ノート/音声言語活動/ .. 無回答. 資料収集及び統計からの小論文 「ペ ー パ ーテ ス トを中心 に」 評 価 して いる とい う 回答 が半 数 を超 えて いる 「レポ ー ト・ プレゼ ンテー シ ョ .. ンを中心に」 評価しているという回答は5校に1校の割合である. 〈現代語〉 という科 目の特性を考 えると, 全てをペ ーパ ーテストで評価するのは難しい. 〈現代語〉 の 「内容の取扱い」( 1 )にも 「知識に偏することなく, 調査, 報告, 討論など生徒の活動する機会を適宜設ける ようにする」 とあるように, 生徒の学習活動を設定する場合はレポート・プレゼンテーションが中心となる で あろ う.. 7. 〈現代語〉 はどう扱われているか 7. 1. カ リ キ ュ ラ ム に つ いて. 〈現代語〉 は, ほとんどの学校で最終学年で位置付けられている. 全日制では第3学年で, 定時制では第 4学年に置かれている. 〈現代語〉 の学習内容は社会人として必要な言語能力を養うものばかりであり, 〈現 代語〉 を 「必修」 の最終学年に位置付けている学校では学校生活の最後に 「言語の教育」 の総まとめ・補完 科目として位置付けている. 7. 2. 学習 対 象 に つ いて. 〈現代語〉 の学習対象は学校によって様々である. 〈現代語〉 を基礎のできていない生徒の補完科目とし て位置付ける学校もあれば, 逆に基礎のできている生徒の発展科目としてとらえる学校もある. 学校によっ ては音声表現の指導を充実させる科目, コミュニケーション学習の科目としてとらえている場合もある. ま た, 就職対策の科目としてとらえたり, 進学対策の科目としてとらえたりする学校もある. これだけ学習対象が多様なのにもかかわらず, 教科書は国語科の中では最も少ない6社6種しか発行され ていない点は大きな問題と言えよう. 7. 3. 音 声表 現 の指 導 に つ いて. 以前の調査では音声表現の指導が十分にできていないことを明らかにした. 本調査では 「音声表現の指導がどの程度できているか」 という設問はなかっ たものの, 音声表現が取り扱 われている状況を見ると, 「話し言葉・話し方」 は く国語工〉 などでは5 7%, 〈現代語〉 では65 3 3%となっ . ‐ ている. さらに 〈現代語〉 では取り扱いの中でも 「重点的」 に取り扱っ ているという学校は36 4%となって . 147.

(15) . . 佐野比呂己・比良 輝夫 いる. 「討 論 ・ デ ィ ベ ー ト」 も 〈現 代 語〉 で は47 3% が取 り 扱 い, そ の 中 の19 6% が 「重 点 的」 に取 り 扱 っ . . て いる とい う.. 一般的に音声表現の指導の重要性を認識しながらも実態としては 「できていない」 という現実を見るとき, 〈現代語〉 で実践してきた音声表現の指導の実践に学ぶことができるはずである. 7. 4. 学習 内 容 に つ いて. 〈現代語〉 を実践する教員は く現代語〉 の学習内容をどのように考えているか, 概ね次のようにまとめる こ と がで きる. ( 1 ) 音声表現の指導や [言語事項] については, 「義務教育」 の段階でもっ と取り組んでほしいと考えている‐ ( 2 ) ことばについて再認識する分野の学習は く現代語〉 で 「重点的」 に行おうと考えている. ( 3 ) 「言語哲学」 については, 高等学校段階では指導に無理があると考えている.. 7. 5. 評 価 に つ いて. 〈現代語〉 は大部分が 「ペーパーテストを中心に」 評価しているものと考えていた. 半数以上は 「ペーパー テ ス トを中心」 で ある が, 5 校 に1 校の 割 合 で 「レポ ー ト・ プ レ ゼ ンテ ー シ ョ ン を中心」 に評 価 して いる こ. とがわかった. 従来, 国語科の評価は 「知識の習得」 がいかになされているかという 「ペーパーテスト」 が 主であったが, 生徒の学習活動である 「レポート・プレゼンテーション」 を評価の中心に据えている点に注 目 した い.. む. す. び. 以上の調査の結果, 〈現代語〉 がどのよう .