『医 学 資 料 の 整 理 と利 用
マ ニ ュ ア ノレ病 院 図書 室
』 の 作成 につ い て
I マニュアル作成の目 的 今日,医学情報は増加 する一方で, その形 態 も多様になってきて います。病 院におけ る 図書室は,医学情報の増加 および医療内 容の 複雑化・専門化・ 高度化 に伴い, その必要性 が近年, 徐々に認識さ れてきました。 図1は,専門図書館の利用の流れを示 した ものです。これを見ればわかるように,専門 研 究 ・ 診 療 ・ 学 習 特 定文献を希望 所 蔵 あ り 研 究 主 題 の 文 献 を 調 べ る(巨 巫亜弓)
(西垣 三 巫 )
文 献 の 所 蔵 の 有 無 の 確 認 所mなし 図 1 引 用 16 浜 口 恵 子 (高槻赤十字 病院) 首 藤 佳 子( 星ヶ丘厚生年金 病院) 安 達 貴 美 子( 西淀病院) 小 田 中 徹 也 (国立京都病 院) 図 書 館 で ば 閲 覧 サ ー ビ ス″ ゛貸 出 サ ー ビ ス″ だ け で は な く, ゛文 献 検索 サ ー ビ ス ″ ゛文 献 相 互 利 用 サ ービ ス ″な ど,種 々 のサ ービ スを 行 っ て い ま す 。 病 院 にお い て も, 現 在 の 臨 床 や 研 究 を 進 め て い く上 で は , 病 院 図 書 室 が こ れ ら の図 書 館 サ ービ スを 行う こと が必 要 に な って き ま し た。 昭 和49年 秋 , そ れ に 対 応 す る た め に設 立 さ れ た 近 畿 病 院 図 書 室 協 議会 (以 下 ,「 病 図 協 」 と略 す ) も, 早 や10周 年 を 迎 え ま し た。 この 間, 様々 な 活 動 を 展 開 し , 病 図 協 の 催 す 研 修 会 も回 を 重 ねて き ま し た 。 そ の 中 にお い て , 図 書 室 担 当 者 の 基 本 的 な 実 務 知 識 修 得 へ の潜 在 的 要 求 と い う もの は , 絶 え ず 問 題 に なり , ま た考 え て い か ねば な ら な い 課 題 の1 つ で し た。 そし て , 担 当 者 の 業 務 レ ベ ル の標 準 化 , 資 質 の 向 上 な ど を 図 る た め の , 病 院図 書 室 の 業 務 指 針 と な る もの の 必 要 性 を 痛 切 に感 じ て お り ま し た。 病 図 協 は , こ の よ う な 現 状 に 立 脚 し て , 病 院 図 書 室 の 機 能 に つ い て 実 務 を 中 心 に 編 集 し た, 入 門 書 と もな り 得 る 「 病 院 図 書 室 マ ニ ュ ア ル 」を 作 り, 病 図 協10年 の ま と め と す る こ と に し ま し た。 そ し て, 3 年 の 月 日を 費 し, 様 々 な 問 題 に ぶっ か り な が ら も, よ う や く こ の 4月 に 『 医学 資 料 の 整 理 と 利 用 一 病 院図 書 室 マ ニ ュ ア ルー 』 の 書 名 で , ト シ マ 参考 図 書 よ り 発 行 さ れ る 運 び と な り ま し た。(翌 翌巨)
庶 璽 匠)
(四 耳聶 冊)
閲 退 館 研究・診療・学習 E 書館:i の 文献 相互 利用 図 書 館 の 利 用 ゛医 学 文 献 の 探 し か た ;医 学研 究 者 の た め の わ か り や す い ガ イド ″ 東 京 、 日 本 医 書 出 版 協 会 1983 p.60本 書 の 目 的 は, 病 院図 書 室 の 機 能を 実 務 を 通 して 明 確 に し, 統 一 的 に 理 解 す る こ と にあ り ま す 。 こ れ に よ り, ひ い て は 図 書 館 協 力 活 動 を も, さ ら に 向 上 さ せ て い け る と 考 え て お り ま す 。 n 内 容 紹 介 当 初は , 書名 を 『病 院図 書 室マ ニ ュアル ー 小 医 学 図 書 館 の機 能 と そ の 実 務− 』 と 予 定 し て い ま し たが , 広 く医 学 資 料 に 接 す る 人 々 に も利 用 され得 ,る もの であ ると の考 え から ,前 述 の よ う に 『医 学 資 料 の 整 理 と利 用一 病 院 図 書 室 マ ニ ュ ア ル ー 』 と し ま し た。 