金澤醤科大學眼科學敏室（主任霊知教授）
坂井 卒 八 郎
㍑♂磁r 〃。 ぶ職〜〜
（艮召禾021年3月9日受b ff）
1，緒 言
11．楡査成績並二考按
目
iL［．結 論 且if．圭要丈厭
1．緒 余ハ二二拙著「工員ノ眼機能トソノ眼精疲努
＝就テ」中二於テ比較編轄力＝關シ論述シタ ガ，周知ノ如ク，比較丁丁力曲線ハドンヂルス 線ニョツテ三分サレ，ソノ實二部ハソノマ、
虚血比較調節部ヲ，叉ソノ虚性部ハゾノマ・・實
性：上ヒ較調節1部ヲ表i現スルカラ，該帖子文：中二・於・ケ
ル實性或ハ盧性比較輻較ナル語句ヲ夫汝二等或 ハ實性調節ナル語句二置換スルトキハ，直チ＝
比較調節力＝關Xル観察乃至論述トナルノデア ルガ，一一一・ ft之ヲ並記スルノハ却テ混鑑ヲ來ス 故，一先ヅ比較輻穫ノミヲ取上ゲテ論旨ヲ進メ
タノデアツタ．然シ，比較輻撰ト比較調節トハ 盾ノ爾面ノ如ク，或ハ車ノ爾輪ノ如ク，必ラズ 同時昌考慮スベキ問題デアルカラ，重複スル嫌 ヒバアルガ敢テ此庭二比較調節轟關スルー・文ヲ 草スルコトニシタ．
言
槍査材料ト槍査方法二關シテハ上述ノ拙著中
タら
二詳蓮シテアルガ，要スルニ銅臨検出女工員87 ド
名（被強者）ト健康ナ看護婦10各（封照）千二就 テ，萩原氏ノ「ハプロスコープ」法ニョツテ比較 調節力曲線ヲ描キ，・ソノ賦性論及虚面部ノ大サ ヲ面積計ヲ以テ測定シ，ソノ値ぢ就テニ，三ノ 擬鮎ヨリ考察シタモノデアル．而シテ比較輻湊 力二於テ試ミタト同様二比較調節力二於テモ次 ノ如クニシテ夫々貧性或ハ虚性比較調節力係数 ヲ定メルコトガ禺來ル，
實1性比暗調⑳説諭敷＝
雛薯震：灘灘離X・・。
馬1副三比較調節力係鞍一
被楡者ノ虚性比較璽節部面積×100 健常者ノ盧性比較調節部面稜
Fl。検査成績並二考按
比較調節力ヲ測定スルニハ，球面シンズ」ヲ 以テスル法ト，爾眼硯磯械ヲ以テスル法｝ガア ル．木邦二於ケル業績トシテハ，球面レンズ」法 セニョル高橋友治氏ノ業績及初見，萩原，須田氏 等ノ「ハプロスコープ」ヲ利用シテ比較輻綻力ヲ
測定・S J間接二比較調節力二就テ調査シタモノ 等ガアル．而シテ高橋氏ノ業績ハ10歳乃至65歳 位ノ男女合計203人ノ正覗眼者二關スルモノデ アリ，初見氏ノ業績ハ年齢，屈折厭態，眼筋李 衡，調節叉ハ幅軽iノ強弱，調飾嚢弱，聯経性眼
［ 1 ）i
精疲：勢者，祠1維衰弱者及ソノ他種々内科的疾患 者二關スルモノデアリ，萩原氏ノ業績ハ眼精錦 鱗ノ診断：並＝治療二比較調節力，比較輻羨力ヲ 測定シタモノデアリ，須田氏ノモノハ瞳孔♪調 節及輻軽反慮二關スル研究デアツテ，工場衛生 學的見地ヨリシタ一定作業ノ條件下ニアル工員 ノ比較調節力二關スルモ・ノトシテハ，余・ノ調査 ヲ以テ聴矢トスルヤウデアル．
余ノ實験成績ヨリ工員ノ比較調節力ヲ按ズル 昌先立チ，健常者ノ醸ヲ槍討シテ見ル＝，余ノ1 封照心耳初見，萩原，須田氏等ノ健常者曲線ヨ
リ余ノ面積測定法＝ヨツテ得タ成績ハ第1表ノ 通りヂ，単性比較調節部ハ45−9．3em2，虚性比 較調節部へ10．7一一17、OCm2，實性聖壇虚議奏ノ比 i率ハ1＝1．82乃至1：2．62デアル．
第1表健常者比較調節力
同性部
翻単
比 那 須 田 9．3cm2 17．0 tt
1：1．82
籾見
5．1cm2
13．4 lr 1：2．62
萩 原 4．5cm2 10．7 m
1：2．37
阪 井 5．3cm2
13．8 t！
1：2．6
今之等ノ数値ヲ健常値ト見証シテ工員ノソレ ト比較気ルトキハ，第2表二示ス如ク工員ノ平 均値ハ實性比較調節部6．81cm2，虚性比較調節部 7．⑪3cm2，比率ハ1＝1．03トナリ，實性比較調節部 ハ健常音ヨリ大デ，盧性比較調節部ハ等シク小 デアル．カ・ル結果船歌3表ノ通り實性部ト盧 性部ノ比率關係ノ悪イモノが大多撒トナリ，健 常者ノ比率ヨリ大ナルモノハ86．20％，小ナル モノハ11．49％トナル．