な形で開設され, その中でどのように扱われているか明らかに なっ た. 設問の最後には, 〈現代語〉 の評価のあり方・音声言語の指導のあり方・ 〈現代語〉 の位置付け・ 〈現代語〉 に関する感想を最後に書いてもらった. 熱心な回答が多く寄せられ, 中にはわざわざ実践資料を 同封して下さっ た方もいらっ しゃっ た. 〈現代語〉 に対する教員の意識の高さがうかがえる. そこには, 実 際に 〈現代語〉 を指導する中で感じたことや現状が綴られている 注17. 特徴的な考えをいくつか原文のま ま紹介し, むすびとしたい. ○ ○ ○ ○. 生徒が楽しんで学んでいるということを一番感じる科目である. 教材設定も自由がきき, 私自身も楽しい. 「学習」 させるのなら全く意味がない. 学んで知るべきである. 教授者の実力・経験・及び準備により, いかようにも展開できるやり甲斐のある分野だと考えます‐ 生徒自身の言語経験の中で考えさせられるので身近な問題が多く, 関ノ を呼びやすい.. ○. 本校は少人数編成の選択授業内での実施で, 比較的制約のない中で指導出来るので, 生徒達は新鮮さを感じ, 教員側も楽しく授業ができる.. ○ ○. 工業高校は6年目ですが, 基礎的基本的な科目として定着するかも知れません. 学習集団の規模がすぎると困難になってくる.. ○. 自分自身 〈現代語〉 に興味はあるが, 習ったこともないし知識も乏しいので指導に自信がない. 国語の中で1 番難しいと思う. 私も習いたいくらいだ.. 注 乙 1T ^. 148. 大平浩哉 「現代語の理念と方法」『月刊国語教育』 束京法令出版 1 9 8 9 6 .p ‐6 . ,5 〈現代語〉 の履修状況・開設状況については, 次の拙稿を参照されたい‐.

(16) . ( 3 ) 〈現代語〉から見た「言語の教育」. 佐野比呂己・比良輝夫 「〈現代語〉 から見た 『言語の教育』 { ) 2 0一2 2 0 0 0 」『北海道教育大学研究紀要』(教育科学編)5 PP. .p ,2 88 95 - .. 3 「幼稚園, 小学校, 中学校, 高等学校, 盲学校, 聾学校及び養護学 校の教育課程の基準の改善について(答申) 」 1998 . ,7 ,29 4 同様の見解を注2, 及び次の拙稿でも述べている. 佐野比呂己 「〈現代語〉 から見た 『言語の教育』 」 『月刊国語教 育』 東京法令出版 1999 ‐ p. 95. ,8. 5 文部省 『平成9年度学校基本調査報告書 (初等中等教育機関・専修 学校・各種学校)』 大蔵省印刷局 1 9 9 7年 6 調査票を送付した3 0 0校について, 地域別・国公立私立の別は [資 料1] の通りである‐ 東日本と西日本を比べると, 西日本の開設校を 見つ けることが困難であっ た.. 7 調査票については [資料2] を参照‐ 8. 注2 p ‐92 ‐ このことについて石塚秀雄氏 は次のよう に発言 している‐. 9. しかし, 現代語を実践している学校の実態は音声表現に力を入れ てやっていて, 言葉の成り立ちというところを生徒が自分たちで活 動して調べて, 討論を作り上げていくという実践は, まずここ数年 寡聞にして聞いたことがない です‐ (「座談会・ 国語教 育のあり方」 『日本語 学』 明治 書院 1998 .pp . ,1 178 1 9 7 ) ‐ ‐. [資 料 1] 回答校/依頼校 都道府県 合 計 国公立 私 立 都道府県 合 計 国公立 私 立 1北海道1 4 /1 71 2 /1 52 / 22 5滋 賀 3 /43 /40 /0 2青 森 4 /5 4 /5 0 / 02 /80 /l 6京 都 4 /9 4 3岩 手 4 /41 / l幻大 阪 8 /1 75 /1 03 /53 /7 4宮 城 3 /63 /60 / 02 8兵 庫1 0 28 /92 /3 /1 5秋 田 2 /32 /3 0 / 02 9奈 良 2 /32 /20 /l 6山 形 3 /43 /40 / 03 /2 0 0和歌山 0 /20 /0 7福 島 5 /75 /5 0 / 2近 畿2 7 72 /4 2 /3 55 /1 2 北海道・東北3 5 /4 73 2 /4 23 / 53 1鳥 取 0 /3 0 /20 /l /72 8茨 城 2 /70 / 03 2島 根 0 /00 /00 /0 /5 1 9栃 木 5 /64 / l3 3岡 山 3 /82 /61 /2 /53 /41 / l3 1 0群 馬 4 4広 島 4 /9 4 /. 