本書 で は。 実務 を効果 的 に理 解 す る た め に , 叙 述 の順 序 を 業 務 の 流 れに 即 し て 配 列 し ま し た 。 ま た, 第 1 章 か ら 第 8 章 ま で の 本 編 の後 に , 資 料 編を 付 け ま し た。 図 2が , 本 書 の 内 容 構 成 で す。 ( 書 名 ) ( 副 書 名 ) ( 内 容 構 成 ) 医 学 資 料 の整 理 と 利 用 一 病 院図 書室 マ ニ ュ ア ル ー 第 1章 病 院 と 図 書 室 第 2章 資 料 お よ び 選 択 と 収 書 第 3章 資 料 の 整 理 ( 単 行 書 ) 第 4章 資 料 の 整 理 ( 逐 次 刊 行 物 ) 第 5 竜 貸 出 と 閲 覧 第 6 章 レ フ ァ レ ン ス ・ サ ービ ス 第 7 章 相 互 貸 借 第 8 章 病 院図 書 室 の マ ネ ー ジ メ ン ト 資 料 編 I 医 学基 本図 書目 録 和 書 378 冊 洋 書 489 冊 合 計 867冊 H 医 学 ・ 病 院 図 書 室 関 係資 料 目 録 単 行 書 90冊 雑 誌 29種 主 題 別 文 献 目 録 146件 教 育 研 修 機 関 一 覧 28機 関 Ⅲ 病 院 図 書 室 設 備 レ イ ア ウ ト( 図 版 ) 6 機 関 備 品 ( 写 真) 図 2 内 容 構 成 次 に、 各 章 につ い て 簡単 に説 明 し ます 。 第 1 章 は 、 病 院 図 書 室 の 要 旨 を 把 握す るた め の 概 論 にあ た り、 病 院図 書 室 の現 状 と、 整 え て い か な け れ ば な らな い要 点 を 述 べて い ま す 。 また 、 こ こで は、 い わ ゆ る図 書 館 の相 互 協 力 活動 に つ いて 、 病 図 協 の活 動 を 具 体 的 に 紹 介 しま し た。 第 2章 で は、 病 院図 書 室 の 対 象 と す る資 料 につ い て 説 明し 、 その 選 択 と 収 集 の 実 務 に 入 り ま す 。 即 ち、 病 院 図 書 室 で は 、 ど の よ う な 資 料 を 、 ど の よ う な 方 法 で 収 集 す る の か が示 さ れ て い ま す 。 第 3章 、 第 4章 は 、 資 料 の 組 織 論 に あ た り ま す 。 収 集 し た 資 料 を ど の よ う に 整 理 し 、 保 管 し て い く の か を 、 詳 し く述 べ て い ま す 。 第 3 章 「 単 行 書 の 整 理 」 に おけ る 目 録 法 や 分 類 法 は 、図 書 館 実 務 の 中で も 統 一 化 して い く べ き も の で し ょ う。 第 4章 「 逐 次刊 行 物 の 整 理 」 も、 医 学 情 報 に おけ る 雑誌 の 資 料 的 価 値 か ら 考え ま す と、 そ の受 入や 保 存 法 など は 日常 業 務 の中 心を な して い ると 言 え ま す。 そ して 、 こ の よ う に 収集 、 整 理 さ れ た資 料 は、 第 5章、 第 6章 の 利用 サ ービ スに お いて 、 直接 利 用 者 と 結 び つ き ます 。 こ こで は、 そ の 図 書 室 の実 務上 の工 夫 、 図 書 館 員 の 借 吐や力 量 によ って 、 サ ー ビ ス内 容 が 大 き く 左 右 さ れ るの で 、 実 例を 多 く用 い 、 よ り 具 体 的 に 説明 し て い ま す 。 第 7章 「 相 互 貸 借 」 は 、 本 来 、 レ フ ァレ ン ス・ サ ービ スの 中 に 含 ま れ る 実 務 で す。 しか し な が ら 、 病 院 図 書 室 で の 重 要 性、 実 務上 要 求 さ れる 正 確 さ の 確 保 か ら、 独 立 して 章 を 設 け、 こ こ で 詳 し く 述 べ て い ま す。 最 後 の 第 8 章 は 、 病 院図 書 室 の 経営 につ い て ま と め 、 そ れ が 病 院 全 体 の管 理 ・ 運 営 と ど の よ う に関 わ る か に つ いて 触 れて い ま す 。 以 上 の 各 章 は、 そ れ ぞ れ内 容 の性 格 上 、 あ る い は 実 務 的 分 量 か ら、 具 体性 の多 い もの と 少 な い も の と があ り ます 。 ま た、 多 様 な 方 法 の 中 か ら 1つ 、 ま た は 2つ に集 約 し て 説 明 し 17