次二作業前後ノ比較調節力（第4表｝ヲ比較ス ルゴ下野ヨツテ，作業ノ比較調節力：；tSボス影 響ヲ観ル；，比較調節力面積ノ狭小トナルモノ ハ74．71％，堰大スルモノハ24．1斗％デ，大多数ハ 狭クナル．カ・ル事項ハ初見氏ノ電話交換手二 於ケル成績トー致スルモノデアル．眼精疲螢ト 比較：調節カトノ關係ノ詳細ハ第5，6爾表が示 シテヰルガ，之迄第7，8劇甚ノ如ク要約毘來
ノレ．
帥チ作業前ノ實性比較調節力係数が健常係数
第2表 比較調節力曲線内面積ノ雨池分布
i ＝．，
cm一
O．1一一 1．0 1．e一 2．0 2．0一一 3．0 3．e一 4．o l 4．0一 5．0
月
5．0一 6．0 6．0一 7．0 7．0一一 8．0 8．0一 9．O g．e−lo．0
10．0−11．0 11．0−12．0 12．0−13．0 13，e−14．0
4， 14．e一一15．e
望
15．0−16．0 16．0−17．0 17．0−18．0 18．0−19．0 29．0−20．0 20．e−21 ．0 21．0−22．0 22．e一一23．0 23．0−24．O li516evi，一16
925．0−26．0
26．e−27．0
？， 27．0−28，0
1計1 M g
Gu a
VJ m
R
封 照 者
實三部
4 7 5 13 io 10 11 7 7 2 5 1 2 2
痛性部
1
87
6．81
±3．29 土0。35 5．3＋．O．09
6iO．29 5 5 2
0r 5
11 11 7 7 7 9 6 4 3 2
1
1
1
87 7．03
±3．85
±O．41 13．8±O．06
8：：ヒO．22
實四部＋
虚性部
2 4 5 7 5 5 7 6 4 4 5
ユ2
4 5 3 3 1 1
1
3
87 13．92 土5．e4
±e．54 19．1士O．17
8±O．55
100ヨリ大キナモノハ非眼精町勢者デハ50，0±
1Ll％，眼精疲勢者ヂハ：65．67±5．8％デ，100ヨリ 小サナモノハ非眼精疲勢者デハ大キナモノト同 撒ダガ，眼精疲勢者デハ34．33±5．8％トナリ，
作業前ニハ眼精疲三者デハ實性此較調節力係数 ノ大キナモノが多イガ，作業後ニハ100以上ノ モノハ非眼精疲勢者ヂハ70．0±10，2％トナツテ 増加スルガ，眼精疲勢者デハ梢減少シテ59．71
［ 2 ］
±5．99％トナリ，100以下ノ者40．29土5．99％1・
ノ差ハ統計學上有意ヂハナクナル．依ツテ員艮精 疲：勢者デハ，作業前ニハ眠性部ノ大キナモノが 相一三イガ，作業後＝ハ之が減少スル傾向ガァ リ，非眼精疲義者ヂハ，作業前＝ハ湿性部係激 10⑪ヨリ大キナモノト小サナモノト相年バスル ガ，作業後信實曲部ノ大キナモノが増加スル傾 向ガアルト言ヘル．
虚性比較調節力係数ハ，非眼精疲勢者ヂハ50
−100ノ聞二介在スルモノハ8⑪．0士8．9％ヲ算ス ル昌反シ，眼精疲勢者デハ32．84±5．73％デア
第3創
り，而モ5⑪以下ノ者ハ，磁針精唾壷者デハ1例 モ存在シナイノニ比シ，眼精疲：勢者デハ67．16
±5，73％ノ多激ヲ三一，而モ作業後50以下ノモ
・ノハ82．0±4，6896トナツテ盆1々増1加スル傾向ヲ 示シ，非服精疲螢者ノ歌謡ト比較スルトキハ注 目スベキ差異デアル．帥チ眼精疲：勢者デハ∫作 業前回轟虚脚部係激5⑪以下ノ者が過工数ヲ占メ ルガ，作；業後日ハ墨倒的多数トナル．
も
而シテ實恥部封虚性部ノ比率歌態ノ良否が眼 精出牢後現ノー要因ダト穣七ラレテヰルカラ，
以上ノ事實ヲコノ弓隠關係カラ親臨スルト，實 作業前後ノ實性比較調節部ト虚性比急調割下ノ比率
被二 一 者號
1
2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16
ユ7
18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