80 /1 1 1埼 玉 5 /1 24 /1 01 / 23 5山 口 2 /32 /30 /0 1 2千 葉 6 /0 /1 24 /1 02 / 23 6徳 島 0 /20 /2 0 1 3東 京1 5 31 /30 /21 /l /2 2 /1 73 / 63 7香 川 1 1 4神奈川1 1 /1 48 /1 03 / 43 8愛 媛 3 /42 /3 1 /l 8 /7 関 東4 93 7 /6 31 1 /1 63 9高 知 3 /33 /3 0 /0 5新 潟 5 /75 1 /70 / 0中国・四国1 /3 /2 6 51 3 93 /6 /43 /31 / l4 6富 山 4 /1 15 /8 1 0福 岡 6 /3 1 /30 /33 1 7石 川 3 / 04 1佐 賀 0 /20 /2 0 /0 /21 /20 / 0壌長 崎 0 /10 1 8福 井 1 /l0 /0 1 9山 梨 1 /31 /30 / 04 3熊 本 1 /40 /31 /l /60 /65 2 0長 野 5 / 0 製大 分 1 /3 1 /30 /0 /55 /50 2 1岐 阜 5 / 04 5宮 崎 3 /73 /60 /l 2 2静 岡 8 /81 /97 / l4 6鹿児島 2 /42 /40 /0 2 3愛 知1 0 /1 48 /1 12 / 34 7沖 縄 3 /33 /30 /0 /42 /40 / 0九 6 2 4三 重 2 州1 /3 51 4 /3 02 /5 部 ”/5 2 好 5 総 計1 中 74 0 /5 8 6 / 3 0 c1 5 8 / 2 12 8 5 /4 9. 10 複数の学科を設置している学校については, そのまま全てを繰り入れた. ま た, 「そ の他」 に回答 があっ たも の の中で適 宜対応する学科に次の通り繰り入れた. 家 庭 科←家政科1, 被服科1, 調理科1 情報処理科 瞥報経理科1, 生活情報科1 工. 業. 科 ←機械科1. 1 1. 〈現代語〉 を開設していない学校は1 5校あった. そのうち2校は教科書は購入させているが, 他の国語科科目で活用して いるそうで ある‐ 5校 は1997年度ま で開設 していた が, 1998年度 は開設 していないそうである‐ 2校は1 9 9 9年度以降に開設. 予定であり, 予め教員用に教科書を購入したとの回答を得ている‐ 12 複数回答 が3校あっ た‐ 2校はコース別で単位数がそれぞれ異なり もう1校は分割履修により1単位が必修 1単位が , , 選択とな っ ている‐ 複数回答が5校 あっ た‐ 3校はコース別により 「選択・必修」 がそれぞれ異なり もう1校は分割履修により1単位が , 必修, 1単位が選択となっている‐ 14 〈現代語〉 の教科書が6社6種に対し, 〈国語表現〉 は8社9種, 〈古典□〉 が1 1社1 3種, 〈現代文〉 は1 3社2 5種であっ た‐ また, 〈国語1〉 の教科書のほとんどが改訂がなされたにもかかわらず 〈現代語〉 の教科書改訂は1社1種しか行われ 13. てrし、≠ まし・ ‐. 15. アンケー ト用 紙裏面 (m⑥~⑭) に全く回答がなさて いないも のが13校あっ た.. 16. 注2. 17. 本稿では, 紙幅の都合で省略した. 機会があれば発表したい.. p.92 .. 附. 記. 本稿は, 佐野比呂己が19 99年1月1 1日に北海道教育大学大学院教育学研究科に提出した学位 (修士) 論文 「高等学校国語科における 『言語の教育』 の現状と課題」 の一部を加筆・修正したものを, 比良輝夫が校閲したものである . 本稿は平成10年度科学技術研究費補助金 (奨励研究B. 0902001 研究課題名 「高等学校における 『言語の教育』 の在り方 課題番号1. についての分析・考察」 ) を受けて行っ た研究の成果の一部である. 149.