た 場 合 と 、 そ れ ぞ れ の図 書 室 に取 り 入 れて い く材 料 と し て 多 く を 並 列 し た場 合 があ り ま す。 し た が っ て 、 各 実 務 を 実 際 に 進 め て い く上 で は 、 読 者 の 取 捨 選 択 に 委 ねら れて い る部 分 も あ り ま す。 次 に 、 資 料 編 に つ い て で す が 、 I の「 医 学 基 本 図 書 目 録 」 は 、 い わゆ る定 評 あ る成 書 、 もし くは 教 科 書 と 呼 ば れて い る資 料 で す。 洋 書 につ い て は 5種 類 、 和 書 につ い て は 6 種類 の 書 誌 類 を も と に基 礎 リ スト を 作 り 、15機関 の 各 分 野 の専 門 家 に ア ン ケ ート を 依 頼 し、 集 計 し た 結果 で す。 図 3 は、 ア ン ケ ート を お 願 い し た 病 院で す 。 H で は、 医 学 ・ 病 院図 書 室 関 係 の 資 料を 網 羅的 に 収 録 し 、 さ ら に、 教育 研 修 機関 や団 体 も リ ス ト ・ ア ッ プ し ま し た。 ま た、 mで は、 病 院図 書 室 の 設 備 に つ い て 、 図 版 と写 真を中 心 にま と め ま し た。 こ れ ら は、 そ れ ぞ れ 利 用 価 値 の 高 い 資 料 集 で あ る と 思 わ れ ま す。 以 上 が、 本書 の内 容 構成 の 概 略 で す。 18 星ケ丘厚生 年金病院 国立京都病院 国立大阪病院 倉敷中央 病院 京都第一赤十字病 院 京都市立病院 九州厚生 年金病院 大阪府立成人病センター 大阪回生病院 大阪赤十 字病院 大津赤十字病院 社会保険広島市民病 院 島根県立中央病院 住友病院 天理よろづ 相談所病院 ( ABC順) 図 3 ア ンケ ート依頼先病 院 Ⅲ 経 過 報 告 次 に 、 編 集 経 過 に つ い て 報 告 し ま す。 昭 和56年11月13日 、56年 度 第 4回 幹 事 会 に お い て 、「 病 院 図 書 室 マ ニ ュ ア ル」 を 病 図 協 で 編 集 す る こ と が 決 議 さ れま し た。 昭 和57年 1 月21日 第 5 回 幹 事 会 で 編 集 委 員 4 名 が 選 出 さ れ 、 2 月 4 日 に は 、 第 1 回 編 集 会 議 が 開 か れ ま し た。 4 月 の 第 3 回 編 集 会 議 に お い て 、 内 容 構 成 と 執 筆 分 担 が 決 ま り 、 監 修 も 慶 応 義 塾 大 学 の 津 田良 成 教 授 に お 願 い す る こ と に な りま し た。 こ の間、 内 外 の 資 料を 参 考 にし て 、 当 マ ニ ュ ア ル の 目 的 や 内 容 、 ま た、 表 現 法 な ど に つ い て 検 討を 重 ね ま し た 。 57年 5 月 に 入 っ て か ら は 、 各 執筆 者 か ら 、 そ れ ぞ れ の 担 当 分 野 の 内 容 構 成 や 叙 述 方 法 に つ い て の 考 え方 や 構 想 を 提 出 し て い た だ き 、 編 集 委 員 と 執 筆 者 と の 合 同 編 集 会 議を 開 き ま し た 。 各 会 員 図 書 室 へ は 、 採 用 し て い る 分類 法 や 目 録 法 、 実 務 に 用 い て い る 様 式 、 ス タ ッ フ ・ マ ニ ュ ア ル の 有 無 、 さ ら に は 、 当 マ ニ ュ アル へ の 要望 な ど につ いて ア ン ケ ー ト 調 査 を し ま し た。 ま た、 病 院図 書 室 だけ で は な く 、 医 学 図書 館 か ら も利 用 規定 や 案 内 な ど の 見 本 を 提 供 して い た だ き ま し た。 