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「良質な役割」をはたす「在宅ケアチーム」を希求して 〜試み的小規模シンポジウム開催からの一考〜

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(1)テーマ: 「良質な役割」をはたす「在宅ケアチーム」を希求して ~試み的小規模シンポジウム開催からの一考~. 申請者:竹澤 春枝 共同研究者:升田 葉子. 2012 年度後期. 一般公募 「在宅医療研究への助成」. 2013年 9月 26日.

(2) 【1】 はじめに 超高齢化社会を眼前に待つ日本社会。所謂、 「団塊の世代」が後期高齢者になる 2025 年頃 には、65 歳以上の人が 3600 万人余りになり、日本の人口の三割を占めると言われている。 第二次世界大戦後 60 数年以上を経たこの国の先進医療は、文明の利器発達により進化の一 途を辿り、平均寿命は伸び続け「人生 80 年」と呼ばれるようになった。 「人生50年」と 言われ、若年死や壮年期の死を念頭にした「死と戦う」日々はとうに過ぎ、大方の人が老 いて弱り亡くなりゆく事を、私たちは自覚すべき時にきている。 「在宅医療」は、 「生老病死」の自然な流れの中で、例え齢重ねて体が弱りきても、最期 の時までその人らしく生きる事を支援すべきと考える。そのような場面では、良質な介護 看護ケアと医療的ケアが充熟した連携を保ち続ける必要がある。そして、その連携の中、 牽引役として「在宅医療」の担うところ(求められるところ)は大きく、重い。 これからこの国の人が安心して老い、人生の終末に向けて穏やかに暮らしながら、そのと きを迎えるために、要として「在宅医療」は良き姿を求められるだろう。そして自ら求め 続けなければならない事である。 片や、その一方で人々は、医療をはじめ在宅ケアのサービスを利用する「受け手」として、 自らの人生の終盤に向け「老いていく」事を受け止める力が必要であろう。そして、その 先にある「穏やかな死」を「暗黙の了解」の中で受け止める力のある「共同性の再構築」 も必須のことと思う。そのような力のある「共同性」の中で、医療も介護も看護も、それ ぞれの地域性を鑑みつつ「良質な役割」を果たすこと、肝要と考える。 その「良質な役割」をはたす「在宅ケアチーム」を心から希み、死生観をまじえながら小 規模シンポジウムを開催することを考えた次第である。 【2】 方法 地域性の異なる二箇所で、介護看護医療関係者にとどまらず広く一般市民も参加できる、 同じ内容の小規模シンポジウムを開催し、質疑応答やディスカッション、自由記述のアン ケートの内容などから、それぞれの地域で必要な「在宅ケア」のあり方を探る。 ① 東京都内と福岡市内で開催 ② 定員 50 名 ③ シンポジウム名「これからの在宅ケアについて考えよう~死生観をまじえて~」 ④ 講演者 東京大学大学院上廣死生学. 特任教授 清水哲郎氏. 東京大学大学院上廣死生学. 特任准教授 会田薫子氏. 宅老所. 村瀬孝生氏. 第2よりあい. ⑤ ディスカッション モデレーター 清水哲郎氏.

(3) 【3】 結果と考察 東京会場、福岡会場ともに事前申し込みは定員の 50 名を超過していたが、当日の参加者は 東京が 50 名、福岡が 43 名であった。東京、福岡ともに、在宅医療に関わる看護介護など の専門職や医療相談員、一般市民の方が参加された。東京においては市民後見人の方も参 加された。 シンポジウムでの講演は、はじめに東京大学大学院上廣講座特任教授清水哲郎氏より「最 期の日々をのびやかに「人生を全うする」の実現のために」と題した講演が行われた。 この講演は、 「人生を全うする」の実現のためには①本人・家族の意思決定を支える②最期 の生や医療の役割について理解を深める③人間関係―助け合いーについて:私たちはどう いう社会を望むのかとういう三点を中心に、ご自身の身近な方の事を例にあげて分かりや すく語られた。次いで、東京大学大学院上廣講座特任准教授会田薫子氏より、「穏やかな最 期のためにー長寿時代の生き終わりを考えるー」と題した講演が行われた。会田氏は frailty(加齢による心身機能、ADL の低下)という言葉(概念)を紹介しつつ、終末期に おいて救急搬送される高齢者への心肺蘇生の問題を取り上げながら、トライアルセラピー への社会の理解と実施により、本人の益のための治療中止や終了に法的問題のないことや、 関係者間の適切な話し合いで合意形成していくことが穏やかな最期を支えることを語られ た。また、在宅医療においては、その人に必要な治療の見極めが分かりやすい事も語られ た。最後に、福岡の宅老所「よりあい」の村瀬孝生氏より「ありのままの老いと穏やかに 寿命を迎えること」と題し、これまで「よりあい」で看取った方の事が語られた。「老い」 を自然の理りと捉え、人生の最期を迎えたご高齢の方がたの暖かい眼差しと実践が語られ、 数々のエピソードに笑いと涙が交差し、来場者の心に響いていた。 アンケートでは、三講演とも「わかりやすい」と答える方が殆どであった。 ディスカッション内容は、東京会場では認知症への理解や捉え方、終末期についての家族 での話し合い、意思決定のプロセスと合意形成、市民後見人と意思決定等の話題に加え、 在宅医の不在についての話題があった。福岡会場では、自然な死の理解、臨終の場面での 話、ご家族が胃瘻を造設したばかりの方からの問い、終末期の心肺蘇生についての質問な どがあり、一般市民の質問が活発であった。東京会場で、在宅医療の不足を話される一般 市民が 2 名おられた事が、ひとつの懸念として感じられた。そのことに対し、参加者の一 人が、家族の在宅療養の実現のために病院相談員や中規模病院へ働きかけ、在宅療養への 支援を得た体験談が語られた。 どちらの会場においても、高齢社会においてのケアへの関心とともに、意思決定や合意形 成について日々悩んでいる当事者、専門職や関係者が多くいることを実感した。 ここで、村瀬孝生氏への質疑の一つを紹介したい。 「私には、老いた親がいます。終末期について、家ではどのように話し合っていけばいい のでしょうか?」との問に対し、 「~天寿を全うしようとする人に対して、医療とはどう引 いて行くかが問題です。克服できるものとできないものの見分けは、生活者がするしかな.