(17) . 佐野比呂己・比良 輝夫. [資 料 2 ]. 〈 現柵〉に園するアンケート. 、します. 1現状についてお飼t 学校名 ( ) 国立・公立・私立の別 ア瞬立 イ公立 ウ私立 工その他( 愛科(舷当する学舶全てに0毛つけて下さい) ‐. γ獅科 イ農耕 ゥ壌料 ヱ両鰯 オ水潮 力柵舷 糧舎科 ク獅科 ) ケ理数科 コ看護料 サその他( 全日翻・定時制・遍価額の別 ア全日闘 イ定時制 ウ通循鯛 エその他( ) 江先生について総焼いします. 年鯵 ( )鷲 ⑭”q ”騨 ( )年 先生の大学でのご専門をお客え下さい. q 靴段 ) イ閉文学・日本文学(近・現代) は 膚 ア国文学・日本文字(近 ウ田癒学・日本筋芋 工渡文学・中国文字 オ国籍料牧野 力その他( 先生の禅懸分野宅お答え下さい. 明開扉(脱明的x ) ウ 擢葛 工文 裂 ア校解振導(文学的文章) イ磯1 け ーー ま 謬 牛その他( オ奔流姿現橋尊 力餌1 ゑ率 摘 悪食役での0璽代漕Pの関被状況についてお偽いします. の騎を軟えてください・ ①貴校の国曙料のカリキュっム及び班位轍.鵬馨人魚 必 ー、 r l 必頃 iにはいずれか. ② 瑳校では も緊殴され宝 γ平成6年鷹から イ平成7年度から ウ平成8年度から エ平成9年度から オ平成I D 一 q E度から の・ 愛校ではく現召 と 露〉を来年度ロ 没しますか . ア現学翫i 脳醒姿頬下では開校を焼ける イ来年度は囲駁するが以後は栄定である ウ来年度は開設するが以後は期駁しない予定である エ図没しない ④ (のでイウエとお答えになった方のみお客犬ください)その親由モお警え下さい・. 貴校では 、次の項目はどの科目で取り変っていますか(載り扱うべ●ですが).萱義 ・る増 H 舎はB 的に取り扱っている場合は^ 、取り舞っていない堰 、慨遠的に載り扱って‘ 合はCとごiス下さい. 】 L・. ▲ 晴 1 .ー ;1 濁硝1悶硝双鳳撤 , . ‐、“ ‘ 凹 1 濁 ァ際し言壕・話し方 イ肘槍・ディベート ウ文歌の構成・表泥 ー 1の 工務旬・隔繋q * 1 字 )・漉衛 オ溝字( 1 力藷細・アクセント 遁研 キ方言・うけ l )文法 ク( n ◆ ケ現代煽の成立・歩み コ現代緒の特徴 サ宮橋の8 と 網・風館 . シ世界の中の日*縞 剛隙臨書 ス外間郷との比較( な ど ) せ曾爾哲学(◆贈1 、 . の次の内客の中で 、小・中学校時に掌繊毛すませておくべ巻項目毛全て藻んで ‘ ア話し言葉・謡しカ イ肘ぬ・ディベート ウ文章の構成.姿E 1 膿川句) 才淡字(常用涙字)・資務 力音韻・アクセント 工街句・賂食( ー 1 曙の特徴 キカ 虞・共通紡 ク(口鞘)文浅 ケ現代賭の成立・歩み コ現代 ・ 世界の中の日本緬 ス外国柵との比較(日本橋の性格〉 サ官統の役洲・桟焔 シ 1 セ甘緬哲学( ・鼠味始など) す 尊に鴬班な項目を全て嘉んでTさい. ◎次の内容の中で、高専学校の穀椿での推 1 協・ディベMト ウ文*◎構成・姿記 γ話し宮雛・曙し方 イ針 エ鰯句・硝裁く慣用句) *灘字(富川襖字)・湊循 力奇観・アクセント キ方言・共通緬 ク(ロ師)文法 ケ現代層の成立・歩み コ現代精の特徴 サ宮鰭の投網・楓億 シ世界の中のD*罷 