比 前 1；O．95 1：0．53 1：0．25 1：2．03 1：1．4 1：0．45 1：3．4 1：0．41 1：0．36 1：2．43 ユ＝7．6 1：0．56 1：1 11＝O．61 11・0・49 1＝O．24 1＝0。17 1＝0・82 1＝0．4 1＝O．91 1：1．38 1：2．73 1：2．85 1：0．89 1：0．16
［ 1：r．71
： 1：0．85
1i，6S4 後 1：0．95 ユ＝0．7 1：0．29 1：1．51 1：0．81 1：0．3 1：8．68 1：0．31 1：0．4 1：3．09 1：1．58 1：0，35 1：0．44
比較 不攣 小 小 大 大 大 小 大 小 小 大 大 大
鳳05 小
コ
291i，⑪．12 1 1、。．18
1
1：0．2
1：G3
1：0．62 1：0．63 1：0．27 1：0．4 1：1．51 ユ＝1．15 ユ＝1．25 1：0．61 1：0．17 1：e・48 1：e．78 1：0．68
大 小 小 大 大 大 小 大 大 大 小 大 大 大 小
同番1富
者號 前
S−M1一一一 ny t4一一L
鎚
30 31 32 33 34 35 36 37 E8 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 5S 54
1：0．78 1：e．25 1：e．52 1：1．33 1：1．33 1：0．61 1re．76
s1：2． 9
1：0．69 11二〇．89 1：1．23 Z：1．56 1：0．43 1：e．1
癖 比
1醐1前
旨
率
、轟陰1
ユ：0．94 ｝1：0．92 1
i1；0．1511：0 ｝ 1：2．⑪2 ユ：3。99 11＝0．64
1 1＝1．19 1：1：l1
1｝：1：14
1：1．G4
55 ／1：0．4 56 11：2．09 57 ヤ1：5．44
58い・2・7
1：0．28 1：e．62 1：0．88
1：Ll
l：O．61 i 1：1．6 ， 1：1．65 ユ：0．92L 1：0．57 i l：1：1劉
ユ，o．121 1：0．14
1
1：1．16 1r1 98 i エ＝O．2i 1：1．25 1
，1：0．85 工：O．Oアi lig15，
llgi2Z l illlg51 1：ユO．08 1：e．．ofi
小 小 大 大 不墾
小 大 小 大 大 大 大 小 大 大 大 大 大 小 小 大 小 小 大 大 大 小 大
59 60 61 62 63 64 1 65
5
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68 69 70 71 72
1：e．47 ユ＝o．24 1：1．31 1：0．70 1：0．95 1：1．49 1：4．2 ユ＝4．1 1：2．59 1：1．03 1 1：1．1 i 1：2．62
後1比較
E
・・。．5i小
ユ＝0．45 1：3．14 1：0．69 1：1．25
1，： 1 ．S6
1：3．49 1：1．62 1：2．22 1：1．03 1：0．66 1：0．91
1＝2．16 1＝1．35 7311、。。731，0．69 7411，0．911、0．69
75 11＝2．87 ｛1＝1．92
76i1、1．3列1，L13
771k，⑪．73 1 1，0．76 ヒ
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g
1
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1：0．83 1：2．72 1；2．44 1ze．76 1：1．e5 1：1．33
／i・ 1：3．15 1 1：3．11
小 小 大 小 小 大 大 大 不乙