(4) いのです。そのあたりをお医者さんは意外とわかりません。それは家族や介護者の方がわ かる。小さな階段をずーっと降りていく、それに丁寧に付き合って話し合って行くと、老 いそのものが見えてくるという気がするのです。 」 本人を中心にして、この人にとって何が一番よいのかという合意形成を、家族、介護、医 療が一緒に考えていく努力が、今求められているように感じた。その努力の積み重ねが、 穏やかな最期を支えていくことになるだろう。 この後、圧倒的な数の高齢者とともに自然な見取りが求められる社会において、どの「生」 も最期までその人らしく支えられるケアが必要である。その実践を、率先して在宅医療を はじめとする在宅ケアチームが果たし示していくことは、一つの使命と言って良いのでは ないだろうか。その積み重なりによって、社会が「最期の時までその人らしく生きること を支える」方向へ向かっていくと、希望をもちたいと思う。 【感想】 東京開催、福岡開催ともに、一般市民の参加と発言により、より現実味のある質疑応答が 充実していた。参加した医療や介護などの専門職にとっても、ケアを受ける側の人々の生 の声をきく、良い機会になったと感じる。 いま、在宅医療の充実が求められている。ただ、在宅医や訪問看護事業所の数のみ増えれ ば良いわけではない。量とともに質も求められるだろう。人生の最期の時まで「在宅生活」 を望む声は多いが、それが実現不可能であれば、人々は人生の終末に施設などを選ぶであ ろう。在宅医療をはじめ、在宅ケアの充実は必須の事と思う。では、どうしたらその質を 求められるのだろうかと考え、この小規模シンポジウムを企画した。多様な職種と一般市 民が参加し、意見を交換することで明らかなることもあると考えた。講演者の顔ぶれを考 えれば、何百人収容の会場でもよりよいものとなったであろうが、小規模での開催により、 意見交換の充実を得られたように思う。来場者は真摯に講演を聞き、意見を交わし、充実 した時間となった。ひとえに、清水哲郎氏、会田薫子氏の深い研究と、村瀬孝生氏の実践 に基づいた講演によってもたらされたものと感じている。 このような贅沢な小規模シンポジウムの機会を、勇美記念財団の助成により行えたことに 心から感謝申し上げたい。. 公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団の助成による.

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(7) シンポジウム「これからの在宅ケアについて考えよう」 ~死生観をまじえて~. 最期の日々をのびやかに 「人生を全うする」の実現のために 東京大学大学院人文社会系研究科 死生学・応用倫理センター 上廣講座. 清水 哲郎.

(8) 「人生を全うする」の実現のために ①本人・家族の意思決定を支える. ②最期の生や医療の役割について理解を深める. ③人間関係―助け合い―について:私たちはどう いう社会を望むのか.

(9) Ⅰ 本人・家族の意思決定を整える 合意を目指す communicatio(n). かく生きたい. + 状況の理解 ↓ この件での意向. 同. 異 バランスとって ブレンド. 皆で決める.

(10) 意思決定のプロセス. ○ 情報共有-合意モデル 生物学的(biological) 一般的価値観による最善の の判断 Evidence based. 医療・ ケアチーム. 説 明. 本人 |. 説 明. 家族. いのちの物語り的 (biographical) 個々の価値観・人生の生き方・事情 最善についての 個別化した判断. 合 意. Informed consent.

(11) 《皆で決める》と《自己決定》の狭間で • ○本人が決める ×本人だけで決める ○皆で決める – 「皆一緒」(合意)を目指す―そのプロセスで「人それぞれ」 を許容する – 《本人の意思(の推定)+本人の最善についての(家族& ケア従事者たちの)判断》 で決定を支える • 本人の人生と生き方を理解する  本人の生き方を尊重する (単に個別の選択についての意向を尊重するのではない). – 元気なときに、本人がどうして欲しいかを言っておくと、いざ というときに家族が決めやすい – どうして欲しいかだけでなく、どう生きたいかを話しておく  ACP(アドバンス・ケア・プランニング).

(12) 家族は当事者 家族―陰の面. 本人の意思・最善を妨げる1要因. • 本人と非常に近い関係 愛という名の支配 「一緒」が前提なので、患者の意思を軽視する(善いと思ったこと. を勝手にやる) 患者を保護しようとして、抱え込む/患者の苦悩に対する閾値が 低い/患者の克服する力を過小評価する 反面:家族のために患者に犠牲を求める・・・こともある 放置する(ネグレクト) /負い目を感じる決断は避ける さらには → 年金のために、生き続けることを望む. • 「遠くの親戚のおじさん」症候群 – 後からきて口をだす⇒決定をひっくり返す – 本人とのかつての親しさ/何かしてやらないと気がすまない • Daughter from California Syndrome ――「家族はこう動く傾向がある」と自覚する.

(13) Ⅱ 最期の生・医療の役割 •先入見 – 少しでも長く生きるほうがよい 死は医療にとって敗北だ – 医療ができることはできるだけやるのがよい +死が近くなればなるほど、医学的にやってもら えることがある. ⇔ 最期のプロセスは、正常(ノーマル) 「何かをする」から 「見守りつつ、《これでよい、大丈夫!》と保障する」医療へ.

(14) 人のいのちの二重の見方 物語られるいのちbiographical life. 人生 身 て人 体 いが るが 生 生 き き る. 生命 生物学的生命 biological life *人生の展開のために、医療は土台である 生命を整える 8.