ス外国編との比較(日本猫の性格) 綾など) セ官婚哲学(一般悪味^ 、て の く現代獅 の坪価につ‘ ア平簿の学習活動を中心に イベーバーテストを中心に ′ンテーシタンモ中心に ウレポート・ブレゼ 工その他(. ◎ 〈現代堰Pの担当牧■は同人いますか. . = 雁〉について、先生ご自身○お立鯖からお事え下さい 無 く現代 の く現代凹Pの内葛について ない 山とても異味がある 慨まあまあ異珠がある 卿あまり臭味がない 鴎全く亮味が モ も え の と お 考 の 全 が る る 摘 章 す る 必 要 入 れ て に カ モ 特 る 蟻 舎 指 導 す ⑦ 〈壕代糖)モ 、 て;んで下さい .ない整合はrなしjに0をつけて下さい. ア話し官楽・諾し方 イ甘嫌・ディベート ウ文章の構成・姿E 慣用句) オ義学(笛用灘字)・龍簾 力音姿・アクセント エ霧句・厩桑(. )難 聴欄の蚊・歩み コ現価の禍 =婚 キ寵・類掻 ク(. の性柊) ・ r サ言語の役額・楓飽 シ世界の中の日本婿 ス外国締との比牧(日▲ ) ソその他( セロu 掌( 鉛皿味■など 夕なし 、樽*とする項目を全て壷んで下さい.ない ⑪ 〈現代紙〉を指奪する場合 、璽嘘“あり 捲合は「なし」に○をつけて下さい. I E ア嬉し言董・略し方 イ付鶴・ディベート ウ文章の編成・斑 工婚句・磯寮(慣用句) *麓字(常用群字)・賞碓 力善綴・アクセント 1 厨の幹電 通爾 ク(口擾)文法 ケ現代髄の成立・歩み コ現代 キ方言・共 。 サ言所の役溺・櫨焔 シ世界の中の日本壕 ス外題橋との比枚{日北房の性格) o l 畦塾な考〉 ソその他( 1 旨学( ”- セ甘露 夕なし ④ 嫌代四pを寂葛ずる誓食 、特に癖噂しにくいと悪ゎれる項gを黛≦iゐでTさぃ・ 一に0モつけて下さい. ない好金銭「なし I E γ墜し画素・接し方 イ付登・ディベート ウ文章の構成・姿 常用渡字)・湊暦 力書観・アクセント エ緩句・瞳寮(慣用句) *滋字( 1 晴の”欲 u ク(口層)文法 ケ現代晒の成立.歩み コ現篤 半方言・非議 1 暦の性格) 1 匿 ス外額帝との比較(日本 サ甘雁の夜廟・鶴能 シ世羅の中の日本 n 妹蘭など) ソその他( セ曾爾哲学( ー登 夕なし .. ◎ <現代層〉をどのように位賞付けているが次から全て違んで下さい ァ 僧怖1)〈国婿=〉 偶代文〉などの禰 札日として イ 個碕!〉く贋団=〉 q剛けりなどの発憂料日として “ 魁ーの科目として ウ骨声姿現の指導を充塞させる科目として エ盤 *コミュニケーシ,ン学習の科目として 力その他(. ◎ 偲代親Pの坪価は . 、どうもるべ8で芯ると考えますが. 曲. 150. 事は ○高専学校圃属料Oー戸・纏0緒; 、どうあるべ巷であると考えますが・. 圏曙料の必修科目 1 曙 〉の学資内容は大切であり 偶代 槽 憂”では‐ 、 の▼嫌部分に碑置付けられると考えられますが ・ 、あなたはどう考えますか. 倣代鯖)を実篤に授黛する中で 、お雌じ0ことモぉ凄む下さい.. 同 定 代糊Pに関するヰ ロ ーなご1 日 尼やお聞かせ下さい.. ご協力、ありがとうございました..

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