こ の よ う に 準 備 作業 を 進 めて い く 過 程 に お いて 、 編 集 委員 と 執 筆者 と の 個 々 の 打 ち 合 わ せ を 幾 度 と な く 行 い、 調 整を 図 っ て 行 き ま し た。 当 初の 計画で は、57年 8月 末 脱 稿 、 秋 に は 編 集 ・ 整 理 作 業 を 終 え 、12月 末 に は 版 元 へ 完 成 原 稿 を 引 き 渡 す 予 定 で し た。 し か し な が ら、 夏 の 間 作 業 が 進 ま ず 、 ま た、 8 月 下 旬 には 日 本 病 院 会 全 国 図 書 室 研 究 会を 病 図 協 と の共 催 で 大 阪 に お い て 開 催 し た た め 執 筆 状 況 が 大 き く 遅 れ る 事 態 と な り 、 作 業 計 画 も大 幅 に修 正 し なけ れば なら なく なり まし た。 こ の 段 階 で 、 編 集 委 員 は 、 各 章 の 執 筆 経 過 を 注 視 して い く と 共 に 、 資 料 編 の 作 成 作 業 を 開 始 し ま した 。
9 月 早 々、 津 田 先 生 宅 へ 編 集 委 員 2 名 と 出 版 者 側か ら1名 が 出向 き、マニ ュア ル 発 行 の 趣 旨 や 内 容 構 成 に つ いて 説 明 し 、 監 修 を お 願 い し ま し た 。 こ の 時 に 、 適 切 な 指 導 や 助 言を い た だ き、 マ ニ ュ ア ル の 基 本 的 な 性 格 づ け が な さ れ ま し た 。 57年 秋 に 入 っ て か ら は 、 草 稿 が 次 第 にで き あ が って き て 、 編 集 委員 と 執 筆 者 と の 間 で、 内 容 、 表 現 、 他 章 と の調 整 な ど、 検討 を 重 ね て 行 き ま し た。 資 料 編 の 作成 に は ア ン ケ ー ト 調 査を 行 い、 内 容を 吟 味 し ま し た。 フ ォ ー ム の検討 ・ 統一化 、 図版 の 整 理 等 も行 い ま し た。 こ のよ う な 作業 は、 結局 、58年 春 まで 続 き ま し た 。 ま た、 著 作 権 の関 係上 、 病 図 協 と版 元 ト シ マ 参 考 図 書 と の 間 で、 明 文 化 さ れ た契 約 も交 わ す こ と に な り ま し た。 そ の 後 、 一 部 の章 につ い て は、 止 む な く 執 筆 者 の 変 更 もあ り ま した が 、58年 7月 初 め に よ う や く草 稿 が 出 揃 っ た ので 、 監 修 者 の 津 田 先 生 に 原 稿 を 送 付 し 、監 修を お 願 い し ま し た。 し か し 、 こ れは 、 用 語 、 文 体 の 統 一 が と れて お ら ず 、 送 り 仮 名 や 用 字 に不 適 当 な もの もあ る 状 態 で あ り ま し た。 こ の 原 稿 を もと に 、58年 8月24日、 大 阪で 編 集 経 過 の 概 略 56.11.13 56年度 第 4回 幹 事 会 に お い て、「 病 院 図 書 室 マ ニ ュ ア ル 」 編 集を 決議 。 57.1.21 56年 度 第 5回 幹 事 会 に お い て、 編 集 委員 選 出。 編 集方 針 、 ス ケ ジュ ール の 概 要 に つ いて 検 討。 57.2.4 第 1 回 編 集 会 議。 57.4.3 第 3回 編 集 会 議。 内 容 構 成 と執 筆 分 担を 決 定。 監 修 は 津 田先 生 に依 頼 す る こ と とな る。・ 57.5.29 第 5回 編 集会 議 。 執 筆 者 と共 に 、 各章 の 項 目 、 執 筆方 法、 ス ケ ジュ ール等 に つい て 検 討 。 57.7.29 第 7回 編 集会 議 。 内 容 構成 につ い て の討 議 。 執筆 上 で の 打 ち 合 わ せ。 57.9.2 慶応 義 塾 大 学 の津 田 良 成 教 授 に監 修を 依 頼。 57.秋 ∼ 58. 1.17 58.春 の第23回 編集会議において、津田先生 から各 58.7 章にわたり詳細なコメ ント や提 案を いただき、 それに沿って再び原稿を書き直してい く作業 58.8.24 に 入り ました。 