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Academic year: 2021

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巻頭言

秋田県立大学 学長 小林淳一

秋田県立大学ウェブジャーナル

B

は、本学教員の研究活動を速報的に伝える ものである。情報ネットワーク環境が整ってきた現在においては、広く情報発 信する場として最適である。

さて、研究で一番大事なことは、どんな研究テーマを設定するかである。極 論すれば、研究成果の良否の半分以上がこれにより決まってしまう。通常、大 学における教員研究は、教員の専門分野、今までの研究実績、研究室の研究リ ソースなどを考え、研究テーマの設定が行われている。この場合は、シーズオ リエント型の研究テーマとなり、先端的で将来の社会を引っ張る大学ならでは の研究テーマであれば理想的である。しかし、現実問題としてはなかなか難し い部分を含む。一方、大学に対しては、社会や地域を支える産業の活性化に寄 与する研究成果を数多く出すことがますます強く求められている。この場合は ニーズオリエント型の研究テーマとなる。

大学の中では既にこのような状況を理解し、社会のニーズに着目した研究を 進めている教員もいるが、全体としてはまだ少ない。また、このようなニーズ に対する研究は、個々の教員が自発的に行うボトムアップ的なものには限界が あり、地域社会に大きく貢献するためには、大学として戦略的に取り組む必要 性があると考える。この状況は、今までのボトムアップ的な大学での研究活動 とは異なり、トップダウン的なものであり、どのように進めるか大学の中で良 く議論する必要がある。つまり大学での研究マネジメントが求められる。

この研究マネジメントでは、地域の情報に詳しいコーディネータ、部局長、

学科長、それに何人かの教員が集まり、研究テーマ、プロジェクトの枠組みを 指導する。そして研究者を学内から広く集め、場合によっては、外部の人も入 れる。それを学内資金でスタートさせ、進捗、見通しを見ながら、大きな外部 資金にアプローチする。

このような研究テーマをいくつか仕込むことにより、社会ニーズにマッチし た研究を進めることができると考える。大学が社会の要望に応えながら、

知の 拠点

として認められ、発展していくためには、研究マネジメントは今後大学運 営の大きな柱になるのではないだろうか。

2017

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参照

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