大 大 小 大 大 大 大 大 小 大 大 大 大 小 大 大 大 大 大
［ 3 ］
ち1
圃
被番 記 者號
1 2 3
4
5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15 16 17
エ8
19 2窺 21
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23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43
第別表 f乍婁聡i浦な後ノ上ヒ尊交轟斑霞行力1職准泉内面一程童
帝 1．@ 碍 A−M ＝R±SSifi趣 一 一 皿
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6．10 2．76 g．46 11．30
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6．50 ア．34 12．40 8．42 11．86
し lg．．eo l s． 一 一 i
4．48 2．94 6．40 8．08 7．86 s．eo 9．22 8．00
後 8．59 8．99 10。ユQ 6．ユ⑪ 6．8，3
14．76 1．26 1e．70 工2．22 3．36 7．50 12．42 15．36
11．Lr｝il．
g．eo 8．20 3．5嗅 9．34 12，30 Z5．4G 6．78
s．：・．0
5．66 Je．of）
4．00 4．64
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7．28
5．3−e．
or．S4 7．a6 10．00
記、是 f四
十 O．7
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一一Z．soe 十〇．44
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享き：181
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1e．64 i 十2．22
」
11．90 Z5．56 1．32 4．58 7．28 6．70 9．50 4．40 7．50 7．24
十1．46
＿。．4i
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1・｝蓬自性部，面涯萱 cm1
前 1 後 1増
1 【
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−e，92
一一P．28 十1．72 十1．76 十2．2
一一Q．28 十〇．54
［1
十〇，46 十〇．9
−O．76
一一Z．62 十〇．06
t
5．82
／1．10
7．70 17．62 4．CJO 9．10 6．00 3．30−
1．eo O．76 4．80 2．eo 4．e6 8．60 19．66 2．90 1．18 4．74 6．60
8． ：・0
4．26 9．62 i
5．80 ！
10．48 i 3．72 1 5．60 li
9．32 11．44 1e．50 1 4．58
s．．ro ！
13．so 1 7．10 i 6．82 1 5．30 3．90 10．94 7．84 9．78 9．e4 10．60 5．78 6．2e 10：20
3．80 0
．5．70
14．52
i．．OO
7．96 6．28 4．2il O．64 2．60 3．80 0．72 2．56 9．04 16．40 2．54 2．Ie 6．90 5．46 7．S4 4．eo
6．7・ 6
6．00 10．60 4．10 3．80 3．56 13．48 6．20 3．10 4．3e 11．20
4．．82