さらに、夏か ら秋 にかけて図 版 の写 真撮影作業 、各章について の監 修に基 づ く 編 集 委 員 と 執 筆 者 と の 意 見 交 換 など を 経 て 、 よ う や く58年11月 に 最 終 原 稿 を 版 元 へ引 き 渡 し ま し た。 12月 か らは索 引 の準 備 に 入り 、 翌59年 1月 、 索 引 作 業 と共 に 校 正 作業 に も着 手 し ま し た。 1 月 末 の 第26回 編 集 会 議 で 、 校 正 、 索 引 作 業 を 済 ませ 、59年 2月 中 旬 に 全 作業 を 終 え ま し た 。 そ し て 、59年 4 月20日 発 行 さ れ る に 至 り ま し た 。 資料 編 の作 業 開 始 。 草 稿 の 検 討。 版 元 ト シマ 参 考 図 書 と 契 約 書を 交 わす 。 資料 編 の 編集 完了 。 フ ォ ー ム の検 討 、 統 一 化 。 図 版 の 整 理 。 草 稿 が 集 ま る。 監 修 者 津 田先 生 に 原 稿 送 付 。 第23回 編 集 会 議 。津 田 先 生 か ら各 章 に わた り 詳 細 な コ メ ントを 受 け る。 58.夏 ∼ 秋 図 版 の 写 真 撮 影 作業 。 原 稿 書 き 直 し 作業 。 58.11 最 終 原 稿 を 版元 へ。 58.12 索 引 作 業 準 備。 59.1 索 引 作 業 。 校正 作業 。 59.2 全 作 業 終了 。 59 11 最終 12 索引 1 索 引 2 全作 4.20 発行 19
IV 考 察 前述のような経過によって、マニュアルの 編集、執筆を行ってきましたが、ここで 若干 の考察を述べ、今後に生かして行きたいと思 います。まず、病院図書室に関するまとまっ たテ キスト、あ るいはマニュアルが、日本に おいてこ れまでになく、当マニュアルが最 初 の ものであるということに重要な意義がある と思います。これによって、病院図 書室像を その規模、役割、機能の面から、 さらには図 書室間の協力関係の面 からも示すことがで き たと考えられます。 したがって、説明の中心は、現状に即した 実務ではありますが、病院図書室の機能を 明 確にしたということは、結果として1つ のス タンダ ードを示したと言えるので はないかと 思わ れます。 もちろん、不備な面 も多 く、 今 後の課題として解決して行かなければならな い側面はありますが、それぞれの図 書室の点 検指針として役立つ内容であると考えて おり ます。 次に、反省点として、編集委員 や執筆者が 力量不足であったこと、日常業務や他の病図 協活動と両立させていかなければならないこ とを軽視して計画を立てていたことがあげ ら れます。したがって、編集方 針が徹底 せず、 また、各章毎の内容も時間的に十 分検討 し尽 くせなかったように思われます。 その結果、 20 内容や表現において、そ れぞ れの章の主題上 止むを得ぬ面 もありますが、全 体的な統一が 欠如したきらいがあります。 さらに、統一化していくべき実 務として、 例えば、目録法や分類法、貸出方 法、選択指 針、実務上のフォ ―ムなどは、よ り整備して 提示していけたのではないかと も考 えられま す。 しかしながら、 当マニュアルで一 応の素材 を示し、読者の方 々からご批判やご 指導を受 け、それらを 踏まえて、次の機会 により良 い マニュアルに再生 させるのも1つ の方 法では ないかと考えており ます。 V 謝 辞 最後に、暖かいご 指導と励ましをい ただき ました慶応義塾大学 教授の津田良成先生、 ア ンケート調査およ び資料の提供にご 協力下 さ いました諸機関 には、 この紙面をお 借り しま して、 厚くお礼を 申し上 げます。 また、版元 で あるトシマ参考図書 の大嶋氏に は、 ひとか たならぬお世話になり、 また、原稿提 出が遅 れるなど、ご迷惑を おかけしまし た。 ここに 改 めて、 感謝いたします。 マニュ アル作成 に ついて の報告を 終わるにあたり、皆様 のご協 力 の賜物 であ るこ の 『医 学資 料 の 整理 と利 用一 病院図書室マ ニュアル j が 、 よ り 多 くの方 々に、 広く利 用されることを念願い たします。