(15) 最期の生・医療の役割 • 人生の最期に向かっている状況で • 医療・ケアが目指すこと  人生を全うする  快適な生活 a. 苦痛がなく、楽に過ごせる b. 残っている能力を発揮する機会がある  快適な生活をより長く • 少なくとも〔快適に〕を目指す/ 〔より長く〕は上乗せできればラッキー.

(16) 医学的判断――人生の観点での検討 生命維持が見込まれる介入Mをするかどうか Mを含む介入により生命 を当面維持できる見込み (A) 満足できる生活 ができる見込み. Mによって生命の維持は 困難と見込まれる. (B) 許容できる生活がで きるか疑わしい. (C) 苦痛を少なくはで きる見込み. 目的の検討:本人の意向および人生にとっての最善 ①〔人生の延長〕 生命維持により ② 〔快適な日々〕個々の価値観に基づく満足を目指す ①&②双方を目指す Mを含む介入を選択. ②のみ目指す Mは含まない介入を選択. 見直し(Mが継続的ないし反復される介入の場合).

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(18) Ⅲ 人間関係―助け合い •社会の成り立ち 皆一緒 と 人それぞれ – 各自が自力で生きる ⇔ 皆で助け合う のバランス. – 社会・世間の眼を気にする  「それぞれ自力で」と考える(人それぞれ)  「社会全体のために自らは退こう」と考える(皆一緒)  気にする自分が「世間の眼」になってしまう – 「弱者を切り捨てない」社会を実現するために 皆が遠 慮して、社会資源を使わなかったら、使わないのが当たり 前の社会になってしまう  社会資源を使うことが、社会貢献.

(19) 人間関係―助け合い • 社会の成り立ち 皆一緒 他方で:. と 人それぞれ. – 社会全体のケアする力(パイの大きさ)を考えた、 個々の人生の物語りを創る必要がありそう – 年間160万超の死亡者数の時代に社会はどこまでサポー トできるだろうか – 社会資源に余裕がある場合: 個々人がどう生きた いかを自由に決め、それを社会がサポート ↓ – 社会資源に余裕がない場合: 社会がどれだけサ ポートできるかを見積もって、個々人の人生設計を する.

(20) 人間関係―助け合い •家族(の負担)への配慮 – 大家族・親族  小家族単位  社会全体で支える – ケアの社会化により、家族負担を減らす – 支えられる方が新しい方式に慣れていない. •家族同士のやりとり – 「皆の世話になってすまないねえ」 ⇔ – 「そんなこと気にしないでいいんだよ、長生きしてね」. •現代社会に合った新しい看取り文化の創造を! – 地域社会(コミュニティ)に開かれた家庭? ⇔ プライバシーを知ってしまった私たちに適切な開 かれ方を探す.

(21) おわりに:《人生を全うする》 の実現のために • 今から、人生の終わりの時期について考えておきましょう – 家族で話し合う – 自分はどう生きたいのかをはっきりさせる – 関係者の合意を目指し、合意に基づき選択する • 少なくとも〔快適に〕を目指す/ 〔より長く〕は上乗せできればラッキー • 社会として「皆一緒」かつ「人それぞれ」のバランスをどう とるか/社会資源で個々の生活をどこまで支えるか.

(22) シンポジウム これからの在宅ケアについて考えよう 2013年7月7日. 穏やかな最期のために ー長寿時代の生き終わりを考えるー. 東京大学大学院人文社会系研究科 死生学・応用倫理センター 上廣講座 会田 薫子.

(23) 日本人の生存曲線 平和と豊かさ. 4.

(24) 超高齢社会 日本 世界トップレベルの長寿国、寿命は延伸の予測 世界一の高齢化率 (23%、2011) 高齢者人口は更に増加の予測 (40%、2060) 死亡者の8割以上は高齢者、病院死 年間死亡者数の増加 103万人(2004年)から125万人(2011年) 2030年代にピーク 165万人以上.

(25) 超高齢社会 日本 世界トップレベルの長寿国、寿命は延伸の予測 世界一の高齢化率 (23%、2011) 高齢者人口は更に増加の予測 (40%、2060) 死亡者の8割以上は高齢者、病院死 年間死亡者数の増加 103万人(2004年)から125万人(2011年) 2030年代にピーク 165万人以上. 死の高齢化・多死社会の進展.

(26) 高齢者の区分 65~74歳 75~84歳 85 or 90歳以上. 前期高齢者 後期高齢者 超高齢者.

(27) 老年学では高齢者の定義変更へ? 65~74歳 75~84歳 85 or 90歳以上. 前期高齢者 後期高齢者 超高齢者.

(28) 老年の特徴は75歳から 65~74歳 75~84歳 85 or 90歳以上. 前期高齢者 後期高齢者 超高齢者. ・日常生活動作(ADL)の明らかな低下は75歳から ・1992年の65歳と2000年の75歳のADLは同程度 (井藤、日医雑誌、2006). ・老年疾患は75歳以上で著増 (大内、社会保障審議会資料、2005).

(29) 前期高齢者との違い frailtyの進行 ・frailty(フレイルティ・虚弱)≒老衰 加齢による心身機能・ADLの低下(統一定義なし). 疾患ではなく、状態. 身体的要因 心理的要因 社会的要因. 臨床的には・・・・筋肉薄弱、骨脆弱、低体重 転倒・骨折増加、易感染性 合併症多発、回復遅延 生理機能・身体機能の低下 (小澤、Geriatr Med 、2006).

(30) 前期高齢者との違い frailtyの進行 ・frailty(フレイルティ・虚弱)≒老衰 加齢による心身機能・ADLの低下(統一定義なし). 疾患ではなく、状態. 身体的要因 心理的要因 社会的要因. 臨床的には・・・・筋肉薄弱、骨脆弱、低体重 転倒・骨折増加、易感染性 合併症多発、回復遅延 遺伝子 レベルから 生理機能・身体機能の低下 (小澤、Geriatr Med 、2006). 個人差大 一部可逆的.