6．10 4．30 3．12 6．64 8．7e s．ee Jr．e8 9．70 4．50 4．28 8．66
一一Q．02
−1．1
−2．0
−3．1
th 3−9
一一P．14 十〇．28 十〇．94 一．e．4
十Z．84
−1．0
一一P．28
−1．5 十〇．44
−3．26
−O．36 十e．92 十2．Iro
一一P．14
一一Z．96
−O．26
−2．86 十〇．2 十e．12 十〇．38
．一P．8 p」r．76 十2．e4
−4．3
一一一P．48
−1．2
−2．3
一一Q．28
一一Z．72
−1．0
−O．78
−4．3
↑ l i
｛
＋0・861
1 一＿P．78
＿3。96
−o．9
−1．28 一ユ・92；
．＿k54 i ユ2．02
8．40 11，50 22．16 12．50 16．76 14．5e 10．58 9．00 6．10 9．40 7．ee 6．eo 10．ユ8 27．72 8．98 6．00 8．36 工6．20 1フ。02 7．12 11．92 9．90 14．52 7．34 9．76 12．88 16．54 15．36 1e．82 工1．50 ユ8．20 12．28 16．10 9．60 6．30 16．74 ユ3．32 12−52 15．22 18．90 9．90 8． 20
17．24 t
7．90 5．8e 10．60 21．84 5．90 14。ユ6 12．72 9．24 8．96 6．30 9．90 6．08 4．24 9．94 23．44 7．60 6．70 9．10 13．3e 13．28 6．56 8．7e 9−70 15．36 7．50 9．50 7．46 15．62 10．80 7．70 ユO．46 17．02 9．08 14．10 10．32 7．28 14．64 11．90 11．28 11．72 18．9e 7．86 5．66 15．76
＝劉
：一g−lg，，
：一ii．！．2
ii ，oz4一
：一：i・i22
i欝
！i．17，i
ig，s−3
！ogl：・g，
：一F・lii
≡；蕪
i3zli，
：一g，i．1・：
：gl，4
i2i1・2・i
1
性部封虚性部ノ比率ガ1ヨリ大キナモノハ，非 眼精疲勢者ニアツテハ作業前昌ハ皆無デ，作業
後目僅カニ15．O±7．9％トナル＝過ギナイガ，
眼精疲勢者デハ作業前既二62．69±5．9％ノ多敷
t 5 ts
ヲ算シ，作業後・・74．63土5．31％二増加スル．
帥チ眼精一一者デハ比率歌態ノ悪イモノが過牛 数ヂ，作業ハ晴々之ヲ増加スル．
．萩原氏ニヨVバ，コノ比率ハ近業時昌ハ略々 1：2．4程度が好適ト）コトヂアルカラ，コノ素 性部ノ小サナコトハ，多言ヲ要スル迄モナク，
眼精疲勢者二言ケル：重要ナー特徴ト考ヘルコト が出來ル．虚性部ノ小サナコトハ，調節丁張緩 解二野スル潜在性能力ノ減少ト考ヘラレルカ
ラ，鋼球槍玉ノ如キ重近業ヲ職業的昌持綾スル 場合ハ，實性比較調節力，帥チ潜在性調節増彊 能力ハ：多少大トナル傾向ハァルガ，之ハ却ツテ 作業ニョリ侵害サレ易ク，一方二於テ潜在性調 節緩解能カバ次第二一トナリ，，而モコノ傾向ハ 作業＝ヨリ愈々促進サレルモノデアツテ，之等 が眼精疲勢ノ獲現ニトリ輻稜機能障害ト相倹ツ テ重要ナー役割ヲ演ズルモノ㌧思考サレル．
m．結
鋼球検査女エ員87名二就テ，萩原氏「ハプロ スコー・…プ」ヲ用ヒ，比較輻一群ヲ測定シテ比較 輻韓力曲線ヲ描キ，コノ曲線内面積ヲ二十計ヲ 以テ測定：スルコト＝ヨツテ比較調節力ヲ概観ス ルコ1トニシタ。ソノ結果ハ，
わ 工員ノ挙均値ハ，實性JE二較調節部ハ6．81
論
Cm猛C虚性比較調節部ハ7．03cm2，向性部＃1虚性部
・・ノ比率ハ1：1．03デアリ，略々同年齢ノ同性劃 二者ノ卒均値ハ夫々5．3cn12，13。8cm2，1：2．6デァ
ツタ．
