• 検索結果がありません。

※※放射線科13-

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "※※放射線科13-"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

201Tl心筋フアントム.シンチグラフイによる 吸収体の影響についての検討

一BuII,seyeProgramによる定量評価一

宏恭鑛※正雄癖 哲也評光夢 柿下

修一ii敏雄ヅポ 瀬戸亀井 利波征矢

※?※?一介正立

井谷安二

-タを比較したBulTseyeである。画像欠損は無 いが半減期計算からの期待値0%に対し比較計数 率は27%の低下を示す。

図2は無吸収体データと腕吸収体データとの比 較である。BulTseye画像の欠損はほとんど無く、

定量データである比較計数率は8%の低下を示す。

図3は無吸収体データと金属吸収体データとの 比較である。Bulrseye画像では中隔に大きな欠 損を生じ、比較計数率も低下する。

〔6〕考察

上記のようになぜ画像欠損が表われる場合と出 ない場合があるのかについて検討した。

ECTの再構成では各方向からの投影データを 収集し装置中でデータ構成ラインを置換し、その 集積場所を点として表示している。吸収体aが存 在すると、a上を通るデータ構成ラインの値が低

くなる(図4-A)。

ここで吸収体aを中心に考えると、aはマイナ スの構成ラインから成り立つと仮定できる(図4

-B)。この図から二つの画像欠損を示すケース が説明できる。

第一のケースとして、吸収体の近くに目的臓器 がある時構成ラインの粗密の差が大きいために画 像欠損を生じ、吸収体と目的臓器が離れている場 合では構成ラインの粗密の差が少ないために画像 欠損は表われない。

第二のケースとして、ある横断面に吸収体が有 るとその横断面全体の計数を低下させるが、隣り の横断面に吸収体が無いとその横断面の計数は低 下しない。図5で(L)のように心臓をすべて含む吸 収体であれば、心臓全体のカウントを下げる。(U)

のように上方のみに影響する吸収体であれば前壁,

側壁の欠損となる。(D)のように下方のみに影響す る吸収体があるときは心尖,下壁の画像欠損とな る。

臨床においては心臓の近く(胸ポケット)にラ イター,キーホルダ等が入っている場合などで画 像欠損が起きる。腕が上がらない患者の場合は体 の横に固定されていれば画像欠損は出ない。ただ し二度収集の場合には計数に影響を与えるため同 一体位としなければならない。腕を胸の前に組ん でいる場合は画像欠損を生じる可能性がある。太 った患者の場合に横隔膜が上がり心臓が横になり 横隔膜が吸収体となり下壁に画像欠損を生じ易い。

以上の事に気を配り臨床での撮影,読影を行な わなければならない。

心筋シンチグラフイのアーチファクトに関する 研究は、これまで定'性的評価を中心に検討されて きた。今回、我々は吸収体の影響を定量的に評価 し、画像欠損の起因について理論的考察を行なっ た。

〔1〕装置

γ-カメラ:400A/T+GPLEコリメータ

(GE社製)

コンピュータ:MaxiStar(GE社製)

〔2〕データ収集

180度/32方向,30秒/1方向 LPO45度→RAO45度CCW 回転半径:20cm マトリックス:64×64

〔3〕ファントム

胸部心筋ファントム(京都科学標本社製)

吸収体

(a)乳房:MixD粉

(b)腕:円柱水(70mmj×100mm)

(c)金属:鉄(40mm×40mm×20mm)

〔4〕実験方法

吸収体のない胸部心筋ファントムをECTベッ トにテープで固定して撮像し、これを無吸収体デ ータとした。この状態のファントムに各吸収体を 設定し下記の実験を行なった。

A)頭部用MixDパックで乳房に相当する物体 を作り胸部心筋ファントムのLAO30.,RAO30・

方向に設定しデータ収集した。

B)ポリエチレン円柱容器に水を満しファントム の左方向に設定しデータ収集した。

c)胸ポケットに相当する位置に金属片を設定し データ収集した。

収集データから同一スライスになるようにBull's eye解析を行なった。負荷時データに無吸収体デ ータを挿入し、安静時データに吸収体データを挿 入した。無吸収体データの収集時間を基準に半減 期計算を行なわせた値を期待値(EXPECT)で表わ し、無吸収体データに対する吸収体データの計数 率を平均洗い出し率(AVEWO)で表わした。

〔5〕結果

図1-3はBulrseye解析プログラムで上記の 実験データを処理し表示した図である。

図1は無吸収体データとMixD乳房吸収体デ

※富山医科薬科大学放射線部

※※放射線科

13-

(2)

瀞臘

エ『

E1似刃TR

pELIW声 T1'2=43 IWEIUp=

M白話IJO=

NXN凶ロー E猯PECT FlREnnEFエN

、路丁。

。NZNS BmNS倉7%

3曹弗219H z閉

XTmN3 曰3%IJp ロ発TQ

RRER=19臼務

oFTgT

▲図1 無吸収体と乳房吸収体の比I鮫

△図4吸収体が存在するECTiljz榊成

一日鬮づ』0トノ【県又卯一便4AⅡソA師-47△負M叩

JELwIW=9 71'2=43愚 FW直側ロー mAXM○黒

ⅡエlIMp=

EXPECT

sBNNZ発鰡路窕IINMB321

1

nREnpEFエNXT 1窕丁□1mNi

3路UO

RREn=lBB路ロ FTDT

▲図2無吸収体と腕吸収体の比較

11

nELRY声12ⅡIIIS T112=43BNzNS lqDEMg=23%

、合Xu0=38%

NZNM0=B髭 EHPECT2%

nELR T112ADE

8823.

△図5吸収体が心臓に与える影劉

円RER刀EFIMェTION悪 2路T、尋B閉u、

RREFI=1②臼路oFTqT

▲図3無吸収体と金属片吸収体の比較

14

鵜( 露iBD

参照

関連したドキュメント

今回の検討でのCambridgeHeart社製CH2000を用 いたTWA陽`性基準は、Valt>19座Vかつaltemans

(表1)。Treadmill運動負荷試験は1分毎に心

 第1期では、MRI装置導入まもなくであることと

REMAT の国内派遣は規程されていませんでしたが、未 曾有の災害に放医研は全所的な対応を行い、2011 年 3 月 12

(ヘリウムイオン=アルファ線)用 1 基の、合計 2 基の デュオプラズマトロン型負イオン源(Model 358)を設

て物性を変化する高分子素材 1) を使用しており、熱を加え ることにより、加温した部位に内包した薬剤を放出させる ことができます

curve; TAC)に対し、コンパートメントモデルを用いた解析

れたが,また一方RI ,中性子発生装置の使用許可な