(31) frailtyと死因との関係 75歳. ・・・116歳. frailty 老衰死.

(32) frailtyと死因との関係 75歳. ・・・116歳. frailty 老衰死 例えば、がんや心不全で死亡 例えば、心不全で死亡 肺炎で死亡 *後期・超高齢者の死因には程度の差はあってもfrailtyが関与.

(33) frailyが臨床で理解されにくい理由 医師は特定の疾患や臓器に着目するよう 教育・訓練されているのに対し、frailtyは 特定の疾患の主訴の原因となるものでは ないからである. (米老年医学会、米国立加齢研究所).

(34) 高齢者に対する 侵襲度の高い医療の適否 すでにADLが非常に低下している場合 frailtyの進行顕著 ・治療効果を得るのは困難 ・投薬や医療処置が害になることも frailtyの進行が重度ではない場合 予後の判断は困難な例が多い. frailtyの進行には個人差大 実年齢による転帰の予測は困難.

(35) 高齢者に対する 侵襲度の高い医療の適否 すでにADLが非常に低下している場合 frailtyの進行顕著 ・治療効果を得るのは困難 ・投薬や医療処置が害になることも.

(36) 末期の心肺蘇生法の問題 心肺蘇生法 (CPR) ・口対口人工呼吸 (省略可) ・AEDで電気ショックを与える ・胸骨圧迫 (心臓マッサージ) 重ねた両手で心臓を圧迫 患者の胸が4~5cm沈むくらい 「強く、速く、絶え間なく」(100回/分).

(37) 末期の心肺蘇生法の問題 心肺蘇生法 (CPR) ・口対口人工呼吸 (省略可) ・AEDで電気ショックを与える ・胸骨圧迫 (心臓マッサージ) 重ねた両手で心臓を圧迫 患者の胸が4~5cm沈むくらい 「強く、速く、絶え間なく」(100回/分) frailtyの進んだ高齢者に行うと、どうなるか?.

(38) 救急医の語り 「ずんずん心臓マッサージをしたり、気管挿. 管したりということ、患者さんがかわいそうに なることがありますね」. (40代、女性医師) (会田、面接調査).

(39) 救急医の語り 「周り(他の診療科)の医者の目も、はっきり いって冷たいですよ。高齢者をいじめている ような感じを与えるわけですよね」 (20代、男性医師) (会田、面接調査).

(40) 救急医の語り 「30kgくらいしかない、ちっちゃなおばあちゃ んに、心肺蘇生をいっぱいやってきてってい うのが繰り返される中で 、患者さん本人にど んな意味があるのかって考えますよ」 (30代、男性医師) (会田、面接調査).

(41) 救命センターからの報告 日本医科大武蔵小杉病院救命センターにて ・2010年6月~2012年2月 ・心肺停止患者のうちADLが重度に低下して いた86名(平均年齢84歳)にCPR ・86名中85名は同センターで死亡、 1名は植物状態で2か月後に転院 ADLが重度に低下している高齢者の心肺停 止は不搬送とすべき! 「死に目に会うため」・・本人にとっての意味は?.

(42) エイジズム(ageism) ・高齢者への差別 医療分野では、 高齢であるとの理由により、 適切な医療が受けられない過少医療のこと ・日本老年医学会の「高齢者の終末期の医療 およびケアに関する立場表明」(ガイドライン) 立場1 高齢であることや自立能力が低下 しているなどの理由により、適切な 医療が受けられない差別に反対する *実年齢ではなく、frailtyに応じて (会田).

(43) frailtyが進行していないとき トライアル・セラピーの有用性 治療の結果が不確実な場合は、はじめから差し 控えるのではなく、トライアルによって転帰を確認 患者の益 治療効果なしとの見極めがついたら治療終了 治療の終了はエイジズムではない 不要な負担で患者を苦しめないこと 「治療の中止・終了は違法」神話を払拭しなけれ ば、いつまでも続く患者・家族・社会の不利益!.

(44) 不要な治療を終了して看取ること 厚労省「終末期医療の決定プロセスに関する ガイドライン」 (2007) 日本救急医学会「終末期医療ガイドライン」 (2007) 日本老年医学会「立場表明2012](2012) 日本老年医学会「人工的水分・栄養補給法 の意思決定プロセスガイドライン」(2012).

(45) 不要な治療を終了して看取ること 厚労省「終末期医療の決定プロセスに関する ガイドライン」 (2007) 日本救急医学会「終末期医療ガイドライン」 「各現場で複数の医療者・患者家族間で、 (2007) どうすることが患者のためなのか話し合って 合意形成すれば、法的問題にならない。 日本老年医学会「立場表明2012](2012) これはそもそも法律問題ではない。」 日本老年医学会「人工的水分・栄養補給法 (樋口範雄) の意思決定プロセスガイドライン」(2012).

(46) 老年医学会の人工的水分・栄養補給の 意思決定プロセスガイドラインについて 樋口範雄教授の発案で合計67名の法律家に質問 回答:36名 「ガイドラインの主張に賛同いたします。支持者リストに 29名 私の名前を連ねてくださって構いません」 「名前は公表しないが賛同する」 「概ね賛同するが,文言を修正する必要有り」. 「ただちには賛同できない」 「選択肢が不適切」. 3名 2名 1名 1名 27.