2）作業ハ比較調節力ヲ減邊サセルガ，ソノ 影響ハ特二虚性比較調節力二於テ著明デアル．
第5表 非眼精疲努者ノ比較調節力係数及ビ此李
被番 者號 1 2 3 4 5 6 7
8
9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
實性比較調節 力係数
前 117
33 163 84 154 224 55 148 72 86
ユ33
76 91 89 133 109 52 157
ユ44
98 後 115 141 ユ27 154 2eo 224 86 179 92 138 133 89 87 ユ08 133 15D 60 173 116 80
増 減
コ 2
十 108 一 36 十 70 十 46 0
十 31 十 31 十 20 十 52 0
十 13
十
十 十 十
4 19 0 41
8 16 28 18
虚性比較調節 力係数
前 91 96 86 88 81 115 63 70 55 127 142 76 76
ヱ00
75
−78 71 76 66
5n＋
後 67 S6 76 69 68 94 55 54 42 105 118 78 45 81 62 48 57 7e 57 35
増 減
一一 24 一一 10
一 10
一一 19
一 13 一 21
−d 8 一 16
一一 13
22 24
2
31
比 前 1：2．03 1：7．6 1：1−38 1：2．73 1：1．33 1：1．33
1：29 後
1：1．23 1 1：0．7s
l
調節衰 弱の有 無
一 1
十
一工引1・2．87 1一 13
一一 30 一 ユ4 一一 6
− 9 一 19
1：2．02 1：3．99 1：2．7 1：2．59 1：2．16
1：1．45 ユ：1．88 1：3．57 1：1．28
1：L9
1：1．37
1：1．51 1 1：1．58 1；1．51 1：1．15 ユ＝0．88 1：1．1 1：1．65
1：1．16 ！
L
1：1．98 1：2．3 ：1：2．22 1 1：1．35 1：1・？el 1：1．22 ヱ：0．831
d
十
十
1：2．44t 一
…．・5ド
1：1．25 1 一 1：1．13 i 一
C 6 ］
3） 實性比較調節力係激ノ100ヨリ大キナモ ノハ，非眼精疲勢者ヂハ作業前二50．0％，作業 後＝ハ70．0％トナルガ，眼精疲勢者デハ作業前 ニハ65．67％ダガ，後＝ハ59．7五％二減少スル．
4） 虚性比較調節力係数ハ，非眼精疲劣者デ ハ50以下ノモノハ1例モナク，50−100間ノモ
ノ80．O％＝peスルニ反シ，眼精疲勢者デハ作業 前既昌50−100聞ノモノ3a84％，50以下ノモ ノ67．16％ヂアリ，而モ作業後ハ50以下ノモノ ハ82．09％ヲ占メル＝至ル．
5）實一部到虚性部比率ノ1ヨリ大キナモノ
ハ，非眼精疲勢者デハ作業前；ハ皆無，作業後 モ15・O％ ＝ maギナイガ，眼精疲榮者デハ作業前 三二62．69％ヲ算シ，作業後昌ハ74．63％s及
ブ．
6）之ヲ要スルニ，鋼球検査ノ如キ重近業ヲ 職業的二纏績スルトキハ，實性比較調節力ハ多 少大1・ハナルガ，之ハ却ツテ作業＝ヨリ侵襲サ レ易ク，一方＝於テ盧性比較調節力闘…突第昌小 トナリ，而モコノ傾向ハ作業後＝ハ極メテ顯著 トナルモノデァツテ，是等モ亦眼精疲螢ノ襲現 ニトリ重要ナー役割ヲ演ズルモノト思ハVル．
第6表 眼精疲榮者ノ比較調節力係数及ビ比率
被番 検 者號
1 2 3 4 5 6 7 8 9
ユ0 11 12 13 14 15 16 17 18 四 20 21 22 23 24 25 26 27 28
二二比較調節 力係数 作業前
148 266 104 126 264
JrO 218−
222 100 200 187 323 187 223 143 171 262 187 79 196 113 52 160 213 109 123 138 234
