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ヒト大腸癌における細胞周期関連遺伝子Polo-like kinase(Plk)1およびPlk3の発現に関する検討

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Academic year: 2021

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Title

ヒト大腸癌における細胞周期関連遺伝子Polo-like

kinase(Plk)1およびPlk3の発現に関する検討( 内容の要旨

(Summary) )

Author(s)

加藤, 浩樹

Report No.(Doctoral

Degree)

博士(医学)乙 第1341号

Issue Date

2003-03-13

Type

博士論文

Version

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12099/14920

※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。

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氏 名(本籍) 学位の種類 学位授与番号 学位授与日付 学位授与の要件 学位論文題目 審 査 委 員 加

浩 樹(岐阜県) 博 士(医学) 乙第 1341 号 平成15 年 3 月13 日 学位規則第4条第2項該当 ヒト大腸癌における細胞周期関連遺伝子PoIo-]ike kin

発現に関する検討

(主査)教授 佐 治 重 畳 (副査)教授 森

秀樹

教授 清 島

論文内容の要旨

分子生物学的手法の進歩により,癌はいろいろな遺伝子変異の多段階蓄積によりヲ ようになり,その中でも大腸癌は遺伝子レベルでの発癌機構が最もよく研究されて

Polo-1ike kinases(Plks)はserine/threonine kinaseでDrosophilaのpoloのhuman

はPlkl/Plk,Plk2/Snk,Plk3/Prk/Fnkの3遺伝子がファミリーとして同定されて 裂期の中心体に存在し細胞分裂期の様々な場面でその調節に関わっているとされてし 常を伴うことが知られており,中心体異常を来した細胞は均等に分裂できず,ゲノム chromosomalinstability(染色体不安定性)を来すと考えられている。それゆえ細舶 癌の発生進展や細胞増殖に関与する可能性があり,新しい分子マーカーとなりうる Plklが癌化に関与することが示唆され,様々な癌腫で高発現し予後や進行度と関 Plk3は細胞周期停止,アポトーシスさらにp53との関連で注目され,肺癌,頑頚部殖 れている。そこで,申請者らはまず大腸癌においてPlksのうちPlkl,Plk3の遺伝子 さらにp53および臨床病理学的因子との関連を比較検討することでPlkl,Plk3遺伝] 床的意義を検索した。 研究対象と研究方法 [対象]1998年8月から2002年8月までに当科で外科的切除を施行した大腸癌72例弓 背景要因は年齢:39∼93歳(平均66.0歳),性別:男性44例,女性28例,腫瘍占居盲 (盲腸2例,上行結腸9例,横行結腸5例),distalcolon15例(F行結腸3例,S状結腸1 病理組織型:高分化腺癌37例,申分化腺癌28例,低分化腺癌5例,粘液癌2例,病期一

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断した。 研究結果 1.大腸癌におけるPlklおよびPlk3の遺伝子発現 Plklは72例中47例(65・3%)で高発現を,6例(8.3%)で低発現を示した。T/N払 3・26±3・55であったo Plk3は72例中16例(22.2%)で高発現を示したのに対し27例(: 比の範囲は0.15∼3.99,平均値は1.06±0.70であった。 2.遺伝子発現程度別にみたPlklとPlk3との関連 Plkl遺伝子とPlk3遺伝子との間に有意の関連(p=0.0067)を認め,Plklの発現が臥 たのは1例のみであった。 3.PlklおよびPlk3の遺伝子発現と臨床病理学的因子との関連 Plklは年齢70歳未満が有意に高発現し(p=0.030),腫瘍占居部位別で直腸が和

一・方Plk3は性別で男性が有意に同・低発現し(p=p・006),組織型で高分化型ほど

を示した。しかし,Dukes分類,PT(壁深遠度),占N(リンパ節転移度),M(適

意な関連を認めなかった。 4・PlklおよびPlk3の遺伝子発現とp53との関連 核染色率10%以上の陽性例は68例中40例(58.8%)に認められた。p53はPlk摘発 両群間に有意の相関が認められた(p=0.0379)。-坊,Plk3が高発現でp53陰性は2 の間に有意な関連が認められた(p=0.0131)。 考察と結語 細胞周期関連遺伝子であるPlksの中でも,最近Plklが癌化に重要な鍵を握る( な癌腫で高頻度に高発現し癌遺伝子である可能性が示唆されて吏る。十乱P相 中心体の働きに重要な役割を果たすとされ,-またDNA傷害時に活性化されp53を; トーシスの誘導に関与することから,Plklとは対照的に-・樺の癌抑制遺伝子とう 研究では大腸癌において癌化に対しpromoter的に作用すると推測されるPlklj割 癌化にsuppressor的に作用すると推測されるPlk3遺伝子は高発現の頻度が低く, にPlklの高発現か,あるいはp53の異常を伴っており,72例すべてにおいてPlkl を促進させると推察される発現異常か,あるいは蛋白異常を伴っていることが判 てPlkl,Plk3遺伝子の発現とp53蛋白異常とは有意な関連を有することが示され, された。細胞周期関連遺伝子の研究は癌の発生進展の解明に繋がり,癌の新たなj あり,他の関連遺伝子についても今後様々なアプローチで研究を進めていく必蟄

参照

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