(47) 同ガイドラインに賛同する法律家 東大 早大 神戸大 慶応大. 宇賀克也 伊藤眞 丸山英二 大沢秀介. 東大 学習院大 札幌医大 慶応大. 大武和夫 戸松秀典 旗手俊彦 井田良. 弁護士. 奥平哲彦. 立教大. 舟田正之. 弁護士. 小杉丈夫. 上智大. 岩田太. 明治大. 中山信弘. 信州大. 米田保晴. 弁護士. 小野傑. 早大. 甲斐克則. 中央大. 柏木昇. 弁護士. 山室惠. 東大. 土屋文昭. 一橋大. 山本和彦. 東大 弁護士 龍谷大 同志社大 元最高裁 判事 元最高裁 判事 元最高裁 判事 元東京高 裁判事 元最高裁 判事. 神作裕之 木下毅 平野哲郎 位田隆一 園部逸夫 泉徳治. 上田豊三 原田國男 濱田邦夫 28.

(48) 延命医療中止か殺人か 1991年、東海大学附属病院事件 がん末期患者に塩化カリウムを注射 判決:殺人罪、懲役2年、執行猶予2年 1998年、川崎協同病院事件 気管支喘息発作で意識不明患者に筋弛緩剤を注射 判決:殺人罪、懲役1年6月、執行猶予3年 2004年、北海道立羽幌病院「事件」 誤嚥でCPA、心拍再開「脳死状態」、人工呼吸器を外して看取り 延命医療中止事例で初の書類送検・・・不起訴 2006年、富山県射水市民病院「事件」 末期患者から人工呼吸器を外して看取り 延命医療中止事例・・・不起訴 29.

(49) 延命医療中止か殺人か 1991年、東海大学附属病院事件 がん末期患者に塩化カリウムを注射 判決:殺人罪、懲役2年、執行猶予2年 1998年、川崎協同病院事件 気管支喘息発作で意識不明患者に筋弛緩剤を注射 判決:殺人罪、懲役1年6月、執行猶予3年 2004年、北海道立羽幌病院「事件」 誤嚥でCPA、心拍再開「脳死状態」、人工呼吸器を外して看取り 延命医療中止事例で初の書類送検・・・不起訴 2006年、富山県射水市民病院「事件」 末期患者から人工呼吸器を外して看取り 延命医療中止事例・・・不起訴 30.

(50) 延命医療中止か殺人か 1991年、東海大学附属病院事件 がん末期患者に塩化カリウムを注射 判決:殺人罪、懲役2年、執行猶予2年 1998年、川崎協同病院事件 気管支喘息発作で意識不明患者に筋弛緩剤を注射 判決:殺人罪、懲役1年6月、執行猶予3年 人工栄養でも、透析でも、その他でも同じ 2004年、北海道立羽幌病院「事件」 誤嚥でCPA、心拍再開「脳死状態」、人工呼吸器を外して看取り 延命医療中止事例で初の書類送検・・・不起訴 2006年、富山県射水市民病院「事件」 末期患者から人工呼吸器を外して看取り 延命医療中止事例・・・不起訴 31.

(51) 穏やかな最期は点滴で??. 厚労省 「国民の意識調査」速報 2013年6月27日.

(52) 終末期の末梢点滴の意味 すべての人工栄養を差し控える場合に比べて. 複数回答. 69%. 家族の心理的負担軽減. 57%. 医療スタッフの心理的負担軽減. 患者にとって医学的に必要. その他. 38% 14% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80%. 日本老年医学会医師会員対象調査2010 (n=443) 33.

(53) 終末期の末梢点滴の意味 すべての人工栄養を差し控える場合に比べて 家族の心理的負担軽減. 医療スタッフの心理的負担軽減. 何もせずに看取るのは 看取るほうの心が痛む... 57%. 患者にとって医学的に必要. せめて点滴くら い・・・ 親戚が見たら・・. その他. 複数回答. 69%. 38% 14% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80%. 日本老年医学会医師会員対象調査2010 (n=443) 34.

(54) この場合の 「末梢点滴」の意味 「患者家族とスタッフの心理的負担を軽減」 点滴ボトルのさがった風景が 家族と医療・介護スタッフの情緒をケア 先行研究の質的調査(Aita, et al. 2007)と 量的調査(会田ら、2008)の知見を支持 日本的な看取りだが、本人の不利益になる恐れ 緩和ケアになりにくい 35.

(55) 緩和医療・ケアの精神と実践で 緩和ケアの精神で不要な治療は終了へ 苦痛の緩和・除去のために必要な医療の提供を 緩和医療・ケアの拡大を (現行は、がんとAIDS) 大切な最期の期間をより良く支える医療 生活の質(QOL:quality of life)とともに 死の質(QOD:quality of death)への視点も 「穏やかな最期のために」.

(56) 穏やかな最期を実現する在宅医療 不要な心肺蘇生法を行わない 不要な点滴を行わない 他の過剰医療を行わない 医療者の多くは、病院なら気にする 法律問題を、在宅ではさほど気にしない 法律問題ではなく気分の問題 *在宅医療が病院医療を変革へ.

(57) 在宅医療が有する優位性 在宅だから治療の差し控えや中止・終了 ができるのではなく、患者にとって益・無益 を検討するための材料を豊富に入手可能 だから。その点で病院よりも有利 在宅では住環境や家族関係、経済面など の生活背景が目に飛び込んでくる (川越正平、2012).

(58) 在宅医療が有する優位性 医療者にとっての“アウェー”は患者にと って居心地の良い“ホーム。” 本人らしさ を最期まで支えられる 病気を治療するために生きているのでは なく、よりよく生きるために医療がある (川越正平、2012).

(59) 本人の意思を生かすために リビング・ウィル(LW)等の事前指示は 一度書いて終わりでなく、折々見直しへ ・医療技術も環境も制度も変化する ・意思も変化するかもしれない ・個別の医療行為に関する事前指示は すべての状況には対応不可 考え方や価値観・死生観を 理解し合うほうが、より大切.