作業後
ユ61
169
ユ90
129 278 23 201 230 63 234 289 208 169 154 66 176 232 290 106 188 75
増 二
十 13
一 9．7 十 十 3 十 14 一 27 一 17 十 8 一 37 十 34 十 102
N一． 115
一 ユ8
一一一 69
一 77 十 5
一一 30 十 103
27
一一 8 一 38
虚性比較調節 力係激 作業前
1
86 1
」
87 1＋ 35 132 1一 28 137 i一 76
1eo 1 一一 g
I129 1＋ 6
133 i一 5 188 1一 46
5E 54 50 68 46 65 34
3−1
91 43 68 76 35 13 9 54
41−
61 86 66 7 36 52 69 5 37 13 47
作業後 59 45 2Z 41 32 79 24 35 75 31 49 83 12 18 16 44 24 43 51 45 5 16 39 36 7 29 14 44
増 減 比
｝作業前
十 6 ［1：0．95 一 9 11：0．53
一一@ 29 ｝1：1．25 ［t一 27
14
十 14
10
十 4
16
十 十
1：1．4 1：0．45 1：3．4 1：0．41 1：0．36 1：2．43
一・211、0．56
−19 11、1 →一 7 ［1＝0．61
− 23 1＝⑪．49
511、⑪．24
7 i 1：0．17 ユ0 1＝0。82 ユ7 1：0．4 18 1 1：a．91 35 i 1：2．85 21 i 1：0．89 2 1 1：0．16 20 ！ ｛：1．71 13 a 1：0．ss 33 1 i：O．84
＋ 2 1 1：0． 12 8 i 1：e．7，8 十 1 ］ 1：0．25 3 1 1：0．52 t
作業後
調節衰．
弱の有 無
1：0．95 1，
1：0．7 1：0．29 1：0．81 1：0．3 1：8．68 1：0．31 1：0．4 1：3．09 1：0．35 1：0．44 1：1．05 1：0．2 1：0．3 1：0．62 1：0．63 1；O．27 1：0．4 トユ＝1．25
1：0．61 1：e．17 1：0．48 1：0．78 1：0．68 1：0．18 エ：O．59 1：0．28 1：0．62
十
十
十
十
十
十 十 十
［ 7 ］
29 30 31 32 33 34 35 36
3デ
38 39 40 41 42 43 岨 45 46 47 48 49 50 51 S2 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67
x
283
8」r
120 152 94 174 150 117 137 143
ユ60 137 150 100 87 94 37 29 114 90 68 181 165 54 43 77 68 78 67 96 118
Z13
174 81 45
工03 1ユ7
78
声7
293 25 137 126 83 141 136 77 1e9 92 121 94 1E7 69 115 100 31 16 95 86 41
ユ47
110 48 33 69 64 107 73 40 87 116 150 113 78 60 125 63 26
十
十
均＿
十
十 十
1−
i一
十 十
十
十 十
十 10 6e
L
17
2阜
11 33 14 40 28 51 39 43
7 31
2ii
lil
訓
1翻
2iI
li
lil
lli
lli 66 39 44 40 42 28
7
42
7
35 43 24
7 5
34 15 29 62 21 8
34 47 60 31 69 ag 27 42 68 84
30r
42 49 38 28 57 65 42 45