(60) 事前指示 家族の気持ちは・・・ 「母は認知症になり、重度化して摂食困難となり ました。本人は認知症になる以前に、「経管栄養 は不要」というリビング・ウィルを用意しており、そ れは私から医師に渡しておりました。医師は、そ れを患者の自己決定ということで尊重してくださ り、胃ろうも経鼻栄養も行いませんでした。私は 母の気持ちを尊重したいと思いつつ、同時に、 「自分は母を殺すんだ」と思い、苦しみました。 ですが、この苦痛を医師に伝えることはできませ んでした。なぜなら医師は、この件はすでに決着 したと考えていたからです」 (日本在宅医学会、2013) 41.

(61) 事前指示 コミュニケーションを促進する. Advance Care Planning (事前ケア計画). 42.

(62) Advance Care Planning(ACP) (事前ケア計画) 一度書いて終了の書面ではなく、プロセス 話し合いや対話のプロセスを重視 本人の価値観・死生観・信仰・信念・人生の 目的等を、医療・ケアスタッフや家族や他の 重要他者と共有 診断・治療の選択肢・予後の情報を共有 本人の治療計画を共同で作る 本人が認知機能低下/意識障害を有する 状態になった場合を想定した治療計画も (Singer, et al., CMAJ 1996) 43.

(63) まとめ frailtyが進行した重度要介護高齢者への心肺蘇生 法は虐待 回復可能性の確認のためトライアル・セラピーを トライアル・セラピーによって転帰の見極めがついた ら、本人の利益のために治療中止・終了へ 本人の益のための治療中止・終了に、法的問題は 無し。適切な話し合いで合意形成へ 「点滴神話」を払拭していきましょう! 在宅ケアでより良い緩和ケアと人生の締めくくり を! より良い話し合いが穏やかな最期を支える.

(64) ありのままの老いと 穏やかに寿命を迎えること 宅老所よりあい 村瀬孝生.

(65) 生あ きた とき るは 。、 い野 た垂 られ ん死 こぬ と覚 。悟 で. 老 人 ホ ー ム に 入 り ま せ ん か 。.

(66) 伝照寺のお茶室を借りてはじまりました。.

(67) 民家を活用した「宅老所」.

(68) 宅老所とは. 通い 介護保険事業. 泊り 自主事業. 「住み慣れた自宅で暮らす」.

(69) 集う、もちよる、わかちあう 孤立しない.

(70) つきあう、折り合う.

(71) シンポジウム「これからの在宅ケアについて考えよう~死生観をまじえて~」 (アンケート結果) 2013年6月30日 東京編 参加者 50 名. 中野サンプラザ研修室1. アンケート回答総数 31 名. 2013年7月7日. 福岡編. アクロス福岡 セミナー室2. 参加者 41 名. アンケート回答総数 31 名. 【清水哲郎氏の基調講演について】 ~東京編~ ① 「よくわかる」 24 名 ②「まあまあ分かる」6 名. 無回答 1 名. (記述より~原文のまま) ・口から食べられなくなったら~という状況に、今まで看護師として、より長くというこ とを考え、胃瘻をすることがあたり前と思ってきて、在宅看護を学ぶ中で、考え方が変化 して、より長くよりより快適にという考え方でケアしてきました。しかし今後は清水先生 の話の中での選択の中でケアしていきたいと学べ大変良かったです。 ・胃瘻は目的ではないということ。本人がどう生きたいのかを聞くことの大切さを教えて いただきました。 ・口から食べられなくなった時の考えるヒントが分かりやすかった。 ・友人 K さんの例を出しての説明が身近な例として感じられた。 ・改めて、本人の意思確認、本当に本人に有意義なことは「何か」を考えるきっかけにな りました。 ・ 「本人らしい」生き方に添った支援ができればいいなあといつも考えていますが、ご家族 や医師の考えもあり、なかなか難しいです。 ・本人がどう生きてきて、どう生きたいのか?あるいは自分は?という視点の大切さを改 めて感じました。 ・家族との美しい別れ方を学んだ気がします。判りやすい講演が良かった。 ・延びた命がどのようなものになるのか。そこをきちんと説明してもらうように医療者に 聞きながら、同日々を送っていけるのかが大切と、、、日常感じていた思いをコトバでいた だいた感じです。ありがとうございました。 ・お人柄がよく出ていて、とても丁寧な分かりやすいお話でした。「その人がどう生きたい か」このことが大事、納得です。 ・手段でなく本人の希望で選ぶということ ・基本的なことが学べました。 ・本人の気持ちをみて.

(72) ・生きることと胃瘻は家族にとって最初にぶつかる壁です。 「命」をどう考えるか、とても むずかしい。 ・ガイドラインがあると家族も迷わないと思います。でも、悩んだり葛藤することも、学 びになると感じました。 ~福岡編~ ① よくわかる 21 名 ②まあまあ分かる 9 名 ③あまりわからない 1 名 (記述より~原文のまま) ・家族、本人の意思決定を整えることは、本人だけでの意向を尊重することでなく、本人 の生き方を尊重したことで、皆で決めるということは、今までしていたことのようで、意 思を尊重することに重点をおきすぎたように思いました。 ・ライフレビューをいかに大切にしなければならないか、をあらためて考えさせられまし た。でも医療>介護の壁の大きさにとまどってばかりです。 ・私にも80の母がいます。本人がどうありたいのか、どうしたいのか話をしてみたいと 思います。残り少ない人生をよりよいものにして欲しいと思っています。 ・生命ではなく「人生」を考えると、勉強になりました。また、本人だけでなく皆(家族) で決めることの大切さを実感しました。 ・医療の考え方が少しわかりました。 ・本人がどう生きてきたか、生きていくのか. の生き方を尊重することは大切だと思いま. した。今の医療は患者サマの生活面を診ている Dr は少なく思います。在宅を診ている Dr の中にも医学でしか物を言わない人が多いのが残念です。 ・人生を全うするために、その方の人生観、その方にとっての快適な最後とはと思い 医療的処置をすることで本人の苦しさを増すことにもつながる ・医師をはじめ医療関係者と福祉の関係者がその人の人生背景を共にじっくり話し合える ことは素晴らしいいことであるが、まだまだ介護保険への理解も難しい医師もおられ、今 後の課題であると思います。介護保険を理解している Dr とはじっくり話し合えると思いま す。 ・人生(生命)は大事だと感じた。 ・とても忙しい中、スタートから様々なお話ありがとうございます。 ・個人差、価値観の違い. 幅広い視野からのケアの仕方等を伺え我のない私には心強く思. いました。 ・ 「人生を全うする」実現のために、本人家族の意思決定を整えることは大変です。一度決 定しても実現しなくて又話し合って決定するのくり返しになっている状況があり、本当に 難しいです。.

(73) 【会田薫子氏の講演について】 ~東京編~ ① よくわかる 26 名 ②まあまあ分かる 4 名. 無回答 1 名. (記述より~原文のまま) ・日本人の生存曲線に驚きました。高齢者の区分は確かに65~74、75~90 以上のこ の二つで良いと思います。 ・ 「治療の中止、終了は違法ではなくなった」と確固な法律はないのでしょうか? エイジズムについては高齢者への差別(後回し)が増えてくるのが心配です。カルテでし か判断できない医師が増えないことを願います。 ・主張がはっきりしていて大変良かった。 ・会田さんの思いがよく伝わってきました。応援したいです。 ・全く同感です ・はっきりしていて良かったし、これからも色々なところでおっしゃってください。 ・会田先生の歯切れの良い分かりやすい話で身も心も引き締まりました。在宅で看取れる 可能性を考えていきたいと思います。 ・Will を論理的、実証的に進め普遍性にすぐれている、賛成!! ・お話はとてもわかりやすく正論だと思いますが、ここは日本ですので本人の意向第一に 家族も交えて、そのことをどう丁寧に説明し決めてもらうのか(情緒的にも)が全てかと 感じました。それを考えていきたいと思いました。 ・トレンディなケアのコンセプトを教えていただいた事が良かった ・今の社会の問題点など良くわかりました。熱い思いが伝わってきました。 ・介護現場で家族の揺れ動く状況をみて、参考になりました。 ・老年医学会の 75 歳以上の高齢者への考え方、フレイルティの考え方、大賛成です。 ・ 「不要な過剰な医療は行わない」とても共感出来ました。ただ、会田先生がおっしゃると うり、現代の多くの考え方(親戚など)には添わないと思いますので、理解してもらえる ような働きかけが必要なのだと感じました。 ・はぎれよくテンポよくお話して下さり、内容もよく理解できた。 ・救命センターからの報告、ガイドラインに賛同する法律家、フレイルティの話が聞けて よかった。 ・フレイルティのこと、とても分かりやすい説明を有難うございました。点滴か、胃瘻の 記事に「何もしない」という選択、必要だと思います。 ・老年学での知識を学べ学習になりました。また、高齢者の CPR や点滴についての考え方 は、とても看護師として行ってきたことが脳裏にあり、思い出され、自己を振り返ること ができ、とてもすっきりしました。今後も学びたいと思いました。.

(74) ・フレイルティという用語、老衰の度合いで考える、日本でも拡がるのではないかと思い ました。 ~福岡編~ ① よくわかる 27 名 ②まあまあ分かる 3 名 無回答 1 名 (記述より~原文のまま) ・フレイルティという概念。日頃の業務のなかで話題にしていたことでした。老年医学の なかでは、このような言葉が生まれて研究されていること、さらに発展拡大していくよう になると、見取りの仕方、終わり方が変われるだろうなと思いました。 ・とても理解できました、特に医療との側面. フレイルティに関しての終末期医療は課題. です。 ・母に胃瘻の手術をしたが(6月24日)これで良かったのか. 認知症になる前(脳梗塞. で倒れた)本人の意志を聞いていない ・具体的な例やグラフを使っての説明がとても分かりやすく、思い当たるフシがたくさん ありました。病名や年齢でなくその人の状態に目を向けた医療が増えてほしいと思いまし た。 ・フレイルティという観点の考え方が知れて良かった。 ・救急医療の現場の声が印象的で Dr も悩んでいる方がいるのだと思った。ケアマネとして 今後、事前ケア計画も確認していかなければならないと改めて感じた。 ・穏やかな最期を実現するために不要な治療をしないという選択肢もあり、事前指示につ いて、しっかり話し合っていくことが大切だとわかった。 ・介護の現場から医学的?な意見を言うのは、医療との関係が未だ上下関係にあるなか受 け入れてもらえるシステムは難しい。まずは「本当の医療連携」を理解し合える現場をつ くることが第一歩だと強く思いました。リビングウイルの必要性を感じていますが、最近 はグリーフケアの必要性や価値についても気になっています。 ・医療と現場の違いや、これからの変えていき方を学べたと思う。 ・2 年前に大好きな祖父を亡くしました。肺炎をおこし入院し、数ヶ月後のことでした。 医者が来るのが遅れ、息を引き取って 30 分後に「ご臨終です」の一言。正直私はそのとき 医者を責めました。 「心臓マッサージなど、ほかに何かできる事があったんじゃないか」と。 骨折などのリスクは考えず、とにかくどんな形でも生きていて欲しいというエゴからです。 これからは「おだやかな死」についてもっと考えてみようと思います。 ・末梢点滴について、緩和ケアにならないときいて少しショックでした。実際にホームで は 2 名の見取りの方がいて、当たり前のように実施。家族も何も仰ることもなく、、。見直 す良い機会となった。 ・ 「自分は母を殺すんだ」 、 、 、 。解決のできない家族の気持ちだと思います。本当にそういう.