68 15 44 27 18 6 7 27 0 7 45 30 4
18 27 4
18 65 18 15 se 39 53 28 49 43 29
2 tr
2C IOO
2，3
30 44 31 22 62 36 32 31
十
十 十
十
1＋
； 1＋
十 十
十
十
2
＋ 24
0
13 24 22 0 15
7
28
2 6 3 i．3
7 11 11 3 3 7
16 8
7 3
2e
1 2
15
pt．2
16
12 1 ユ2h、⑪．9エ
5 li
7 6 5
29 ユO1
L14
Z：O．61 1：0．76 1：0．59 1：0．89 1：1．56 ユ：0．43 1：e．1 1：0．94 工：O．15 1：0．64 1：0．45 1：0，12 1：0．14 1：0．7 1：1．04 1：0．4 1：2．09 ユ＝5．44 1：e．49 ユ：O。24 1：1．31 1：0．7e 1：0．95 1；1．49 1：4．2 1：4．1 1：2．03
］：1．1 工：2．62 1：2．24 1：0．73
1：e．73 1i1．23 1：1．62 1：1．43 ユ：工．46 1：1．48
1：0．61 i 1：1．6 l i：o．g2 l f
1：e．5r7 1：0．55 1：0．12 1：0．14 1：0．92 1：0 1：0．2 1：0．85 1：0．e7 1：e．7 1：0．97．
1：0．62 1：0．13 1：1．52 t：10．08
1 ユ・⑪・5｛
1：0．45 i
1：E．14 ユ＝0．69 1：1．25 1：1．56 1：3．49 1；1．62 E 1：1．e3， i 1：0．66 I t 1＝0．9エ 1：6．3 1：0．67 1：D．6g l t 1二〇．76 1：0．71 1：0， 75 1：2．72 ユ＝0．76 1：1．33 1：3．15 1 1：3．11
十 十 十
十
十 十 十 十
十
十
十 十 十
十
十
十 十 十 十 十 十 十 十
十 十
十 十
：
g
E
第7表 眠性比較調節力係敬
係 数
非 眼 靖密 疲 墾｝ 者
作 業 前
100以上
100以，下 10
〈50．0±11．19b）
10
（se．o±11．lo／，）
作 業 後 14
（70・o：士lo・29b）
6
（so．O±ZQ．29b）
眼 精 疲 勢 出
作 業 ［jti 44
（65・67士5．896）
2tS
（84．33±5．8（／7b）
作 業 後
40 （59．71 t 5．999t．）
1 Z，7
su（40．29±5um．990／．（）ill
t 8 ］
第8表 虚性比較調節力係数
係 数
100以上
99一一50
49以下
非 眼精疲 螢 者
作 業 前 4
（20．0±8．9％）
16（so．o±s．go／e）
o
作 業 後 2
（le．o±6．7e／o）
14
（70・O±10．2e／e＞
4
C20．o±s．ge／o）
眼精疲螢者
作 業 前
。
22
（32．84±5．73e／e）
45
（67．16 1 5．73 O／o）
作 業 後
1 一
（1．49土1．47％）
11
（16・42士4・52％）
55
（82．e9±4．68e／e）
稿ヲ終ルニ臨㍉御懇篤ナル御敢示亜二御校閲ヲ賜 ハツタ倉知教授二深甚ナル謝意ヲ表ス．
主 要 文獣
1）萩原朋，眼糟疲螢ノ研究、日眼，38巻，755頁，
昭9， 2）同人，爾眼覗及輻軽ノ生理．日眼 至書，一v正／2．1，昭19， 3）初見金ヨ即，神経 褻弱患者ノ關係調節力及關係輻嫉カニ就テ。日眼 31巻，50頁，昭2． 4）高橋友治，比較調節
カニ就テ，日眼，25毬，1053頁，1159頁J，大le．
5）須田信漫夫，瞳孔ノ調節及輻榛反慮ノ研究・日 眼，35巻，539頁，昭6・ 6）坂井準八郎，鋼 球樵査工員ノ眼機能云々．十全會雑誌，50巻，72 頁，昭22．
1 9 ）