(75) 家族への心のケアが大切だと思う。 ・思いこみや習慣をなくす世の中への運動は小さなことからですが、地方性もあるのでむ ずかしいです。 ・とても勉強になりました。フレイルティのお話がとても興味深かったです。すごく大事 なことを学んだ気がします。周りの人達に伝えていきたいです。 ・学びになりました。 ・本人の益のための治療の中止、終了は法的問題がないことを知りました。法律家の意見 も聞けて勉強になりました。 ・心の整理がついたように思います。 【村瀬孝生氏の講演について】 ~東京編~ ① よくわかる 27 名 ②まあまあわかる 3 名. 無回答 1 名. (記述より~原文のまま) ・おとしよりの関わり方 大変楽しく聞きながら自分を反省し、たいへん学べました。 ・いい関わりをしているなあ~としみじみ感じました。その人の人生を見つめる目が素敵 です。 「つきあう、折り合う」ナースに足りない視点かもしれません。 ・時間を共有すること、寄りそうこと、本人の人生を知ること、そこからスタートすると 教えていただきました。ありがとうございました。 ・職員、家族と看取りの話がきけてよかった。 ・エピソードが心に残った。人との関わりについて考えた。その人の人生を受け入れると いうこと、そして介護することができる等。今の自分を見直すきっかけになった。 ・「老いた者とどう生きるか」「認知症でなく老いによるボケ」だという言葉が印象的でし た。暗く、苦しい話になるのではないかと思っていましたが、笑いがたくさんある、とて も前向きになれるお話でとても良かったです。 ・お話のなかに介護のポイントがちりばめられ、とても参考になりました。 ・介護現場の苦しいところを明るく楽しく話されて、同業者としてガンバル意欲がでまし た。 ・いつも、村瀬さんの感覚や考え方に安心します。バランスのようなものでしょうか。 介護職としてこのバランスの様なものを持っていたいと思います。 ・介護職は大変なこと 体力のある若い男性が育っていくことを望んでいる。 ・お年寄り家族スッタフの生き生きとしたやりとり、その中で「寿命が胸におちる」 「この 人と一緒に生きていこう」と思い合える関わりの話、明日も頑張ろうと思いました。 ・ビジュアルで優しい説明。快互とは、人のありかた、ほのぼのとして優。 ・現場の話は面白い中に胸に迫るものがあります。老いたものとどう生きるか、それを見.

(76) つめ、付き合うことの大切さを学ばせてもらいました。 ・凄く楽しく、笑いながら大切なポイントを的確にいれてお話くださいました。 ・現在、いかに自然な流れの中での死が阻害されていることか 現実の関わりとくらべて、 そんな関わりが出来ることに感動をおぼえました。 ・大変な現状をおもしろく話していただきました。しかし、真実が見えてきました。でも 泣き笑いで、最後は涙でした。 ・仕事や自宅で「降りていく階段」をのがさず話を重ねていく努力をしていきます。 ・丁寧な関わりをつみかさねてこられた方のお話はとても響いてきました。日々、私も丁 寧に仕事をしていきたいと強く思わされました。生のお話をきけてよかったです。 ・実例による介護支援の実態がとてもよく理解できました。私もずっとすべて認知症と捉 えるのは違うと考えてきました。ボケと認知症も違うし、「今を生きる」意味を医療現場は 検査だけに頼らないで、人間そのものを見て欲しい。 ・キヌさんのエピソード、介護士の関わり、家族の言葉、暗くならなくていいなと思えま した。 ~福岡編~ ① よくわかる 30 名. 無回答 1 名. (記述より~原文のまま) ・利用者の方の普段の様子が目に浮かぶようでした。私たちが利用者さんに育てていただ けるという思いも凄く共感出来ました。私が関わっている患者さんもぜひ宅老所利用させ たいと思える環境です。そのような施設がどんどん増えてほしいと思います。 ・認知症に対する一般的な介護ではなく、本当に新たな面からの認知症の介護を知り、目 からうろこでした。勉強させていただきました。 「集う、もちよる、わかちあう」 ・良い話を聞かせていただきました、ありがとうございました。 ・すごく楽しく講演をきかせていただきました。じっくり関わることの難しさ、楽しさを 感じました。自分の家族もお願いしたくらい魅力的な施設だと思いました。みんなで自然 と納得する看取りを行える環境づくりをケアマネとして作ることができたら素晴らしいと 思う。 ・人間として大切なことをたくさん教えていただきました。 ・笑いあり、涙あり、心にふれる講演会ありがとうございました。医療の中で働き始めた 自分は病院の中にいる患者さんや家族に慣れてきてしまっていたことに今日気づかせて頂 いた気がします。すごく心があったまり、今後に明るい光が見える話、、、もっと色んな人 にきいてほしいものだと思いました。 ・認知症の方のお世話を通していろんな気づきをもらっていること. 経験を一つ一つ積ん. でいき、身体と心で認知症の方や高齢者のことを覚えていくことが大切と感じました。.

(77) ・利用者様から学ばなければいけない事が多々あると今更ながら思い知った感です。 ・看取りを嫌がる施設などが増えている中、若いスタッフの教育もふくめ中々できること ではないと思いました。その方の生活を含めて支えている「よりあい」さんを見学したい と思いました。 ・2 年前の祖父の死から、まだ母が立ち直れていません。母に講演をきかせたいと思いまし た。 ・実際の現場の話をして頂き、分かりやすく楽しく学ぶことができました。映像は一つな のに場面が想像できた。 ・介護される側の気持ちをもっと考えて行かなければいけないと思いました。 ・介護職として内容がよく伝わるものでした。 ・認知症の方との関わり方が勉強になりました。 ・すごくおもしろかったです、そして泣きました。村瀬さんの人間味をすごく感じました。 ・介護職としての実感をさらに大切に、私は私なりにその人なりに生ききれるような、予 防からよりそうことを続けていこうと思います。 ・とても興味深い講演でした、感動しました。 ・立派な心掛けと態度です。尊敬いたしました。.

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参照

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